ユナイテッド航空のマイレージプラス
「マイレージプラス」は、世界最大規模の就航地数を誇るアメリカのユナイテッド航空が提供しているマイレージサービスです。 「アメリカの航空会社ではマイルが貯めづらいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、マイレージプラスは日本でも使いやすいサービスといえます。
こんな人におすすめ
ユナイテッド航空は、世界最大級の航空連合「スターアライアンス」に属している航空会社です。スターアライアンスには、日本のANA(全日空)も加盟しています。
マイレージプラスで獲得したマイルは、ユナイテッド航空のフライトだけでなく、ANAを含むスターアライアンス加盟各社のフライトでも利用可能です。 スターアライアンスには世界各国の大手航空会社が加盟しており、世界中の航路を網羅しています。そのため、マイレージプラスは、ANAを含むさまざまな海外便を頻繁に利用する人におすすめです。
クレカ次第では陸マイラーにもおすすめ
提携パートナーのクレジットカードを使えば、普段あまり飛行機を利用しない陸マイラーも、マイルを貯めやすくなるでしょう。
マイレージプラスを利用できるクレジットカード「マイレージプラスカード」は、クレディセゾン・JCB・アメックス・ダイナースなどが発行しています。 これらのカードから、より還元率の高いカードを選ぶことが、マイレージプラスを効率よく貯めるポイントです。
陸マイラーなら、普段からよくクレジットカードを利用していることでしょう。マイレージプラスの還元率を意識して利用するカードを選べば、よりマイルを貯めやすくなります。
マイレージプラスの魅力
貯めやすく使いやすい、マイレージプラスの魅力を紹介します。有効期限や還元率、利用できる航空会社などをチェックしておきましょう。
高還元率なうえにマイルの失効リスクなし
かつてのマイレージプラスには、18カ月の有効期限が設定されており、期間内での獲得・利用により有効期限が延長されるシステムでした。 しかし2019年8月、マイルの有効期限は撤廃されました。失効リスクがなくなったことで、焦らず貯め続けることが可能です。
還元率が高いことも、マイレージプラスの魅力といえるでしょう。選択するクレジットカードによっては、最大1.5%の高還元率を実現するカードもあります。 ANAやJALのマイルを貯める場合は、最大でも1%の還元率が限界といわれており、マイレージプラスの還元率は業界でもトップクラスです。
ユナイテッドのマイルでANAに乗れる
マイレージプラスを発行するユナイテッド航空は、ANAと強力な提携関係を結んでいます。獲得したマイレージプラスで、ANA国内線の特典航空券を利用することが可能です。
予約日やフライト内容によっては、ANA自体が発行するマイルより少ないマイル数で、お得に特典航空券を利用できる場合があります。ANA国内線の乗り継ぎに関して自由度が高いことも、マイレージプラスで利用する特典航空券の魅力です。
マイルが貯めやすく使いやすい
マイレージプラスは、ユナイテッド航空やANAのフライトだけでなく、スターアライアンス加盟航空会社による世界中の空路で貯められます。
プレミア会員になればさらにマイルが貯めやすくなるほか、「MileagePlus Shopping Japan」に登録すれば、多くの加盟店でのオンラインショッピングでもマイルを貯めることが可能です。 貯めやすさだけでなく使い勝手が良いことも、マイレージプラスの魅力でしょう。
マイルで発券した特典航空券は、本人の使用に限定されず、ほかの人にプレゼントすることも可能です。 フライト利用だけでなく、食事や観劇などにも利用できるほか、楽天スーパーポイントへの交換も可能です。
特典航空券を利用する場合の注意ポイント
マイレージプラスは、特典航空券をお得に交換できることが魅力です。しかし、以下に挙げるようなポイントにも注意しておく必要があります。
時期によって必要マイル数が変動する
マイレージプラスは特典航空券をお得に利用できるメリットがある反面、発券時期によっては必要マイル数が高くなることに注意が必要です。 マイレージプラスで特典航空券を直前に発券する場合、かつては割高の発券手数料が必要でしたが、2019年11月に廃止されています。しかし、それまで一律であった交換マイル数が変動するようになりました。
例えば、年末年始やGWなどの航空機需要が高まる時期は、交換に必要なマイル数が多くなる可能性が高いでしょう。
よりお得なセーバー特典は座席数が限られる
マイレージプラスで交換できる特典航空券には、エブリデイ特典とセーバー特典という2種類の特典があります。
セーバー特典は、エブリデイ特典より少ないマイル数で交換することが可能です。しかし、座席数が少ないうえ、多くの人がセーバー特典でのフライトを希望するため、予約の確保が簡単ではありません。
セーバー特典の空席情報は、ユナイテッド航空公式サイトの「フライト検索結果」ページにある「特典旅行空席情報カレンダー」で確認できます。 よりお得に特典航空券を利用するなら、セーバー特典の空席情報を常にチェックしておきましょう。
マイルが貯まりやすいクレジットカード3選
マイレージプラスを貯められるクレジットカードの中から、高い還元率を実現しているカードを紹介します。独自の特徴もチェックしておきましょう。
低コストで高還元率 MileagePlusセゾンカード
通常の還元率は0.5%ですが、年会費5000円(税別)のマイルアップメンバーズに入会すれば、マイル還元率を1.5%まで引き上げられます。 さらに、コスモ石油での給油に利用すれば還元率2.0%でマイルを貯められるため、ショッピングとあわせて日常のあらゆるシーンで効率よくマイルを貯められるカードです。
セゾンカードの特典として、西友やリヴィンなどでの買い物時に5%オフとなる日があったり、お得な優待が付いたりするため、節約にも向いています。
MileagePlusセゾンカード|クレジットカードはセゾンカード
1.5%の高還元率 MileagePlus JCBゴールドカード
年会費1万5000円(税別)を支払えば、いつでも還元率1.5%でマイルを貯められるカードです。さまざまな分野で利用できるJCBブランドにより、ショッピングだけでも効率よくマイルが貯まっていくでしょう。
ゴールドカードの特典として、海外最高1億円、国内最高5000万円の旅行傷害保険が付帯します。国内外の飛行機遅延に対する保険が付いていることも魅力です。 国内主要空港のラウンジサービスや、全国の提携レストランが20%オフになる優待サービスなども利用できます。
【公式】MileagePlus JCBカード|新規入会キャンペーン実施中
高級ホテル無料宿泊券特典付き SPGアメックス
マイルの高還元率だけでなく、フライト先の宿泊もお得に利用したい場合は、「SPGアメックス」がおすすめです。 3万1000円(税別)と高めの年会費ですが、宿泊時の利用で1米ドルあたり12.5Marriott Bonvoyポイントを得られます。マイルに移行する際は、6万Marriott Bonvoyポイントごとに、1万5000ボーナスポイントが付与されるため、効率よくマイルを貯められるでしょう。
また、「Marriott Bonvoy」のエリート会員として、世界各地のマリオットやリッツ・カールトンでの宿泊時に、上質なサービスを受けられることも魅力です。 カードを継続利用することで、世界各地のMarriott Bonvoy参加ホテルに無料で宿泊できる特典を、ボーナスとして毎年1回受けられます。
まとめ
ユナイテッド航空のマイレージプラスは、貯めやすく高還元率でありながら失効リスクがなく、ANA国内便の特典航空券にも交換できるマイルです。
マイレージプラスを効率よく貯められるクレジットカードの特徴や魅力を理解し、ライフスタイルに合った1枚を選んでみましょう。