ANAマイルの有効期限と確認方法
ANAマイルには有効期限があり、期限内に利用しなければ失効してしまうため注意が必要です。いくつか用意されている、残高の確認方法もチェックしておきましょう。
最終利用月から36カ月
ANAマイルの有効期限は3年間です。「最後に利用した月から数えて36カ月後の月末」に失効します。
たとえば、2022年5月6日に積算した分は、2025年の5月31日まで有効です。マイルの有効期限内に各種特典へ交換するよう、こまめにチェックしましょう。
航空会社によっては、マイルの有効期限を設定していないケースもあります。しかし、無期限で利用できるマイルは価値が低い傾向があり、特典航空券に交換する際のマイル数も多めに必要です。
なお、ANA独自のステイタス制度で最高にあたる「ダイヤモンドステイタス」を獲得していれば、ダイヤモンドサービスの付帯特典として期間中はマイルが失効しません。
残高の確認方法
貯めたマイルの残高は、さまざまな方法で確認できます。
PC向けウェブサイト「ANA SKY WEB」・スマホ向けウェブサイト「ANA SKY MOBILE」・スマホ用アプリ「ANA」では、ログイン後に「マイル口座残高照会」で確認可能です。
月1回配信される「ANAメールマガジン」には、個別にマイルの残高が記載されています。ANAメールマガジンは、ANAマイレージクラブ入会時に自動配信されるよう設定済みです。
電話で確認したい場合は、「ANAマイレージクラブ・サービスセンター」(0570-029-767)へ問い合わせましょう。現在は新型コロナウイルスの影響で、問い合わせ時間が決まっているため、公式サイトで確認すると確実です。
郵送でもマイルの残高を確認できます。Webの会員ページで「送付物の設定・変更」から、実績通知書と呼ばれる「ステートメント」の郵送希望をしましょう。
特典交換などで3カ月以内にマイル口座の残高に変動があった場合、1回につき500マイルで送られてきます。最大年4回、条件に当てはまった場合のみの送付です。
貯まったマイルの確認方法 | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ
有効期限が迫ったらANA SKY コインに
ANAマイルの有効期限が近くなってきたら「ANA SKY コイン」に交換するのがおすすめです。コインは、ANAの航空券や旅行商品の支払いに利用できます。
ANA SKY コインで航空券を購入すれば、フライトマイルが貯まることも魅力です。コインの有効期限や、交換率を上げるコツについて解説します。
交換月から12カ月が期限
マイルからANA SKY コインに交換した場合、有効期限は「交換月から12カ月後の末日」です。たとえば、2022年6月16日にコインを発行したら、2023年6月30日まで利用できます。
有効期限が迫ったマイルをコインに交換すれば、有効期限を1年延ばせます。ANAのマイルの有効期限は3年(36カ月)のため、ギリギリのところでコインに変えると+1年(12カ月)が可能です。
ただし、マイルからの交換ではなく、各種キャンペーンで獲得した「特典(プレゼント)ANA SKY コイン」は、有効期限が異なる場合があります。
ANAカードによって交換率アップ
ANAマイルとANA SKY コインの交換レートは、原則として「1マイル=1コイン」です。ANAカードを保有していれば、さらに交換率を上げられます。
交換率の上昇度は、カードのランクやANAマイレージクラブ会員のステータスにより異なります。1万マイル以上の交換で、レートが最大1.7倍となるものもあるため活用しましょう。
たとえば、5~20万マイルを交換する場合「ANAマイレージクラブカード」なら交換率は1.2倍ですが、ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズサービスのメンバーであれば、交換率は1.7倍にまで上昇します。
無期限で使う方法
ANA SKY コインに交換する方法以外にも、ANAマイルの有効期限を延ばす方法があります。以下に紹介する三つの方法を確認しましょう。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使う
旅行・食事・買い物など、さまざまなシーンでポイントやマイルを貯められるカードです。利用代金100円につき1ポイントを獲得できるうえ、ANAグループでカードを利用すれば通常の1.5倍のポイントを貯められます。
「ポイント移行コース」に登録することでマイルへの移行もできるようになり、ポイントの有効期限も無期限です。ポイントのまま期限を気にせず貯めておき、好きなタイミングでマイルに移行すれば、実質無期限でマイルを利用できます。
ほかにも「ANAカードマイルプラス加盟店」でカードを利用した場合、通常ポイントに加え、100円あたり1マイルが自動加算されるシステムです。
ANAダイナースカードを使う
「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」と同様に、実質無期限でマイルを使えるクレジットカードです。
カード利用100円につき、1ポイントを獲得できます。1ポイントは1マイルに移行可能です。ただし、公共料金サービスや電子マネーへのチャージの中には200円で1ポイントのレートのものもあります。
貯めたポイントには有効期限やマイル移行上限がないため、じっくりと貯めたマイルを好きなタイミングでマイルへ移行できます。移行手数料もかかりません。
「ANAダイナースカード」も、ANAカードマイルプラス加盟店で支払いに使用すれば、通常ポイントとは別に100円または200円につき1マイルが自動的に積算されます。
ANAダイナースカード | カードラインナップ | ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード
ミリオンマイラーになる
ショッピングの利用などでもマイルは貯まりますが、フライトのみので集められるマイルが「ライフタイムマイル(LTマイル)」です。
「ANAマイレージクラブ」に入会してから現在までに、マイル口座に積算された搭乗分の区間基本マイレージの合計がカウントされます。
ライフタイムマイルが100万に達すると「ミリオンマイラー」のステータスを与えられ、マイルの有効期限が無期限になるのが魅力です。
200万に達した後は、生涯にわたり各空港の「ANA SUITE LOUNGE」を利用できるようになります。
ライフタイムマイルの対象は、ANAグループ運航便と提携航空会社運航便を利用した際のマイレージです。提携航空便利用時は、ANAマイルとして積算した分のみ対象となります。
また、特典航空券の場合は、ANA国内・国際線利用分に限り、マイレージがカウントされます。こちらは、予約時または搭乗後6カ月以内に積算希望の手続きが必要です。
ANAマイルの主な使い道
ANAマイルは、航空券への交換をはじめ、さまざまな利用方法があります。お得に使える主な方法を抑えておきましょう。
特典航空券に交換する
マイルの使い道は、航空券への交換が基本です。マイルを「特典航空券」に交換すれば、ほかのものに利用する場合に比べ、よりマイルの価値を高められます。
特典航空券の対象となる便は「ANA便名の日本国内線全路線」と「ANAグループ便の国際線」です。
対象クラスは、国内線が普通席のみ、国際線はエコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネス・ファーストから選択できます。
必要マイル数は、国内線が片道5000マイル~、国際線は往復1万2000マイル~です。国内線は任意の2区間(往復を含む)まで選択できますが、国際線は片道利用ができません。
特典航空券 | ご予約/旅の計画 | 航空券予約・空席照会 | ANA
座席アップグレードをする
マイルを利用し、国際線の座席をアップグレードすることも可能です。ANAグループ便を対象便とし、1区間(片道)9000マイル~利用できます。
エコノミークラスからファーストクラスへのアップグレードができないことや便により利用できない場合があることなど、諸条件を確認する必要があるでしょう。
一度申し込んだアップグレード特典は、予約便に限り有効です。また、日本の国内線区間は、アップグレード特典を利用できません。
国際特典航空券とアップグレード特典を同時に使うことができない点も、注意しましょう。
クーポンやポイントとの交換
各種クーポン券に交換できることも、ANAマイルの魅力です。交換したクーポン券は、宿泊や食事ができる提携店で利用できます。
「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」「ザ・リッツ・カールトン」など国内外の高級ホテルに宿泊したり、「ジョエル・ロブション」などの高級レストランでの食事を楽しんだりすることが可能です。
マイルを直接商品に交換できる「ANAセレクション」では、高級なグルメ・ブランド・家電製品などを選び、5000マイル~交換できます。
提携ポイントへの交換もおすすめです。「nanacoポイント」「Tポイント」「TOKYU POINT」など実用性の高いポイントに、「1マイル=1円」相当のレートで交換できます。
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まとめ
ANAマイルの有効期限は、最後に利用した月から3年間です。ANA SKY コインに交換すれば、期限を1年間延ばせます。
クレジットカードを利用したり、ミリオンマイラーになったりすることで有効期限を無期限にすることも可能です。
期限が近づいてきたら、失効して無駄にすることのないように、特典航空券やクーポンなどへの交換を検討しましょう。
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