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PASMOでポイント還元を受け取るには。登録や受け取りについて解説

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2022.03.16
by ドットマネー編集部

ポイント還元を活用しよう

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2019年10月より「経済産業省」主導のキャッシュレス・ポイント還元事業が行われていました。対象店舗では、キャッシュレス支払いによる「ポイント還元」が実施されていたのです。どのような政策だったのか、事業の内容やポイント還元の対象になる決済手段を確認しましょう。

キャッシュレス・ポイント還元事業とは

キャッシュレス・ポイント還元事業とは、対象店舗においてキャッシュレス決済を行うと決済金額の最大5%が「キャッシュレス決済事業者」から「消費者」へ還元される事業です。 

経済産業省では「25年までにキャッシュレス決済比率40%にする」という目標を掲げています。キャッシュレスによる生産性向上や、消費者の利便性向上が目的です。 また、19年10月1日の消費税率引上げに伴う、消費の冷え込みを抑制するという狙いもありました。期間は19年10月1日~20年6月末までで、それ以降の還元は今のところ発表されていません。 

キャッシュレス・ポイント還元事業(キャッシュレス・消費者還元事業)

キャッシュレス決済の種類

対象となるキャッシュレス手段は「購買に繰り返し使える電子的な決済手段」と定義されています。具体的には、クレジットカード・デビットカード・電子マネー(プリペイド)・スマートフォン決済(QRコードなど)です。 

「デビットカード」は、代金が直接銀行口座から即座に引き落とされます。クレジットカードのように、口座残高以上にお金を使いすぎる心配がないのが特徴です。 

電子マネーは「楽天Edy」や「WAON」などに代表される決済方法で、事前に専用カードやアプリへ金額をチャージして使います。「Suica」や「PASMO」などの電子マネー機能が付いた交通系ICカードもありますが、事前登録が必要な点に注意しましょう。 

「スマートフォン決済(QRコード)」はQRコードやバーコードを読み取るか、専用の端末にスマホをタッチして支払いを行います。

PASMOもキャッシュレス還元の対象

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PASMOは、電子マネー機能を備えた「交通ICカード」です。鉄道やバスなどの乗車券としてはもちろん、ショッピングの支払いにも使えます。PASMOもキャッシュレス還元の対象ですが、利用時における注意点を押さえておきましょう。

還元対象店舗

キャッシュレス還元事業に限らず、PASMOが使える店舗にはピンクの「PASMOマーク」があります。さらに、ポイント還元対象店舗には「キャッシュレス・消費者還元事業のロゴマーク」が貼られています。 これは経済産業省の商標で、CASHとLESSの頭文字である「C」と「L」を用いたデザインです。ロゴマークがない店舗では、PASMOが使えてもポイントは還元されません。 

コンビニなどの店舗でPASMOを利用する際は、PASMO利用の旨を伝えてカードリーダーにPASMOをタッチしましょう。

なお、PASMOには本来、電子マネー利用による「ポイント付与制度」はありません。 しかし、今回の事業ではキャッシュレス・消費者還元事業の対象となっていました。対象店舗で支払いをすると、2%または5%のポイントが還元されたのです。 

PASMO(パスモ)-電車も バスも PASMO

2%と5%の違い

キャッシュレスのポイント還元率は、2%と5%の2種類があります。

5%の還元対象となるのは、原則として「中小企業基本法」で定義された「中小・小規模事業者」です。サービス業・小売業・飲食業と業種はさまざまですが、金融商品取引業者などは含まれません。 

一方、2%の還元対象になるのは、ファストフードやコンビニ、ガソリンスタンドなどの「フランチャイズチェーン店舗」のうち、中・小規模にあたる店舗です。 具体的な対象店舗は「一般社団法人キャッシュレス推進協議会ライフスタイル」が提供する「ポイント還元対象店舗検索アプリ」や、経済産業省のHPで公開されている「対象店舗検索のためのホームページ上の地図機能」から検索できました。

モバイルPASMOも還元される

「モバイル PASMO」は、PASMOのモバイル版です。カード同様にポイント還元事業の対象で、対象店舗で電子マネーを利用すると2%または5%のポイントが還元されました。

モバイル版も還元を受けるためには、通常のPASMOと同じようにサイトからの登録が必要です。 アプリでは「モバイルPASMO」または「モバイルPASMO定期券」を発行できます。

さらに、クレジットカードを登録しておけば場所を選ばずにチャージができるうえ、任意の金額を設定して自動チャージを行う「オートチャージサービス」も利用できるようになり便利です。 

モバイルPASMOが利用できるのは、Android6.0以上かつ最新版のおサイフケータイアプリがインストールされている端末のみとなります。

・アプリ名:モバイルPASMO
・価格:無料
・Google Play:ダウンロード

電車やチャージは還元されないので注意

「PASMOのチャージで大きくポイントを貯めたい」という人もいるでしょう。残念ながら、チャージやバス・鉄道などの交通機関の利用はポイント還元の対象外でした。 

PASMOで還元されるのは「PASMOのロゴマーク」と「キャッシュレス・消費者還元事業のロゴマーク」の両方がある店舗のみです。なお、キャッシュレス還元分が「その場で値引きされる店舗」でも、ポイントは付与されません。

まずは登録しよう

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今回の還元事業において、クレジットカードや多くの電子マネーはキャッシュレス決済をすると、自動的でポイントが還元されます。ただし、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードは、ポイント還元を受けるための「事前登録」が必要です。

登録の流れ

PASMOの場合、登録なしではポイントは還元されません。ポイント還元事業が終了する2020年6月30日23時59分までに手続きを完了させましょう。 
(※現在は終了しています)

登録するにあたって、PASMO(カードまたはモバイルPASMO)とメールアドレスを手元に準備します。最初に「PASMOキャッシュレスポイント還元サービス 会員仮登録(入力)」のページにアクセスし、メールアドレスを入力しましょう。 15分以内に入力しなかった場合はタイムアウトとなり、エラー表示が出てやり直しとなります。入力が完了すると、メールアドレスに本登録用URLが送信される仕組みです。 

「本登録ページ」で、氏名やPASMO ID番号などの必要事項を入力しましょう。メールアドレスに「登録完了通知」が届けば、登録は完了です。 本登録の際にID番号などを間違えて登録してしまった場合は、マイページから一度退会し、再度入力を行う必要があります。 

会員仮登録(入力)

ポイントの確認方法

ポイントの付与状況は、PASMOキャッシュレス還元サービスサイトの「マイページ」から確認できます。登録時に設定したメールアドレスとパスワードでログインしましょう。 

マイページで確認できるのは「前月までの各月のポイント合計」「各集計期間のポイント合計」「各集計期間の確定ポイント」の三つです。 

獲得ポイントはその場ですぐに確認できるわけではなく、基本的に「翌月」にマイページに反映されます。反映まで最長1カ月かかる場合があることも覚えておきましょう。マイページでは、メールアドレスなどの会員情報の変更も行えます。 

マイページログイン

還元の受け取り方法

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PASMOでは、ポイントの集計期間・還元期間・還元場所が設定されています。還元期間を超えたポイントは失効して使えなくなるため「いつ・どこで還元されるか」をきちんと把握しておきましょう。

集計期間と上限について

ポイントの集計期間は「第一期~三期」までの3回です。下記期間で集計されました。

・第一期:2019年10月1日〜12月31日
・第二期:2020年1月1日〜3月31日
・第三期:2020年4月1日~6月30日

各期間内で集計されたポイントはあらかじめ決められた「還元期間」に還元されます。

第一期分は1月に還元されており、第二期分と第三期分は「7月」に還元されました。第二期分は4月に予定されていましたが、コロナ感染拡大防止のため7月に延期されたのです。 

PASMOは、カード・モバイルともにチャージ上限は2万円です。PASMOの残額と還元額の合計が2万円を超える場合は還元の受け取りができないため、残高を減らしてから還元の手続きを行いましょう。

還元場所は駅ではなくATM

PASMOのポイントは、自動的に電子マネーに積算されるわけではありません。集計期間を経過すると、利用者のメールに「還元ポイント」と「還元方法」が記載された通知が届きます。 

第一期は1月で、第二・三期は7月です。第一期分の還元場所には「駅」が指定されましたが、コロナウイルスの感染拡大予防のため、第二期・第三期は「セブン銀行のATM」での無人還元になりました。 

獲得したポイントは、1ポイント=1円に換算され「10円単位」でPASMOにチャージされます。(2020年5月12日時点)

PASMO(パスモ)キャッシュレスポイント還元サービス|TOP

PASMOの紛失やポイントの失効に注意

ポイント還元にあたり、特に注意したいのが「付与されたポイントの期限」です。還元の案内メールに記載された「還元期間」を過ぎると、ポイントは失効します。失効したポイントは復活しないため、期限内に利用しましょう。 

PASMOの紛失にも、注意が必要です。記名人のみが利用できる「記名PASMO」は、紛失再発行手続きを行えば再発行後のPASMOにポイントが自動的に引き継がれます。 しかし、誰でも利用できる「無記名PASMO」は再発行手続きができません。そのため、購買に伴うポイントの還元は受けられなくなります。

まとめ

通常、PASMOには、基本的に電子マネーの利用によるポイント付与制度はありません。

ただし、今回のキャッシュレス・ポイント還元事業では、ポイント還元の対象とされていました。ポイント還元を受けたい人は、事前登録が必須です。 

2022年3月現在はキャッシュレス・ポイント還元事業は行われていません。今後何らかの形で再開される可能性もあるため、ニュースをこまめにチェックしましょう。

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