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旅行業界における新型コロナ対策。3密対策や飛沫予防は?

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2021.08.20
by ドットマネー編集部

新型コロナの観光への影響

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新型コロナによって、さまざまな業界がダメージを受けているのはご存知の方も多いのではないでしょうか。 その中でも最もダメージを受けたのは、観光業です。 具体的に、新型コロナが観光業へどの程度のダメージを与えたのか、そして観光業がこの危機的状況をどのように乗り越えようとしているのかを解説します。

旅行業界は大打撃

飲食業や運送業など、新型コロナにより多大な経済的影響を被っています。旅行業界もまた、最も大きな打撃を受けた業界の一つと言えるのではないでしょうか。 2020年3月に訪日した外国人観光客数は、前年と比べてなんと93%減となり、旅行に関するさまざまな業種に影響をもたらしているのです。 

JR北海道が一時帰休を実施したり、緊急事態宣言の影響もあり数十年以上も続いている旅館や温泉施設が休業し、それにより経営苦境に立たされたりといった事態も発生しているという具合に、事態は非常に深刻です。 

政府としても、旅行業界に対しては給付金の支援策などさまざまなケアに着手していますが、観光客の減少という根本的な問題が解決に至らない以上、旅行業界は不透明で不安な状況に、今後も晒され続けることになります。 

出典:訪日外客数(2020 年 3 月推計値)|日本政府観光局

観光アピールの仕方に工夫が必要になった

新型コロナの影響は世界中にかけて広まっており、収束するには長い期間がかかると見る専門家も少なくありません。 危機的状況を迎える旅行業界においては、これまでのように「地域や観光施設の魅力」をアピールするだけではなく、「どのような予防対策・三密対策を行っているか」も重要になってきます。 

また、これまでのように外から観光客を呼び込むだけでなく、地元の人にも利用してもらえるような観光アピールが必要になってきました。

旅行は当面やめるべき?国民の意見は?

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新型コロナの影響下において、「不要不急の外出は慎むべき」という意見も多くあります。旅行を不要不急の外出として、やめるべきという声は、緊急事態宣言が解除された今もよく耳にするでしょう。 

しかし、元々日本は観光業が盛んな国であり、観光好きの人も多くいます。そうした人達が実際にどのように考えているのか、また「やめるべき」という意見の人でも、いつからなら旅行に行っても良いと考えているのかを、株式会社JTBの調査結果を元に見ていきましょう。

「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行再開に向けての意識調査(2020)」|株式会社JTB

国内旅行に行きたい人は多数

調査結果を見てみると、回答者の中で「実際に可能かどうか」はさておき、「旅行に行きたい」と考えている人が多数派です。 特に30代以下の若い世代に関しては、その傾向が特に強くなっています。特に旅行経験者であるほどに、旅行をしたい欲求を持つ人は多いと言えそうです。

まずは近隣からという考え

アンケートの回答を見てみると、旅行を検討している人のうち、特に海外旅行に関しては慎重になっている意見の割合が多いように見受けられます。 調査結果によれば「今旅行したり、計画を立てたりするのは世間体が悪い」という意見が増加し、また「旅行先の正確な情報が国内より足りないと感じる」という回答も、国内と比較して高めです。 

海外よりもまずは国内。地元住民を対象としたキャンペーンなどを積極的に行っている自治体も多く、まずは近隣からと考える人は少なくないでしょう。

いつから旅行を再開する?

「いつから旅行を再開するか」という質問に関しては、「治療薬やワクチンが完成し効果が出てから」「WHOが全世界のコロナの終息宣言をしたら」という回答が上位であり、治療や予防・事態の収束を指針としている人が多いようです。 

また上記よりは少なめですが「周囲からとがめられなくなったら」「自治体が来訪自粛要請をやめたら」という意見や、「国際線、国内線の航空機の運航や鉄道の運行本数が正常に戻ったら」「ふっこう割などの旅行支援が始まったら」という回答も見られ、利便性やお得感を気にしている人もいるようです。

交通機関の新型コロナ対策

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緊急事態宣言も解除され、現在は都心を中心に交通機関の運航は正常に戻りつつあります。その中で、飛行機や鉄道など、三密になってしまいやすい交通機関ではどのような対策を行っているのかを紹介します。

飛行機

「定期航空協会」のガイドラインでは、従業員側と利用者側それぞれに対する対策を講じています。 まず、従業員側への対策としては以下のようなものを挙げています。

・健康管理(主筋前に体温や症状の有無の確認)
・通勤時のマスク着用、混雑時間帯の回避
・勤務中の定期的な手洗い、消毒、マスクの着用、ゾーニング
・従業員の意識向上など

また、空港の利用客については、以下のような指導を行うように航空会社に促しているようです。

・SNSやポスターを用いた注意喚起
・三密を避ける
・こまめな換気マスクの着用、消毒の徹底

また飛行機に搭乗する際にはマスク着用の徹底や、体調不良者への事前喚起、重症化リスクの高い高齢者や子供への対応をより慎重に行うことなどを挙げています。 

【航空分野における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン】の公表について -プレスリリース- | 定期航空協会

鉄道

鉄道会社でも、新型コロナ対策を行っています。 まず利用者に対しては、テレワークや時差出勤を呼びかけ、混雑の緩和を試みています。マスク着用、会話を控えめに行ってもらうといった協力を呼びかけ、飛沫感染防止を広めようとしています。 

運転手をはじめとする従業員については、健康確保の徹底、通勤時の定期的な手洗いや消毒、三密を避けるように指導している他に、車内換気の徹底や乗車券販売や案内など、利用客と接する場所でアクリル板の設置と言った対策を行っているようです。

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公共機関に続いて、旅行会社がどのような新型コロナ対策を行っているのかを見ていきましょう。旅行会社によってはさまざまですが、中でも代表的な施策について解説します。

来店、予約について

各旅行会社では、来店の前に連絡を入れて、アポイントを取ることを推奨しています。これは、来客増加による混雑を緩和することが目的です。そのため、中には来店自体を予約制にしている旅行会社もあります。 

また、旅行の予約についてはオンライン予約や電話による申し込みを推奨し、そもそも来店しなくて良い環境を作り出す施策にも力を入れているようです。

間接的な接触感染を防ぐ

さまざまな人が来客するため、旅行会社では間接的な接触感染を防ぐことにも取り組んでいます。 店内消毒の徹底はもちろんですが、間接的に他者と接触する可能性があるパンフレットスタンドの撤去、他人と共有する可能性のある備品などをできるだけ店内から減らすよう工夫しています。 

また、上記と同様になりますが、感染防止するために、デジタルパンフレットによる案内や、オンライン予約を誘導するといった、来店しなくても予約してもらうよう利用者を誘導するように、従業員への指導を行っている旅行会社も多いようです。

宿泊施設の新型コロナ対策

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旅館や温泉、ホテルといった旅行先の宿泊施設ではどのような新型コロナ対策を行っているのでしょうか?代表的な施策を紹介します。

検温、消毒の徹底

100年以上の歴史を持つ、帝国ホテルを例に挙げてみましょう。

帝国ホテルでは、新型コロナ対策として、施設内の定期消毒、従業員のマスク着用や入出館時の体調チェックなどを行っています。 また、ホテル入り口にサーモグラフィーを設置し、37.5度以上の体温が計測された利用客については入館を断っているといった、徹底した取り組みを行っています。 

帝国ホテルほど徹底はしていなくても、検温・消毒を行っている宿泊施設は、新型コロナ後は増えている傾向にあるようです。 

新型コロナウイルス感染症への安全対策について(2020年7月2日現在) | お知らせ | 帝国ホテル 東京

接触、3密の回避

マスクやフェイスガードの着用、フロントなどの利用客と接する場所にアクリル板の設置などを行っている宿泊施設は少なくありません。 また、エレベーター・宴会場・入浴場の利用人数の制限をはじめとした三密の回避対策も行われています。

飲食会場の休止や営業変更

日本旅館協会のガイドラインをあわせて見ていきましょう。このガイドラインには、宴会など大人数で食べるのではなく、部屋で食べる、人の多いイベントを避けるよう促すといった旅館側への指導についても書かれています。 飲食会場やロビーなどはとくに人が密集しやすい点から、かなり細かなガイドラインがまとめられています。 

宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン|日本旅館協会

併設施設の休止や営業変更

カラオケ施設やプール、フィットネスクラブといった併設施設がある宿泊施設も少なくはありません。 こういった大人数が密集しやすい場所の利用休止や、営業期間、時間の変更、人数制限などの対策を行っている宿泊施設は多くあります。 

対策内容は宿泊施設によって異なりますので、併設施設が目的で宿泊を考える場合は、あらかじめ宿泊施設のホームページを見るなど下調べを行うことが必要です。

観光スポットの新型コロナ対策

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レジャー施設や展示館などの観光スポットがどのような新型コロナ対策を行っているのかを、種目に分けて紹介します。

博物館、美術館

公益財団法人日本博物館協会が発表した「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づいて見ていきましょう。 

まず博物館や美術館のような施設は三密の条件が揃いやすく、来場者の混雑を防ぐことを基本的な考えとしています。大人数による来場の制限、日時指定予約や時間制来場者の予約システムの導入を推奨しています。 

また、ドアノブやキーボード、タッチパネルなどの接触感染のリスク、飛沫感染のリスクなどの評価を適切に行い、この対策が講じられないのであれば休館・営業停止の措置を講じるように書かれています。 

これに基づき全国の博物館ならび美術館のような施設では、来場者数の制限や、イベント内容の変更、消毒の徹底や、体調不良者の来場を円了するように呼びかけるところが多くなっています。 

「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」|公益財団法人日本博物館

動物園、水族館

公益社団法人日本動物園水族館協会では、「動物園・水族館における新型コロナウイルス感染対策ガイドライン」を公表し、動物がいる施設に対するガイドを定めています。 それによれば、まずコロナウイルスは海外では家畜や野生動物などから発見されています。

日本の動物園や水族館は衛生環境が整えられているため、感染リスクは低いとされていますが、動物との直接積極は極力避け、また接触した場合は手洗いうがいを徹底するよう、施設側から来場者に呼びかけるよう推奨しています。 

入場制限による混雑回避や施設消毒、入場者の体調が優れない場合は入場を遠慮してもらうといった来場者への要請は、他の施設と同様に行っているところが多くあります。 

「動物園・水族館における新型コロナウイルス感染対策ガイドライン」|公益社団法人日本動物園水族館協会

神社仏閣

定期的に開かれる写経や祭事などのイベントでは人が密集しやすいため、換気の徹底やイベント自体の中止など、すでに多くのお寺や神社が対策に乗り出しています。 また、参拝前に手を清めるちょうず舎のひしゃくや鈴の緒は接触感染の要因になりかねないため撤去している神社も多いようです。 

緊急事態宣言解除後は、特に有名なお寺や神社は参拝客が多く、混雑しやすい状況にあるため、インターネットなどを使い、手洗いうがいの徹底や、健康に問題がある人の参拝を遠慮するといった注意喚起を呼びかけています。

テーマパークの新型コロナ対策

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特に人が密集しやすい場所といえば、テーマパークが思い浮かぶのではないでしょうか。日本でも特に有名な二つのテーマパーク「東京ディズニーランド」と「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」でどのような新型コロナ対策を取っているのかを紹介しましょう。

東京ディズニーリゾート

東京ディズニーランドは2020年2月末に休演し、緊急事態宣言解除後もそのまま休演を続けていましたが、同年7月1日にようやく再開する見込みです。 

注意点としては、「6月27日時点では、当日の日付指定となっているチケット以外での入場禁止措置がとられている」という点です。入園日が指定されていないチケットでは入園できませんので注意しましょう。

すでに購入済みのチケットについては、往こう期間の延長などの措置がとられています。 また、入園時には検温の実施、常時マスクの着用、ソーシャルディスタンス確保のためのさまざまなガイドラインが制定されていますので、あらかじめ確認しましょう。せっかくディズニーランドに着いたのに入園できない、ということになりかねません。 

東京ディズニーランド/東京ディズニーシー再開日および今後のパーク運営方法について

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2020年6月19日より営業を再開しています。新型コロナ対策として、さまざまな規定が設けられているので事前に確認しておきましょう。 

具体的には、いくつかのイベントやアトラクションの運営中止。また、来場できるのは年間パスを持っている人と、関西2府4県在住で各種スタジオ・パスを購入している方に絞っているなど、来場に条件を設けています。 

入場時には体温測定の協力、パーク内ではマスクの常時着用といった細かい規定が設けられているほか、入場後は「大阪コロナ追跡システム」への登録案内を行っています。 

パーク営業再開のお知らせ |最新ニュース|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ

キャンプ場の新型コロナ対策

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屋内施設、テーマパークだけではなく、キャンプ場もまた、新型コロナによって大きな経済的被害を被っています。換気はされていても人が密集している点は無視できず、キャンプ場では感染予防のためのさまざまな対策を施しています。 

具体的にどのような対策を取っているのか、キャンプ場の検索・予約サイト「なっぷ」のガイドラインを中心に紹介しましょう。

新型コロナ感染予防の取り組みについて-キャンプ場検索・予約サイト【なっぷ】

テントの間隔を2m以上空ける

なっぷでは、紹介しているキャンプ場に対し、テント同士の間隔を2メートル以上空けることを案内するように求めています。これはソーシャルディスタンス確保が狙いです。 知人同士であっても、テントの間隔を空けて密集を避けるよう、キャンプ場から指導されることがあるようです。

共有施設の利用について

キャンプ場は基本的には屋外ですが、トイレや手洗い場は色々な人が共有で利用するために3密になってしまう可能性や、接触感染する危険があります。 キャンプ場では対策として、通常清掃の他にドアノブや蛇口など多くの人が触れる場所へは定期的な消毒を行ったり、備品のレンタルは予約がないと断ったりといったことを行っています。

旅行に出かけるときの心構え

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現状は緊急事態宣言も解除され、国や自治体による観光支援も行われている背景から「いま旅行に行きたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。 そうした方や近い将来旅行に出かけようと思っている方を対象として、どのような点に注意すべきか、準備しておくことなどを紹介します。

体温チェックと衛生対策

旅行前日から当日にかけての体温チェックは行っておきましょう。 宿泊施設やテーマパークなど、さまざまなレジャー施設では入場前に検温を行っているところも多く、発熱や体調不良を確認された場合、入場を拒否されてしまうケースもあります。 

これはマスクについても同様で、装着していないと入場拒否されてしまうことがあるため注意しましょう。 ハンカチやティッシュ、アルコールなどを常備しておくことも、感染防止のために重要なことです。

キャンセルの可能性を視野に入れる

2020年6月時点で、イベントのキャンセルや延期措置を発表している施設は多くあります。予約が取れたからといって、必ずイベントが敢行されるとは限りません。 3密回避のためのイベントキャンセルや営業時間の短縮といった措置を取られることを、現在の状況では考慮する必要があります。

キャッシュレス決済手段を準備

多くの観光施設では、現金による手渡しを推奨しておらず、キャッシュレスによる決済を推奨しています。 3密を避け、自分を感染リスクから守るためにも重要です。現状の旅行では、キャッシュレス決済手段は確保しておく必要があるでしょう。

旅行気分を味わえるサービスも続々登場

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実際に旅行地を訪れるのではなく、インターネットを使うことで旅行気分を味わえるサービスもあります。旅行には行きたいけれど外出に不安を感じる人は、そうしたサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

オンライン宿泊

無料のビデオ通話機能を使用して一斉にチェックインし、ゲスト同士が話したり、館内をライブ案内するといった「オンライン宿泊」を提供しているサービスも現れ始めています。 自宅にいながらホテルのライブ感や外部との交流を楽しめるというものであり、ちょっとした旅行気分を味わうのには十分です。料金は1000円未満で、後日直接宿泊使用した際に使えるドリンク券などがついていることもあります。 

実際の宿泊とは勝手が異なりますが「気分だけでも味わいたい」「色々な人と話したい」という欲求を満たすことは十分に可能です。

オンラインツアー

古い町並みや観光地の景観などを楽しめるオンラインツアーも、充実してきています。

海外はもちろん、国内でもオンラインツアーサービスは多く存在しているようです。 ガイドの撮影した風景をオンラインツールによって共有するというもので、景観や現地の雰囲気を楽しむことができます。

ガイドに対して観光地に対する質問や見たい場所の要望を出すことできるので、満足度は高めです。 旅行なら現地まで行く交通費もかかりますし、着く頃には疲れてしまっていることもありますが、オンラインツアーではそうした心配はありません。 また、オンライン通販を利用し、ご当地のお土産が購入できるサービスもあるようです。

オンライン体験

スキューバダイビングやスカイダイビング、カヤックなど、日常では味わえない体験をオンラインによって疑似体験できるサービスです。 免許は不要ですし、実際に当地で行う場合には事前指導や必要物のレンタルをしなければなりませんが、そういった面倒な手順を全て飛ばし、美味しいところだけを味わえ得るのが、オンライン体験の醍醐味ではないでしょうか。 

陶芸をはじめとした焼きの物など、日本の伝統を味わう体験をオンラインで提供しているサービスも多く、豊富な体験を1度に味わうことができるのが魅力です。

テイクアウト温泉

温泉旅館の中には、1日数十トン以上の温泉水が掛け流しになっていることから、有効活用して欲しいとの思いで無料提供するところが出てきました。 容器は用意する必要がありますが、無料ないしそれに近い金額で、温泉水を持ち帰ることができます。風呂桶を一杯にするほど持ち帰るのは大変ですが、足湯やかけ湯程度の量であれば、簡単に自宅に持ち帰り、温泉気分を味わうことができます。

まとめ

新型コロナの影響によって大打撃を受けた観光業界ですが、それぞれのやり方、新しいサービスの提供によって復興のために活動している施設も多いようです。 多くの施設や事業者が取り組んでいるのが、新たなコロナ感染者を出さないための対策で、三密を避けるためのソーシャルディスタンス確保や予約制限などを行っている他、消毒の徹底、マスク着用や当日の検温など、旅行者に安心してもらうためさまざまなサービスを実施しています。 

また新型コロナの影響に伴って、バーチャルによって現地の雰囲気や疑似体験を楽しめるサービスも現れ始めていて、もしかしたら今後は「バーチャル旅行」という選択肢が、当たり前のように現れる時代がくるのかもしれません。

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