メルペイコード決済は小銭いらずで便利
メルペイには、バーコードやQRコードを読み取って支払いを行う「メルペイコード決済」が搭載されています。財布の中の小銭を探る必要がなく、会計がスピーディーに済むのがメリットです。
QRコードを使った電子決済システム
メルペイコード決済とは、QRコードやバーコードを使って行う電子決済システムです。システムを利用するには「メルカリ」アプリを事前にダウンロードしておく必要があります。
メルペイコード決済は「店舗読み取り式」と「顧客読み取り式」の2種類です。どちらの方法を使うかは、店舗ごとに異なります。
店舗読み取り式は、消費者が支払い情報が埋め込まれたバーコードをスマホの画面に表示させ「店舗側」に読み取ってもらう方法です。
顧客読み取り式は、店舗側が掲示するQRコードを「消費者」がスマホで読み取ります。 操作方法に若干の違いはありますが、どちらも小銭やカードがいらず会計をスムーズにできるのがメリットです。
お得なキャンペーンを随時開催
メルペイでは、メルペイの利用者に向けたキャンペーンを随時開催しています。「メルペイコード決済の使用」を条件に、ポイント還元が受けられるキャンペーンも一つです。 過去には、コード決済などを使って対象店舗で買い物をすると、購入代金の最大50%分のポイントが翌日還元される「メルペイフィーバー」が実施されました。
ほかにも、アミューズメント施設の入場券を支払う際にメルペイコード決済を選択すると、入場料の20%が割引になるキャンペーンなどもあります。このときは、1度の支払いで10名以下まで割引適用対象でした。
今後同じようなキャンペーンをうまく活用すれば、目に見えてお得さを実感できるはずです。現在開催中のキャンペーンは「メルペイ」の「キャンペーン」で確認しましょう。
コンビニやドラッグストアなど対応店が豊富
近年はキャッシュレス化の導入が進み、メルペイコード決済を導入する店舗が拡大しています。コンビニ・飲食店・ドラッグストア・家電量販店・ホテル・書店など、業種はさまざまです。普段の生活ではもちろん、旅行のときもメルペイが役に立つでしょう。
コンビニでは「セブン-イレブン」や「ミニストップ」「ローソン」などがメルペイコード決済導入店です。飲食業界では「すき家」「KFC」「吉野家」「サーティーワンアイスクリーム」などの大手フランチャイズも名を連ねます。
コード払いに対応する店舗は、今後もどんどん増えていく可能性があります。店舗の詳細はメルペイのWebサイトでチェックしましょう。
メルペイ - メルカリアプリでかんたんスマホ決済・QRコード決済
メルペイコード決済のメリット
メルペイコード決済のよい点は、スマホにアプリをインストールするだけですぐに利用ができるところです。支払い時に都度パスコードを入力するように、設定もできます。
現金やクレジットカードと比べて、安全性も劣りません。万が一スマホを紛失しても運営側が一時停止などの対応もとってくれるため、不正利用されるケースは少ないでしょう。
安全性の高い支払い方法である
スマホ決済サービスを利用するにあたり、スマホの紛失・盗難による「第三者の不正利用」を心配する人も多いのではないでしょうか?
メルペイは、セキュリティ面の工夫が多いのが特徴です。たとえば、パスコードを設定しておくと、決済やチャージのたびに「4桁のパスコード」の入力が求められます。 「スマホ画面のロック+パスコード設定」を行えば、安全性はさらに高まるでしょう。
レジでは個人の支払い情報が埋め込まれたバーコードを提示しますが、これらは一定時間が経つと無効になります。スクリーンショットや不正な読み取りによるバーコードの悪用は、困難です。
万が一スマホを紛失した場合は、メルペイの一部機能の緊急停止を運営側に依頼することもできます。他デバイスのアプリやWebサイトの「お問い合わせ」から本人確認書類と氏名や住所などの個人情報、紛失した日時を記入して連絡しましょう。
iD決済と違いアプリをインストールするだけ
メルペイはメルカリの中に搭載されており、専用アプリを再度インストールする必要はありません。メルペイは「NTTドコモ」が運営する電子マネーの「iD(アイディ)決済」にも対応していますが、利用にはiD機能の付いたカードの所持が前提です。 加えて、端末の種類によって「Apple Pay」か「Google Pay」へカード情報を登録する手間もかかります。さらに、利用できる機種も限定的です。
iPhone 7以上・Apple Watch Series 2以上のiOS端末か、Android 5.0以降がインストールされた「おサイフケータイ」対応のAndroid端末のみが対象となります。
その点、メルペイコード決済は、メルペイメニューの「コード払い」または「読み取り」を選択するだけです。「iDが使えないユーザー」でも、幅広く利用できるのがメリットでしょう。
・アプリ名:メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
コード決済のみに対応している店舗もある
メルペイが使えるお店には「コード決済のみに対応する店舗」と「iD決済のみに対応する店舗」がある点に注意しましょう。たとえば「マクドナルド」や「イオン」はiD決済のみ、「松屋」はメルペイコード決済のみの対応です。
メルペイコード決済が開始される以前は、実店舗でのメルペイ支払いというと「iD決済」が一般的でした。現在はコード決済を利用するユーザーが増加し、同時に「コード決済のみ」を導入する店舗も増えている傾向です。
コード決済は、クレジットカードや電子マネー決済を導入する場合よりも初期投資が安く抑えられます。店舗にとっては負担が少なくて済み、消費者にとっては利便性が高いという両面からのメリットが強みです。
メルペイの入金方法と売上金の使い方
メルペイはメルカリで得た売上金がそのまま実店舗での支払いに使えるのが特徴です。売上金がない人は、銀行口座やATMからメルペイ残高にチャージ(入金)を行いましょう。
セブン銀行ATMから現金チャージ
セブン銀行ATMでのチャージは、メルペイの「+ 増やす」から行います。「銀行・ATMからチャージ」を選択し、「チャージ方法」→「セブン銀行ATM」をタップしましょう。
「チャージする」→「QRコードを読み取る」と進み、ATM画面上の「QRコード」をスマホで読み取ると、スマホに4桁の「企業番号」が表示される流れです。番号を入力し「確認」をタップします。1回あたりの最低入金額は1000円で、1日の入金上限は20万円です。
なお、チャージは、本人確認が済んでいる場合に利用できます。これまでは本人確認のうち、「銀行口座の登録」か「アプリでかんたん本人確認」のどちらかを済ませていれば利用できました。しかし、2020年9月より本人確認の強化が推進され、現在は顔写真を用いた「アプリでかんたん本人確認」が必須です。
銀行口座を登録してメルペイ残高に
「チャージ用の銀行口座」を登録すると、ATMに足を運ばずともアプリ上でチャージが完結します。ここでいう銀行口座とはチャージをするための「支払い用銀行口座」のことで、売上金を受け取る「振込み用銀行口座」とは別のものです。
「登録可能な金融機関の一覧」は、アプリやメルカリのWebサイトで確認できます。銀行口座の登録は、メルペイの「銀行チャージ」→「銀行口座を登録する」から行いましょう。
メルペイでは、本人確認や銀行口座の登録を行わない場合、メルカリの売上金で直接商品を購入することはできません。口座登録後は売上金が「メルペイ残高」に自動で移行され、交換手続きなしでさまざまな支払いに使えるようになります。
残高への銀行チャージも、メルペイメニューの「残高にチャージ」から可能です。銀行口座とチャージ金額を選択し「チャージする」をタップすれば、すぐに入金処理が行われます。
売上金をポイントに交換できるのは登録前
メルペイでは売上金を使って、ポイント購入ができます。買い物をする際は売上金で「メルペイポイント」を購入し、ポイント払いをする仕組みです。 ただし、売上金をポイントに交換できるのは「銀行口座の登録前」と覚えておきましょう。本人確認や銀行口座の登録が済んだ時点で購入できなくなり、以後ポイント購入の画面も表示されません。
ポイント購入は「メルペイ」の「ポイント購入」から手続きできます。ポイントは「1ポイント=1円」に換算され、メルカリ内の買い物や店舗での支払いに充当可能です。
なお、メルペイポイントは売上金として購入する「有償ポイント」のほか、キャンペーンの特典として付与される「無償ポイント」もあります。こちらはポイントのままで、対象店での支払いに「1ポイント=1円」として使えます。
メルペイコード決済のやり方
メルペイコード決済は店員にコードを読み取ってもらう「店舗読み取り式」と、客がスマホでお店のQRコードを読み取る「顧客読み取り式」があります。お店によって方法が異なるため、両方の手順を覚えておきましょう。
店員にコードを読み取ってもらう
会計時、メルペイで支払いをする旨を店員に伝えます。アプリを起動して「メルペイ」を開いた後「コード決済」をタップしましょう。パスコードを設定している人は「4桁のパスコード」を入力します。
スマホ画面に表示された「バーコード」を店員に提示すると、機械でバーコードを読み取ってくれます。会計後はスマホ画面とレシートに「支払い合計額」が表示されるため、金額に間違いがないかを確認しましょう。
お店のコードを読み取る
「顧客読み取り式」を採用している店舗では、レジ前などに「QRコード」が掲示されています。 まず、メルカリアプリの「メルペイ」を開き「コード決済」→「QRコード読み取り」から「コードリーダー」を表示しましょう。
お店のQRコードをコードリーダーで読み取ると「支払い金額の入力」の画面が表示されるため、支払い金額(税込)を入力し「支払い金額を確認」ボタンを押します。 店員に確認画面を提示し、金額に間違いがないかを確認してもらいましょう。最後に「支払う」のボタンを押せば完了です。
コード決済が使えない原因
「コード決済ができない」「エラーが表示される」というときの対処法を紹介します。通常、アプリ上にエラー理由が表示されるため、原因はすぐに判明するでしょう。解決しない場合は「マイページ」からの問い合わせも可能です。
コードがうまく読み取れない
バーコードを店員に読み取ってもらうとき、画面が暗かったり光が反射していたりすると、コードがうまく読み取れないケースがあります。 レジでは「読み取りの機械に対して画面が直角」になるようにスマホを提示しましょう。画面をタップして拡大し、表示位置を変えてみるのも一つです。
なお、メルペイでは「コード画面をスクリーンショットしたもの」は利用できません。不正利用防止のため、決済のたびにコードが更新される仕組みです。
店舗のQRコードをスマホで読み取る際は、カメラのフラッシュは必ずオフにします。QRコードがコードリーダーの枠内に収まるように調節しましょう。
残高不足や一時的な通信エラー
メルペイは「データ通信」がオンになっているときに使える仕様です。「スマホの通信制限」が要因でデーター通信ができないときはもちろん、通信状況が不安定な環境でも途中でエラーが表示されるおそれがあります。
通信エラーが疑われる場合はモバイルデータ通信をオフにし、いったん通信状況をリセットしてから、再度支払いを試してみましょう。 「Wi-Fi」を自動接続設定にしていると、店舗などWi-Fi環境範囲外ではエラーが表示されます。Wi-Fiをオフにした状態で、モバイル通信を行いましょう。
また、残高が不足しているときや「利用上限額」を超えているときも、エラーが表示されます。メルカリの売上金は、物が売れるとすぐに残高に反映されるわけではありません。買い物の前に、メルペイ残高に不足はないかを確認しましょう。
まとめ
iD決済は一部の端末のみにしか対応していませんが、メルペイのコード決済は多くの端末で利用が可能です。コード決済を導入する店舗は日々増加しており、財布を持たずに買い物をする機会もどんどん多くなるでしょう。
支払いに使えるのは「売上金」「ポイント」「残高」です。メルペイを頻繁に使うなら、アプリ内で即チャージが叶う「銀行口座からのチャージ」ができるようにしておくのが理想です。 レジ前で慌てないように、メルペイコード決済の二つの方法も覚えておきましょう。