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メルペイの手数料を紹介。スマート払いの上手な利用方法と注意点も

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2021.11.28
by ドットマネー編集部

メルペイ利用にかかる手数料とは

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キャッシュレス化にともない「メルペイ」を使って支払いをする人が増えています。メルペイ利用に必要な手数料には、どんなものがあるのでしょうか?

メルペイでの決済やチャージ

メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」をスマホにダウンロードして使います。ダウンロードは無料で、月ごとの利用料や初期費用は一切かかりません。 

メルカリの売上金がある人で、かつ「本人確認」が完了している人は、売上金がそのまま「メルペイ残高」になります。「iD決済」や「メルペイコード決済」に対応する全国の店舗や一部のオンライン決済で使え、いずれも決済手数料は発生しません。 

一方、売上金がない人は、「銀行口座」や「セブン銀行ATM」からアプリにチャージ(入金)をする必要があります。チャージの手数料は回数にかかわらず無料です。

メルペイ残高の銀行口座振込

メルカリの売上を現金で受け取りたい場合や、チャージしたお金を戻したいときは、アプリ上で「振込申請」を行います。金額や回数にかかわらず、1回につき200円の振込手数料が必要です。 

通常はメルカリの「振込スケジュール」に沿って振込が行われますが、「ゆうちょ銀行」に限り、通常よりも早めに振込をする「お急ぎ振込」の選択も可能です。

お急ぎ振込の場合は、通常の振込手数料(200円)に加え、お急ぎ振込の手数料が200円かかります。

スマート払いは手数料無料で利用できる?

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「メルペイスマート払い」は、クレジットカード感覚で使える「後払い式」の決済サービスです。「後払いは手数料がかかるのでは…」と思う人もいますが、清算方法によっては手数料がかからず、損をするケースは少ないでしょう。

利用するメリット

「メルペイスマート払い(旧・メルペイあと払い)」は、2019年に追加された新たな決済方法です。

当月の支払い代金を翌月にまとめて清算する「後払い式」で、残高が足りなくても欲しいものがすぐに購入できるのがメリットです。都度チャージする手間が省け、支払いがスマートにできるのも魅力でしょう。

あらかじめ決められた「利用上限金額」があるほか、「利用限度額」が毎月自分で設定できるため、クレジットカードと違い際限なく使ってしまう心配がありません。基本は「一括払い」ですが、申請により「定額払い」への変更も可能です。

スマート払いの手数料は200円から

スマート払いの清算方法は「自動引き落とし」「メルペイ残高」「コンビニ」「銀行ATM」「定額払い」から選択ができます。

このうち、コンビニとATMを選択した場合は、別途「清算時手数料」が必要です。21年8月分までは一律300円ですが、9月の利用分からは、清算金額に応じて手数料額が決まります。

・2000円未満:220円(税込)
・2000円~2万円未満:330円
・2~3万5000円未満:550円
・3万5000~4万円未満:770円
・4万円以上:880円

手数料の算定対象は、「売上金 ・メルペイ残高・ポイントによる充当前の利用金額の合計」です。定額払いのみの利用で「翌月の清算がない場合」は、清算時手数料はかかりません。

定額払いは年率で手数料が変動

メルペイスマート払いは、任意で「定額払い」が選択できます。申し込みをして審査に通過すると、購入代金が月々に分けて支払えるようになるため、大きな買い物をしても家計が圧迫されにくいのがメリットです。

利用には、実質年率15%の「定額払い手数料」がかかります。例えば、商品代金が4万円で、定額払いの利用日数が60日間の場合、手数料は986円(4万円×15%÷365日×60日)です。小数点以下は切り捨てます。

支払いは「商品代金+手数料合計」となり、元金よりも支払い総額が大きくなる点に注意しましょう。

毎月の清算額(元金+手数料)は、1000~8000円の間で自由に設定できますが、個々の利用残高によって設定が可能な「最低清算金額」は上下します。支払いを遅延した場合、年率14.6%の「遅延損害金」がかかるため、支払い期限は必ず守りましょう。

残高払いや自動引き落としなら手数料0円

手数料を節約したい人は「メルペイ残高払い」や「自動引き落とし」を選択しましょう。どちらも手数料はかかりません。

メルペイ残高払いは「メルカリの売上金」や「銀行口座からのチャージ分」より清算する方法です。売上金は支払い用銀行口座の登録や本人確認が完了すると、自動的に「メルペイ残高」になります。

売上金で購入した「有償ポイント」は利用できませんが、キャンペーンなどでもらえる「無償ポイント」は支払いへの充当が可能です。清算の設定画面で「ポイントを使用する」にチェックを入れましょう。

キャンペーンで付与されたポイントには、個別の有効期限があります。設定したポイントの反映(2~3日後)までに有効期限が切れてしまう可能性がある点に注意が必要です。有効期限が差し迫ったポイントは、失効のリスクを避けるためにもすぐに消費できる使い方にしましょう。

「自動引き落とし」は、登録した銀行から自動で引き落とす方法で、11・16・26日のいずれかの日が指定できます。手数料を節約したい人はもちろん、「支払い日をうっかり忘れそう」という人にも適しているでしょう。

スマート払いを利用する際の注意点

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スマート払いは利便性が高いうえにリスクが少ない点がメリットですが、「清算期限」を守る必要があります。「年齢制限」や「利用状況の審査」があり、必ずしも利用できるとは限りません。

コンビニ・ATMでの支払いを選択した場合は、「お客様番号発行後のルール」をしっかり確認しておきましょう。

お客様番号発行後は支払い方法変更に制限あり

コンビニやATMを選択した場合、アプリ上で「お客様番号」を発行した上で支払いを行います。お客様番号の発行後は、「支払い方法の変更」「支払い先のコンビニ・ATMの変更」「商品の追加」ができないため、詳細をしっかり確認した上で操作を行いましょう。

コンビニ・ATMでの支払いは「現金のみ」で、カードや電子マネーは使えません。また、「清算金額が200円以下のとき」や「チケットカテゴリーの商品が含まれているとき」は、セブンイレブンでの清算ができないため、ほかのコンビニを利用しましょう。

清算方法の設定画面で「ポイントを利用する」にチェックを入れ、「お客様番号を発行する」ボタンを押した場合のポイントが充当できます。

もし、発行したお客様番号で支払いができない場合、有効期限が切れている可能性があります。「マイページ」→「メルペイスマート払い」→「お客様番号を再発行する」と進み、お客様番号の再発行を行いましょう。

清算日超過で延滞手数料が発生

メルペイスマート払いの「清算期間」は、翌月の1日から月末までの間で、自動引き落としを除いては自分の好きな日にちが選べます。 

「25日の給料日を過ぎてから支払いをする」という方法でもよいですが、期限に間に合うように支払いをしなければなりません。 清算期限に間に合わない場合は、メルペイスマート払いやメルペイの一部機能が一時的に制限される可能性があります。

また、20年5月の利用分から、毎月1日と15日にそれぞれ300円の「延滞事務手数料」が発生するルールが加わりました。延滞が長くなればなるほど、請求金額が増えていくため、早めに対処するようにしましょう。

年齢制限や本人確認が必要

メルペイスマート払いには「年齢制限」があり、18歳未満は利用ができません。定額払いは20歳以上が対象です。

利用前に「銀行口座の登録」か「アプリでかんたん本人確認」による本人確認を行わなければならないため、年齢を偽ることは不可能と考えましょう。

実店舗で利用する際はアプリ上で「お店でも使えるメルペイスマート払い」の設定を行いますが、本人確認が完了しない限り、設定ができない仕組みです。

なお、これまでの取引状況などから「メルペイスマート払いに適さない」と運営側に判断された人は、利用ができない点に注意しましょう。

まとめ

メルペイはチャージや決済に手数料がかかりません。ただ、メルペイ残高の振込申請やメルペイスマート払いでコンビニ/ATMを清算方法に選んだ場合は、1回につき数百円の手数料がかかります。 

また、スマート払いで料金の未納が続けば、延滞事務手数料が加算されていくため、清算期限やルールを守ることが大切です。使い方によっては、メルペイを利用するのにお金はかかりません。

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