国内外のホテルを予約できる
ANAマイルの使い道といえば「特典航空券」への交換や「座席のアップグレード」が代表的ですが、国内・海外のホテルの予約にも使えます。ボーナスマイルが付与される、お得なプランを探してみましょう。
ANAグローバルホテルとは
「ANAグローバルホテル」とは、ANAマイルを貯めたり、使ったりすることのできるホテルのことです。ホテル数は国内・海外合わせて35万軒以上にも及ぶため、自分のニーズや予算に合致した1軒が見つかるでしょう。
東京23区では「ザ・リッツカールトン東京」や「ザ・ペニンシュラ東京」「パークハイアット東京」などの有名ホテルが名を連ねます。
ホテルの予約はオンライン上で可能です。各ホテルのページには、1泊・1日あたりの「必要マイル数」が表示されています。予約確定時、マイル口座から自動的にマイルが減算される仕組みです。
必要マイル数は日によって変動する可能性があり、時期によっては1マイルあたりの価値が1円以上にアップします。
連泊でボーナスマイルが加算される「グローバルホテル ボーナスマイルキャンペーン」などを上手に活用すれば、次回の旅がよりお得になるでしょう。
1マイル1円として予約に利用
本来、マイルの価値は交換先や交換する時期によって変動しますが、ANAには「1マイル=1円」として使える特典も存在します。ANAトラベラーズ ホテルはその代表格で、マイルとカードの併用も可能です。
ANAトラベラーズ ホテルとは
「ANAトラベラーズ ホテル」とは、フライトなどで貯まったマイルを1円=1マイルとして国内の温泉旅館やホテルでの支払いに使えるサービスです。
予約時は、「現地払い」「マイル支払い」「クレジットカード決済」から支払い方法を選びましょう。「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」のホテルであれば、「ANAご利用券」「ANAギフトカード」「ANA旅行券」なども利用可能です。
支払いにマイルを含まない場合、1泊・1部屋の支払い総額に対して100円につき1マイルが積算されます。
1人で複数の部屋に予約・支払いした場合、予約した会員に対して1部屋分のマイル加算となる点に注意しましょう。たとえば、同時に4部屋予約した場合、1部屋分しか積算されません。
一方で、予約すると上乗せでマイルがもらえる「プラスマイル」のプランを採用しているホテルを利用すれば、通常の積算に加えてホテルごとに決められた追加マイルが積算されます。
一部マイル支払いができるように
以前は「マイル支払い」を選択した場合、全額をマイルで支払う必要がありましたが、2019年12月19日以降は支払い総額の一部をマイルで支払う「一部マイル支払い」が選択できます。
クレジットカードが併用できるため「特典に必要なマイルが少し足りない」というときでもスムーズに予約できるでしょう。中途半端に余ってしまったマイルを、無駄なく使えるのもメリットです。
マイルとクレジットカードを併用する場合は、決済画面の「お支払い方法の選択」で「マイル支払い」と「クレジットカード」の両方にチェックを入れます。商品やプランによって利用できる支払い方法が異なるため、詳細は予約時に確認しましょう。
なお、ANAトラベラーズ ホテルにおけるマイルの積算対象は「マイル支払い以外の方法で支払った場合」です。一部マイル支払いを含む場合、マイル以外で支払った分も一切加算適用にはなりません。
ダイナミックパッケージはコインに交換してから
ANAには、国内航空券と宿泊施設を自由に組み合わせて作るオリジナルフリープラン「ダイナミックパッケージ」があります。
区間基本マイルの50%の「フライトマイル」と、旅行代金100円につき1マイルの「ツアーマイル」がダブルで積算されるためとてもお得です。
ダイナミックパッケージは、マイル支払いに対応していません。マイルを使う場合は、いったん「ANA SKY コイン」に交換してから支払いに充てる形となります。
コインは「10コイン=10円」として使えますが、1万マイル以上を交換する場合、ANAカードの種類や会員のランクによって交換率が1.2~1.7倍に変動します。マイルの価値が1円以上になるお得な使い道といえるでしょう。
国内ダイナミックパッケージ | ANA旅作(国内 航空券+宿泊) | 国内ツアー | ANA
宿泊券に交換する
マイルで直接予約するのではく、一度宿泊券に交換してから予約をする使い方もあります。「ご宿泊クーポン」の取得方法や、ホテル予約の流れを確認しましょう。
ご宿泊クーポンとは
ANAの「ご宿泊クーポン」とは、対象ホテルの宿泊で利用できるクーポン券です。特典に交換できるのは「日本在住の会員」のみで、宿泊は「申し込みをした会員本人」と「同行者」に限られます。
「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」や「ザ・リッツ・カールトン」「セント レジス ホテル&リゾート」などの有名ホテルも含まれているため、記念日などの特別な日に利用するのもよいでしょう。
「2万5000マイルコース」「3万マイルコース」など、必要マイル数ごとにコースが区分されており、1室2名・1泊分が基本です。マイル残高が必要マイルに到達していない場合、不足分を現金で補うことはできません。
使い方
まず、マイル残高が必要マイル数に達しているかを確認しましょう。希望する宿泊クーポンのページにアクセスし「クーポンを申し込む」をクリックします。
申請後、約2~3週間で「クーポン」と「案内状」が登録した住所に送付される流れです。手元に案内状が届いた後、「電話」にてホテルへ予約を行いましょう。
予約時は、予約保障のため「ANAマイレージクラブお客様番号」と「クレジットカード情報」が必要になります。
当日は、クーポン券・案内状・ANAマイレージクラブカード・クレジットカードなどをカウンターで提示しましょう。申請方法やクーポンの利用方法は、宿泊施設によって異なります。詳細は各ページで確認しましょう。
宿泊に利用できる金券に交換する
マイルの使い道を広げたい人は、宿泊はもちろん、商品購入やゴルフの予約などに幅広く使える「ANAご利用券」に交換するのがおすすめです。金券は釣り銭が出ないため、比較的大きな買い物やサービスに利用しましょう。
ANAご利用券とは
「ANAご利用券」とは、ANAの特定のサービスで利用できる「金券」です。交換は1万マイル単位で、「1万マイル→1万円相当(5000円×2枚綴り)」に換算されます。
「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」での宿泊や食事に利用ができるほか、ANAの航空券・機内販売・ANAトラベラーズ旅行商品・空港内店舗「ANA FESTA」の商品などの支払いにも充てられます。
利用できるのは、「会員本人」と会員が事前に「特典利用者登録」をした人です。登録できるのは、会員の配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族に限定されます。
「発行日から起算して12カ月目の末日」が有効期限のため、おおよその使い道を決めてから発行するのが賢明です。また、釣り銭が出ないため、最低5000円以上の買い物や宿泊に利用しましょう。
ご利用条件 | ANAご利用券 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
IHG予約センターで予約する
ANAご利用券でIHG・ANA・ホテルズグループジャパンの対象宿泊施設に宿泊したい場合は、「各ホテル」または「IHG予約センター」で予約を行います。 電話口で、ANAご利用券を利用する旨を伝えましょう。
対象ホテルを「ANAトラベラーズホテル」で予約する場合も、本券が使えます。支払いの不足分は、クレジットカードかANA旅行券で補うことが可能です。
宿泊のプランがマイルの積算対象であれば、ANAご利用券で支払った分にもマイルが積算されます。
宿泊前までにIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)の「IHGリワーズクラブ」入会し、積算先に「AMCマイル」を指定しましょう。
IHG®リワーズクラブ ホテル特典プログラムへのご入会 | 無料宿泊が楽しめるIHGホテルのポイントプログラム
まとめ
ANAマイルは、ホテル宿泊の特典に交換できます。交換方法は複数あり、予約サイトでマイル支払いを選択することもできればクーポン券や金券に変えて支払いに充てることも可能です。
特典の利用時は、ルールをしっかりと確認しましょう。特典には有効期限があり、期限を過ぎれば失効してしまいます。マイルとクレジットカードが併用できるかどうかも確認が必要です。