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マイルで2人分の航空券を予約するコツ。合算すれば幅も広がる

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2023.10.31
by ドットマネー編集部

特典航空券は家族の分も予約できる?

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特典航空券とは、有償ではなく「貯めたマイル」で予約ができる航空券を指します。ANAやJALなどの日系航空会社の場合、個人で貯めたマイルは譲渡や売買ができません。ただし、本会員が「家族の特典航空券を予約すること」は可能です。

ANAもJALも可能

ANAでは、会員本人以外の特典利用には「特典利用者登録」が必要です。登録可能人数は最大10名で、会員本人がANAのWebサイトで手続きを済ませます。

JALでも、会員本人以外の特典利用が認められています。1回の操作で予約できるのは「大人+子どもの計4名」及び「大人が同伴する幼児2名」の「1特典4席まで」です。人数が多い場合は複数回に分けて予約を行いましょう。

なお、ANA・JALともに、生後8日以上の「幼児」が特典航空券を利用する場合もマイルの支払いが必要です。

ANAでは2歳、JALでは3歳未満までが幼児にあたります。幼児に対しての支払いの扱いは、両社とも大筋では変わりません。

国内線の場合、大人1人あたり幼児1人までであれば、膝の上に乗せることで無償で搭乗できます。2人目以降は、小児運賃での航空券の購入が必要です。

国際線は「同伴する大人が同じ特典種別」の場合に限り「大人の必要マイル数の10%」で利用できます。

2親等以内の親族まで

友人・知人・恋人など、誰もが本会員の特典を利用できるわけではありません。ANAでは事前の「特典利用者登録」が必要ですが、特典利用資格者とされているのは「会員の配偶者」「同性パートナー」「2親等以内の家族」のみです。

・1親等:配偶者・子・父母・義父母
・2親等:祖父母・兄弟姉妹・孫・義祖父母・義兄弟姉妹

ただし、例外としてANA・JALともに配偶者と2親等以内に加え「義兄弟姉妹の配偶者」も特典が利用できます。

ちなみに、ANAマイルは「ANA SKY コイン」、JALマイルは「e JALポイント」にも交換が可能です。航空券やツアーの支払いに使える便利な電子クーポンですが、利用資格者はどちらも「2親等以内(義兄弟姉妹の配偶者含む)」までに限定されています。

予約の際の注意点

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特典航空券は、通常の航空券の予約と別のルールが適用されます。予約確定後の「名義変更」や「人数の追加」はできないと考えましょう。路線や時期によっては、座席枠の争奪戦になることもあります。

発券後の搭乗者の変更はできない場合がある

ANAの場合、国内線・国際線ともに発券後に変更できるのは、「日付」と「搭乗便」のみです。搭乗予定日初日から1年以内の日にちで、元の予約と同区間での搭乗便に限ります。

「搭乗者の変更」及び「マイル提供者の名義変更」はできません
。予約したメンバーの中に都合がつかない人がいれば、いったんキャンセルをして再予約を行います。

JALの場合、国際線はマイル引き落とし後の予約変更は不可ですが、国内線は「日付」「搭乗便」「クラス」の変更が可能です。「搭乗者の変更」や「人数の追加」をする際は、キャンセル後に再予約を行いましょう。

マイル 2人分なお、複数名の特典航空券予約における「一部の搭乗者の取り消し」は、ANAは国内線・国際線ともに「予約・案内センター(電話)」か「自動チャット(Web)、JALは国内線のみ「JMB会員専用国内線予約(会員サイト・電話・メール)で手続きが可能です。

枠が少ないため早め早めが肝心

特典航空券は、大型連休や年末年始などの「繁忙期」において、フライトの予約が制限される「利用制限」があります。 

ANAは国内線のみ・JALは国内線と国際線で設けられており、Web上で一定期間ごとに制限期間が更新されていく形です。

 利用が制限されていない期間でも特典の座席枠には限りがあり、人気路線や長期休暇の時期は早い段階で席が埋まってしまうことも珍しくありません。

各航空会社では特典の座席枠数を公表していませんが、そのときの空席状況に応じて座席数が変動すると考えてよいでしょう。確実に席を確保するためにも、早め早めの行動が大切です。 

JAL・ANAともに、特典航空券の予約日は決まっています。たとえば、ANAの国内線は「夏ダイヤ」と「冬ダイヤ」の一斉発売です。開始後すぐに予約ができるように、スケジュールは早めに決めておきましょう。

友人や恋人とマイルで飛行機に乗る方法

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JAL・ANAでは家族以外でのマイルの共有・譲渡は認められていませんが、「おともdeマイル割引」や「いっしょにマイル割」などのグループサービスを使えば、貯めたマイルを利用して、友人や恋人とお得に旅行ができます。

おともdeマイル割引

おともdeマイル割引は、「JALマイレージバンク会員(JMB会員)を含む2~4名までのグループ旅行(同一路線・往復利用)」に適用される割引運賃です。 

具体的には、JMB会員は往復1万マイル、その同行者は1人あたり1万5200~ 3万6600円の割引運賃で航空券が予約できます。

本サービスは、本会員のマイルが直接シェアできるわけではありません。ただ、「マイル+割引運賃」でお得に旅ができるため、予算に限りのあるグループ旅行にはぴったりでしょう。 

注意したいのが、いったん行った予約の変更はできない点です。利用制限期間も設定されているため、繁忙期は予約が難しいでしょう。

また「同行者料金」は大人・小児に関係なく、すべて同額です。通常の「小児普通運賃」のほうが安い場合でも、おともdeマイル割引が適用になる点にも注意しましょう。 

おともdeマイル割引(運賃) - JAL国内線

いっしょにマイル割

いっしょにマイル割は、「ANAマイレージクラブ会員(AMC会員)を含む2~4名のグループ旅行(同一路線・往復利用)」に適用される割引運賃です。

AMC会員は往復1万マイル、その同行者は1人あたり2万1400~ 3万6600円(一部路線は1万9400円)の「割引運賃」で航空券が予約できます。特典航空券と違い「2親等以内の家族のみ」の括りはありません。

予約後の変更は、プレミアムクラスへのアップグレード以外できません。運賃額は、搭乗期間によって変動します。小児運賃の設定はなく、同行者はすべて一律運賃となる点に注意しましょう。

会員が搭乗しない場合、または同一予約内の同行者全員が搭乗せず会員1名のみになった場合はサービスは適用されません。

また、ANAが定める「ピーク期間」と「適用不可期間」は利用できないため、あらかじめ日付を確認しておきましょう。

いっしょにマイル割 ~ANAマイレージクラブ会員専用運賃~ | ご予約/旅の計画 |ANA

マイルが足りない そんなときは合算

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家族全員が同一航空会社のマイレージクラブの会員で、かつカード会員である場合、マイルを合算して特典利用に充てられます。特典利用とは別の「合算のルール」があるため、利用規約を確認しましょう。

1親等以内家族の分は合算できる

ANAには「ANAカードファミリーマイル」、JALには「JALカードプログラム」という家族のマイルが合算できるサービスがあります。

特典航空券などの特典は2親等以内の家族までが対象ですが、マイルの合算ではさらに範囲が狭まるのが特徴
です。生計を同一にし、同居している「配偶者(同性パートナー含む)」及び「1親等以内」と規定されています。

1親等とは、会員の「父母」や「子」にあたる家族です。会員の兄弟姉妹・祖父母・孫などは2親等にあたるため、合算はできません。

日本在住者(日本地区会員)のみが対象で、海外在住者には別のプログラムが用意されています。詳しくは「ANAマイレージクラブ ファミリーアカウントサービス」「JALファミリークラブ」を確認しましょう。

カード会員になる必要がある

マイルの合算サービスを利用するには、「マイレージ機能付きクレジットカード」の発行が必要です。ANAの場合は「ANAカード」、JALの場合は「JALカード」が該当します。

JALにはさまざまな提携カードがありますが、「TOKYU CARD ClubQ JMBカード」や「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」など、株式会社JALカードが発行元でないものは対象外です。ANAカードは、券面に「ANA CARD」の記載があるかを確認しましょう。

クレジットカードは、18歳以上から申し込みが可能です。対象年齢までは、ANAは「ANAマイレージクラブ(AMC)カード」・JALは「JALマイレージバンク(JMB)カード」というマイレージ機能のみのカードを所有できます。 

18歳以上でカードを持っていない場合は、先にカードの申請を行いましょう。18歳未満または高校生は、マイレージの会員資格があればOKです。

なお、本会員の家族に追加で発行されるクレジットカード「家族カード(家族会員)」の保有者も、合算の対です。

合算のための手続き

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JAL・ANAともにカード会員の中で「親会員」と「子会員」を決め、親会員が代表して合算手続きを行います。プログラムに参加できるメンバーの条件や手続きの流れを確認しましょう。

JALの場合

まずは、カード会員の中で「親会員」を1名決定します。親会員になれるのは、20歳以上の「JALカード個人本会員」のみです。

JAL家族カードを持つ家族会員・学生専用JALカードのnavi会員・18歳未満のJMB会員は、すべて「子会員」となります。

家族全員がJALカード個人本会員の場合は、本会員の中から、代表となる親会員を選出しましょう。親会員以外は、本会員であってもすべて子会員の位置づけです。参加できる子会員は「9名まで」と規定されています。

親会員は「MyJALCARD」にログインし、「プレミアムサービス申し込み」より所定の手続きを進めましょう。

親会員と姓が異なる子会員がいる場合は、Webでの手続きはできません。MyJALCARDから「登録申込書(PDF)」を印刷して、郵送にて申請しましょう。

JALカード家族プログラム(カードの機能) - JALカード

ANAの場合

最初に、代表して手続きを行う「プライム会員(親会員)」を1名選出します。プライム会員は「ANAカード本会員」をメインカードに設定している人が対象です。

ANA家族カードを持つ家族会員・18歳未満のAMC会員は、「ファミリー会員(子会員)」として登録されます。ファミリー会員は最大「9名」まで登録が可能です。 

ファミリー会員が「プライム会員のANAカード家族会員」のみの場合は、Web上で手続きが行えます。「マイメニュー」→「会員情報管理」→「ご家族のご利用」→「ANAカード」と進みましょう。

ファミリー会員がANAカード家族会員以外の場合は、「郵送」での申し込みとなります。Web上でダウンロードできる「ANAカードファミリーマイル参加申込書」に必要事項を記入し、「確認書類(各種健康保険証のコピー・住民票など)」を同封しましょう。

ご登録・お申し込みの流れ|ANAマイレージクラブ

まとめ

JALやANAでは、「特典が利用できる人」が限定されています。基本的には2親等以内の家族が対象で、友人や恋人は対象外です。

家族以外と旅行に行く場合は、「おともdeマイル割引」や「いっしょにマイル割」などの運賃割引を活用しましょう。マイルがシェアできるわけではありませんが、旅費がぐっと安くなります。 

1親等の家族はマイルの合算も可能ですが、JAL・ANAともに「自社クレジットカード会員のみ」に限定されています。

申し込み資格のある18歳以上でマイレージ機能のみのカードの人は、この機会にカードを申請してはいかがでしょうか?

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