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ユナイテッド航空のマイルは何に交換できる?マイルの特徴や貯め方も

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2022.01.19
by ドットマネー編集部

ユナイテッド航空とは

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アメリカを代表する大手航空会社といえば「ユナイテッド航空(UA)」です。日本ではアメリカの空港発着の国際線がメインですが、国際線利用が少ない日本在住者でも、ユナイテッド航空の「マイレージプラス」に入会している人は少なくありません。

UAマイルプログラム、マイレージプラス

各航空会社には、利用客のためのポイントプログラム「マイレージ」があります。JALは「JALマイレージバンク」、ANAは「ANAマイレージクラブ」があるのはご存じでしょう。

ユナイテッド航空のプログラムは「マイレージプラス」と呼ばれます
。入会後は搭乗のたびに「フライトマイル」が積算され、貯まったマイルはさまざまな「特典」に交換が可能です。

マイレージプラスへの入会手続きは、Webサイト上で簡単に行えます。会員情報を記入し利用規約に同意すれば、すぐに会員資格が得られます。

ANA、スターアライアンス派におすすめ

世界には「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」の三つの航空連合(アライアンス)がありますが、ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスに所属しています。 

同じアライアンスの提携航空会社間では、マイルの相互利用ができる
というルールがあります。つまり、マイレージプラスに入会すれば、スターアライアンスに加盟する航空会社のフライトでも、ユナイテッド航空のマイルを貯められようになります。 

スターアライアンスには「ANA」「エアカナダ」「中国国際航空」「アシアナ航空」など全26社が加盟しています。ANAやスターアライアンスメンバーのフライトを利用しやすい人は、マイレージプラスへの入会を検討しましょう。

ユナイテッド航空のマイルの魅力と特徴

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ユナイテッド航空のマイルには、利用するうえでのメリットがたくさんあります。日系航空会社のマイレージに慣れている人は、その自由度の高さに驚くでしょう。

無期限で貯められる

ユナイテッド航空のマイルには有効期限がありません。自分のペースでじっくりと貯め、好きなときに使えます。もともとは、18カ月間の期限がありましたが、2019年8月にルールが変更されました。 

ちなみに、ANAやJALのマイルには36カ月間の有効期限があります。期限前に「ANA SKYコイン」や「e JALポイント」に交換すれば期限を延長することができますが、無期限は叶いません。

「年に1回しかフライトを利用しない」という人には、マイレージプラスが向いています。

ANA特典航空券に交換できる

ANAとユナイテッド航空は、同じスターアライアンスに加盟しているため「マイルの相互利用」が可能です。マイレージプラス会員は貯まったマイルで、ANAの国内線・国際線の特典航空券も予約できるのです。 

フライトの検索および予約は、ユナイテッド航空のWebサイトの「特典航空券の予約」から行えます。

検索画面で「すべてのスターアライアンス加盟航空会社」にチェックを入れると、ANAの該当するフライトが表示されます。

特典航空券の予約

片道のみの発券も可能

ANAマイレージクラブにおいて「国際線の特典航空券」は片道だけの予約ができません。往路と復路で別の航空会社を使ったり、片道だけを有償航空券にしたりと、自由にアレンジすることが難しいのです。 

一方、マイレージプラスは、ANA国際線特典航空券の「片道予約」にも対応しています。ANAだけでなく、スターアライアンスに加盟する提携航空会社すべてに当てはまります。

なお、提携航空会社の特典航空券に必要なマイル数の一覧表は公開されていません。シーズンや空席状況などさまざまな要因によって変動します。

家族以外にもマイルをプレゼント

相手がマイレージプラスのアカウントを持っている場合に限りますが、自分が貯めたマイルを家族や友だちに送ることが可能です。移行できるのは500〜10万マイルで、500マイルごとに手数料や処理料がかかります。

ANAやJALでは、基本的にマイルの譲渡や共有は認められていません。本人以外の特典利用は可能ですが、ANA・JALともに「配偶者」「2親等以内の親族」「義兄弟姉妹の配偶者」と対象者が限定されています。

その点、マイレージプラスは使い道が幅広く「旅好きの友人にプレゼントする」といったサプライズもできるでしょう。

マイルを購入できる

日系航空会社ではマイルの売買が禁じられていますが、欧米の航空会社では「バイマイル」が一般的です。

バイマイルはマイルを購入するシステムで、「特典やアップグレードに使用するマイルがちょっぴり足りない」というときに不足分が補えます。

ユナイテッド航空では5000マイル以上の特典旅行を予約した場合、必要なマイルのうち「最大50%」を購入したマイルで補えます。詳細は予約時の電話やオンラインで確認しましょう。

マイルは特典航空券の予約にかかわらず購入できます。ただ、購入とは別に税金や手数料がかかるため、割高感を覚えるかもしれません。

ユナイテッド航空は最小2000マイルから「1000マイル当たり35米ドル」で購入でき、別途税金と手数料がかかります。ただ、キャンペーン期間であれば、マイル購入で数十%の割引が受けられることもあるようです。

賢くマイルを貯めるコツ

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大きくマイルが貯まるのはフライト利用ですが、それだけではなかなかマイルは貯まりません。マイレージモールや予約サイト、クレジットカードを併用すると、無理なく貯められます。

フライトで貯める

ユナイテッド航空のマイルが貯まるのは、「ユナイテッド航空」「ユナイテッドエクスプレス」「スターアライアンスの提携航空会社」や「2社間で独自に提携している航空会社」を利用した場合です。

マイル数は航空券の種類や航空会社などによっても変わりますが、ユナイテッド航空では「運賃」「飛行距離および購入の運賃クラス」によって決まります。

対象となる一部の便では、会員ランクに応じた「ボーナスマイル」も積算されます。予約時は忘れずに係員に「マイレージプラス会員番号」を伝えましょう。

マイルが貯まるクレジットカードを使う

旅行はもちろん、普段の生活でも効率的にマイルを貯めたいなら「クレジットカード」を活用しましょう。セゾンとユナイテッド航空が提携した「MileagePlusセゾンカード」は、カード決済で最大1.5%のマイルが貯まります。 

直接マイルが貯まらないクレジットカードの場合は、ポイント交換の提携先にユナイテッド航空が含まれているかを確認しましょう。交換時の手数料や換算レートも要チェックです。

多くのカードは、入会や継続で「ボーナスポイント」や「ボーナスマイル」が進呈されるため、目標のマイル数にぐっと近づけます。

ホテルの予約はKaligo.comから

ホテルを予約する際は、世界の55万軒以上のホテルが予約できる「kaligo.com(カリゴ)」を利用しましょう。航空会社のプログラムと提携があり、ホテル予約をするたびに航空会社のマイルが貯まるのが特徴です。 

プログラム提携を行うパートナー企業は50社以上で、ユナイテッド航空はもちろん、「JAL」「キャセイパシフィック」「ブリティッシュエアウェイズ」「中華航空」など、日本人が利用しやすい航空会社が名を連ねます。 

ホテルを検索すると、ホテル料金と1回の宿泊で獲得できるマイル数が表示されます。登録しなくても検索ができるので、まずはどのくらいのマイルが獲得できるかをシミュレーションしてみましょう。

550,000 Hotels. Great Rates. Incredible Rewards!

マイレージモールを利用

ユナイテッド航空のマイレージモール「MileagePlus Shopping Japan」を利用して、ネットショッピングで効率よくマイルを貯めましょう。

サイトを経由して買い物をすると、購入金額に応じてマイルが付与されます。「じゃらん」「楽天」「iHerb」「ニッセン」などの大手通販サイトも加盟しています。

例えば、「楽天市場」では1000円につき最高12マイル、「ピザハット」は1000円につき2マイル、「iHerb」では1000円につき10マイルが貯まります。

モールの使用前には、インターネットブラウザの「Cookie」を有効にしておきましょう。

オンラインでお買い物をして、マイレージプラスショッピングでマイルを獲得

ユナイテッド航空のマイルの使い道

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ユナイテッド航空では、マイルをどんな特典に交換できるのでしょうか?航空券や座席のアップグレードはもちろん、楽天ポイントや商品にも交換できるため、旅行の予定がない人でも使い道に困ることはないでしょう。

王道はやっぱり特典航空券への交換

マイルの使い道の王道は「特典航空券」です。片道ずつの予約が可能で、かつ「搭乗クラス」が自由に選べるため「往路と復路で別のクラスを予約する」という楽しみ方もできるでしょう。

マイレージプラス会員は、ユナイテッドとユナイテッド・エクスプレスにおいて、特典予約に座席制限がありません。

また、三つ以上の片道特典を予約すると、うち一つの片道特典が無料になる「エクスカーショニスト・パーク」が適用になる場合があります。浮いたマイルでホテルを予約すれば、旅費が大きく節約できます。

座席のアップグレードでラグジュアリーに

ユナイテッドとユナイテッド・エクスプレスのほとんどの有償航空券では、マイルによる座席のアップグレードが可能です。疲れやすい長距離路線では、ワンランク上の座席を予約しましょう。

必要なマイル数は座席タイプや運賃クラス、プレミア資格などさまざまな要素によって決まります。「追加料金」が必要になる運賃クラスもあるため、予約時に確認が必要です。 

なお、上級会員である「プレミア会員」はステイタスや空席状況に応じ、アップグレードが無料で行えます。

バケーションや楽天ポイントにも

旅行ではマイルを「ホテル特典」や「レンタカー特典」「クルーズ特典」と交換するのがおすすめです。「MileagePlus Exclusives」に参加すれば、バケーションやスポーツパッケージなどのユニークな体験もできるでしょう。 

また「Audience Rewards」に会員番号を登録すると、 マイルを使ってブロードウェイの人気のショーが楽しめます。 普段の生活で無駄なくマイルを使いたい人は、提携店や楽天グループで幅広く使える「楽天ポイント」に交換するのが賢明です。

マイレージプラスのプレミア会員資格

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マイレージプラスでは搭乗回数と航空券の金額に応じて会員のステイタスが決まります。「プレミア会員」はワンランク上の会員資格で、「プレミアシルバー」「プレミアゴールド」「プレミアプラチナ」「プレミア 1K」の4ランクに分かれます。

2023年に向けた資格取得条件

ステイタスは年間に獲得した「プレミア資格対象フライト(PQF)」と「プレミア資格対象ポイント(PQP)」で決まります。

・PQF:飛行区間数に基づいて算出
・PQP:フライトの基本運賃・サーチャージ・座席クラスなどの合計金額

獲得状況は1年ごとに更新されるため、資格保持のためにはポイントを獲得し続ける必要があります。

対象フライトは、ユナイテッドまたはユナイテッド・エクスプレス便です。期間中に4区間以上搭乗しましょう。

なお、新型コロナウイルスの影響を受けて22年のフライト予定が不鮮明なことから、23年度資格獲得ルールに一部変更がありました。

PQFとPQPのプレミア資格取得条件引き下げ提携クレジットカードの利用数に応じてPOPが獲得できるなど、よりステータスの獲得・維持がしやすくなっています。

プレミア会員が得られるメリットとは?

プレミアステータスに到達すると、一般会員にはないワンランク上の特典が享受できます。 

予約時は、エコノミークラスの特典旅行優先枠が確保されたり、特典旅行の空席待ちが優先されたりするなどの優遇があります。プラチナ以上になると電話による「予約手数料(25米ドル)」がかかりません。 

搭乗時は「優先チェックイン」「優先セキュリティチェック(一部の空港のみ)」が適用になるため、長蛇の列に並ぶ必要がなくなるでしょう。「無料受託手荷物許容量」も拡大され、荷物やお土産が多くなってもハラハラせずに済みそうです。 

このほかにもステイタスに応じたさまざまな特典が用意されています。Webサイトの「プレミア資格の特典」の一覧を確認しましょう。

マイレージプラスプレミア会員資格 - 特典とステータスの比較 | ユナイテッド航空

特典航空券を利用する際の注意点

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ユナイテッド航空の特典航空券(特典旅行)のルールは、19年の11月に一部変更されています。時期によっては必要マイル数が多くなるため、予約のタイミングを見極めましょう。

必要マイルがシーズンで変動

ユナイテッド航空では、特典航空券に必要なマイル数が固定されていません。シーズンや座席の空席状況などでマイル数が変化する「変動制」を採用しています。 

繁忙期は必要マイル数が多くなり、閑散期は通常よりも少ないマイルになることが予想されるでしょう。出発直前の予約もマイル数が多くなる傾向があるため、早めの行動が肝心です。 

なお、以前は発券時に最大75米ドルの追加手数料が必要でしたが、現在は不要です。特典航空券に必要なマイル数はWebサイトの「特典航空券の予約」で検索できます。

2タイプの特典航空券とステイタスの関係

特典旅行必要マイル数は変動制になりましたが、以前は「セーバー特典」と「エブリデイ特典」という2タイプの特典が設定されていました。

現在も検索画面では「特典名」で運賃が表示されていますが、これはお得な航空券を見つけやすくするための工夫です。 

セーバー特典は特定の航空券での「最安値」を意味します。「プレミア会員」は「エコノミー×セーバー特典」の予約が優先されるうえ、予約席が残りわずかとなっても、空席がある限りはマイルでの予約が可能です。 

「プレミアプラチナ」「プレミア1K会員」は、エコノミーに加え「ユナイテッド・ビジネス」などの他のクラスにおいても優先予約が適用されます。

マイルを貯めるおすすめカード

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マイレージプラス会員は「ユナイテッド航空のマイルが直接貯まるカード」または「カード会社のポイントがマイレージプラスに移行できるカード」の、いずれかを選択しましょう。カード選びでは、年会費が自分に見合っているかも要チェックです。

初心者マイラーにおすすめ MileagePlusセゾンカード

18歳以上(高校生を除く)のマイレージプラス会員であれば誰でも申し込めるカードで、年会費は1650円(税込)です。

買い物でのマイル付与率は0.5%(1000円につき5マイル)とそれほど高くはありませんが、年会費5500円(税込)を追加して「マイルアップメンバーズ」に参加すると、1000円につき15マイルが貯まります(上限3万マイル)。 

リーズナブルな年会費ながら、最高3000万円までの海外旅行傷害保険が利用付帯しています。年に1~2回旅行や出張に行くという人には心強いお守りになるでしょう。

MileagePlusセゾンカード(マイレージプラスセゾンカード)|入会サイト

高還元率が魅力 MileagePlusセゾンゴールドカード

年会費は2万2000円(税込)とやや高めですが、マイルの還元率は業界最高水準といわれる1.5%で、1000円(税込)につき15マイルが積算されます。 

携帯電話や公共料金などの毎月の固定費もカードで支払えば、1年でもかなりのマイル数になるでしょう。年間7万5000マイルを超えると、還元率は0.5%となります。 

「最高5000万円の海外・国内旅行傷害保険」や「国内空港ラウンジの無料利用」が付帯しているため、旅がぐっと快適になります。アメックスを選択した場合、カード継続時に1500マイルが進呈されるのにも注目です。

MileagePlusセゾンゴールドカード(マイレージプラスセゾンゴールドカード)|入会サイト

40社以上のマイルと交換可能 SPGアメックス

SPGアメックスでは、カード利用100円(税込)につき3Marriott Bonvoyポイントが貯まります。

貯まったポイントは、ユナイテッド航空を含む40社以上のマイルと交換が可能で、ほとんどは「3ポイント→1マイル」の換算です。

6万マイルを交換するごとに5000マイルが進呈されるため、大きく貯めて一気に交換するのがお得でしょう。 

また、Marriott Bonvoyとユナイテッド航空はパートナー関係にあり、「リワードプラス」に参加すると、マイレージプラスへの交換時に「10%のボーナスマイル」がプラスされます。

スターウッドプリファード カード|アメリカン・エキスプレス

まとめ

日本在住者は日系航空会社のマイレージを選択しがちですが、あえてユナイテッド航空を選択するマイラーも少なくありません。マイルに有効期限がないうえに、購入や譲渡が自由にできるのは魅力です。 

マイルを効率よく貯めるには、クレジットカードが不可欠です。マイレージプラスと相性のよいカードはいくつもあるため、年会費や特典などを比較しながら、自分に最適な1枚を選びましょう。

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