ハワイに飛んでJALのマイルを貯めよう
ハワイは毎年多くの日本人が訪れる人気のリゾート地です。「マイルを貯めてハワイに行く！」と大きな目標を掲げる人も多いでしょう。
ハワイを拠点とする航空会社「ハワイアン航空」は、「JAL」とパートナーシップを組んでいます。
ハワイと各地を結ぶ運航路線
ハワイと世界各地を結ぶ航空会社が「ハワイアン航空」です。北米・日本・オーストラリア・サモア・タヒチ・韓国には直行便があり、年間を通して多くの観光客がハワイを訪れます。
日本の場合、羽田空港・成田空港・関西国際空港・新千歳空港・福岡空港からオアフ島「ホノルル」への直行便が運航しているほか、羽田空港からはハワイ島「コナ」に直接飛ぶことができます。
火山活動が活発なハワイは、大小合わせて130以上の島々から成り立っていますが、観光ができるメインの島は、カウアイ島・オアフ島・ラナイ島・モロカイ島・マウイ島､ハワイ島の6島です。
ハワイアン航空はメインとなるほとんどの島に運航便があるため、「ハワイ諸島間の乗り継ぎ手段」としても重宝されています。
JALとハワイアン航空は提携
ハワイアン航空とJALは、18年10月よりマイレージプログラムの提携を開始しました。マイレージ会員であれば、ハワイアン航空のフライトでJALマイルを貯めたり、JALのマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約したりと両社の運航便で「マイルの相互利用」が行えます。
以前は、ANAとハワイアン航空が提携関係にありましたが、18年3月14日をもってコードシェアとマイレージ提携は終了しました。現在、日本とハワイを結ぶのは「JALの直行便」とJALとハワイアン航空の「コードシェア便」です。
また、ハワイアン航空は「ユナイテッド航空」や「大韓航空」「デルタ航空」などともマイレージ提携を結んでいます。
JALのマイルはどれくらい貯められる？
ハワイアン航空の搭乗便では、JALマイルがどのくらい貯められるのかをシミュレーションしてみましょう。国際便・ハワイ離島便ともに「対象の予約クラス」が限定されています。
対象の予約クラス
ハワイアン航空のハワイ発着国際便は、JALマイルが積算される「対象の予約クラス」及び「マイルの積算率」が決まっています。
予約クラスとは、「エコノミー」などの座席クラスを「格安運賃」「パッケージ割」などの運賃種別で細分化したものです。アルファベット1文字で示されます。
ビジネスクラス運賃（125％）：J・P・ C・D
ビジネスクラス運賃（100％）：A
エコノミークラス普通運賃（100％）：Y
エコノミークラス特別運賃1（70%）：W・X・Q
エコノミークラス特別運賃2（50％）：V・B・S・N・M・I・H・ G
エコノミークラス特別運賃3（30％）：K・L
積算対象予約クラスであれば、パッケージツアーなどの「包括旅行運賃」もマイル積算の対象です。
一方で、対象の予約クラスではない場合、どのような運賃種別でもマイルは貯まりません。「ハワイ-北米間は積算対象外」であることも覚えておきましょう。コードシェア便は、「HA便名でJLが運航する便」のみ積算対象です。
ハワイ離島便の場合
ハワイ発着の「ハワイ離島便」には、ハワイ発着国際線とは別の「対象予約クラス」が設定されています。離島便はビジネスクラスがなく、ファーストとエコノミーの2種類です。
ファーストクラス運賃（125％）：F・P・C・D
ファーストクラス運賃（100％）：A
エコノミークラス普通運賃（100％）：Y・W・X・Q・V・B・S・N・M・I・H・G・K・L
エコノミー クラス特別運賃（30％）：Z
フライトマイルの計算方法
ハワイアン航空のフライトマイルは、JALのフライトマイルの積算方法と同じです。
フライトマイル=「搭乗区間の区間マイル」×「予約クラスの積算率」
区間マイルは、出発地から目的地までの飛行距離が基本です。「IATA（国際航空運送協会）」のTPM（運賃計算に使用する区間距離）が基準となっています。
JALの「距離制特典区間マイル計算機」を使えば、すぐに算出が可能です。なお、IATAの基準は毎年春と秋の改訂です。JALでは数値に基づき毎年「7月と翌1月」に更新するため、時期によっては最新値と若干異なる点は念頭に置きましょう。
先ほどのツールへローマ字で東京（TOKYO）-ホノルル（HONOLULU）と打ち込んで計算してみると、区間マイル数は3831マイルです。予約クラスの積算率が100％の場合、フライトマイルは、3831マイル×100％=3831マイルとなります。
マイル加算の手続き方法
ハワイアン航空の搭乗でJALマイルを貯めるには「予約時」または「搭乗前」に、JALの「お得意様番号」を登録する必要があります。お得意様番号と紐づいているマイル口座に対して、マイルが積算されていく仕組みです。
JALからハワイアン航空便を予約したときも、「JALマイルの積算で」と申し出るとJALマイルへ積算できます。空港のチェックインカウンターや予約の電話口でJALマイルで積算する旨と9桁の「JMBお得意様番号」を伝えましょう。
JAL Webサイトからの予約では、お得意様番号でログイン後に予約画面に希望する便を入力すればOKです。
万が一、予約時や搭乗時に積算手続きができなかった場合は、Webサイト上や郵送で「事後登録」が行えます。登録が可能なのは、「搭乗日の14日後（ハワイアン航空便搭乗の場合。JAL便は5日後）～6カ月以内」です。
郵送の手続きでは、「航空券の原券」や「eチケットの控え（コピー可）」などの同封が必要なため、フライト後も捨てずに保管しておきましょう。国内線と国際線では、必要な書類が異なります。
JALマイレージバンク - フライトマイル積算手続き・事後登録手続き
ハワイアン航空のマイルを貯める場合
ハワイへの渡航が多い人は、ハワイアン航空のマイレージプログラムに入会する選択肢もあります。ハワイアン航空のマイルでJAL便の特典航空券が予約できるうえ、マイルの譲渡や共有も可能でメリットは少なくありません。
HawaiianMilesとは
ハワイアン航空のマイレージプログラムは「HawaiianMiles（ハワイアンマイルズ）」と呼ばれます。飛行距離 1マイル（=1609.344m）ごとに 1 マイルが獲得でき、貯まったマイルはハワイアン航空及び提携航空会社の特典航空券などに交換が可能です。
HawaiianMilesのよいところは、特典航空券の利用が不可となる「ブラックアウト期間」がない点です。年末年始などの繁忙期でも、空席がある限り予約ができます。
日系航空会社のマイルは譲渡ができず、共有も「家族プログラム」など一部のみが対象です。HawaiianMilesでは、友人とマイルを共有したり、ギフトとしてマイルをプレゼントできたりします。
なお、「SPGアメックスカード」で付与される「Marriott Bonvoyポイント」は、HawaiianMilesへの移行が可能です。ハワイアン航空と相性のよいカードとして覚えておきましょう。
対象のJAL便と事後登録方法
特典航空券を利用する場合、JAL便では「日本航空（JAL/JL）」「日本トランスオーシャン航空（TA/NU）」がマイル積算対象です。JAL便名のコードシェア便は「ハワイアン航空運航便」と「JAL運航便」にしか積算されません。
「予約クラス」及び「マイル積算率」の詳細は、ハワイアン航空のWebサイトに掲載されているため、予約前に確認しましょう。
マイルの積算は「予約サイトでHawaiianMiles番号を追加」「Webチェックイン時に手続き」「空港チェックカウンターで申請」のいずれかで行います。
搭乗前に手続きができなかった場合は「事後加算」も可能です。搭乗日から5～120日の間に、会員専用のWebサイト「HawaiianMilesセクション」で申請を行いましょう。申請後、30日前後でマイルが反映されます。
まとめ
ハワイアン航空とJALはパートナー関係にあり、マイルの共有やコードシェア便の運航などを行っています。
ハワイアン航空の搭乗便でJALマイルを貯める際は、予約クラスと積算率の確認を行いましょう。コードシェア便は、HA便名でJLが運航する便のみ積算対象です。
ハワイに行く機会が今後増えそうな人は「ハワイアン航空」のHawaiianMilesに加入することも検討しましょう。
マイルを使って、JALの特典航空券が予約可能です。コードシェア便は、HA運航便・JL運航便ともに積算されます。
業界No.1の会員2,500万！ みんなが使っているポイント交換サービス 
ポイントのお得な利用を応援！ 交換できるラインナップは60以上 
業界で唯一のポイント交換手数料無料！ 
