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電子マネーとプリペイドカードの違い。プリペイド型電子マネー3選

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2021.12.04
by ドットマネー編集部

電子マネーとプリペイドカードの違い

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キャッシュレス化にともない、近年はさまざまな決済手段が選択できるようになりました。「電子マネー」と「プリペイドカード」はいくつかの類似点がありますが、両者の違いはどこにあるのでしょうか?

電子マネーとは?

電子マネーとは、各企業の無線通信技術を活用して支払いを行う「非接触型決済」の一種です。 代表的なものには、JR東日本の「Suica」、楽天の「楽天Edy」、イオングループの「WAON」、セブン&アイ・ホールディングスの「nanaco」などが挙げられます。 

ICチップ搭載の専用のカード、またはスマホにインストールしたアプリで使うのが一般的で、リーダライターにカードやスマホをかざすことで決済が完了します。 

支払いは、あらかじめ金額を入金する「プリペイド式」や後払いの「ポストペイ式」など、複数の方法から選択が可能です。

プリペイドカードとは?

カードに事前にお金をチャージしておき、チャージした金額の範囲内で買い物ができるのがプリペイドカードです。

 電子マネーには、使用した金額が「後払い」で請求されるポストペイ型がありますが、プリペイドは前払いをした金額しか使えません。「テレフォンカード」「QUOカード」「スターバックスカード」もプリペイドカードの一種です。 

カードは主に、「使い切りタイプ」と「再チャージ可能なタイプ」に大別されます。再チャージ可能なタイプは、VisaやJCBなどの「国際カードブランド」のプリペイドカードが有名です。

電子マネーの支払い方法は3タイプ

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電子マネーはプリペイドカードと違い、自分に合った支払い方法が選択できるのがメリットです。使いすぎが心配な人は「プリペイドタイプ」、欲しいものをすぐに購入したい人は「ポストペイタイプ」が便利です。

先にチャージするプリペイドタイプ

プリペイドカードと類似しているのが「プリペイドタイプ」の電子マネーです。事前に電子カードやアプリにお金をチャージしておき、残高の範囲で支払いを行います。

チャージした分だけしか使えないため、クレジットカードと異なり際限なく使う心配がありません。あらかじめ決められた予算内でやりくりできるため、家計管理にも役立つでしょう。 

1回のチャージ上限額及び残高上限は、電子マネーごとに異なります。また、残高が少なくなると、クレジットカードや銀行口座から自動的に残高へチャージする「オートチャージ機能」を備えたタイプもあります。

即時に支払うデビットタイプ

「デビットタイプ」は、決済と同時に事前に紐づけておいた預金口座から即時引落しされるタイプの電子マネーです。

「電子マネーの残高=預金残高」となり、口座残高の範囲内で支払いが行えます。口座残高が0になれば、入金するまで電子マネーは使えません。 

プリペイド同様、必要以上に使いすぎてしまう心配がないうえ、家計のやりくりがしやすいのがメリットです。「iD」はデビットタイプにも対応しています。

後払いのポストペイタイプ

「ポストペイタイプ」とは後払い式の電子マネーのことです。電子マネーにクレジットカードを登録しておくのが前提で、使った分は毎月のクレジットカードの利用額に合算して請求されます。

事前チャージの必要がなく、手持ちのお金がなくても支払えるのはメリットですが、自分が使った額を把握しておかなければ、翌月以降の請求額が高くなるでしょう。 

ポストペイを代表する電子マネーには「QUICPay」や「iD」などがあります。

プリペイドタイプのおすすめ電子マネー

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「使いすぎが心配」「利用額をしっかり把握したい」という人におすすめなのがプリペイドタイプの電子マネーです。現在普及している電子マネーの多くはプリペイド機能を備えているといってよいでしょう。

電車もショッピングも Suica

「Suica」は、JR東日本が発行する「交通系」の電子マネーです。「Suica定期券」「My Suica(記名式)」「Suicaカード」「モバイルSuica」「Suica機能付帯クレジットカード(ビューカード)」の5種類があります。

電車・バス・タクシーなどの交通機関で利用できるほか、コンビニやドラッグストア、スーパーなどでの支払いにも使えるのが特徴です。

また、JRE POINT WEBサイトに登録したSuicaで支払いをすると、利用額に応じてJRE POINTが貯まります。ポイントは「1ポイント→1円」で、Suicaのチャージ残高に移行が可能です。

Suica:JR東日本

街でも楽天ポイントが貯まる 楽天Edy

「楽天Edy」は大きく分けて「カードタイプ」とおサイフケータイで使える「アプリタイプ」の2種類です。さらに、カードタイプは「Edy-楽天ポイントカード」と「Edy機能付き楽天カード」に大別されます。 

楽天Edyで支払いをすると購入代金200円(税込)につき1ポイントが貯まるのが特徴です。さらに、楽天カードからのチャージでは200円につき1ポイントが積算され、還元率は合わせて1%になります。 加盟店舗数が多く、街中のさまざまな店舗で使えるため1枚持っておくと便利でしょう。

楽天Edyは、楽天グループのプリペイド型電子マネーです:楽天Edy

支払いタイプを選べる iD

「iD」はNTTドコモが開発した電子マネーで、カード版(iD付きプリペイドカード)とモバイル版(iDアプリ)があります。ポストペイ・プリペイド・デビットのすべてに対応しており、自分の使いやすいタイプが選択できるのがメリットでしょう。 

利用可能な場所は全国に150万以上で、ドトールやモスバーガー、吉野家などの有名チェーン店も多く参入しています。

iDを搭載したプリペイドタイプのカードには「ソフトバンクカード」や「d CARD プリペイド」「チケットレストラン タッチ」などがあります。スマホでiDを使う場合は、対応機種が限定されている点に注意が必要です。

電子マネー「iD」

まとめ

電子マネーを利用すると日々の支払いがスムーズになります。プリペイドタイプなら使いすぎが防げるうえ、日々の家計管理にも役立つでしょう。 

有名な電子マネーといえばSuica・楽天Edy・iDですが、WAONやnanacoなど、ほかにもさまざまな電子マネーがあります。利用可能店舗に「自分の生活圏内にある店舗」が含まれているかをチェックしましょう。

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