JALマイルの基本の貯め方
JALマイルを貯めるには「JALマイレージバンク(JMB)」に入会し、JMB会員になるのが最初のステップです。会員になると、数字9桁または7桁の「お得意様番号」が記載されたカードが届きます。
フライトで貯める
JALマイルの基本の貯め方は「フライト利用」です。JALでは以下のフライトを利用した際に「フライトマイル」が貯まります。
・JALグループ便(日本航空・日本トランスオーシャン航空・日本エアコミューター
・琉球エアーコミューター)
・ワンワールドの提携航空会社
・JMB提携航空会社
予約時または搭乗時にお得意様番号を伝え、「会員名で発券された航空券」で搭乗するとマイルが積算されます。提携航空会社では「マイル積算対象の予約クラス」が決まっているため、事前に確認が必要です。
・フライトマイル=「搭乗区間の区間マイル」×「利用運賃(予約クラス)のマイル積算率」
「区間マイル」は飛行距離によって決定され、距離が長ければ長いほどマイル数が増える仕組みです。「利用運賃」は割引率が低く、価格が高いほどマイル積算率が高くなります。
フライト以外で貯める
フライト以外では「ショッピング」や「サービス利用」がメインです。 「クレジット機能が付いたJMBカード」で決済すると、金額に応じたショッピングマイルが積算されます。
電子マネーWAONの支払いでJALマイルが貯まる「JMB WAONカード」は、イオングループをよく利用する人におすすめです。 また、全国には、JMBカードの提示でマイルが貯まる「マイルパートナー」が約3万5000店あり、食事や給油、カラオケなどの身近な支払いでも、マイルがどんどん積算されます。
旅行時は、マイル提携をしている「宿泊施設」や「レンタカー」を予約すると、効率よくマイルが貯まります。
JALマイルは空港内でも貯められる
旅行や出張のときに利用する「空港」は、JALマイルがザクザク貯まる場所なのをご存じですか?JALマイルが積算されるお店は「マイルパートナー」と呼ばれています。
お買い物や外貨への両替
空港でお土産や免税品を購入するときは、マイルパートナーの店舗を選びましょう。 日本人観光客が多い韓国では「新羅免税店(ソウル店・仁川空港店) 」がマイルパートナーに指定されています。マイルの積算率は「購入3USドルごとに2マイル」です。
ハワイでは「Tギャラリア ハワイ by DFS」と「DFS ダニエル.K.イノウエ国際空港店」の2店舗が、マイルパートナーです。「購入3USドルごとに1マイル」が積算されます。
また、海外旅行では欠かせない「外貨の両替」も積算対象です。「トラベレックス」では、現金両替(円⇒外貨)1万円につき20マイルが積算されます。
JAL空港宅配サービスの利用
JALが発着する空港では、JALマイルが貯まる「JAL空港宅配サービス」が利用できます。対象空港は、「JALエービーシーカウンター」が設置されている「成田国際空港」「羽田空港(第2・3ターミナル)」「中部国際空港」「関西国際空港」「新千歳空港」です。会員はJAL便以外の搭乗でもマイルが積算されます。
・JMB会員:出発・到着宅配→50マイル/個・往復宅配→100マイル/個
・JALカード会員:出発・到着宅配→100マイル/個 往復宅配→200マイル/個
サービスは、自宅から出発空港まで荷物を運ぶ「出発宅配」と到着空港から自宅に荷物を運ぶ「到着宅配」の2種類です。お得に利用したい場合は出発・到着宅配がセットになった「往復宅配」を選びましょう。
なお、「JALカード特約店」につき「JALカードでの支払い」で、さらにマイルがプラスされます。
駐車場の利用
旅行時、マイルパートナーに指定された空港パーキングに車を預けると、JALマイルが貯まります。「セントラルパーキング成田」は100円で1マイル、「サンパーキング成田店」は100円で3マイルと、駐車場ごとに積算率が異なる点に注意しましょう。
また、空港に併設された多くの空港パーキングは、JALカード決済でマイルが2倍積算される「JALカード特約店」です。年会費3300円(税込)で「ショッピングマイル・プレミアム」に事前に加入しておくと、マイルがさらに2倍プラスされ、通常の4倍もお得です。
例えば「新千歳空港A駐車場 」の場合、ショッピングマイル・プレミアム未加入では200円で2マイルですが、加入すると100円で2マイルが貯まります。
知っておきたい こんなサービスでも貯まる
ショッピングでJALマイルが貯まるのは多くの人が知るところですが、「交通機関の利用」や「コートの預かり」でもマイルが貯まるのは、意外と知らない人が多いようです。
コートなどの手荷物預かり
北から南に移動する際、冬場は分厚いコートが邪魔になるものです。「成田国際空港」「羽田空港」「関西国際空港」「中部国際空港」のJALエービーシーカウンターでは、冬場のコートを預かる「コート預かりサービス」を提供しています。
料金の支払い時に、JMBカードまたはJALカードを提示すると、料金にかかわらず、コート1着につき50マイルが積算されます。JAL特約店に指定されているため、JALカードで決済をすればさらにお得です。
また、コート以外の手荷物に対応する「手荷物一時預かりサービス」では、手荷物1個につき20マイルが積算されます。
東京モノレール乗車でも
JMB会員は「交通系ICカード」を利用して「東京モノレール」に乗車すると、1回の乗車で20マイルが貯まります。 対象となる区間は「モノレール浜松町駅」⇄「羽田空港第3ターミナル駅」「羽田空港第1ターミナル駅」「羽田空港第2ターミナル駅」です(4駅以外は対象外)。
初回は、対象乗車履歴のある「交通系ICカード」と「JAL IC機能付きJALマイレージバンクカードまたはJALカード」を、降車駅の改札外に設置された「専用端末」にタッチしましょう。お得意様番号をタッチパネルで入力することも可能です。
2回目以降は、専用端末に交通系ICカードをタッチすると自動的にマイルが積算されます。利用できる交通系ICカードは「Suica」や「PASMO」など、計10種です。
まとめ
空港のサービス利用で貯まるマイルは、フライトマイルに比べるとわずかですが、駐車場や両替、東京モノレールの利用などのさまざまなシーンで積算されます。1回の旅行では「フライトマイル」+「空港利用によるマイル」で、かなりのマイル数が稼げるはずです。
旅行時は、JMBカードやJALカードを忘れずに持参しましょう。積算ルールは、各店舗によって異なるため、利用規約のチェックも欠かせません。