ANAマイルは楽天Edyに交換できる
ANAのマイレージクラブ会員(AMC会員)は、マイルを電子マネーの「楽天Edy」に交換できます。ドラッグストアやコンビニなどの身近な店舗でも使えるようになるため、旅行に行く機会が少ないAMC会員にとってはメリットが大きいでしょう。
交換レートは100%
楽天Edyは、「楽天」グループが発行する電子マネーです。全国のスーパー・コンビニ・ドラッグストアなどの幅広い店舗で使用でき、Edy払いをすると「200円につき1ポイント」が付与されます。
JALマイルは楽天Edyへの交換が不可ですが、ANAマイルは「1万マイル=1口」として1万マイル単位で交換ができます。「1万マイル→1万円分」の交換で、手数料はかかりません。交換できるのは、以下を保有している人に限られます。
・ANAマイレージクラブ Edyカード
・Edy機能付きANAカード
・ケータイ de Edyマイル登録済みのおサイフケータイ
「交換申請」は、ANAのWebサイトから行いましょう。「マイルを使う」→「提携ポイント交換」→「電子マネー 楽天Edy」と進み、「電子マネー 楽天Edyに交換する」をタップします。
電子マネー「楽天Edy」 | 提携ポイントへの交換 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
ただし3口目からの交換は50%に
同一年度内(4月1日~翌年3月31日)において交換するマイル数が2口を超える場合、3口目からはレートが変わります。2口(2万マイル)までは「1万マイル→1万円分」ですが、3口目(3万マイル)からは「1万マイル→5000円分」です。
交換率が50%もダウンしてしまうため、2口までの交換に留めておくのが賢明でしょう。ANAマイルは、「利用した月から起算して3年後の月末」が有効期限です。有効期限直前にまとめて交換すると、思わぬ損につながります。
なお、交換率が半減するのは楽天Edyに限りません。「Tポイント」や「nanacoポイント」も、同様にレートが半減します。
交換後はEdyの受け取りが必要
交換したEdyは、楽天の「Edyギフトサービス(Edyの受け取り)」を通して受け取ります。マイルから交換したEdyには「60日間」の受け取り期限が設定されているため、早めに手続きを済ませましょう。
自動チェックイン機で受け取る
国内線の空港カウンターや搭乗口にある「自動チェックイン機」では、Edyの受け取りが可能です。パネルのメニューをタッチし、「その他のお手続き」→「楽天Edyメニュー」→「Edyの受け取り」と進みます。
端末のカード読み取り部分に「AMC Edyカード」「Edy機能付きANAカード」「ケータイde Edyマイル登録済みのおサイフケータイ」のいずれかをかざすと、パネルに受け取りが可能なEdyの一覧が表示される流れです。
該当するEdyを選び、最後に「Edyを受け取る」をタッチします。Edy残高は「5万円」が上限です。受け取り後の残高が5万円以上になる場合は、受け取るEdyが選択できません。
また、複数のEdyを受け取る場合、手続きを1件完了させるごとに「楽天Edyメニューへ」から最初の画面に戻る必要があります。
コンビニで受け取る
受け取り手続きができるコンビニは、「ファミリーマート」です。店内にある端末「Famiポート」のトップ画面から「金融サービス/国際送金 ファミマTカード/楽天Edy/WAON/スマートピット」をタッチしましょう。続いて「楽天Edy」→「Edyを受け取る」の順に選択します。
操作案内が表示された後、Famiポートの読み取り部分にEdyカードやおサイフケータイを置きます。パネルに受け取りが可能なEdyの一覧が表示されるため、受け取りたいEdyを選びましょう。受け取りの通信中は、Edyカードを動かすのはNGです。受け取り完了後に取引内容が表示されたら、確認後に「OK」を押しましょう。
なお、店舗によっては、Famiポートを設置していない場合があります。ファミリーマートの店舗検索ページから、行く予定の店舗を絞り込みましょう。店舗詳細の「設備、サービス」の項に「Famiポート」のアイコンがあれば、店内に設置されているはずです。
パソコンで受け取る
パソコンで受け取る場合は、PC用リーダの「楽天Edyリーダー」や「PaSoRi(パソリ)」、または「Felicaポート搭載パソコン」のいずれかが必要です。
まず、楽天Edyホームページの「Edy Viewerページ」にアクセスし、「Edyの受け取り」を選択します。通信中の画面が表示されたところで、Edyカードやおサイフケータイをセットしましょう。
受け取り可能なEdyの一覧が表示されるため、受け取りたいEdyを選択します。件名は獲得したキャンペーンの名称でそれぞれ異なりますが、どれもEdyには変わりありません。受け取り期限も合わせて表示されるため、早いものから受け取るのが無難でしょう。
こちらも自動チェックイン機と同じように、残高上限は5万円です。「残高オーバー」と表示された場合は受け取りができないため、残高の範囲内になってから再度申請しましょう。
電子マネー「楽天Edy(ラクテンエディ)」 | チャージ・残高照会など(Edy Viewer)
スマホで受け取る
おサイフケータイを利用している場合は、「楽天Edy」のアプリで受け取り操作が行えます。この場合、「交換申請」は必ず「ケータイ de Edyマイル」サービスに登録しているおサイフケータイから行う必要があります。
アプリトップでは、右上にある「プレゼントマーク」をタップし「Edyの選択」の画面で「おサイフケータイ」を選択しましょう。
続いて「Edyを受け取る」の画面で、受け取りたいEdyの横にある「受け取る」をタップします。一覧にあるすべてのEdyを受け取る場合は、画面下部の「まとめて受け取る」をタップしましょう。
おサイフケータイ以外でも楽天Edyアプリ対応端末や、iPhoneでEdyカード用楽天Edyアプリを通して、Edyカードへの受け取りが可能です。
アプリ名:Edyカード用楽天Edyアプリ
価格:無料
App Store:ダウンロードページ
Google Play:ダウンロードページ
JALマイルは楽天Edyに交換できない
JALマイルの交換先には楽天Edyが含まれていませんが、楽天Edy以外の電子マネーやポイントに交換可能です。代表的な提携先の例を紹介しましょう。
交換可能な電子マネーは?
JALマイルはJALの会員サイトから、イオングループの電子マネー「WAON」に交換できます。「JMB WAONカード」など対象のJMBカードを保有する「JMB WAON会員」限定で、「1万マイル→1万WAON(1万円相当)」の交換レートです。
2023年3月末までの交換申し込みに限り、「1万マイル→1万1000WAON」「2万マイル→2万2000WAON」「4万マイル→5万WAON」のお得なレートが適用されています。
また、「JALカードSuica」の会員は「Suica(電子マネー)」機能にチャージして、電子マネーとして利用できます。交換単位は1回につき1万マイルで、「1万マイル→1万円相当」の交換です。
そのほか、ドコモの「dポイント」や、PASMOへのチャージに使える「TOKYU POINT」にも交換できます。
まとめ
マイルの使い道の王道といえば「特典航空券」ですが、旅行に行く機会がない人にとっては電子マネーとの交換が便利です。
楽天Edyに交換した場合、マイルの価値は「1マイル=1円」です。3口目からの交換ではレートが50%まで下がってしまうため、毎年2口を目安に交換していきましょう。
1マイルあたりの価値が10円以上に大きく上がる特典航空券に比べればお得感は少ないかもしれませんが、普段の生活の中でマイルが無駄なく消費できるのは大きな魅力です。
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