Tポイントとは
「Tポイント」とは「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」グループによる共通ポイントサービスです。全国にはTポイント加盟店があり「Tカード」の提示でポイントを貯めたり使ったりできます。
通常ポイントと期間固定Tポイントの2種類
Tポイントには「通常ポイント」と「ストア限定Tポイント」の2種類があり、それぞれ「有効期限」や「利用できる場所」が異なります。
通常ポイントは「1ポイント=1円」の価値があり、「全国のTポイント提携先」で幅広く使えます。有効期限は「最終利用日」から1年間で、ポイントを使用・獲得・交換するたびに、残高ポイントの期限が更新されるのが特徴です。
ストア限定Tポイントも「1ポイント=1円」として支払いに充当できますが、「決まった提携先」でのみ使えます。提携先の詳細は、Tサイトの「マイページ」を確認しましょう。
有効期限はポイントごとに異なり、通常ポイントのように期限が延長されることはありません。期限が異なるポイントが複数あるときは、有効期限の短いものから消費されていきます。
どこで貯めて使えるの?
ストア限定Tポイントは利用できる場所が決まっていますが、通常ポイントはさまざまな提携先で貯めて・使えるのがメリットです。
・街のTポイント提携先
・オンライン上のTポイント提携先
・海外のTポイント提携先
身近な街のお店では「TSUTAYA」「ウエルシア」「眼鏡市場」「ファミリーマート」「ソフトバンク」などが挙げられます。
また、「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO by ASKUL」などの大手通販サイトでのショッピングでもポイントの獲得・利用が可能です。ただし、これらヤフーサービス(一部を除く)でのTポイントの付与および利用は2022年3月31日で終了し、以降はPayPayボーナスに変わります。
海外の提携先はそれほど多くはありません。グアムやハワイ、中国などの免税店や日本料理店などで使えます。
TポイントをJALマイルに交換する方法
Tポイントは、JALマイルに直接交換ができないため「Tポイント→JRキューポ→Pontaポイント→JALマイル」の交換ルートを活用しましょう。
まずはTポイントをJRキューポに交換
貯まったTポイントはさまざまな他社ポイントに交換ができますが、「JRキューポ」も交換先の一つです。交換比率は「Tポイント 1ポイント→JRキューポ 1ポイント」で、手数料はかかりません。
交換申請は「Tサイト」から行えます。事前に「JRキューポのWebサイト」で「会員登録」を済ませておきましょう。
手続きには「Yahoo JAPAN! IDの認証」と「JRキューポサイトでの認証」が必要です。ポイント交換が完了するのは、申請から約2~3日後と見ておきましょう。
JRキューポとは?
JRキューポはJR九州のポイントです。「JR九州インターネット列車予約サービス」や「JQ CARD」、交通系ICカード「SUGOCA」などの利用で貯まります。
貯まったポイントは「1ポイント=1円」として、加盟店での買い物やSUGOCAへのチャージなどに使えます。
JRキューポとTポイントは相互交換が可能です。交換比率は「1:1」で、どちらに交換する際も手数料は無料です。また、JRキューポは「Pontaポイント」にも交換ができます。
次にJRキューポをPontaポイントへ
「Pontaポイント」は、全国のPonta提携店やネット上で貯めて・使える「共通ポイント」です。
「JRキューポ 1ポイント → Pontaポイント 1ポイント」の等価交換が可能で、手数料はかかりません。交換単位は、500ポイント以上1ポイント単位です。
ポイント交換は「JRキューポ」のWebサイト上で行えますが、JRキューポの会員情報にPonta会員IDを登録する必要があります。
Ponta会員IDとは「Pontaカード」の表面の中央下に記載されている15桁の番号を指します。Pontaカードを持っていない場合は、この機会に発行手続きを行いましょう。
交換完了までは1週間ほどかかります。
PontaポイントをJALマイルへ交換
PontaとJALは提携関係にあり、PontaポイントとJALマイルの相互交換が可能です。2ポイント以上、2ポイント単位で「Pontaポイント 1ポイント→JALマイレージバンク 0.5マイル」に換算されます。
交換ができるのは、JALマイレージバンクの会員で、かつ「PontaWeb会員登録済みのPonta会員ID」を保有している人です。
また、ポイント交換申請時は「JMB×Ponta会員登録」が必要です。手続きから交換までは1週間ほどかかります。
ポイントを交換するための準備
ポイントを交換する前は、利用するWebサイト上で「会員登録」を行います。交換にあたり、クレジットカードや電子マネーカードを発行する必要はありません。登録作業にお金はかからず、手元に必要資料があればすぐに完了します。
各々のポイント会員登録を済ませる
交換申請を行う前に、各サイトで「会員登録」を済ませましょう。
・JALマイレージバンクへの入会
・Tサイトの会員登録
・JRキューポWebの会員登録
・PontaWebの会員登録
・JMB×Pontaの会員登録
「Tサイト」を利用するには「Yahoo! JAPAN ID」の取得が必要です。Tカードを持っている場合と持っていない場合では、手続きの手順が異なります。詳細は「Tカード情報登録・Tサイト利用登録」を確認しましょう。
PontaWebは「リクルートID」でログインします。リクルート参画サービスの利用で既にIDを取得している人は、そのままPontaWebにログインできますが、初めて利用する人は「リクルートIDの登録」を済ませましょう。
「JMB×Ponta会員登録」では「Pontaカードの会員番号(Ponta会員ID)」と「JMBお得意様番号」を紐づける作業を行います。
JRキューポは無料Web会員でOK
ポイントを交換するのに、クレジットカードやSUGOCAをわざわざ発行する必要はありません。JRキューポのWebサイトから「新規会員登録」を行い「JR九州Web会員」になると、列車のネット予約などでポイントを貯めたり使ったりできるようになります。
クレジットカードの発行は必要ありませんが、JRキューポを貯めて活用したい人はポイントがよく貯まる「JQ CARD」も検討しましょう。JRキューポは、さまざまなポイントに等価交換ができることが多く、マイル交換のパイプ役になってくれます。
ANAマイルへの交換方法をおさらい
JALと異なり、TポイントからANAマイルへは直接交換が可能です。「ANAマイレージクラブ(AMC)」に入会していない人は、最初に入会申請を済ませておきましょう。
どうやって交換するの?
TポイントをANAマイルへ交換する場合は「Tサイト」より交換申請を行います。「Yahoo!JAPAN ID」でTサイトにログイン後、トップページの「もっと貯まる」→「Tポイント交換」→「ANAマイルに交換する」をクリックしましょう。
入力画面で、AMCお客様番号と交換するポイント数を入力します。500ポイント以上、500ポイント単位で「Tポイント 500ポイント→250 ANAマイル」の換算です。必要事項の入力後「交換する」をクリックすると、申請が完了します。
交換する際の注意ポイント
ANAのマイルに交換すると、Tポイントに戻すことができないルールです。申請時は、ANAマイレージクラブのお客様番号を入力しますが「番号の入力ミス」にはくれぐれも注意しましょう。番号に誤りがあると、マイルが付与されないばかりか、申請したTポイントも返戻されません。
コツコツ貯めた数万ポイントが水の泡になってしまう可能性も考えられます。番号の入力は手入力ではなく、コピー&ペーストで行うのが安全です。申請ボタンを押す前に、番号を再度確認しましょう。
まとめ
TポイントをJALマイルに交換するルートはやや複雑ですが、JRキューポやPontaポイントは、Tポイントと等価です。最終的な交換率はANAマイルと同じで、大きく損はしないでしょう。
交換する前に各サイトで「会員登録」を済ませておく必要があります。ANAマイルはTポイントからの直接交換が可能です。AMCお客様番号の入力ミスには十分気を付けましょう。