LINE Payの基礎知識
LINE PayはLINEアプリをインストールしたスマートフォンがあれば誰でも利用できます。普段使っているLINEアプリの機能の一つであるため、専用アプリをインストールするなどの面倒な手続きはありません。
まずは、LINE Payの登録方法やポイントプログラムについて見ていきましょう。
LINEアプリから簡単登録
「LINE Pay」はLINEユーザーなら誰でも簡単に利用できるモバイル決済サービスです。LINEアプリの「ウォレット」タブから「LINE Pay をはじめる」をタップし、規約に同意するだけで利用開始できます。
基本的には、銀行口座やコンビニからLINE Payアカウントにチャージして、スマートフォンでQRコードやバーコードを読み取って支払うスタイルです。
2020年5月からは「チャージ&ペイ」機能によるポストペイ(後払い)にも対応しています。この機能を利用するには「VISA LINE Payクレジットカード」または「VISAブランドの三井住友カード」が必要です。
利用額に応じてポイントが貯まる
LINE Payでは、特定のカードに限り利用時に還元があります。対象のクレジットカードは、Visa LINE Payクレジットカードと三井住友カード(Visa)です。
ポイントが貯まるシーンは、「カード利用時」と「チャージ&ペイ利用時」があります。チャージ&ペイ利用時は両カードとも対象です。チャージすることなく決済でき、利用額に対して0.5%の還元があります。
Visa LINE Payクレジットカードは、買い物時の支払いなど通常の購入で2%(22年4月末日まで)が還元されます。条件として、LINE Payアカウントへのカード登録が必要です。
一方で、三井住友カードをはじめとした他社カードは、LINE Payへカードを登録しても支払い時にLINEポイントは付きません。ただし、カードごとに「カード会社のポイント」が付きます。三井住友カードなら、Vポイントが200円(税込)につき1ポイント(0.5%)の付与です。
そのほか、プリペイドカードでも「Visa LINE Payプリペイドカード」なら、カード利用時に1%の還元付きです。21年8月からは、終了未定のキャンペーンも実施しています。
同カードを新規発行すると、対象の支払い方法・支払い先を利用したときに5%が還元されます。ポイントは、3カ月後にまとめて付与される仕組みです。
どうやって使うの?
プリペイドでLINE Payを使う場合は、LINE Payアカウントにチャージをしてから支払いをします。チャージ方法は5種類あり、オートチャージの利用も可能です。チャージやオートチャージの方法を見ていきましょう。
選べる五つのチャージ方法
LINE Payのチャージ方法は「銀行口座」「LINE Payカード」「セブン銀行ATM」「QRコード/バーコード」「Famiポート」の五つです。
銀行口座:LINE Payメインメニューから「チャージ方法を選択」「銀行口座」の順に選択してチャージします(事前に口座登録が必要)
LINE Payカード(JCB・20年12月新規発行終了):店頭レジでチャージ金額を伝え、LINE Payカードを専用端末に通します。利用可能店舗はローソン・ナチュラルローソン・ローソンストア100です
セブン銀行ATM:スマートフォンでチャージするなら、ATM画面に表示されるQRコードを読み取ります。LINE Payカード(JCB)によるチャージも可能です
QRコード/バーコード:店頭レジでLINE PayメインメニューからQRコード/バーコードを表示し、読み取ってもらいます。利用可能店舗はアインズ・アインズ&トルぺです
Famiポート:ファミリーマートにあるFamiポートでもチャージが可能です。LINE Payメインメニューから「チャージ」「Famiポート」の順に選択し、表示された番号を入力した後、レジでレシートを渡して支払います
オートチャージにも対応
以上五つの方法は、LINEPayアカウントの残高がなくなるたびにチャージすることが必要です。チャージの手間を省くなら、オートチャージ機能を利用しましょう。
オートチャージ機能を使うには、LINE Payアカウントへの銀行口座の登録が必要です。最低残高を設定しておくと、その金額を下回った場合に銀行口座から自動でチャージされます。
どこで使えるの?
LINE Payは、コンビニ・ドラッグストア・スーパー・家電量販店・カラオケなど、日常的に利用頻度の高い店舗を幅広くカバーしています。
LINE Payが使える主な店舗や、ヨドバシカメラで使えるかどうかを見ていきましょう。
大手コンビニなど多数の店舗で使える
LINE Payはセブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートなどの大手コンビニをはじめ、マツモトキヨシやダイコクドラッグなどのドラッグストア、ライフやサミットなどのスーパーマーケットでも使えます。
TSUTAYAやジュンク堂書店、カラオケ館や本家かまどやなど、日常的に利用頻度の高い店舗を中心に、加盟店は続々と増加中です。
ヨドバシカメラでも使える?
結論からいうと、2021年年末点ではヨドバシカメラでLINE Payは使えません。ビックカメラ・コジマ・ケーズデンキなど家電量販店の加盟店は豊富ですが、ヨドバシカメラは未対応です。
ヨドバシカメラではクレジットカードや電子マネーでの支払いに対応していますが、LINE PayのようなQRコード/バーコード決済には非対応となっています。
ヨドバシで使う方法はないの?
ヨドバシカメラはLINE Payの加盟店ではありませんが、Visa LINE Payプリペイドカードであれば「VISAカード」としてVISA加盟店であるヨドバシカメラの支払いに使えます。
年会費無料・審査なしのうえ、バーチャルカードのため発行は思い立ったときに数分で可能です。
Visa LINE Payプリペイドカードを発行する
LINE Payには、LINE Pay残高を電子マネーとして使えるプリペイドカードがあります。
20年12月までは「LINE Payカード(JCB)」での提供でしたが、現在は新規発行は終了し、既存のカードのみ有効期限まで使える形です。
これから発行したい人は「Visa LINE Payプリペイドカード」を検討しましょう。VISAと提携しており、ヨドバシカメラを含む全国のVISA加盟店で支払いに使えるカードです。国内外のVISA加盟店は、7000万店以上にも上ります(20年10月時点)。
ヨドバシの公式通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」の支払い方法して登録するのも問題ありません。オンライン上で支払い先として登録するときも、LINE Payではなく「VISAカード」として認識されます。
カードの発行方法
Visa LINE Payプリペイドカードはアプリ上のみの「バーチャルカード」です。
クレジットカードや交通系ICカードなどのカードタイプではありませんが、「Visaタッチ」ができる加盟店ではタッチ決済も可能です。Apple PayやGoogle Payなどの非接触型決済にカードを登録することで、店舗でも決済できます。
カードはアプリ上で即日・即発行できます。LINE Payメニューにある「プリペイドカード」のアイコンをタップしましょう。すでに発行されているカードの一覧の下に「Visa LINE Payプリペイドカードを発行」があります。
「バーチャルカードを発行」を選択後、利用規約の同意とLINE Pay専用パスワードの入力または指紋認証を済ませるとカードが即発行されます。
なお、アプリ上での券面デザインを見ると、名義人名は「LINE MEMBER」です。ただ、店舗でサインを求められたときやオンラインでのカード情報登録時は、自分の氏名をローマ字入力しましょう。
LINE Payを使うメリット
LINE Payはモバイル決済に加えて、モバイル送金も可能です。友だちとの間で簡単かつ安全に送金・割り勘ができることも魅力の一つといえます。LINE Payの送金機能や、補償制度について見ていきましょう。
LINEユーザー間なら送金手数料無料
LINE PayではLINEユーザー間の送金が手数料無料で行えます。送金は1:1トークルームやLINE Payのメニューから行え、友だちを選択して送金依頼も可能です。
銀行振込とは違って手間も手数料もかからず、友だちが遠方にいても簡単に送金できます。LINE Payを使った割り勘や、LINE Pay残高から銀行口座への振込も可能です。
銀行振込サービスはLINE Payアカウントを持っていない相手にも送金できますが、送る相手にかかわらず都度176円(税込)の手数料がかかります。
なお、送金や銀行振込サービスの利用には、アプリから「スマホでかんたん本人確認」という本人確認を行うことが必要です。手続きを済ませるとLINE Payのアカウントの種類が変わり、一部制限のあった機能が使えるようになります。
全利用者対象の10万円補償制度
LINE Payで決済・送金する場合は、6桁のLINE Pay専用パスワードの入力が必要です。銀行口座・クレジットカードの情報は暗号化され、送金回数や金額は24時間365日モニタリングされています。LINE Payはセキュリティ面でも安心です。
万が一不正利用された場合には、1事故あたり原則として10万円の補償が受けられます。本人確認前のLINE Cashアカウントは最大10万円ですが、本人確認後のLINE Moneyは状況に応じて引き上げ対応をとってくれるようです。
補償を受けるには、不正利用の発覚から30日以内に「LINE Pay お問い合わせフォーム」からの申請が必要です。本人に過失がある場合は補償の対象にはなりません。
まとめ
LINE Payは幅広い店舗でモバイル決済に使えるうえ、友だちとのモバイル送金にも使えます。LINE Payカードを使えば、LINE Payに対応していないヨドバシカメラでも決済が可能です。LINE Payを使いこなして、日常的な決済や送金をスマートに行いましょう。
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