セブンマイルの仕組み
セブンマイルは、商品クーポンや人気アプリのお試し権などに交換できる「セブン&アイグループ」独自のマイルです。
すべてのグループ店舗に対応するわけではありませんが、アプリをダウンロードして決済時に会員であることを提示すれば、対象店で「マイル」が貯まっていきます。マイルはnanacoポイントへ交換可能です。
対象店で7iD会員コードを提示
セブン&アイグループの対象店舗では、セブンマイルが貯まるアプリを店舗ごとに用意しています。セブンマイルを貯めるには、「利用したい店舗のアプリ」をダウンロードと「7iDの発行」が必要です。
ただし、セブン&アイグループの通販サイト「オムニ7」にすでに会員登録済で7iDを発行している場合は、共通のIDでアプリにログインできます。
7iDを発行した後は、決済時にアプリ画面から会員コードのバーコードを提示しましょう。共通のポイントカードのような認識で使えます。
対象店舗は、実店舗がセブンイレブン・イトーヨーカドー・西武・そごう・アカチャンホンポ・LOFT・デニーズ(ポッポ)、オンラインは総合サイトのオムニ7です。
なお、一部のアプリには「nanacoカード」または、おサイフケータイの「nanacoモバイル」を登録でき、後者であればマイル加算から決済までがアプリ一つで完結します。
期間タームとランク制は廃止
セブンマイルプログラムは、もともと「ランク制度」を軸に展開されていました。3カ月ごとの「期間ターム」内に貯めたセブンマイルによって「5つ星」などのランクが設定されるというものです。
マイルの有効期限もタームに合わせて「3カ月」と短めで、失効しないためには期間内の利用・交換処理が必要でした。しかし、2019年9月のリニューアルに伴い制度が一新され、ランクやタームは廃止となっています。
マイルの有効期限についても変更され、新ルールでは「3カ月の積算期間ごとに2年後の期間最終日」まで有効です。たとえば、22年8月中に貯めたマイル(積算期間6~8月の場合)は、24年8月末まで使えます。
旧制度では、ランクに対応した数のボーナスポイントが付いたり参加できるイベントが限定されたりなど、利用状況によって差がありました。
リニューアル後はボーナスポイントはなくなったものの、イベントは「先着順」で参加可能です。マイルの交換先も順次拡大中で、利用頻度が少ない人にも使いやすい制度に生まれ変わっています。
nanacoポイントへの交換ができるように
21年1月から、セブンマイルはnanacoポイントへの交換ができるようになりました。
交換単位は「50マイル=50ポイント」で、1度の交換で20口まで応募できます。交換したポイントが付与される目安は3日前後です。
nanacoポイントはネット上の一時預かり所である「センターお預かり」に付与されるため、nanacoカードかnanacoへの受け取り手続きを行いましょう。
nanacoカードの場合は店頭のレジやATM、nanacoモバイルの場合は「nanacoモバイルアプリ」内でポイントを反映できます。なお、オムニ7での買い物にポイントを充当したい場合は、受け取り手続きは不要です。
セブンマイルをnanacoポイントにすれば、電子マネー「nanaco」へ1ポイント=1円で交換できます。他社ポイントやANAマイルにも移行可能です。
ただし、nanacoネット会員は「nanacoネットポイント」としての付与となり、オムニ7のみでの利用となります。nanacoネット会員とは、7iDを発行する際にnanacoカードやnanacoモバイルを保有していなくても登録できる会員種別のことです。
セブンマイルはどのように貯まるのか
セブンマイルは「ショッピング」と「セブンマイルプログラムのアプリ内でのアクション」で貯まります。毎日サイトにログインしてガチャなどを楽しむだけでもマイルが貯まるため、ショッピングの頻度が少ない人も参加しやすいプログラムです。
ショッピング200円で1マイル
セブンマイルプログラムに登録すると、セブン&アイグループ各店舗でのショッピングの際「200円(税抜)ごとに1マイル」が貯まります。ネットショップでは、オムニ7の買い物も対象です。
マイルは、「nanacoカードなどで貯まるポイントとは別に加算される」のが特徴です。
たとえば、セブンイレブンではnanacoの利用で「200円(税抜)につき1ポイント(nanacoポイント)」が貯まります。セブンマイルプログラムに登録していれば、追加で1マイルが貯まるということです。
店舗での購入の場合、店舗にかかわらずマイルが積算されるのは「翌日」となります。
オムニ7は、受取方法によって積算タイミングが異なります。セブンイレブンなどの店舗受取では「商品受取から1週間以内」です。宅配の場合、代引以外の決済方法は「出荷後1週間以内」・代引では「出荷後2週間以内」となります。
なお、貯めたマイルは「セブンマイルプログラム」から確認しましょう。7iDを利用しているアプリで貯めたマイルを確認・利用できる総合Webサイトです。7iDとパスワードでログインし、「マイル履歴」から積算状況をチェックできます。
SNSシェアやガチャなどで貯める
セブンマイルプログラムを活用すれば、店舗や通販サイトのショッピング以外でもマイルが貯まります。サイト内の「マイルをためる」カテゴリーにはガチャやミッションなどのサービスがあり、利用するとマイルが貯まる仕組みです。
不定期にキャンペーンも開催されており、サイトへのアクセスや指定店舗での複数購入でマイルが加算されます。
マイルが貯められるアプリ
セブンマイルを貯めるには、よく利用する店舗のアプリダウンロードが必要です。それぞれのアプリではセブン&アイグループのすべてに対応していないため、利用する店舗が複数ある場合は必要な数をダウンロードしましょう。
セブン-イレブンアプリ
セブンイレブンのアプリでは、セブンマイルプログラム以外にもお得なプログラムを実施しています。たとえば、「バッジ」制度は、条件達成に対してランクが付与される制度です。
「お弁当バッジ」「パンバッジ」などの飲食系と「アプリ起動」「レジでのnanacoチャージ」などアクションで獲得できるバッジがあります。
アクション系であれば、商品購入がなくてもアプリ内での抽選やアプリにログインするだけで達成可能です。カテゴリーのランクごとに対象商品の割引クーポンがもらえたり抽選キャンペーンの参加権利が得られたりなど、楽しんで買い物できるでしょう。
アプリ内のクーポンを使えば、さらにセブンイレブンでの買い物がお得になります。アプリ限定の仕組みで、nanacoカードや電子マネーで買い物をしていても手に入りません。」
クーポンを使うときは、アプリの「クーポン」タブをタッチし「使う」を押してから画面を提示します。セブンイレブンをよく利用するなら、ダウンロードしておいて損はないアプリです。
・アプリ名:セブン‐イレブンアプリ
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・GooglePlay:ダウンロード
nanacoを紐付けよう
nanacoの登録に対応しているアプリを使うなら、nanacoを紐付けておきましょう。毎回アプリを起動して画面を開くのは面倒です。利用しているnanacoの番号をアプリに登録しておけば、アプリ起動の必要はありません。
普段からnanacoでショッピングをしている人は、手間なくセブンマイルを貯められるでしょう。
ただし、バーコード提示で電子マネー(nanaco)支払いができるのは、おサイフケータイ対応の「nanacoモバイル」搭載のもののみです。iPhone端末であれば、Apple Payに登録したnanacoでスマホ決済することはできます。
nanaco番号は、アプリ内の「7iD会員情報」から登録できます。ただし、同じnanaco番号を別の7iDに利用することはできません。
たとえば家族でセブンマイルプログラムを利用している場合、それぞれがnanacoを持ち、個人でアプリに登録する必要があります。もし複数のアプリに同じnanaco番号が登録された場合、最後に登録されたものだけが反映される仕様です。
イトーヨーカドーアプリ
イトーヨーカドーのアプリをダウンロードすると、マイルが貯まるだけでなく「毎月8のつく日」のハッピーデーに5%オフで買い物ができます。本来「セブンカード・プラス」や「nanaco利用者」を対象とした特典ですが、アプリならバーコードを見せるだけで5%オフです。
また、イトーヨーカドーに来店し、Wi-Fiスポットである「7SPOT」にログインすると来店ポイントが1日1回限定で5ポイントもらえます。毎日のチラシを見るだけでも、1ポイントが貯まるなどお得です。
アプリポイントは500ポイント貯まると、nanacoポイント100ポイントに交換できます(月1回まで)。そのほか、イトーヨーカドー独自の値引き・割引クーポンが配布されているのも魅力です。
・アプリ名:イトーヨーカドーアプリ
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・GooglePlay:ダウンロード
西武・そごうアプリ
「西武・そごうアプリ」は、「西武」と「そごう」の情報が詰まったアプリです。それぞれの店舗情報を一つのアプリでチェックできます。不定期ですが、クーポンやスタンプラリーなども開催され、割安で買い物ができるでしょう。
アプリのGPS機能を使えば、近隣の西武・そごうのイベント情報やクーポンの情報が配信されます。リアルタイムで確認したい場合は、プッシュ通知をオンにしておくとスムーズです。
18年12月のアプリリニューアルを機に、セブンマイルプログラムにも参加しています。決済時にバーコード画面を表示すると200円(税抜)の買い物で1マイルが貯まります。
・アプリ名:西武・そごう 公式アプリ
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・GooglePlay:ダウンロード
アカチャンホンポアプリ
小さい子どもがいる家庭は、「アカチャンホンポ」を利用することも多いでしょう。アカチャンホンポアプリは、ポイントカード代わりにもなる便利なアプリです。
マタニティ限定で、アカチャンホンポのカウンターでアプリを登録すると、新規登録でのボーナスポイントやサンプル商品などの特典がもらえるキャンペーンも行われています。
アプリに登録すると、アカチャンホンポ独自のポイントとセブンマイルが貯まり、二重にお得です。アカチャンホンポのポイントが200円(税抜)につき1ポイント、セブンマイルも200円(税抜)につき1マイル貯まります。
アプリ会員だけの特典として特定商品の購入で3年間のポイント補償がつくなどのサービスもあり、乳幼児を子育て中の人は登録しておいて損はないでしょう。
・アプリ名:アカチャンホンポ
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・GooglePlay:ダウンロード
ロフトアプリ
店舗利用とネットストアの両方に対応しているアプリです。店舗では1000円(税抜)以上の買い物で1日1回1ポイント貯まる「スタンプ」や、それ以外の買い物やチェックインアクションなどで貯まる「スコア」があります。利用ごとにカウントされる仕組みです。
来店やマイバッグ、金額を問わない買い物で貯まるスコアは、「1000スコアで1スタンプ」がもらえます。スタンプは6個貯めると「1DAYクーポン」のクーポンを獲得可能です。
発行当日から30日以内に限り、指定日に店舗・利用回数を問わず使えます。1000円以上かつ店舗での買い物が対象で、10%オフが適用されるクーポンです。
ネットストアでも、7iDを使ってログインすると1000円(税抜)以上の買い物でスタンプが1個貯まります。スコアは購入金額にかかわらず、ログインで貯まる仕組みです。
スタンプが6個貯まると会員ステージが上がり、翌月のランク確定時にはボーナスクーポンなども手に入ります。ロフトで1000円以上の買い物をする機会が多いなら、入れておきたいアプリです。
なお、セブンマイルは会計時までに7iDへのログインを済ませると、スタンプやスコアに合わせてマイルも積算されます。
・アプリ名:LOFTアプリ
・価格:無料
・Apple Store:ダウンロード
・GooglePlay:ダウンロード
オンラインショッピングでも貯まる
オンラインショッピングでセブンマイルを貯めたい場合は、オムニ7アプリを利用しましょう。複数のネットストアが一つになっており、ショッピングがスムーズに進みます。
オムニ7アプリ
オムニ7は、セブンイレブン・イトーヨーカドー・西武・そごう・アカチャンホンポ・ロフトのネットストアと、セブン&アイグループ以外の通販サイト「omniモール」が組み合わさった総合通販サービスです。
また、セブンイレブンの「セブンミール」や、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」など、店舗からのお届けサービスも展開しています。
オムニ7アプリは、オムニ7のWebサイトで利用できるサービスのうち、セブン&アイグループのネットストアとセブンミールが利用できるアプリです。アプリをスマホに入れておくだけで、スムーズにショッピングができます。
各Webサイトにアクセスしてショッピングをするのが面倒なときも、オムニ7アプリなら手軽に検索やアクセスが可能です。アプリ内のサービスはセブンマイルプログラムに対応し、ショッピングでマイルが貯まります。
・アプリ名:オムニ7アプリ
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
まとめ
セブン&アイグループの店舗を利用しているなら、アプリを活用してセブンマイルを貯めてみましょう。商品クーポンなどに交換でき、さらにお得に買い物ができます。
nanaco利用している場合は、アプリと連携させることでポイントとマイルを同時に獲得可能です。アプリにログインすると、キャンペーンによる抽選やクーポンが手に入ることもあります。
ポイントサイトで貯まったポイントはドットマネー経由で様々なポイントに交換できます。さらに今ならドットマネーおすすめのポイントサイトで新規会員登録キャンペーンを開催中です。