知っておきたい楽天ポイントの基礎知識
楽天ポイントは1ポイント=1円相当として利用でき、ポイント支払いでもポイントが貯まってお得です。まずは「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の違いや、ポイントの利用上限について見ていきましょう。
通常ポイントと期間限定ポイントの違い
楽天ポイントの「通常ポイント」は、楽天の各種サービスや楽天カードの利用金額に応じて付与されるポイントです。有効期限は1年間ですが、ポイント獲得ごとに期限が1年間自動延長されるため、実質的に無期限に貯められます。
期間限定ポイントは、「楽天市場」の「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」などの各種キャンペーンで獲得できるポイントです。有効期限は、サービスやキャンペーンによって異なります。
たとえば「楽天レシピ」では「ポイント付与から5カ月後の月末」まで有効です。新たにポイントを獲得したときも、保有ポイントの延長はできません。期限内に利用可能なサービスで使い切ることが必要です。
いずれのポイントも楽天サービスや楽天ポイント提携店で利用でき、通常ポイントのみ電子マネー「楽天Edy」やANAマイルへの交換、「楽天カード」の支払いにも利用できます。
会員ランクに応じた利用上限がある
楽天ポイントの会員は「レギュラーランク」から始まり、ポイントの獲得数や獲得回数に応じて「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」へとランクアップしていきます。
レギュラーからプラチナまでは、1回の支払い上限が「3万ポイント」・1カ月の利用上限は「10万ポイント」です。最高ランクのダイヤモンドランクのみ、1回の支払い上限と1カ月の利用上限ともに「50万ポイント」となっています。
ポイントの管理や現在のランクの確認は「楽天PointClub」で可能です。楽天会員登録時のユーザーID(メールアドレス)とパスワードでログインしましょう。
通常ポイントを実質現金化するおすすめの方法
通常ポイントは実質的に現金化する方法が豊富ですが、特におすすめなのは、「楽天証券」のポイント投資や楽天カードの引き落としに充てることです。それぞれの方法について見ていきましょう。
楽天証券のポイント投資で資産化
楽天証券では、投資信託の買付代金や国内株式(現物)の購入代金・手数料の一部または全部を、通常ポイントで支払いできます。ポイント投資で購入した商品を売却すると受渡代金は現金になるため、ロスを抑えた現金化が可能です。
購入時点から売却までの値動きで損をする場合もあるため、比較的値動きが小さい「国内債券型」の銘柄を選びましょう
投資信託では、購入時や売却時に「手数料」が発生する商品もあります。「ノーロード」で「信託財産留保額」が無料の商品を選択すれば、売却のタイミング次第ではポイントの100%現金化が可能です。
ロードとは投資の「販売手数料」、信託財産留保額とは途中で売るときにかかる「ペナルティ」のようなものを指します。どちらも、投資信託ごとに有無や割合が決められているのが特徴です。
楽天カードの引き落としに充てる
楽天カードが提供する「ポイントで支払いサービス」は、カードの請求金額に対してのポイント利用ができるシステムです。通常ポイントを楽天カードの引き落としに充てれば、実質的に現金化ができます。
「楽天サービス以外のカード利用」に対しても、充当できるのが利点です。使えるポイント数の上限は、前述の会員ランクに応じて決まります。
手続きは会員サイト「楽天e-NAVI」からサービス画面へログインし、支払いに使いたいポイント数を入力するだけで完了です。
なお、ポイントを支払いに利用したとしても、カード利用分のポイント還元は充当前のままです。10万円のカード利用に対して1万円分のポイントを充てた場合、支払額は9万円となりますがポイントは10万円分の利用に対する還元として付与されます。
期間限定ポイントはこう使えば現金化できる
期間限定ポイントは、通常ポイントに比べて用途が限られます。実質的に現金として使える「楽天ふるさと納税」や「楽天クラッチ募金」、商品券やギフトカードで換金する方法について見ていきましょう。
楽天ふるさと納税の寄付金として利用
楽天ふるさと納税は、楽天市場で買い物をする感覚で地域の特産品を選び、購入(寄付)することで「ふるさと納税」が行えるサービスです。
寄付金額のうち自己負担は「2000円」のみで、魅力的な特産品がもらえるうえ住民税の控除も受けられます。たとえば、3万円の寄付をすれば、自己負担分を除いた2万8000円の控除が受けられる仕組みです。
期間限定ポイントを使って寄付ができるうえ、寄付金額に対して「100円につき1ポイント」が付与されます。実質的に現金化し、ふるさと納税をお得に行える方法です。
【楽天市場】ふるさと納税|はじめての方でも簡単!納付先や使い道が選べ、お礼の特産品も楽しめます
楽天市場で商品券やギフトカードを買う
期間限定ポイントを直接的に現金化するなら、楽天市場で購入した「商品券」や「ギフトカード」を金券ショップで換金する方法があります。
販売価格は額面よりやや高いため、換金率が高い「VJAギフトカード」「JCBギフトカード」「全国百貨店共通商品券」などを選ぶのがおすすめです。
期間限定ポイントの使い道に悩んだ場合でも、ひとまず商品券やギフトカードを購入しておけば、いつ換金するかは自由に選べます。
【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショ
楽天クラッチ募金で寄付する
インターネット募金の「楽天クラッチ募金」では、通常ポイントや期間限定ポイントを「1ポイント=1円」として寄付できます。
「熊本地震被害支援募金」や「北海道地震被害支援募金」など、これまでさまざまな募金活動を行ってきており、募金総額は2022年2月時点で12億円を超える規模です。
ほとんどの募金は期間限定で行われており、時期によって募金できる対象が変わります。大規模な災害に対する支援募金などもできるため、定期的にチェックしましょう。
街で現金代わりに使うなら
実店舗で楽天ポイントを現金代わりに使うなら、楽天ポイントカードや電子マネー・楽天Edy、アプリ決済サービス「楽天ペイ」が利用できます。
楽天ポイントカードと楽天ペイは、期間限定ポイントでも利用可能です。街で使える3種類の方法を見ていきましょう。
加盟店でポイント利用
楽天ポイントは「楽天ポイントカード」や専用のスマホアプリに紐付けすることで、「1ポイント=1円」として加盟店での支払いに使えます。通常ポイントはもちろん、期間限定ポイントの消費も可能です。
利用する際は、ポイント加盟店で支払い時にポイント数を伝え、プラスチックカードまたはアプリに表示されたバーコードを読み取ってもらいます。
加盟店は多彩ですが、スマホアプリ版のモバイルカードに対応していない店舗もあるため、楽天ポイントカードの公式サイトの「楽天ポイントカードが使えるお店」で確認しておきましょう。「アプリ利用可」のマークがある店舗で、アプリ版が使用可能です。
なお、店舗によっては、電子マネーやクレジットカードなどと併用できないケースもあります。たとえばマクドナルドでは、ポイント分の差額の支払いができるのは「現金」か「マックカード」のみです。
電子マネー楽天Edyにチャージ
通常ポイントはプリペイド型の電子マネー「楽天Edy」に「1ポイント=1円」分としてチャージできます。ただし、期間限定ポイントは楽天Edyでは使用できないため、チャージもできません。
Edyの種類は、ポイントカード一体型やクレジットカード一体型、おサイフケータイなどさまざまです。それぞれのタイプによって、現金・クレジットカード・コンビニの端末などからチャージします。
ポイントチャージは、楽天EdyのWebサイト「ポイントチャージ」ページの「ポイントチャージ申請」から申請しましょう。
楽天Edyの加盟店はコンビニ・スーパー・ドラッグストアをはじめ非常に多く、日常的な少額決済がスムーズに行えます。マクドナルドでは楽天Edyの差額を現金で支払うことも可能です。
「Amazon」で楽天Edyを使うなら、チャージタイプの「Amazonギフト券」を楽天Edyで購入するか、支払い方法で「電子マネー払い」に対応している店舗であれば支払えます。
楽天Edyは、楽天グループのプリペイド型電子マネーです:楽天Edy ポイントチャージ
楽天ペイでポイント払い
「楽天ペイ」は、楽天ペイアプリをインストールすると使える決済サービスです。実店舗のスマホ決済では、QR払い・コード払い・セルフ払い・Suica払い・楽天Edy払いの5種類が使えます。オンライン決済では楽天IDとパスワードのみで簡単に決済可能です。
支払い元は、楽天ポイントやオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」、「楽天銀行」やクレジットカードから選べます。通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも支払い元に設定できるのもメリットでしょう。
加盟店は全国のコンビニやドラッグストア、家電量販店などです。期間限定ポイントの不足分は通常ポイントから充当されますが、ポイントの不足分は「楽天キャッシュ」や登録済みのクレジットカードで支払います。
楽天ペイの支払い元で決済するのが前提であるため、残高が不足していた場合でも現金との併用はできません。
アプリ名:楽天ペイ-かんたん、お得なスマホ決済アプリ!
価格:無料
Apple Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
まとめ
楽天ポイントは、通常ポイントと期間限定ポイントの2種類です。通常ポイントは現金化の方法が多彩ですが、期間限定ポイントでも複数の方法があります。
期間限定ポイントは使用できる期限があるため、失効して損をしないよう、お得にポイントを現金化しましょう。