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マイレージ上級会員になる方法。修行のコツや獲得しやすい航空会社

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2022.02.16
by ドットマネー編集部

マイレージ上級会員とは

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航空会社のマイレージプログラムには、複数の会員ランクが存在します。入会後は「一般会員」ですが、搭乗回数や飛行距離が増えるにつれ「上級会員」へとランクアップします。

VIP的サービスが受けられる

JALには「サービスステイタス」、ANAには「プレミアムメンバー」と呼ばれる上級ランクがあります。どちらも「ダイヤモンド」を頂点とし、上に行けば行くほど多くの特典や優待が受けられる仕組みです。

また、JALは「ワンワールド」、ANAは「スターアライアンス」というアライアンス(航空連合)に所属しています。上級会員は、アライアンスにおける「上級ステイタス」と互換性があり、提携航空会社便を利用する場合もVIP待遇が享受できるのが特徴です。

ANAとスターアライアンスの会員ランク

・ANAダイヤモンド→ゴールド
・ANAプラチナ→ゴールド
・ANAブロンズ→シルバー

JALとワンワールドの会員ランク

・JMBダイヤモンド→エメラルド
・JMBサファイヤ→サファイヤ
・JMBクリスタル→ルビー

ラウンジで優雅に過ごせるに過ごせる

空港には、各航空会社の「空港ラウンジ」があります。運営航空会社のマイレージに参加している人のみが利用できる仕組みです。同じアライアンス(航空連合)のフライトを利用する際は、「提携航空会社のラウンジ」も使えます。

サービス内容は場所によって異なりますが、会員制のため一般の待合室よりも、比較的静かに過ごせるでしょう。ビジネスルームもあり、隙間時間の作業場としても重宝します。

利用者には、軽食やドリンクなどが提供されるのが一般的です。シャワー室やマッサージチェアが設置されたラウンジもあり、搭乗前のひとときが快適かつリフレッシュできる時間に変わります。

各ラウンジには、「利用できる条件」や「会員基準」が設定されているのが特徴です。運営航空便を利用する一般客でも入れるところもありますが、基本的には入場料金を支払う必要があります。

上級会員になると、ステイタスカードの提示でラウンジが無料または優待価格で利用できるようになるのがメリットです。

あらゆる場面で優遇され待たされない

予約時は、一般会員とは別に上級会員向けの「専用デスク」が設けられます。「国内線の先行予約」や「キャンセル待ちの優先」により、自分が望むチケットが手に入りやすくなるのが利点です。

搭乗時は「チェックインや搭乗の優先サービス」が適用になるため、混み合う列に並ぶ必要がありません。空港到着後は「プライオリティバッゲージサービス」により、優先的に手荷物が引き渡されます。

どの場面においても長く待たされることがなく、スマートに行動できるようになるでしょう。提携航空会社のフライトを利用する際も、「会員ランクに応じたサービス」が受けられます。

マイルを貯めるプログラムを選ぼう

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上級会員を目指すにあたり、マイレージプログラムへの入会が必須です。通常、会員ランクは、フライトのたびに付与される「ポイント数」によって決まります。集中的に貯めるためにも、入会するマイレージプログラムは「一つに絞る」のが理想です。

アライアンスで選ぶ

世界には三大連合と呼ばれる航空会社の連合組織(アライアンス)があり、それぞれに規模の大きな航空会社が加盟しています。

・スターアライアンス(26社):ANA・ユナイテッド航空・エアチャイナ(中国国際航空)・アシアナ航空
・ワンワールド(15社):JAL・アメリカン航空・キャセイパシフィック・ブリテッシュエアウェイズ
・スカイチーム(19社):デルタ航空・大韓航空・チャイナエアライン・中国東方航空

同じアライアンスの航空会社では、「マイルの相互利用」を行っています。自分が利用しやすい路線を多く有するアライアンスの中から、1社を選択するのがよいでしょう。

また、各アライアンスにも上級ステイタスがあり、航空会社の上級会員と連動しています。条件や特典の内容を比較して、「もっとも多くの恩恵が享受できそうなアライアンス」を選ぶのも一つの手です。

自分が使いやすい航空会社を選ぶ

日本在住者はANAかJALで迷うケースが多いですが、「路線の充実度」や「チケットの取りやすさ」「空港ラウンジの多さ」などを比較して、自分が使いやすい航空会社を選びましょう。

JALは「ハワイ路線」に強く、成田はもちろん、関西や中部からもホノルル便を運航中です。アライアンスに未所属のハワイアン航空とも2社間で提携があり、ハワイアン航空のフライトでJALマイルが貯められます。

一方、ANAは世界最大のアライアンスに加盟しており、多くの空路でANAマイルを獲得できるのがメリットです。特に「アジア路線」に力を入れているため、短・中距離の海外旅行が多い人にも向いています。

国内の移動がメインの人は、各航空会社が就航する「地方空港」に利用しやすいところがあるかをはじめ、「提携しているLCC(格安航空会社)」にも着目しましょう。

JALとANA、上級会員の目指しやすさは?

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JALやANAではフライト利用のたびに、マイルとは別の「ステイタスポイント」が付与されます。会員ランクの基準となるもので、フライト利用以外では積算されません。JALでは「FLY ON ポイント(FOP)」、ANAでは「プレミアムポイント」と呼ばれています。

必要なステイタスポイントを比較

JAL・ANAともに、1年間に積算されたポイント数で翌年のランクが決まります。1年ごとに会員ランクはリセットされ、ポイントの繰り越しはできません。「ポイント数のうちの半分を自社グループ便で獲得しなければならない」ルールもあります。

JALは「搭乗ポイント」または「搭乗回数」でステイタスが決まるのに対し、ANAは「搭乗ポイントのみ」が基準です。

ANAの場合

・ダイヤモンド:10万ポイント以上(うちANAグループ運航便5万ポイント)
・プラチナ:5万ポイント以上(2万5000ポイント)
ブロンズ:3万ポイント以上(1万5000ポイント)

JALの場合

・ダイヤモンド:10万ポイント以上(うちJALグループ便5万ポイント)または、120回(うちJALグループ便60回)以上かつ3万5000ポイント以上
・プレミア:8万ポイント(うちJALグループ便4万ポイント)または、80回(40回)以上かつ2万5000ポイント
・サファイヤ:5万ポイント(2万5000ポイント)または、50回(25回)以上かつ1 万5000ポイント

・クリスタル:3万ポイント(1万5000ポイント)または、30回(15回)以上かつ1万ポイント

JALは毎年キャンペーンあり

JALでは、毎年初回搭乗(1回のみ)で5000ポイントを進呈する「初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン」を行っています。

マイレージバンク付きのクレジットカード「JALカード」を保有している本会員及び家族カード会員が対象で、キャンペーン期間は1月1日~12月31日の1年間です。

ボーナスの積算時期は、通常「FLY ON ポイントが積算された翌月上旬」です。積算時期が搭乗の翌年となる場合でも、「搭乗した年の日付」で積算されます。キャンペーンに参加するためには、毎年登録が必要です。

ANAはアプリでポイント管理が簡単に

上級会員を目指すには、計画的にフライトを利用しつつポイントを着実に貯めることが重要です。カードの還元に比べると、搭乗による「フライトマイル」の方が1回に貯まるマイル数が多い傾向です。

たとえば、航空系カードの利用では「100円につき1マイル」または「200円につき1マイル」が貯まるものが主流ですが、フライトマイルは1回の旅行(往復)で数千マイルが貯まることも珍しくありません。

「ANAマイレージクラブ(AMC)」の専用アプリを活用すると、マイルの残高や有効期限、プレミアムポイントの獲得状況が一目で把握できます。

ANAマイレージクラブの「デジタル会員カード」の役割も兼ねており、空港でのマイルの積算やチェックイン手続きもスマホ1台で完了です。

ANAのマガジン「Life&Mile」で、常にお得な情報が収集できるのも魅力でしょう。ステイタスに合わせた五つのデザインが用意されています。

・アプリ名:ANAマイレージクラブ
・価格:無料
・Apple Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード

ステイタスを手に入れるための修行

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ステイタスは1年ごとにリセットされるため、上級会員を維持するには、毎年ポイントを稼ぎ続ける必要があります。

なかでも、目的のステイタスを手に入れるためだけにフライトを繰り返す行為は、金銭的にも体力的にもきついものです。マイラーの間では、その過程は「修行」と比喩されています。

ポイントの単価を意識することが大切

目的のステイタスにいち早く到達するには、「運賃が比較的安く、かつポイントが貯まりやすい路線を選ぶ」ことが重要です。ANAのプレミアムポイントやJALのFOPは、マイルとは違った積算ルールが用いられます。

・ポイント=「フライトマイル」×「路線倍率」×「運賃・予約クラスによる搭乗ポイント」

路線倍率は、国内線は2倍・国際線は1~1.5倍の設定です。フライトマイルは飛行距離に比例するため、効率よくポイントを貯めるなら「国内の長距離路線」を選ぶのがベターでしょう。

JALの場合、搭乗時間が短い路線を数往復して「搭乗回数」を稼ぐ手もあります。「伊丹-但馬」をひたすら往復する「但馬修行」や、奄美群島の離島間を次々と乗り継いでいく「ホッピング」などが一例です。

ポイント単価は「獲得ポイント数÷航空運賃」で算出できます。

半永久的に特典が続くJGC、SFC修行

ステイタスを維持し続けるには、お金と時間がかかります。JALやANAには、いったん取得すると半永久的に資格が続く会員プログラムがあるのをご存じでしょうか?

ANA・JALともに、ステイタス獲得の翌年以降にノルマを達成できずにランクが落ちたとしても、カードの保有や必要マイル数を払うだけで上級サービスが受け続けられる仕組みです。

JALには「JALグローバルクラブ(JGC)」という会員組織があります。「年会費」をマイルで支払うか「指定の上位JALカード」を保有し続けている間は、「搭乗実績」にかかわらず「ワンワールドサファイア」の資格が保持されるのが特徴です。

JCGに入会できるのは「JMBサファイア以上」の会員のみのため、多くのマイラーはJMBサファイアへの到達を目指して努力を重ねるのです。これを「JGC修行」と呼びます。

ANAの場合、プラチナに到達すると「スーパーフライヤーズカード」の申請資格が与えられます。カード発行でSFC会員になると、カードを保有する限りプラチナランクと同等のサービスが受け続けられるのです。

夢のダイヤモンド修行

「ダイヤモンドメンバー」は、すべてのステイタスの最高峰です。サファイヤやプラチナのステイタスに甘んじず、さらなる高みを目指すことを「ダイヤモンド修行」と呼びます。

JALやANAでは、ダイヤモンドメンバーになると「マイルの有効期限」が廃止され、期限を気にする必要はありません。

通常のフライトマイルに上乗せされる「ボーナスマイル」の積算率は、保有カードの種類やステイタス継続年数、特定の提携航空便利用などで100%以上になることもあります。

期限も積算率も有利になり、これまで以上にマイルが貯めやすくなるでしょう。ダイヤモンド限定の特典や優待が増え、旅先では優越感に浸れます。

JAL・ANAともに、ダイヤモンドに必要なポイント数は「10万ポイント」です。利用する路線や運賃種別によっても異なりますが、修行に必要なコストは100万円を下らないといわれています。ポイントがガッツリ稼げるルートを探し、綿密な計画を立ててみましょう。

修行なしでも上級会員になれる

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上級会員になる条件は、航空会社によって異なります。日系航空会社は「マイル修行」が必須ですが、「修行なし」で上級会員になれる航空会社があるのをご存じでしょうか?海外のマイレージプログラムへの入会も視野に入れましょう。

デルタ航空の上級会員になる方法

デルタ航空のマイレージプログラムは「スカイマイル」です。上級会員は「メダリオン会員」と呼ばれ、「ダイヤモンド」「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」に区分されます。

通常は「メダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)」と「メダリオン会員資格取得必要区間(MQS)」の獲得数によって会員ランクが決まります。

二つのうち、どちらか一方が各ランクの基準を満たせばクリアです。シルバーになるには、年間で「2万5000MQM」または「30MQS」を獲得する必要があります。

デルタ航空は「アメックス」と提携したクレジットカードを発行していますが、上級会員の資格が1年間だけ自動付与される特典は見逃せません。

・デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード(年会費1万3200円)→シルバーメダリオン
・デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(年会費2万8600円)→ゴールドメダリオン

ハワイアン航空の上級会員になる方法

ハワイアン航空のマイレージプログラムは、「HawaiianMiles」です。エリート会員は2ランク制で、「暦年中に獲得したマイル数」または「搭乗区間数」によって翌年のランクが決まります。

・Pualani Gold会員:2万マイルまたは30区間
・Pualani Platinum会員:4万マイルまたは60区間

ハワイアン航空は「ラグジュアリーカード」と提携があり、カードの発行で上級会員資格が無条件で獲得できます。カードは4種類ありますが、上級会員の資格が得られるのは以下の2枚です。

・Mastercard Gold CardTM(年会費22万円)
・Mastercard Black CardTM(年会費11万円)

なお「Gold Card」は招待制で、カード会社からのインビテーションが必要です。一般的に、カード利用額や未滞納などの利用状況が評価されるとメールや手紙で通知されます。通常と同じように、カード審査は必要です。

まとめ

JALやANAでは、ステイタスポイントによって会員のランクが決まります。「修行」では、コストをかけずにポイント数が稼げる路線を探してみましょう。

ANAであれば、路線倍率が稼げる国内の長距離路線やアジア路線がおすすめです。JALはポイント数に加え、「搭乗回数」もランクアップの基準となっています。搭乗時間が短い路線をひたすら往復するのも手です。

「修行をせずに上質なサービスを受けたい」という人は、デルタ航空やハワイアン航空の「提携クレジットカードの発行」を検討しましょう。

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