ザクザク貯めて特典航空券を手に入れよう
マリオットのアカウントに登録すると、マイルにも交換できるポイントが手に入ります。さまざまな航空会社のマイルに交換できることもあり、メインで利用しているマイレージにかかわらず利用しやすいでしょう。
ホテル利用やSPGアメックスで貯まる
マリオットポイントは、主に「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」と呼ばれるホテルグループのポイントプログラムに参加している施設の宿泊で貯まります。
アメックスのクレジットカード「SPGアメックス」の利用も、ポイントを効率的に貯める方法の一つです。同カードではクレジットカードのポイントとして、マリオットポイントが貯まります。
通常時の還元は「100円につき3ポイント」ですが、ホテルでの宿泊や飲食の支払いにカードを利用すると「100円につき6ポイント」の還元です。
ホテル宿泊回数やカード保有などの条件を満たすと、マリオットボンヴォイの「ステイタス」が獲得できます。「ゴールドエリート会員」の資格がある場合は、ホテル関係の支払い時に1米ドルにつき12.5ポイントが加算されるなど、ランクに合わせた限定特典が魅力です。
キャンペーンも行われており、時期によっては1泊ごとにボーナスポイントを獲得できます。期間内に対象ホテルへ宿泊すれば、一気に数千ポイントを貯めることもできるでしょう。
有効期間に注意して交換しよう
マリオットポイントは、通常「24カ月間」ポイント獲得や交換などの動きがないと失効します。一度でも利用があれば、期限が延長される仕組みです。
「ホテル利用でポイントを利用したいものの、泊まる機会は数年に一度」という場合は、失効に注意しましょう。SPGアメックスなどを活用して日常的にポイントを獲得すると、失効を防げます。
マリオットのポイントは、購入も可能です。公式サイトで「1000ポイント=12.5米ドル」で手続きできます。1000ポイントから1000ポイント単位で、5万ポイントまで購入可能です。マイルと交換できる「特典航空券」など、目標まで少し足りないときには買い足すのもありでしょう。
交換するマイル側の有効期限も注意したいところです。JALやANAは、「ポイント交換後36カ月後の末日」に失効します。マリオットポイントの状態でこまめにポイントの有効期限を延長し、必要マイル数まで貯めてからマイルへ交換するのが賢い方法です。
ポイント交換単位とレート
マイルへの交換レートは、航空会社によって異なります。最低交換ポイントと最大交換ポイントは1日単位で設定されており、「6万ポイント以上」まとめて交換するとボーナスが手に入るなどさらにお得です。
一部を除き3ポイントを1マイルへ交換
マリオットは、40社以上の航空会社と提携しています。ポイントの交換レートは航空会社ごとに定められていますが、ほとんどの会社は「3ポイント=1マイル」です。日本のエアラインであるJALやANAにも同レートで交換できます。
例外として、ニュージーランド航空(ニュージーランド)は「200ポイント=1マイル」、LCCのジェットブルー航空(アメリカ)は「6ポイント=1マイル」と交換レートが低いため注意しましょう。
なお、1日あたりの交換ポイント数は「最低3000ポイント」からです。「最大で24万ポイント」まで交換できます。翌日になるとリセットされ、再び交換が可能です。
まとめて交換すれば還元率アップ
ポイントが3000ポイントあればひとまず交換は可能ですが、まとめて交換する方が還元率も高まります。ポイントをマイルに交換する場合、1回で「6万ポイント」を交換すると「5000マイル分」のボーナスポイントが付与される仕組みです。
3000ポイントずつ地道に交換していると6万ポイント=2万マイルの交換数ですが、一度に交換するだけで2万5000マイルになります。マリオットポイントが貯まるSPGアメックスをあわせて活用すれば、貯まる速度もアップするでしょう。
SPGアメックスの還元率
・ショッピング:100円につき3ポイント=(3ポイント=1マイル)=100円につき1マイル(1%)
・ホテル利用:100円につき6ポイント=(6ポイント=2マイル)=100円につき2マイル(2%)
通常の還元に一括交換のボーナスを足すと、日常のクレジットカード決済で「1.25%」・ホテル利用では「2.5%」のレートでマイル移行が可能です。
プロモーション情報の確認を
マリオットボンヴォイの会員サイトにサインインすると、「プロモーション情報」が記載されています。プロモーションは、登録するとお得にポイントが貯まったり特典をもらったりできるキャンペーンのことです。
定期的にサインインし、登録できるプロモーションを探してみましょう。一部上級ステイタス会員のみ対象のものもありますが、全会員対象のものも豊富です。
プロモーションに参加したいときは、サインイン後のプロモーション画面で「登録」のボタンを押しましょう。Eメールがアカウントに登録されたメールアドレス宛に届くはずです。もし、エラーなどでうまくいかないときは、英語版の公式サイトや電話による登録もできます。
マイルへの交換方法
ポイントをマイルに交換するには、アカウントにサインインして手続きを行います。あらかじめ交換したいマイレージの会員番号などを確認し、準備しておくとスムーズに作業が進むでしょう。
サインイン後申し込みを行う
ポイントをマイルに交換するには、まずマリオットのアカウントにサインインしましょう。ポイント移行には、マリオットボンヴォイに登録している名前と同一名義でのマイレージプログラムの入会が必須です。
公式サイトの「ポイントをマイルに移行」と記載されているページで、「ポイント/サーティフィケートを使う」のタブを選びます。「旅」を選択し、「ポイントからマイルへの移行」の詳細へ進みましょう。
クリックすると「ポイントでフライトを利用」と書かれたページに遷移し、ポイント移行ができます。交換したい航空会社・マイレージプログラムの会員番号・交換したいポイント数などを入力していきましょう。
万が一、うまくいかないときは、最初の移行ページで「ポイントの移行」ボタンを押しログインします。あとは同じように会員番号やポイント数など必要な情報を入力すれば完了です。
反映までの日数は1週間以上を見ておこう
マイルへの交換は、すぐに完了するわけではありません。申し込みから1週間以上はかかります。マリオットボンヴォイの公式サイトには「マイルへの移行はほとんど1週間以内」とありますが、ANAの公式サイトによると「2週間程度かかる」とのことです。
航空会社によって多少の差があることから、日数には少し余裕を持って申し込むことをおすすめします。なおマイルは自動的にマイレージ口座に加算されるため、別途受取手続きは必要ありません。
外資系ではどのマイルへの交換がおすすめ?
マリオットポイントはJALやANAだけでなく、多くの航空会社のマイルに交換できます。外資系では、どのマイルに交換するのが適しているのでしょうか?おすすめの会社を紹介します。
ユナイテッド航空
ANAと同じ「スターアライアンス」という航空連合に加盟し、マイレージでも提携しています。マイルの有効期限がないことが特徴で、マリオットボンヴォイから交換した後は利用期限を気にする必要はありません。
ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」は、ANAの特典航空券にも交換できます。日本で旅行をしたいときにも、使い勝手がよいでしょう。ニューヨークを拠点としており、日本からアメリカ行きの路線を多数就航していることからアメリカ旅行にも使えます。
提携クレジットカードの利用で、貯まるマイルも魅力です。「MileagePlus JCBカード」では、日々の買い物で「100円につき最大1.5マイル」が貯まります。
マリオットボンヴォイからのマイル移行では、航空会社の中で唯一「リワードプラス」という提携プログラムが存在する点を押さえておきましょう。
通常3:1の交換比率のところ、優遇レートが適用され10%アップします。「3ポイント=1.1マイル」に換算されてお得です。
シンガポール航空
シンガポール航空のマイレージプログラムは、「クリスフライヤー」です。ANAと同じスターアライアンスに属しています。
マイルは特典航空券にも交換できますが、航空券の購入も可能です。マイルと現金を併用し、有償航空券の購入もできます。あまりマイルが貯まらない場合でも、「有償航空券の割引購入」の形で恩恵を受けられるのです。
シンガポール航空利用時のマイル積算率も高めで、エコノミーでも100%の積算率で利用できる予約クラスが多数あります。プレミアムエコノミーでは110%です。
また、飛行機内の座席にもこだわっています。ビジネスクラスにはフルフラットのベッドがあり、ゆったりと過ごせるでしょう。広い座席のファーストクラスやベッド付きのスイートなどもあり、快適な空の旅を求める人にも適しています。
ブリティッシュ・エアウェイズ
ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージは「Executive Club」の会員になると貯めることができます。マイルの名前は「Avios(アビオス)」です。
家族会員口座のシステムがあり、同居家族を6人まで登録できます。家族会員のAviosは共有でき、家族旅行などにも使いやすいシステムです。アライアンスはJALと同じ「ワンワールド」所属で、JALの特典航空券の予約もできます。
Aviosは会員間であれば、家族にかかわらず譲渡も可能です。通常は手数料やがありますが、最上級のステイタスである「Goldメンバーシップ」会員は、無料で譲渡できます。
貯めやすいマイレージですが、独自提携のクレジットカードは少なく、SPGアメックスからマリオットボンヴォイを通して交換するのが近道です。
Executive Club | British Airways
まとめ
ホテル利用が多い場合は、マリオットポイントからマイルへの交換ルートを利用してみましょう。各航空会社のマイレージに対応していることもあり、好みの航空会社を選ぶこともできます。
有効期限や使い勝手だけでなく交換レートなどを確認し、利用しやすい会社を見つけてみましょう。
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