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ANAとJALのマイルやステイタス基礎知識。上級会員を維持しよう

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2022.02.11
by ドットマネー編集部

マイルとの違いは?

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JALやANAを利用すると、マイルとは別にポイントが貯まります。マイルのように特典に交換するタイプではなく、マイレージ独自のランク制の基準となるポイントです。

ポイントを多く貯めるほど会員ステイタスが上がり、翌年度に上級会員としてのサービスを受けられます。ポイントの名称は、JALは「FLYONポイント 」、ANAは「プレミアムポイント」です。

航空券を購入し搭乗した場合に加算される

会員ステイタスに関わるポイントは、該当の航空会社や同じ「アライアンス(航空連合)」に加盟しているグループ会社の航空券を購入し、搭乗した場合に加算されます。

マイルのようにポイントサイトやショッピングで貯めることはできず、「搭乗のみで貯まるポイント」という点に注意したいところです。原則「フライトマイル」に、ステイタス制度限定の「路線倍率」や「搭乗ポイント」を上乗せします。

マイル積算対象外である「特典航空券を利用したフライト」は、ポイントの加算対象外です。一方で、「e JALポイント」「ANA SKYコイン」などを有償航空券の購入に充当した場合はマイル積算対象となり、ステイタスポイントが貯まります。

マイルとステイタスポイントの確認方法

マイルとステイタスポイントは、マイレージクラブの会員ページで確認できます。JALまたはANAのマイレージクラブにマイルが加算されれば、ポイントも自動的に貯まる仕組みです。

ANAであれば、カードに記載された10桁の「ANAマイレージクラブお客様番号」とパスワードでログインしましょう。ログインし、「マイル口座残高照会」を見るとマイルやSKYコインの残高と一緒にプレミアムポイントの残高が表示されています。

JALの場合はカードに記載された7桁または9桁の「JMBお得意様番号」と、6桁のパスワードでログインしましょう。会員メニューページのTOP画面に、FLY ONポイントとマイル数が表示されています。

なお、マイルやポイントの積算には利用から数日程度かかります。ツアーの場合は、1~2カ月かかることもあり得るでしょう。なお、年末の利用は、「利用日の年度」として反映されます。

日系エアラインの特典の例

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JALやANAでは、サービスステイタスを保有する上級会員に対して、独自のサービスを展開しています。ステイタスが上がるほどサービスも多くなりますが、ステイタス獲得までノルマの難度も上がります。毎年リセットされるため、維持するのも大変です。

JALのサービスステイタス一覧と条件

FLY ONポイントの加算によるJALのサービスステイタスは、サファイア・クリスタル・プレミア・ダイヤモンドの4種類です。

例えば「JMBサファイア」は、毎年1〜12月に貯まったFLY ONポイントが5万ポイントかつJALグループ便が2万5000ポイントの場合に認定されます。または50回以上の利用のうち25回以上がJALグループ便で、FLY ONポイントが1万5000ポイント以上でも対象です。

限定サービスとして、予約時のキャンセル待ち優先やフライト時のボーナスマイルがあります。一例としてJALグループ便では、105%のマイルアップボーナスです。

また、ステイタスカードの提示で本人と同行者1名が対象のラウンジに入室できるサービスもあります。

ANAのプレミアムステイタス一覧と条件

ANAのプレミアムステイタスは、ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズの3種類です。

中間のクラスであるプラチナに到達するには、年間5万プレミアムポイント獲得かつ、5万ポイントのうち2万5000ポイント以上がANAグループ便であることが条件となります。

プラチナ会員になると、ANA LOUNGEの利用が可能です。また、優先チェックインカウンターの利用や、手荷物受取の優先などもあります。専用保安検査場や優先搭乗の案内など、飛行機に乗る際もスムーズです。

フライトボーナスマイルもあり、ステイタス維持1年目は90~95%、2年目以降は100~105%のマイルが追加されるためマイルが貯めやすくなるでしょう。

特典が受けられる期間

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会員ステイタスは、一度到達すると永久に続くわけではありません。あくまでも、年間の利用に対してポイントが付与され、翌年度の会員ステイタスが決まるものです。

「1年間だけ上級会員になったけれど来年以降は難しい」という場合は、ステイタスキープのために対象のカードを持つことも検討しましょう。

ステイタスは毎年リセットされる

JALやANAのステイタスは、一定期間で切り替わります。どちらの場合も4月~翌年3月末がステイタスを維持できる期間です。

ただし、年度の途中で条件を満たした場合に限りJALとANAに差があります。JALは条件達成後1週間で利用できるようになるファーストサービス、FLY ON ステイタスカードの到着後、もしくは「JAL」アプリへのステイタスが反映されてから利用できるセカンドサービスに分かれています。

カードが届くと、ほぼすべての上級会員サービスが使える仕組みです。また、翌年から適用されるサードサービスとして、電子ポイントの付与があります。

たとえば5月の時点で条件を満たすと、翌々年の3月まで上級会員のサービスを受けられるのです。

ANAは年度途中に条件を達成した翌日から、事前サービスと呼ばれる上級会員の体験版が利用できるようになります。翌年4月になると正会員になれる仕組みです。

キープする方法はないの?

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通常、ステイタスは長くても2年でリセットされます。しかし、上級会員になった時点で特定のカードを発行すると、一部のステイタスは維持されます。

たとえばJALの場合ではステイタスがサファイア以上になると「JGC(JALグローバルクラブ)」への加入が可能です。カードを解約しない限り、一定のステイタスが維持できます。

ただし、JGCのサービスと実際にFLY ONポイントを貯めて取得した会員ステイタスは完全に同じではありません。

翌年以降条件を達成しない場合は、一般のJGC会員に切り替わります。ボーナスマイルの付与率や一部のサービスが受けられなくなることは知っておきましょう。

ANAの場合はダイヤモンドまたはプラチナに到達すると「スーパーフライヤーズカード」に加入できます。ラウンジや専用サービスデスクの利用、座席のアップグレードなどのサービスはカードを解約しない限り継続することが可能です。

対象のカードと年会費の例

JALでは、保有しているJALカードの種類によってJGCカードの種類も変化します。一般カードを保有している場合「JALグローバルクラブ CLUB-Aカード」を発行するケースが多いはずです。年会費は1万1000円となっています。

「JALダイナースカード」を保有している場合は「JALグローバルクラブ JALダイナースカード」に切り替わります。年会費は3万800円です。そのほか、ゴールドカードやプラチナカードもあります。

ANAの場合は、新規発行扱いとなります。「ANAスーパーフライヤーズカード」の一般カードは年会費1万1275円です。ゴールドカードは1万6500円、ダイナースカードは3万800円となっています。その他、アメリカンエキスプレスカードやプレミアムカードなども発行できます。

効率よく上級会員になる方法

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ステイタスポイントを稼ぐには、飛行機の搭乗が必須です。しかし、何も考えず飛行機に乗るよりも、路線や購入の方法を考えた方が費用をかけずに効率よくポイントが貯まります。

ポイントが貯まりやすい路線や購入方法をチェックし、ポイントで航空券を購入するなど検討してみましょう。

多くポイントが貯まるフライトを意識する

搭乗で貯まるポイントは、路線や距離によって異なります。JALもANAも、基本的な計算方法は同じです。

フライトマイルに路線倍率や運賃による積算率を掛け、ボーナスなどを足したものがポイント数になります。JALの場合、路線倍率は国内線が2倍、アジア・オセアニアなど一部の国際線が1.5倍、一般の国際線が1倍です。

移動距離が長くなるとマイル数は増えますが、国際線の場合は倍率が1倍となりマイル数に対するポイント数は少なくなります。

たとえばJALでは、羽田から関西国際空港までのフライトの場合基本の区間マイル数は280マイルです。しかし、倍率が2倍のためFLY ONポイント は560ポイントもらえます。

また、JAL・ANAともに運賃種別によって最大400ポイントのボーナスがあるのも特徴です。短い距離で回数を多く乗るか、長距離で一気に稼ぐか利用目的などに応じて考えてみましょう。

航空券の購入にマイルを活用

特典航空券の交換にマイルを使ってしまうとステイタスポイントは加算されませんが、ANA SKYコインやe JALポイントで航空券を購入する場合は加算対象です。

ANAの場合、上級会員はANA SKYコインへの交換レートが最大1.7倍に優遇されます。目的のステイタスを達成するまではポイントやコインでの航空券購入に切り替えてみましょう。

e JALポイントは1万マイル=1万5000ポイントのレートで交換できます。マイルをそのまま特典航空券として利用するよりは価値が下がる場合がありますが、繁忙期の場合は特典航空券の購入の方が有利になることも多いでしょう。

ポイ活でさらに貯める

航空券を購入するためのポイントは、ポイ活で入手できます。普段利用しているクレジットカードなどがあるなら、マイルに交換できるかチェックしてみましょう。

JALならPontaやdポイント、ANAならTポイントや楽天ポイントがマイルに交換できます。ショッピングの利用が少なくなかなか貯まらないときや、マイルに交換しやすいクレジットカードを発行したいときにはポイントサイトの活用も考えましょう。

ポイントサイトではネットショップやクレジットカード会社がスポンサーとなり、ポイントサイトの利用者にポイントを還元してくれます。

普段のショッピングでさらにポイントが貯まり、クレジットカード発行で大量ポイントが貯まるなどマイルを貯めるにはぴったりのポイ活方法です。

まとめ

JALやANAには年間の利用が多い会員に対して、特別なサービスを提供する会員ステイタス制度があります。

ステイタスのランクは1年間に獲得したステイタスポイントによって変わるため、意識してみましょう。原則1年限定のサービスですが、カード発行でサービスが維持できることもあります。

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