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マイル修行でJALグローバルクラブ会員に。修行に人気の路線も紹介

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2022.03.28
by ドットマネー編集部

JALにおけるマイル修行とは?

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JALには、上から順にダイヤモンド・プレミア・サファイア・クリスタルという4種類の「ステイタス」が存在します。ステイタスは毎年切り替わりますが、「JGC(JALグローバルクラブ)」の会員資格を得ると、一部のサービスが半永久的に受けられる仕組みです。

入会基準のステイタスを取得するために、修行を行う人も多くいます。

JALグローバルクラブとは

JALグローバルクラブは、JALのポイントプログラムである「FLY ON プログラム」で「JMBサファイア」以上のステイタスを得ると入会できる会員サービスです。

ステイタス保持者の加入は必須ではありませんが、いったん入会するとその後のステイタス変化にかかわらず年会費を支払うだけでサービスが受け続けられます。

「1年間だけ搭乗回数を多くしてJGCへの入会を目指す」のが、いわゆる「マイル修行」です。ステイタスは本来毎年リセットされるもので、維持するには搭乗数を重ねFLY ON ポイントを獲得し続けるしかありません。

JALの上級会員として優遇サービスを受けたい場合は、JGC会員になるのが近道といえるでしょう。JGCは、家族が1人でも条件を達成すると、本人のカードに付随して「家族カード」も発行できます。

JGCに入会するメリット

JGCに入会すると、複数の優遇サービスが受けられます。JGC会員のどのランクに位置しているかによっても異なりますが、主な基本サービスを紹介しましょう。

専用チェックインカウンター・デスクの利用
優先搭乗サービス
ボーナスマイルの付与
手荷物の量に関する優待
手荷物受取の優先
ラウンジ利用サービス
オリジナルノベルティ(タグ・ダイアリーなど)のプレゼント

どのサービスも、JAL便を快適に利用するためには欠かせません。毎年初回の搭乗で3000マイルが付与されるほか、毎回の搭乗時にも35%のボーナスがつきます。キャンセル待ちや空席待ちなども一般の会員より優遇されるため、予約が取りやすくなるのも特徴です。

JGC会員になると、JALが加盟する「ワンワールド」の上級会員資格も同時に付与されます。ワンワールド加盟航空会社の利用でも、JGCに劣らない上級サービスを受けることが可能です。

JGCに入会するための条件

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JGCの入会条件は、JMBサファイアに到達するだけではありません。到達後に対象のカード発行を行い、解約することなく継続するのが条件です。

CLUB-A以上のステイタスカードの発行

JALカードには年会費が安い「一般カード」がありますが、JGCに入会するにはJALグローバルクラブ JALカードの「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「JALダイナースカード」「プラチナ」のうちいずれかの発行が必要です。

CLUB-Aカードの年会費は1万1000円(税込)で、上級カードは3万円程度の年会費がかかるものもあります。上級カードはVISA・MasterCard・JCBのほか、一部アメックスやダイナースカードからも選択可能です。

なお、すでに対象クラスのカードを保有している場合も、JGCカードへの「切り替え」が必要になります。この時点でクレジットカードの審査に落ちると、JGC会員の条件を満たしていても入会できません。

一般カードの保有者やJALカードを持っていない場合は、JGC会員の条件を満たす前に対象カードに切り替えをしておくとスムーズです。どちらのタイミングでも対象カードの発行は必要ですが、同クラスのカードを保有していると新カード発行時の審査は必要ありません。

無理をして修行する前に、カード発行が可能かどうかを確認しておきましょう。審査基準は明確にされていませんが、収入による返済能力や過去のカード利用歴などを参考にするのが一般的です。

JMBサファイア以上のステイタスを保持

JGCの入会に必要なカードの申し込みができるのは、JMBサファイア以上のステイタスを保持している期間のみです。いったんJMBサファイアになったとしても、搭乗し続けなければ次期間の資格はなくなってしまいます。

ステイタスがなくなった後に「サファイアになったことがあるから」とカードの申し込みをしようとしてもできません。目的のステイタスを達成した後は、早めにJGCに入会しておきましょう。

サファイア以上であれば、どのランクでも問題ありません。JMBサファイアのステイタスを獲得するには、以下のどちらかの達成が必要です。

1~12月の間に5万FLY ON ポイント(うちJAL便利用2万5000ポイント)以上を獲得
50回(うちJALグループ便25回)以上の利用かつ1万5000FLY ON ポイント以上の獲得

条件は、簡単なものではありません。1年間でかなりの回数または距離の搭乗が必要です。

JGC会員になるためのマイル修行

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普段の旅行や出張以外にどの程度飛行機を利用すると、JGC会員の資格が得られるのでしょうか?ゼロからJGC修行を始める人は少ないですが、年に2回の海外旅行と年3回の国内旅行程度では、条件を達成することは難しいのが現実です。

利用状況に応じて、「FOP修行」または「回数修行」を選択することになるでしょう。

FOP修行

JGC会員になるには、「FOP(FLY ON ポイント)」を貯める必要があります。しかし、年に数回程度の旅行で達成できる条件ではありません。

FOP修行は「FOPが効率よく貯まる路線」と「運賃が安い航空便」を探すことから始まります。たとえば、一般のJMB会員が東京〜沖縄を普通運賃(積算率100%)で搭乗した場合、FOPは2368 ポイントです。往復すると、4700ポイント以上の獲得になります。

また、日本〜パリを往復するなど、「国際線の遠距離」ではFOPの算出に必要な区間マイルも多くなる傾向です。積算率100%の場合は、往復で1万3100FOP程度が付与されます。

普通運賃往復では東京〜沖縄が8万円台~、日本〜パリのエコノミーFlexが30万円台~と高くなりますが、先得などの割引運賃を活用すると費用は安くなります。マイル積算率と割引の兼ね合いで、お得な便を選びましょう。

知っておきたいFOPのルール

FOPは、マイルと異なるルールで加算されます。計算方法は「フライトマイル×FOP積算率(路線)+ボーナスFOP(運賃種別)」です。

フライトマイルは、区間マイルに運賃やクラスに応じた積算率を掛けて算出されます。エコノミーよりもビジネスやファーストクラスの方が積算率が高く、割引運賃より正規運賃のほうが積算率は高めです。

FOP積算率は利用路線ごとに異なり、国内線は2倍・国際線は路線により1〜1.5倍です。同じ距離を移動すると考えると、国内線の方が早くポイントが貯まる計算になります。

ルールが複雑でわかりにくい場合は、JALの公式サイトでマイル・ポイント計算を行いましょう。

JALマイレージバンク - マイル数(Pontaポイント)をしらべよう!

JALカードを活用しよう

JGC修行を始める前に用意しておきたいのが「JALカード」です。JALマイルは、「JMB(JALマイレージバンク)会員」の「JMBお客様番号」に対して作られたマイル口座に積算されていきます。

入会には、クレジット機能なしの「JMBカード」またはクレジット機能付きのJALカードの保有が欠かせません。JMB会員であれば搭乗時にFOPが積算されていきますが、JALカードならではの利用特典があるため発行をおすすめします。

JALカード会員限定キャンペーンを利用

お得なキャンペーンを利用して、FOPを一気に稼ぎましょう。2022年12月31日までの期間内にJALカード保有者がJAL便に搭乗すると、1回で5000FOPが獲得できるキャンペーンが実施されています。5000FOPを手に入れておけば、FOP修行の難易度がぐっと下がるでしょう。

対象路線は「JALグループ国内線」「JAL国際線」「他社運航でJAL便名のコードシェア便」で、期間中初めての搭乗に対して1回のみ積算されます。キャンペーン登録が必要となるため、JALの公式サイトから手続きを済ませましょう。

搭乗だけで同じポイント数を稼ぐためには、海外旅行ならエコノミーの普通運賃で日本~台湾の往復分、国内旅行なら東京~那覇の往復分程度に相当します。旅行1回分が自動的に加算されるとなると、大きな違いです。

2022年 JALカード会員限定 初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン - JALマイレージバンク

回数修行

搭乗回数がこなせるのであれば、移動距離が短くてもJMBサファイア会員の条件を満たせます。必要回数は1〜12月の間で最低50回です。

往復では、月2回ほどの国内旅行で達成が可能です。乗り継ぎであっても各フライトが1回とカウントされるため、最適な組み合わせがわからないときはJALの修行向けツアーなどに参加するのもよいでしょう。大阪〜東京に移動し、東京〜韓国へ移動する場合は片道2回とカウントされ往復で4回が稼げます。

回数を基準にした場合、達成に必要なFOPは1万5000ポイントです。ゼロから開始する場合、1回あたりのFOPが300ポイントで達成できます。短距離路線でも普通運賃ならFOPボーナスとして400ポイントがつくため、300ポイントを超えられます。

費用を安く抑えたい場合は、割引運賃で300FOPを超える路線を利用しましょう。積算率がやや下がりますが、運賃が半額近く安い場合もあります。たとえば、大阪〜東京はマイル積算率75%で420FOP、東京からソウルは積算率50%でも969FOPの獲得が可能です。

JGCマイル修行にかかる費用

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JGC会員になるために、マイル修行を行うには費用がかかります。回数修行の場合は割引運賃で搭乗しても最低限のFOPが付与されれば問題ありません。しかし、搭乗回数に対する料金は都度かかります。

FOP修行の場合は、クラスや運賃によって付与されるポイントが少なくなるため長距離や積算倍率の高い路線の利用が不可欠です。ゼロからJGC修行を始めようとすると、およそ「50万円」程度の予算を準備する必要があるでしょう。

FOP修行にはいくら必要?

JMBサファイア会員になるために必要な5万ポイントを稼ぐためには、50~100万円程度の予算が必要になります。費用を半額程度に抑えるコツは「マイル積算率」と「運賃」が見合っているかを見極めることです。

たとえば、東京~沖縄を普通運賃で搭乗するとマイル積算率は100%ですが、運賃は片道4~5万円かかります。ウルトラ先得割引を利用する場合、マイル積算率は75%になりますが、根気よく探せば片道1~2万円のものもあります。

単純に普通運賃で5万FOP達成を目指すと、片道2368FOPでは往復11回の搭乗が必要です。片道4万円としても、88万円かかります。しかし、75%の積算率で片道1万5000円なら、17往復で51万円です。

また、東京~沖縄のようにFOPが貯まりやすい長距離フライトと、安い国際線を組み合わせるのも効率的です。居住地からいったん沖縄を経由して東京まで乗り継ぎ、東京からマレーシアのクアラルンプールに向かう便などもあります。

回数修行はどれくらい?

東京~名古屋を定期的に利用する場合、「先得割引」など積算率75%の割引運賃で得られるFOPは片道290ポイントになります。回数基準の場合のJMBサファイアのFOPノルマは1万5000ポイントで、往復26回程度でクリアできる値です。

回数の基準は50回(往復換算で25回)のため、回数分は乗る必要があります。同路線の運賃は、最安値「スーパー先特(積算率75%)」で片道1万円程度です。往復25回の搭乗で50万円かかります。

回数修行の場合は、「乗り継ぎ」や「短距離移動」などを駆使して修行を行うほうが費用は安く済むでしょう。北海道内や福岡〜宮崎などの九州圏内など、短距離の搭乗をメインにすると、かかる費用は40〜45万円ほどまで減らせるはずです。

効率的な修行におすすめな路線

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同じような距離であっても、貯まるFOPが同じとは限りません。1日に何便も飛行機が飛んでいる人気路線は、日に何度も利用できる場合もあります。FOPが貯まりやすく、利用しやすいルートや方法を紹介しましょう。

FOP修行に人気のルートは?

FOP修行によく使われるルートは、「沖縄」を含めたルートです。居住地にもよりますが、関東方面に住んでいる場合は沖縄への国内移動距離が長くなり、FOPも自然と貯まります。

片道航空券も割引運賃(75%)を適用すれば1万円強で予約でき、1476FOPが貯まります。関西より南からであれば、「北海道」を絡めた路線も使えるでしょう。

国内線と国際線を絡めたルートでは「OKA-SINタッチ」と呼ばれる沖縄~東京~シンガポールのルートが人気です。東京~シンガポールの往復運賃は6万円程度から存在し、金曜日出発の日曜日帰還路線もあります。乗り継ぎが慌ただしくなる可能性はありますが、FOPが往復で1万ポイントを超えるお得な路線です。

また、以前は「国際線乗り継ぎ割引」が存在しており国内線の運賃がお得になっていましたが、現在はサービスが終了しています。

短期間で目指すならホッピングツアーも

回数修行を考えているなら、JAL公式の「ホッピングツアー」も検討しましょう。小回りのきく小型プロペラ機で移動することもあり、1泊2日で最大14フライトも可能です。費用も10万円前後の設定が多くリーズナブルといえます。

個人で修行する場合、乗り継ぎ遅れによる失敗も起こり得ますが、ツアーの工程に組み込まれていれば、ある程度確実にフライトをこなせます。乗り継ぎ時間は20分~3時間程度に設定され、宿泊するホテルに到着するまでは観光はできません。

万が一欠航などによりツアー継続が不可能になった場合でも、帰路の手配が別途必要になるだけです。宿泊できなかったホテル・一部航空券の代金も戻ってくるため、リスクは低いでしょう。

予約は搭乗したい便の「選択式」です。人気のフライトが混み合うこともあり、組み合わせを考える必要があることからも早めの予約を心がけましょう。

跳び飛びの旅 小型プロペラ機でホッピング(九州旅行・ツアー) - JAL国内ツアー

回数を乗るなら国内線短距離フライト

とにかく必要回数を短時間かつ費用を抑えてこなしたい場合には、「短距離フライト」を活用しましょう。短距離のみに絞るとFOPが満たせないことがあるため、長距離フライトも多少は必要です。

たとえば、福岡〜宮崎や沖縄〜宮古島などは、1日に複数回往復できます。福岡〜宮崎路線は1日に14便程度運航しており、乗り継ぎ時間を考えても3〜4往復が可能です。価格はスーパー先特(75%)で、片道8000円ほどかかります。

沖縄〜宮古島も20便弱の運行があり、3~4往復できます。先特割引であれば片道5000〜7000円程度で航空券を予約できることもあり、費用は比較的抑えられるでしょう。

ただし、空港と飛行機の往復のみになるだけでなく、乗客が少ない場合添乗員さんに「ほとんどのフライトに乗っている不思議なお客さん」と捉えられるリスクもあります。

まとめ

JGC会員を目指す修行には、FOPを貯める「FOP修行」と搭乗回数を稼ぐ「回数修行」があります。旅行感覚で利用できるFOP修行が一般的ですが、もともと飛行機に乗る機会が多い人なら回数修行の方が費用がかかりません。

JGC会員になると、カードの年会費を払っている限りはJAL上級会員のサービスが提供されます。もう少しで条件が達成できるという人は、挑戦してみてもよいでしょう。

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