- Suicaの特徴とメリット
- 日本全国これ1枚でOK
- JRE POINTが貯まる
- ポイントの還元率や貯め方は?
- 二つのタイプから選べる
- Apple Payでも利用可能
- デメリットもある?
- チャージ上限が少なめ
- 各エリアをまたがる利用はできない
- Suicaの始め方
- ICカードを発行する
- 定期や連絡定期も発行可能
- モバイルSuicaはアプリをインストール
- クレジットカードでのチャージ方法
- カードタイプにチャージ
- モバイルSuicaにチャージ
- どちらもオートチャージに対応
- オートチャージするメリットは?
- ポイントがお得に貯まる
- 残高不足の心配なし
- オートチャージにおすすめのクレジットカード
- Suicaなど四つの機能が1枚に ビュー・スイカ
- お買い物でもお得に貯まる JRE CARD
- 年1回の利用で年会費無料 ビックカメラSuicaカード
- オートチャージ用クレカの注意点
- 決済できるのはビューカードだけ
- 有効期限と期限の更新方法
- まとめ
Suicaの特徴とメリット
JR東日本が展開しているプリペイド式電子マネーのSuicaは、どのような特徴があるのでしょうか?Suicaを活用してお得にポイントを貯めるためにも、まずは基本的な知識を紹介します。
日本全国これ1枚でOK
Suicaが1枚あれば、「全国どこでも」電車やバスに乗れます。Kitaca・TOICA・ICOCA・SUGOCA・PASMO・manaca・PiTaPa・はやかけん・nimocaなどのエリアで相互利用ができるのです。
例えば、出張や旅行で東京から大阪を訪れたときでも、Suicaを持っていればICOCAエリアで電車やバスに乗れます。地域に合わせてカードを使い分ける必要がないため、便利です。
買い物ができる店舗も全国にあります。セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンなどの主要なコンビニはもちろん、イオン・イトーヨーカドー・サミットなどのスーパーでも使えるのです。電車やバスの運賃だけでなく、日常の買い物にも活用できます。
JRE POINTが貯まる
日々の電車代や買い物に使うことで、JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」を貯められます。1ポイント=1円として、Suicaへのチャージや駅ビルでのショッピング・Suicaグリーン券への交換などに使えるポイントです。
ただし、ポイントを貯めるためには、JRE POINTへの登録が必要です。入会金・年会費無料のサービスのため、Suicaをお得に使うために登録しましょう。
ポイントの還元率や貯め方は?
Suicaを使用してJRE POINTを貯める方法は、下記の8種類です。
・登録したSuicaで鉄道利用(Suicaグリーン券の購入・モバイルSuica定期券の購入・新幹線の利用も含む)
・登録したSuicaでお買いもの
・JRE POINTカードの提示でお買いもの
・ビューカードのクレジット決済
・JRE MALLの利用
・他ポイントからの交換
・スマートフォンアプリで貯める
・キャンペーンの活用
ポイント還元率は、Suicaのタイプと使う場所によって異なります。
チャージ・グリーン券・定期券の購入・新幹線の利用では、カードタイプのSuicaカードは200円につき1ポイントで0.5%、モバイルSuicaは50円につき1ポイントで2%還元される仕組みです。
Suicaの提示では100円で1ポイント、買い物では100円か200円で1ポイントが付与されます。
二つのタイプから選べる
交通系電子マネーのSuicaには、「カードタイプ」と「モバイルSuica」の2種類があります。カードタイプはさらに、誰でも使える「Suicaカード」、利用者が限定される記名式の「My Suica」、定期券と一体になっている「Suica定期券」の3種類に分かれます。
自動改札機をタッチで通過する、自動精算する、買い物の支払いに使うといった、基本的な機能はどれも同じように使えます。これらの基本的な機能に加え、モバイルSuicaは、アプリでグリーン券を購入できる、使用状況をいつでも確認できる、という点が魅力です。
Apple Payでも利用可能
モバイルSuicaは、iPhoneの「Apple Pay」でも使用できます。カードタイプのSuicaを持っている場合には、iPhoneに標準搭載されている「WALLET」アプリを起動し、カードを読み込むことで登録可能です。
カードタイプのSuicaを持っていない場合には、Suicaアプリをダウンロードして、Web上でSuicaを発行しましょう。発行したSuicaでApple Payへの登録ができます。
デメリットもある?
ポイントが貯まり便利でお得に使えるSuicaですが、デメリットもあります。デメリットを理解したうえで使うことで、より活用しやすくなるでしょう。
チャージ上限が少なめ
1枚のSuicaにチャージできる金額は、「2万円」が上限です。ほかの電子マネーは5万円までチャージできるものもあるため、上限が少なめといえるでしょう。
チャージ上限が少なめというデメリットを解消するには、オートチャージが便利です。残高が一定以下になった場合、自動的にチャージされるため、残高不足で改札を通れないということがありません。
ただし、Suica支払いに対応している家電量販店といった店舗で買い物をする場合、支払いの上限が2万円になるということを知っておきましょう。2万円より高額の買い物をする場合には、ほかの方法で支払う必要があります。
各エリアをまたがる利用はできない
日本全国で利用できるSuicaですが、各エリアの境界を越えて乗車する際の支払いには使えません。例えば、JR東日本の横浜駅からJR東海の熱海駅まで移動する場合、エリアを越えて移動することになります。この場合、Suicaでは改札を通過できません。
エリアをまたがって乗車する場合には、Suicaで入場せず、きっぷを購入して電車に乗りましょう。
Suicaの始め方
これからSuicaを使いたいと考えている場合、どのように始めればよいのでしょうか?カードタイプのSuicaとモバイルSuicaの始め方を、それぞれ紹介します。
ICカードを発行する
カードタイプのSuicaを使用する場合には、「ICカード」を発行してもらいましょう。Suicaエリア内にあるJR東日本の駅に設置されている多機能券売機か、みどりの窓口で購入できます。
1000円・2000円・3000円・4000円・5000円・1万円という価格から、好きな金額を選び発行してもらうのです。
発行されたSuicaがMy Suicaの場合には、購入金額から預かり金500円を差し引いた金額がチャージされているため、受け取ったらすぐに使えます。また、預かり金500円は、Suica返却時に返金されるものです。
カードタイプのSuicaには、記名式のMy Suicaと誰でも使えるSuicaカードがあります。このうち、JRE POINTを貯められるのはMy Suicaのみのため、発行の際には注意しましょう。
定期や連絡定期も発行可能
Suicaは定期や連絡定期として使用できるタイプも発行できます。購入できるのは、JR東日本エリア内にあるJRの駅に設置されている指定席券売機・多機能券売機・みどりの窓口のいずれかです。
ただし、「通学定期券」と「新幹線定期券(FREXパル)」はみどりの窓口でしか購入できません。また、通学定期券の購入には、「通学証明書」か「通学定期券購入兼用証明書」が必要です。
Suicaの連絡定期券を発行すると、JRの定期券と他社の定期券という複数枚を1枚にまとめられます。
モバイルSuicaはアプリをインストール
モバイルSuicaの場合には、まずアプリをインストールしましょう。インストール完了後にアプリを起動し、画面の指示に従い会員登録をします。加えて、クレジットカードを登録すれば、利用可能です。
クレジットカードを持っていない場合や、登録したくないという場合には、「EASYモバイルSuica」を使用しましょう。クレジットカードを登録することなく、電車に乗ったり買い物をしたりと、基本的な機能を使えます。
・アプリ名:モバイルSuica
・価格:無料
・Apple Store:ダウンロード
・Google Pay:ダウンロード
クレジットカードでのチャージ方法
現金でのチャージもできるSuicaですが、クレジットカードを使うとポイントを貯めやすくなりお得です。カードタイプ・モバイルSuicaそれぞれのクレジットカードによるチャージ方法を紹介します。
カードタイプにチャージ
カードタイプのSuicaへクレジットカードでチャージする方法は、「多機能券売機」と「VIEW ALTTE」の2種類です。
多機能券売機では、Suica定期券購入時であれば、クレジットカードを使ったチャージができます。その他のタイミングでチャージをする場合には、ビューカードのみ使用可能です。
また、ビューカードがあれば、JR東日本の駅構内に設置してあるATM・VIEW ALTTEでもチャージができます。
コンビニといった対象店舗でもチャージはできますが、現金によるチャージのみでクレジットカードには対応していません。
モバイルSuicaにチャージ
モバイルSuicaのチャージは、登録してあるクレジットカードを利用して、アプリ上の操作でできます。アプリで残高確認もできるため、いつでもチェックしてチャージが可能です。
チャージする場合には、「SF電子マネー」→「入金(チャージ)」の順番に選択します。チャージする金額を入力し、「入金する」を選択すると完了です。
どちらもオートチャージに対応
2種類のSuicaは「オートチャージ」も使えます。カードタイプのSuicaでオートチャージを使えるようにする場合には、VIEW ALTTEでビューカードとSuicaをリンクさせることで利用可能です。
モバイルSuicaでは、オートチャージの設定がアプリ上で可能です。「SF電子マネー」→「オートチャージ設定」→「.オートチャージ申込/変更」の順に選択し、チャージ金額を入力しましょう。
内容を確認後、「申込/変更する」を選択することで完了します。
オートチャージするメリットは?
便利な機能であるオートチャージですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?メリットを知り、機能やお得な点を存分に生かしましょう。
ポイントがお得に貯まる
オートチャージを使えるようにすると、JREポイントの還元率が高くなります。そのため、ポイントがお得に貯まるのです。
通常の還元率は0.5%ですが、オートチャージの場合「1.5%」と通常の3倍もポイント還元を受けられます。Suicaを使ってポイントを積極的に貯めたい場合には、オートチャージを設定しましょう。
残高不足の心配なし
残高に応じて都度チャージをする場合、チャージをし忘れてしまい、改札を通過できないということが発生するかもしれません。オートチャージなら、自動的に必要な金額がチャージされるため、残高不足に悩まされることがなくなります。
加えて、チャージをする手間からも解放されます。特にカードタイプのSuicaに多機能券売機からチャージする場合、時期や時間帯によっては長蛇の列に並ばなければいけないこともあるでしょう。オートチャージを利用すればそのような手間もなくなるのです。
オートチャージにおすすめのクレジットカード
便利なオートチャージをお得に活用するためには、クレジットカード選びが大切です。オートチャージを利用可能なビューカードの中でも、特に使い勝手がよいものや、ポイントが貯まりやすいものを紹介します。
Suicaなど四つの機能が1枚に ビュー・スイカ
ビューカードの中でどれを選べばよいか迷っているなら、まずは「ビュー・スイカ」を選ぶとよいでしょう。Suica・定期券・JRE POINTカード・クレジットカードという四つの機能を兼ね備えています。
通常は還元率0.5%ですが、定期券やオートチャージは3倍の1.5%の還元率です。日常的に電車に乗る人や、通勤定期券を購入している人は、よりポイントを貯めやすいでしょう。
524円(税込)の年会費がかかりますが、Web明細を選択することで、年間600円相当のポイントが付与されます。そのため、年会費は実質無料で利用できるのです。
紛失した際の補償がついている点は安心につながります。クレジットカード部分はもちろん、定期券やチャージ残額も補償の対象です。
お買い物でもお得に貯まる JRE CARD
「JRE CARD」は、JR東日本グループの駅ビルを中心としたJRE CARD優待店での買い物がお得なクレジットカードです。
100円につきJRE POINTが3ポイントその場で付与されるほか、利用金額1000円につき5ポイントが、クレジットカードを使った翌月の中旬に貯まります。合計すると、還元率は3.5%です。
もちろん、Suicaへのチャージや定期券の購入によっても、1.5%の還元率でポイントが付与されます。貯めたポイントは、Suicaへのチャージに使えるほか、JRE POINT加盟店で1ポイント=1円として使用できます。
貯まったポイントをそのまま使えるため、ポイントを使うための手間がかかりません。電車やバスはもちろん、買い物にも使いたいという人にぴったりのカードです。
年1回の利用で年会費無料 ビックカメラSuicaカード
ビックカメラでよく買い物をする場合には「ビックカメラSuicaカード」がおすすめです。
Suicaへのチャージによって1.5%のJRE POINTが貯まり、チャージしたSuicaによる支払いで基本10%のビックポイントを獲得できます。実質ポイント還元率は11.5%という、非常に還元率の高いカードです。
普段の買い物でも、JRE POINT0.5%・ビックポイント0.5%の合計1%がポイントとして付与されます。貯まったビックポイント1500ポイントで、Suicaに1000円分チャージできるのも特徴です。
また、初年度の年会費は無料、翌年以降も年1回以上クレジットカードを利用すると、年会費が無料になります。
オートチャージ用クレカの注意点
オートチャージでSuicaを使いたいと考えている場合、クレジットカードの利用が欠かせません。ただし、注意点があるため、よく確認し、不備がないようにしましょう。
決済できるのはビューカードだけ
楽天カード・エポスカード・dカードなど、クレジットカードにはさまざまな種類があります。しかし、クレジットカードの中でSuicaのオートチャージに利用できるのは「ビューカード」のみと決まっています。
JR東日本が発行するビューカードとSuicaを連携させる仕組みのため、ビューカードを持っていない場合には、まずカードを作りましょう。
有効期限と期限の更新方法
ビューカードには有効期限があります。Suicaとリンクさせたビューカードの有効期限が切れると、オートチャージできなくなるため、注意しましょう。
引き続きオートチャージを利用する場合には、更新カードが届いてから有効期限延長の手続きをします。手続きは、VIEW ALTTEで操作すればOKです。
延長の手続きを忘れていると、ある日突然、残高不足で改札を通過できなくなってしまいます。更新カードが届いたら早めに手続きをしましょう。
まとめ
Suicaを使用すると、日常の電車・バスの運賃や、コンビニでの支払いなどで、JRE POINTというポイントを貯められます。1ポイント=1円として使えるポイントは、Suicaのチャージや買い物の支払いにも利用可能です。
カードタイプとモバイルSuica、どちらでもポイントは貯まりますが、より高還元を目指すのであれば、モバイルSuicaがおすすめです。
より便利かつお得にSuicaを使うためには、ビューカードとリンクさせてオートチャージを使えるようにしましょう。ポイント還元率が通常の3倍になるため、どんどん貯められます。
紹介したおすすめクレジットカードも参考にしながら、よりお得にSuicaを活用しましょう。
クレジットカードの発行はポイントサイトからのお申し込みでさらにお得になります。今なら新規会員登録キャンペーンも開催中です。