ポイ活とは
ポイ活についての詳細を知る前に、ポイ活の意味や貯めたポイントの使い道を把握しましょう。ポイ活は、「効率的に貯めたポイントをうまく活用すること」を指します。ポイントを貯めて使うまでの一連の流れは「ポイント活動」と呼ばれ、省略した形が「ポイ活」です。
ポイントの使い道いろいろ
貯めたポイントの使い道は、さまざまです。現金に交換して銀行口座に出金したり、「電子マネー」や「マイル」と交換できたりもします。
利用するサービスによって「交換レート」が異なるため、複数サービスを活用する場合はレートを比較しましょう。
ポイントと「商品」を交換する場合もあります。家電やインテリアなど日用品と交換することも可能です。各種サービスで利用できる「ギフトカード」や「チケット類」などと交換できるポイントプログラムもあります。
貯めたポイントをほかのものに交換せず、そのままポイントとして消費するのもよいでしょう。ネットショッピングやポイント対象サービスの利用の際に充当できます。交換手続き不要で利用できるのがメリットです。
賢くポイントを貯める方法
ポイントを貯める方法はたくさんあります。工夫をすれば、効率よくポイントを獲得可能です。賢くポイントを増やし、ポイントを有効活用しましょう。
生活費や固定費クレカ決済でポイントゲット
生活費や固定費など、日常的な支払いをクレカ決済にして、効率的にポイントを獲得しましょう。スマホ代や光熱費、家賃などの固定費は、毎月支払ううえに金額が大きい出費です。クレカ決済にすると、「クレカのポイント」が貯まりやすくなります。
家賃は銀行口座から引き落とされるのが一般的ですが、業者によってクレカ決済できる場合もあります。家賃が月5万円の場合、年間の家賃は60万円です。
支払い方法を変えるだけで、利用額60万円に対するポイントをもらえます。家賃をクレカ決済できるか、確認しましょう。
固定費以外もクレカ決済できるものはクレジットカードで支払うと、日常生活でも効率よくポイントを貯められます。
ポイントの二重取り三重取りを目標にする
ポイ活の醍醐味といえるのが、ポイントの二重取り・三重取りです。これは、「一度の決済で複数のポイントを貯めること」を指します。
三重取りの具体例を一つあげましょう。家電量販店で10万円分の買い物をするとき、まずクレカ決済で電子マネーに10万円チャージします。
その電子マネーで商品代を支払うと、家電量販店独自のポイントももらえます。ポイント還元率をすべて10%とした場合、獲得できるポイントは次の通りです。
クレジットカードのポイント:1万円分
電子マネーのポイント:1万円分
家電量販店独自のポイント:1万円分
現金払いでこの買い物をすると、家電量販店独自の1万円分しかポイントをもらえません。しかし、クレジットカードと電子マネーの活用によって、3倍のポイントを獲得できます。
支払い方法やポイントプログラムによっては、四重取りも可能です。「スマホ決済」や「複数サービス一体化クレカ」など、多重取りがしやすいものを選びましょう。
ポイントサイトでお得に貯める
「ポイントサイト」の利用も、ポイ活における有効手段です。ポイントサイトでポイントを貯めるには、サイトを経由してから他サイトで買い物したりサービスを利用したりします。
サイトによって条件が異なり、クリアするとポイントサイト経由で利用したサービスの広告収入の一部がポイントとして利用者に還元される仕組みです。
買い物やサービス利用以外にも、アンケートや広告クリックなど無料の方法もあります。年会費無料クレカの発行や資料請求などは、1回で高ポイントを狙えるでしょう。
複数種類のポイントを集める場合、複数サービスのポイントを集約・交換可能な「ポイント交換サイト」が便利です。「.money(ドットマネー)」を例にすると、各サービスで貯めたポイントを.moneyの「マネー」に交換し、マネーを電子マネーやマイルなどに交換できます。
ポイント交換サイト│ドットマネーは手数料無料・業界No1交換レート!
効率のよいポイ活の始め方
ただポイ活に励むだけでは、数千~数万ポイントが貯まるまでに時間がかかってしまいます。「最低ポイント交換数を満たす前にポイントの有効期限がきてしまった」といったケースも珍しくありません。
うまくポイ活をするには、効率的にポイントを貯める必要があります。貯めやすいポイントプログラムでポイ活を始めて、スタートダッシュを切りましょう。
貯めるポイントを絞る
ポイ活を頑張ろうとすると、さまざまなポイントに手を出してしまいがちです。しかし、効率よくポイ活を進めるには、「貯めるポイントを絞る」とよいでしょう。
おすすめは「共通ポイント」です。共通ポイントは、特定のサービスだけでなく、複数のサービスをまたいで貯めたり使ったりできるポイントを指します。
TSUTAYA(ツタヤ)やファミリーマートなどで使える「Tポイント」や、ケンタッキーフライドチキンやローソンなどで使える「Pontaポイント」などのことです。
対象サービスの幅が広い共通ポイントの例には、「楽天ポイント」があげられます。楽天市場や楽天Edyなど、さまざまな方法で楽天ポイントを獲得できるのが特徴です。
NTTドコモの「dポイント」も、d払いやdカード、dカード プリペイドなど複数の決済サービスで貯められます。
還元率の高いクレジットカードを作る
率的にポイ活するなら、「還元率」の高いクレジットカードを作るのがおすすめです。支払いはもちろん、電子マネーのチャージなどポイ活ではクレジットカードの活躍する場面がたくさんあります。
二重取りや三重取りといったポイントの多重取りでは、クレカ決済が必要になる場合も少なくありません。
一般的なクレジットカードのポイント還元率は約0.5%です。ポイ活で使うクレジットカードには、ポイント還元率が「1%以上」のものを選びましょう。高還元率のクレジットカードを使うだけで、ポイントが貯まりやすくなります。
キャンペーンを利用する
ポイントを発行する企業やポイントサイトなどが実施する「キャンペーン」を利用するのも、うまくポイ活を進める秘訣です。
ポイントを発行するサービスや企業によって、キャンペーンの実施期間は異なります。決まった曜日や日付に実施するキャンペーンもあれば、1週間または1カ月などで集中的に実施するキャンペーンもあります。
キャンペーン次第では、数千単位など好条件でポイントを獲得可能です。キャンペーン情報を見逃さないためにも、ポイントの運営元が配信しているメールマガジンやポイントサイトのSNSをこまめにチェックしましょう。
おすすめのポイントプログラム
さまざまなポイントプログラムがあり、ポイ活初心者には貯めるポイントを絞るのに時間がかかってしまう人もいるでしょう。
これから三つ紹介するおすすめのポイントプログラムを、ポイント選びの参考にしてはいかがでしょうか?
楽天ポイント
楽天グループのサービスはもちろん、加盟店のさまざまなサービスで利用できるのが「楽天ポイント」です。「楽天カード」や「楽天ペイ」など、楽天ポイントが貯まる決済方法もあり、ポイントの多重取りしやすさがメリットといえるでしょう。
楽天市場のスマートフォンアプリを経由して、楽天カード決済で買い物すれば、3.5%分のポイントが貯まります。楽天カードは年会費永年無料です。年会費有料の「楽天プレミアムカード」なら、5%以上のポイント還元を受けられます。
dポイント
ドコモが提供する「dポイント」は、共通ポイントの一つです。ドコモ以外のスマートフォンを利用していても、「dアカウント」を発行して「dポイントクラブ」の会員登録をすればdポイントを貯められます。
マクドナルドやメルカリといったdポイント加盟店の利用やドコモのクレジットカード「dカード」決済で、dポイントを獲得可能です。ドコモユーザーなら、スマホや携帯電話の使用でもポイントが貯まります。
また、ポイントサイトさながらの方法でポイ活できるのも、dポイントの特徴です。会員サイト「d POINT CLUB」では、スキマ時間で回答できるアンケート「d POINT CLUBアンケート」や、1日1回遊べるポイントゲームなどがあります。
dポイントクラブ[dPOINT CLUB/dポイントカード]| NTTドコモ
Amazonポイント
「Amazonポイント」は、通販サイト「Amazon(アマゾン)」で貯めたり使ったりできるポイントプログラムです。
ただし、すべての商品がAmazonポイントの付与対象になるわけではありません。対象商品の場合、商品ページに購入時の獲得ポイントが記載されています。
Amazonでは、独自のクレジットカード「Amazon Mastercard」が発行されています。Amazonのショッピングでクレカを決済方法に選ぶと、カードの種類によって最大2.5%のポイント還元です。
Amazon以外の決済でも還元率は基本1%です。ローソン・ファミリーマート・セブンイレブンでは1.5%還元のため、効率よくAmazonポイントを貯められるでしょう。
クレジットカードは、「Amazon MasterCard」と「Amazon Prime MasterCard」の2種類です。Amazon Prime会員の入会状況によって発行できるカードが変わり、どちらも年会費無料で持てます。
Amazon | 本, ファッション, 家電から食品まで | アマゾン
まとめ
ひと言でポイ活といっても、利用するポイントプログラムや貯め方にはさまざまな種類があります。加盟店が多くポイントを貯める機会の多い共通ポイントは、ポイ活初心者にもおすすめです。
ポイ活の始め方や貯め方を踏まえ、ポイ活で賢くお小遣い稼ぎや節約をしましょう。