電子マネー楽天Edyの特徴
楽天Edyに限らず、さまざまな電子マネーがあります。まずは、楽天Edyの特徴を確認しましょう。
お財布いらずで買い物ラクラク
楽天Edyがあれば、お財布いらずでラクに買い物できます。楽天市場などの楽天系列サービスだけでなく、全国にある「楽天Edy加盟店」でも楽天Edyでの支払いが可能です。
セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンといった主要コンビニエンスストアやイトーヨーカドーなどのスーパーなど、提携店は多岐にわたります。
入口に楽天Edyのロゴマークがある実店舗なら、会計時に楽天Edyを使用可能です。ただし、「オートチャージ対応店」であるかどうかは店舗によって異なるため、あらかじめ公式サイトで調べておきましょう。
Amazon(アマゾン)やLINE STORE(ライン ストア)など、一部のネットショップでも楽天Edyで決済できます。
楽天Edyは、楽天グループのプリペイド型電子マネーです 楽天Edyが使えるお店を探す:楽天Edy
楽天ペイと使い勝手を比較
楽天Edyと似たサービスに、決済アプリを使用する「楽天ペイ」があります。両者の主な違いは、「決済方法」と「支払い方法」です。
楽天ペイの決済方法には、バーコード・QR・セルフの3種類が基本となります。Android端末の一部ではモバイルSuicaを利用したSuica払いも対応しているほか、楽天ペイアプリを使用した楽天Edy払いも可能です。残高は、クレジットカード決済かチャージから支払い方法を選択できます。
楽天Edyの決済方法は、Android向けのおサイフケータイ・Edyカード(電子マネー)・Edy機能付き楽天カード(クレジットカード)などです。
Edyカードは、楽天ポイントを貯められるプリペイドカードで、支払い方法は「チャージのみ」となります。Edy機能付き楽天カードは同カードのクレジットカード機能から電子マネー機能へのチャージができて便利です。
楽天Edyの使い方
普段の支払いを基本的に現金払いにしている人の中には、「キャッシュレス決済は支払い方が難しい」と思っている人もいるのではないでしょうか?事前に楽天Edyの使い方を把握すれば、電子マネー払いでの失敗を防ぎやすくなります。
店員に楽天Edyで支払うことを伝える
楽天Edyでの決済方法は、シンプルです。店員に楽天Edyで支払うことを伝え、おサイフケータイ対応端末またはEdyカードを決済端末にタッチしましょう。
決済音が鳴れば、支払い完了のサインです。おサイフケータイの場合、都度アプリを起動する必要はありません。
楽天Edyで支払うときの注意点として、「楽天」と略さずに「楽天Edy」と店員に伝えましょう。楽天Edyと楽天ペイの両方に対応している店舗の場合、「楽天」のみではどちらか店員が判断できません。
同じスマホ決済でも、楽天ペイの場合はバーコードやQRコードの提示などの決済方法です。店員側の操作が楽天Edyと異なります。
ほかの支払い方法と併用できる?
ほかの支払い方法と楽天Edyを併用できるかどうかは、店舗によって異なります。事前に併用の可否を確認するか、会計時に店員に確認しましょう。
nanaco
交通系電子マネー
QUICPay
iD
クレジットカード
バーコード決済
セブン-イレブンを例にあげると、上記の支払い方法は楽天Edyと併用できません。一方で、現金や「セブン&アイ共通商品券」なら併用可能です。
ただし、インターネットショッピングの場合、楽天Edyが残高不足でもほかの支払い方法との併用はできません。。
換金性が高い商品は購入できない
そもそも、楽天Edyで購入できない商品も存在します。換金性が高い商品は、楽天Edyでは購入できません。切手・はがき・プリペイドカードや金券類、公共料金などの支払票(収納代行)などが換金性の高い商品に該当します。
セブン-イレブンの場合、マルチコピー機でのサービスの支払いやnanaco(ナナコ)の発行手数料、地域の指定ごみ袋なども楽天Edy決済の対象外です。
セブンネットショッピングの店頭受け取りにおける店頭払いを除き、インターネットショッピング代は楽天Edyで支払えないため注意しましょう。
店頭でチャージはできるの?
楽天Edyは、事前にチャージしたお金で支払うプリペイド式の電子マネーです。店先で残高不足に気づいた場合、店頭でチャージできるのでしょうか?
レジにて現金チャージする
一部の楽天Edy加盟店では、レジにて現金チャージできます。セブン-イレブンも、レジで現金チャージできる加盟店です。楽天Edyにチャージしたい旨を店員に伝えましょう。
セブン-イレブンの場合、楽天Edyのチャージは1000円単位で、1日あたりのチャージ回数に制限はありません。チャージ額の上限は5万円で、1回あたりのチャージ限度額は2万5000円です。
レジでのチャージ以外に、加盟店によっては「Edyチャージャー(現金入金機)」でチャージできます。Edyチャージャーを使う場合、おつりが出ないため注意しましょう。
オートチャージは非対応
対象店舗での楽天Edy利用時に残高が一定額以下の場合、自動でチャージされる「Edyオートチャージ」という機能があります。オートチャージをする残高の基準とチャージ額は、各自で設定可能です。
セブン-イレブンは対象店舗には含まれず、オートチャージには対応していません。しかし、チャージのタイミングが楽天Edyの利用とずれてもかまわないのであれば、おサイフケータイでオートチャージ可能です。
おサイフケータイで楽天Edyを利用する場合、1時間ごとに残高が確認されます。そのタイミングで残高が一定額以下なら、自動でチャージされる仕組みです。オートチャージには、以下のチャージ方法を設定できます。
クレジットカード
楽天ID
銀行口座振替
おサイフケータイ用楽天Edyアプリの「チャージ設定」から設定できます。楽天IDによるチャージとは、楽天の会員情報に登録済の支払い用クレジットカードを使用したチャージのことです。
新たなクレジットカードを支払い方法として使いたい場合は、「クレジットカード」を選び、カード情報やセキュリティコードを入力しましょう。
セブン銀行ATMが便利
セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、全国各地にある「セブン銀行ATM」が便利です。セブン銀行ATMでは、楽天Edyの残高確認とチャージができます。
レジに並ばずチャージ
セブン銀行ATMなら、レジに並ぶことなく楽天Edyにチャージできます。まずは、ATM画面の「電子マネーチャージ」を選びましょう。おサイフケータイ対応端末またはEdyカードをATMの指定位置に置き、取引選択画面で「チャージ」を押します。
チャージ金額は、1000・2000・3000・5000・1万・2万円のいずれかです。もし画面上に希望額がなければ、「その他金額」を押して1000円単位で金額を入力することも可能です。
選択した金額の紙幣をATMに入れると、自動で投入口が閉じ入金が行われます。「取引は終了しました」と表示されれば、チャージ完了です。
最後に明細票が必要かを選びます。おサイフケータイ対応端末やEdyカード、おつりや明細票の取り忘れに注意しましょう。
残高確認が簡単
楽天Edyの残高確認が簡単なのも、セブン銀行ATMのメリットです。おサイフケータイ対応端末またはEdyカードをATMに置くまでは、チャージと同じ操作で進めましょう。
取引選択画面で「残高確認」を押すと、次の画面で残高を確認できます。必要に応じてチャージも可能です。
交通系電子マネーやnanacoなど、楽天Edy以外の電子マネーがおサイフケータイ対応端末に入っている場合、取引する電子マネーを選ぶ画面が出ます。その画面が表示されたときは、「楽天Edyの取引」をタップしましょう。
マイナポイントの申し込みもできた
セブン銀行ATMでは、「総務省」が実施していた「マイナポイント」の申し込みもできました。マイナンバーカードで予約・申込したキャッシュレス決済サービスを利用すると、25%分のポイント還元を受けられるというのがマイナポイントでした。
ポイント還元を受けられるキャッシュレス決済サービスには、楽天Edyも含まれていました。セブン銀行ATMからマイナポイントに申し込んだ後、そのままセブン銀行ATMで楽天ペイにチャージすれば、ポイントが還元されたのです。
このマイナポイント事業は2021年3月でいったん終了しましたが、第2弾の実施が予定されています。対象となる条件や内容は以下の通りで、最大2万円分のポイントが還元される予定です。
1.マイナンバーカードの新規取得で最大5000円相当のポイント(すでにマイナンバーカードを持っているもののマイナポイント第1弾に申し込まなかった人を含む)
2.健康保険証としての利用登録で7500円相当のポイント(すでに登録や利用の申し込みをした人を含む)
3.公金受取口座の登録で7500円相当のポイント
詳細な実施内容については決定次第発表される予定なので、マイナポイントのサイトを確認しましょう。
対象となるキャッシュレス決済サービス詳細 | マイナポイント事業
買い物での楽天ポイントの貯まり方
楽天Edyで支払いをするメリットは、現金を出す必要がないだけではありません。「楽天ポイント」が貯まるのもメリットです。楽天Edy決済で買い物するとき、楽天ポイントはどのように貯まるのでしょうか?
税込200円の支払いにつき1ポイント
楽天Edy加盟店では、「税込200円の支払いにつき1ポイント」の楽天ポイントが貯まります。端数は切り捨てで、楽天ポイントを得るには税込200円以上の買い物が必要です。
セブン-イレブンで例えると、1ポイント貯めるには税込100円の「レギュラーコーヒー」を2杯買う必要があります。ホットスナックの「ななチキ」は税込300円を超えるため、一つ買えばポイント付与対象です。ただし、クーポンによる割引は還元対象外です。
セブン-イレブンで使えるポイントには、楽天Edyのほかにnanacoがあります。nanacoの場合、「税抜200円につき1ポイント」です。レギュラーコーヒー2杯でnanacoポイントは付かないため、楽天Edyのほうがややお得といえるでしょう。
楽天カードでのチャージがお得
セブン-イレブンのレジとセブン銀行ATMでチャージするときは、現金でしかチャージできません。しかし、おサイフケータイならクレジットカード決済でチャージ可能です。
楽天カードでチャージすれば、「チャージ」時に楽天ポイントが貯まります。「楽天Edy支払い」でもポイントが貯まるため、ポイントを2重取り可能です。
楽天カードには、「楽天Edy機能付き」のものと「楽天Edy機能なし」のものがあります。会員サイト「楽天e-NAVI」から申請すれば、楽天Edy機能付きのカードに切り替え可能です。発行手数料は無料で、切り替え前のカードとカード番号は変わりません。
新規発行する際は、「R Edy」マークが付いた楽天カードのうち、いずれかを選びましょう。ANAのマイレージ機能が付帯した「楽天ANAマイレージクラブカード」などもあります。
Edyの受け取りはできる?
キャンペーンで還元されたEdyは、期限内に受け取らないと消滅してしまいます。受け取れるEdyがあるかを定期的に確認し、受け取れるEdyは早めに受け取りましょう。
特典やポイント交換によるEdyを残高へ
キャンペーンなどの特典として獲得したEdyは、受け取り期限内に受け取ってEdy残高に移さなければいけません。このとき受け取るEdyを「Edyギフト」、受け取るサービスを「Edyギフトサービス」といいます。
受け取り後のEdyに有効期限はありません。ただし、受け取り前のEdyには、「受け取り期限」が設定されています。
Edyが付与されたキャンペーンごとに、受け取り期限は異なります。受け取り期限を過ぎると、Edyギフトは無効になるため注意しましょう。
セブン銀行ATMにて1000円未満のみ可能
Edyを受け取る方法には、スマホアプリやパソコン、加盟店の店頭設置端末などがあります。スマホの場合、AndroidのほかiPhoneのEdyアプリでも受け取り可能です。
1000円未満のEdyなら、セブン銀行ATMでも受け取れます。まずはATM画面の「カードを使わない番号入力での取引」を押しましょう。
EメールやSMSなどで事前に通知された「提携先コード」を入力し、受け取り方法の選択画面が出たら「チャージ」を選びます。あとは、おサイフケータイ対応端末またはEdyカードをATMの指定位置に置けばOKです。
楽天Edy以外の電子マネーが端末にある場合、受け取る電子マネーの種類一覧が表示されます。「楽天Edyにチャージ」をタップし、チャージ額を確認後「チャージ」を押せばEdyの受け取りは完了です。
まとめ
セブン-イレブン以外にも、楽天Edyの加盟店は多くあります。楽天Edyは使いどころが多く、ポイントを貯めやすい電子マネーの一つです。レジだけでなくセブン銀行ATMでも、楽天Edyは簡単にチャージできます。
セブン-イレブンをよく使う人にとって、使いこなせれば楽天Edyは便利な電子マネーです。楽天Edyを使いこなしてセブン-イレブンで買い物やチャージを行い、楽天ポイントをお得に貯めましょう。
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