WebMoneyの特徴と種類
「WebMoney(ウェブマネー)」は、オンライン決済で使える「プリペイド型電子マネー」です。KDDIのグループ会社「auペイメント株式会社」が発行しており、シートタイプやカードタイプなど計5種類のラインナップがあります。
年齢制限なく気軽に使える電子マネー
WebMoneyは、全国のコンビニやネット上で購入できます。購入時、身分証明書の提示や年齢確認は必要ありません。
基本的に電子マネーの有効期限はなく、「1POINT=1円」として動画配信サイトやゲーム、SNSなど、オンライン上のWebMoney加盟店で使えます。
オンライン決済にWebMoneyを使う際は、支払い方法に「WebMoney」を選択します。WebMoneyの支払い画面に移動後、カードやシートに記載されている16桁の「プリペイド番号」を入力し、「お支払いを行う」をクリックすれば完了です。
クレジットカードのように個人情報の入力がいらないため、より安全にネットショッピングを楽しみたいという人にぴったりでしょう。
また、WebMoneyを使えば、クレジットカードを持っていない人が「代引き」や「銀行振込」を選ぶ必要性もなくなります。
シートタイプやカードなど5種類
WebMoneyのラインナップは5種類で、「使い切りタイプ」と「チャージタイプ」に大別されます。
・シートタイプ
・WebMoneyギフトカード
・WebMoneyプリペイドカード
・au PAY プリペイドカード
・特定加盟店専用タイプ
「シートタイプ」と「WebMoneyギフトカード」は使い切りタイプで、コンビニや販売店舗の店頭で購入できます。オンライン専用で、実店舗では使えません。
「WebMoneyプリペイドカード」と「au PAY プリペイドカード」は、繰り返し使えるチャージタイプです。国際ブランドのMastercardが付帯しており、「クレジットカードの代わり」として街のMastercard加盟店でも使えます。
「特定加盟店専用タイプ」は、用途が限定されたWebMoneyです。moraで楽曲のダウンロードに使える「WebMoney for mora」や「TSUTAYA オンラインゲーム専用WebMoney」などがあります。販売店舗の店頭で購入が可能です。
WebMoneyのメリット
誰でも購入が可能なうえ、オンラインでの支払いが安全・便利にできるのがWebMoneyの魅力ですが、「使えるジャンルの多彩さ」や「キャンペーンの多さ」もたくさんの人に支持される理由の一つです。「ポイ活」や「カード利用」で、WebMoneyを貯める方法も覚えておきましょう。
多数オンラインサービスで使える
巷にはオンラインで使える電子マネーやギフトコードがたくさんありますが、WebMoneyは「オンラインで利用できるWebMoney加盟店」が圧倒的に多く、さまざまな目的や用途に使えるのがメリットです。
動画・音楽・SNS・ショッピング・寄付と、使えるジャンルも多彩なため友人にプレゼントしても喜ばれるでしょう。一例として、300以上の「オンラインゲーム」、200以上の「情報サービス」、40以上の「電子書籍」に対応しています。
ネットショッピングでは「クレジット払い」が便利ですが、決済情報の漏洩が気になる人も多いでしょう。WebMoneyを使えば、個人情報を明かさず安全に買い物ができます。
ポイントサイトからの交換やプリペイドカードの利用で貯まる
「ポイントサイト」は、別名「お小遣い稼ぎサイト」とも呼ばれます。サイト内にはさまざまな企業の広告が掲載されており、ユーザーがその広告を利用して商品購入やサービス利用を行うと、サイト運営者からユーザーに「広告代の一部」がポイント還元される仕組みです。
還元されたポイントを直接WebMoneyに交換できるサイトもありますが、できないサイトもあります。その場合は「ポイント交換サイト」の.moneyを活用しましょう。
さまざまなサイトで貯めたポイントを共通通貨のドットマネーに換え、さらに自分の好きなポイントや電子マネーに交換できる便利なツールです。
また、「WebMoneyプリペイドカード」はWebMoney加盟店で利用した場合、利用特典として0.5%が還元されます。カード入会後3カ月は1%と高還元なため、この機会にWebMoneyをガッツリ稼ぎましょう。
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お得なキャンペーンを開催
さまざまなサービスと提携した「お得なキャンペーン」でWebMoneyを獲得する方法も一つです。これまでには、対象サイトでWebMoneyを利用すると抽選でWebMoneyが当たるキャンペーンや、WebMoneyギフトカード購入で最大10%のWebMoneyが還元されるキャンペーンなどが行われています。
ほとんどのキャンペーンには実施期間があるため、Webサイトの「キャンペーン」のページをこまめにチェックしておきましょう。参加方法として、「買って貯まる」と「使って貯まる」の2パターンがあります。
WebMoneyはコンビニで購入できる
使い切りタイプのWebMoneyはコンビニの店頭で購入ができますが、シートタイプとギフトカードでは購入手順が異なります。セブン-イレブンでnanaco払いをした場合、残念ながら「nanacoポイントの付与」はありません。
シートタイプとギフトカードが買える
5種類のWebMoneyのうち「シートタイプ」と「WebMoneyギフトカード」は、全国のコンビニで購入が可能です。
シートタイプは別名「チケット」「バウチャー」と呼ばれ、コンビニ内に設置された「Famiポート(ファミリーマート)」「Loppi(ローソン・ミニストップ)」「マルチコピー機(セブン-イレブン)」などのマルチメディア端末で発行できます。
2000円・3000円・5000円と購入金額があらかじめ決まっており、0円になるまで繰り返し使えるのが特徴です。オンライン決済時に残高が足りないときは、19枚までプリペイド番号が追加できます。
WebMoneyギフトカードは、コンビニの「ギフトカード(プリペイドカード)コーナー」にあります。「金額固定タイプ」と購入金額が指定できる「バリアブルタイプ」の2種類から選択でき、レジでアクティベート(有効化)してはじめて利用が可能となります。
セブン-イレブンはnanaco払いも可能
セブン-イレブンでの買い物では、「nanaco」を使って買い物をする人も多いでしょう。全国の69万店舗以上で使える「プリペイド型電子マネー」で、クレジットカードや利用のたびに「nanacoポイント」が貯まるのが特徴です。
セブン-イレブンでは、WebMoneyをはじめとする「プリペイドカードの購入」でもnanacoが使えます。ただし、支払いによるnanacoポイントは付与されません。
ただし、株式会社セブン・カードサービスが発行する年会費無料のクレジットカード「セブンカード・プラス」でnanacoにチャージをすると、チャージ金額「200円につき1ポイント」のnanacoポイントが付与されます。
WebMoneyの購入時は、セブンカード・プラスでチャージしたnanacoを使えば、間接的にnanacoポイントを貯めることが可能です。年会費無料で発行できるため、ポイント還元を狙うなら検討してみましょう。
シートタイプの購入手順
シートタイプの購入時は、コンビニ内にある「マルチメディア端末」で発行し、レジで支払いを行います。利用する端末の種類によって、操作手順に若干の違いはありますが、大まかな流れは同じです。
まず、マルチメディア端末のサービスメニューで「プリペイドサービス」や「電子マネー」が購入できる項目をタッチします。「WebMoney」を選択すると「購入券種」が表示されます。画面上で希望の金額をタッチしましょう。
確定後「プリペイドサービスの申し込み券」が端末から印刷されるため、レジで支払います。各マルチメディア端末のくわしい操作方法は、WebMoneyのWebサイトの「WebMoneyを買う」→「コンビニで買う」より確認可能です。
クレジットカードでも購入可能
「WebMoneyプリペイドカードLite」は、クレジットカードからのオンラインチャージが可能です。対応するクレジットカードの条件と、チャージ手順を確認しましょう。
WebMoneyプリペイドカードLiteを発行しよう
WebMoneyプリペイドカードは、本人限定タイプの「WebMoneyプリペイドカード」と、無記名タイプの「WebMoneyプリペイドカードLite」の2種類に大別されます。
このうち、WebMoneyプリペイドカードLiteは「WebMoneyウォレットアプリ」を利用しての「クレジットカードチャージ」が可能です。残高が残り少なくなったときはスマホ上で簡単にチャージができるため、いつもの買い物がさらに便利になるでしょう。
一方、WebMoneyプリペイドカードは「現金の引き出し」や「カード間送金」などが行えるのがメリットです。一方で、クレジットカードチャージには対応していません。オンラインチャージは、「インターネットバンキング」または「三菱UFJ銀行チャージ」のみとなります。
・アプリ名:WebMoneyウォレット プリカで便利にキャッシュレス!
・価格:無料
・Apple Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
ほとんどのクレジットカードに対応
チャージ用として登録できるクレジットカードの国際ブランドは、「Mastercard」と「AMERICAN EXPRESS」です。そのほかに、以下のカードでもチャージが行えます。
・クレディセゾンのVISA・JCB
・UCのVISA
・NICOSカードのVISA
・au PAY カード
・トヨタファイナンス発行のクレジットカード
・エポスカード
・三菱UFJニコス発行のMUFGカード
・DCカード
クレジットカードは、カード発行会社が提供する「本人認証サービス」を設定していることが条件です。
別名「3Dセキュア」と呼ばれ、カード情報に加え「自分が設定したパスワード」や「ワンタイムパスワード」などをオンライン決済時に入力することで、クレジットカード情報の盗用による不正利用を防ぎます。本人認証サービスの設定については、カード発行会社のWebサイトを確認しましょう。
また、カード利用では「クレジットカード会社のポイント」が貯まりますが、電子マネーやプリペイドカードへのチャージは「ポイント付与対象外」となる場合もあります。カード登録する前にポイント付与ルールに目を通しましょう。
アプリから金額を選択してチャージ
チャージの際は「WebMoneyウォレットアプリ」を起動し、メニューの「チャージ」→「クレジットカード」をタップします。
クレジットカードの登録画面で「カード番号」「カード名義」「有効期限」などを入力し、「クレジットカードを登録」をタップしましょう。
ここでは、複数のクレジットカードが登録できます。登録したクレジットカードの一覧から、チャージに使う1枚を選択し「チャージ金額」を選択します。
チャージできる金額は、3000・5000・7000・1万・1万5000・2万・2万5000・3万・3万5000・4万・4万5000円です。「次へ」をタップすると「チャージ手続きが完了しました」のメッセージが表示されます。
まとめ
WebMoneyは5種類のラインナップから自分のニーズに合ったものが選べます。一時的なオンライン上の支払いに利用したい人は「シートタイプ」、クレジットカード代わりとして街中でも利用したい人は「WebMoneyプリペイドカード」を選ぶのがおすすめです。
WebMoneyプリペイドカードLiteはクレカチャージに対応しています。毎月の生活費や小遣い分だけをチャージしておけば、クレジットカードによる無駄遣いの抑制にもつながるでしょう。