ポイント現金還元率がよいクレジットカード5選。割引型や投資型など

カードのポイントはお金として使えてお得

カード利用で貯めたポイントを現金化できるケースが増えています。特に、キャッシュバックを受けられるタイプは、ポイント交換の必要もありません。カード利用で現金を手に入れたいときは、ポイント還元の方法もチェックしておきましょう。

自動割引か換金できるタイプか選ぼう

クレジットカードには、「ポイント（マイル）が貯まるタイプ」と「現金がキャッシュバックされるタイプ」があります。

ポイントを貯めて電子マネーや現金に換金できるものが一般的な「還元」として知られている方法ですが、引き落とし額から自動的に金額が割引されるものや口座に現金がキャッシュバックされるものもあるのです。

ポイントごとに用意されている交換先に使う可能性がある場合は、ポイントで貯めて「換金できるタイプ」、交換作業を面倒に感じる場合は「自動割引タイプ」が適しています。

自動で口座に現金が振り込まれるタイプは、お小遣い感覚で楽しめるのも魅力です。お金をつい使ってしまう場合は自動キャッシュバックのカードを利用するだけでなく、貯まったお金を「貯金用口座」に移動させることも考えてみましょう。

口座開設や交換単位など条件を確認

ポイント交換や換金には、条件が設定されていることがあります。たとえばTポイントを貯めている場合、現金への交換には「PayPay銀行の口座開設」が必要です。

換金タイプの場合は、交換単位やポイントの有効期限も確認しておきましょう。交換単位が100ポイントなら気軽に交換できますが、5000ポイントや1万ポイントになると、貯めるのにも時間がかかります。

さらに、ポイントの有効期限が1〜2年と短い場合は、ポイントの失効にも注意が必要です。交換単位が5000ポイントのものを4900ポイントまで貯めても、有効期限が切れるとすべて失効してしまいます。

無駄なく現金として活用するためにも、自分が利用できる金額と照らし合わせてカードを選びましょう。

ポイントで自動割引できるカード

貯めたポイントが自動的に引き落とし金額から割引できるカードは、交換忘れを防げます。必要なポイント数に満たず、結局換金できないよりもお得です。カードによって還元率やお得な利用方法が異なるため、発行前に確認しておきましょう。

P-oneカード

P-oneカードは、「ポケットカード株式会社」が発行するクレジットカードです。2005年から発行が開始され、一般カード以外にさまざまな提携カードがあります。

P-oneカード Standardは年会費無料で、利用額の1％が引き落とし時に自動割引される仕組みです。ほとんどの取引が対象で、税金や国民年金保険、公共料金なども1％割引されます。

100円利用するだけで1円が割引されるため、お得です。ただし、100円以下の端数からは割引されません。電子マネーのチャージやETC利用料、生命保険料なども対象外です。

さらに還元率を高めたいときは、リボ払い専用カード「P-one Wiz」を検討しましょう。1％の自動割引と合わせて、利用金額「1000円（税込）につき1ポケット・ポイント」が付与されます。

ポケットポイントは「1ポイント=3円」として換金できますが、Tポイントに交換するとP-one Wizに限り「1ポイント=5ポイント」とレートが上がる点も見逃せません。

P-oneカード＜Standard＞ | クレジットカードのポケットカード株式会社

ポイントを簡単に現金化できるカード

自動割引とは異なり、現金が口座に振り込まれるタイプのカードも検討の価値があります。手続き不要でキャッシュバックされるカードが多く、手間もかかりません。条件を満たしていれば、自動的に現金が振り込まれます。

VIASOカード

VIASOカードは、1年に一度まとめてキャッシュバックが行われるカードです。条件を満たしていれば、貯まったポイントが自動的に口座へ振り込まれます。1年分のポイントがまとめて入金されることもあり、お小遣い感覚で楽しめるでしょう。

年会費は無料で、通常の還元率は0.5％（1000円につき5ポイント）です。しかし、会員向けオンラインモール「POINT名人.COM」を経由してカードを利用すると、ボーナスポイントが付与されます（デザイン付き提携カードでVISAブランド選択時は利用不可）。

そのほか、一部の携帯電話やインターネットプロバイダは特定加盟店としてポイント付与率が2倍です。注意点として、1年間に貯まったポイントが1000ポイント以下の場合、キャッシュバックが行われず失効してしまいます。

1000ポイントを貯めるには、年間のカード利用が最低20万円を超えるよう利用しましょう。公共料金や通信費など、毎月の固定費をクレジットカードで支払えば、年間20万円の達成は難しくありません。

VIASOカード｜クレジットカードなら三菱UFJニコス

My Cloud プレミアム カード

富士通のサービスである「My Cloud」は、オリエントコーポレーションと提携してクレジットカードを発行しています。年会費は初年度無料で、2年目からは1250円（税抜）ですが、年1回の利用があると無料です。

カードを発行するには、My Cloudアカウントを作成しましょう。カード利用では、1％のキャッシュバックがあります。残高が1000円を超えると、1000円単位で翌月末に現金として口座に振り込まれる流れです。

カード利用のほとんどが対象となり、年間10万円利用するだけで1000円がキャッシュバックされる計算です。ただし、キャッシングや分割手数料、Edy・nanaco・オリコプリペイドチャージの利用は対象外となります。

なお、同カードの保有者が「My Cloudプレミアムサービス」を利用していると、「毎月サービス利用分の3％」が戻ってくる特典付きです。カード利用以外には、メルマガ購読やビンゴの参加でもポイントが貯まります。

My Cloud プレミアム カード - My Cloud : 富士通パソコン

少しでもお得に使いたい人におすすめ

カード利用によるポイント還元は、0.5～1％が主流です。100万円使うとすると、5000円～1万円程度の還元になります。さらに還元率を高めたい場合、ポイントを投資に利用して増やすことも考えてみましょう。

インヴァストカード

積立投資などにポイントを利用し、少しでも現金を増やしたい場合に役立つのが証券会社のカードです。インヴァストカードは「インヴァスト証券」のカードで、ポイントが貯まると投資に利用できます。

初年度年会費無料、翌年からも年1回以上の利用で1375円（税込）の年会費が無料です。発行には、事前に「トライオートETF口座」を開設しましょう。

ETFは日経平均株価や東証株価指数などと連動する投資信託の一種で、複数の銘柄から選べます。トライオートETFは、自動でETFを売買するサービスです。

カードショッピングでは0.5％のインヴァストカードポイントが貯まり、「1ポイント=1円」換算で獲得月の20日頃にインヴァスト証券取引口座へ振り込まれます。

ポイントはイヴァンスト証券が運営する設立投資サービス「マネーハッチ」を利用して自動的にETFに投資され、資金を増やせるでしょう。取引したポイントのうち「出金可能分」に関しては、現金として登録した口座へ振り込めます。

インヴァストカード

三井住友カード

三井住友カードのカードショッピングを利用すると、「Vポイント」が貯まります。「200円（税込）につき1ポイント」が貯まりますが、一部コンビニやマクドナルドなどでは通常の還元+2倍です（一部対象外）。

そのほか、自分で対象店舗を設定すると、ポイント2倍になる「ココイコ！」サービスもあります。

ポイントは、カード代金のキャッシュバックにも利用可能です。毎月のカード支払い額に対して、「1ポイント=1円」で充当できます。

カード支払いがない場合、キャッシュバック分は翌月以降へ繰り越せますが、交換後の残高には3カ月の有効期限があるため申請のタイミングに気を付けましょう。

Vポイントの有効期限は、カードのランクによってポイント獲得月から2～4年です。現金以外にもマイルや他社ポイントなど多くの商品に交換でき、使い道に悩むこともありません。

三井住友カード｜三井住友VISAカード

まとめ

クレジットカードを利用しているなら、ポイント還元を生かしてお金に変えましょう。ポイントの使い道に悩む場合は、自動割引やキャッシュバックが可能なカードを選ぶと無駄がありません。

還元率だけでなく、キャッシュバックの条件や年会費なども確認しながらお得なカードを利用しましょう。現金を増やしたい場合は、ポイントを投資に使えるカードもおすすめです。

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