アメックスのポイントプログラム
アメックスカードのポイントプログラムは、「メンバーシップ・リワード」です。クレカ利用100円ごとに1ポイントが貯まるプログラムで、各種ポイントやマイルなどに交換できます。
ホテル提携カード「SPGアメックス」など別のポイントプログラムが対象となっているカードもあるため、発行の際はどのポイントが貯まるか確認しましょう。
メンバーシップ・リワードとは
「メンバーシップ・リワード」は、アメックスのポイントプログラムの名称です。ポイントには多くの使い道があり、用途によって価値や最低交換ポイントが変動します。
たとえば楽天ポイントに交換する場合、「3000ポイント(メンバーシップ・リワードポイント)=900ポイント(楽天ポイント)」に交換できます
そのほか、各航空会社のマイルや百貨店ギフトカードなどの商品券にも交換が可能です。商品交換にも対応し、使い道の多いポイントといえるでしょう。
ポイントで、旅行代金やショッピングの支払いもできます。年会費3300円(税込)の「メンバーシップ・リワードプラス」未加入の場合、「1ポイント=0.3円」の換算です。
SPGアメックスは別のポイントが貯まる
アメックスカードで貯まるポイントは、基本的にメンバーシップ・リワードのポイントプログラムが対象です。しかし、「SPGアメックス」カードは、複数のホテルが加盟するポイントプログラムに対応しています。
SPGは「スターウッド・プリファード・ゲスト」の略で、スターウッドホテルの会員が利用するポイントプログラムです。
SPGは2018年にマリオットと統合し、現在のポイントプログラム名称は「マリオットボンヴォイ」となっています。
マリオットボンヴォイポイントは加盟ホテルの無料宿泊予約や、40社以上にもなる航空会社のマイルなどへ交換が可能です。旅行代金やギフトカードへの交換にも対応しています。
なお、メンバーシップ・リワード対象のアメックスカードは同一名義のカードであればポイントの集約が可能です。しかし、ポイントプログラムが異なるSPGアメックスは、ほかのポイントとまとめることはできません。
基本のポイント還元率は1%
アメックスカードの還元率は、「通常1%」です。ただし、公共料金や税金など、一部の支払いは0.5%の還元となります。
Amazon Payを含むポイント還元対象の決済サービスも、還元率は0.5%です。NHKの支払いや電子マネーへのチャージ、寄付などはポイントがつきません。
アメックスカードは、カードランクを問わずポイント還元率が同じでることも特徴です。スタンダード・ゴールド・プラチナのすべてが還元率1%となっています。カードランクで異なる点は、付帯サービスや補償額などです。
Amazonでの買い物はポイント3倍
アメックスカードを利用してAmazonで買い物すると、「100円につき3ポイント」が貯まるボーナスプログラムがあります。
適用条件として、対象カードの発行とメンバーシップ・リワード・プラスへの登録が必要です。まずは、3倍還元になる環境を整えましょう。
まずは対象のカードか確認
Amazonの買い物でポイント3倍の高還元になるサービスは、すべてのアメックスカードが対象ではありません。一部アメックスカードに限定されるため、発行前であれば、お得なカードを選択しましょう。
対象となるのは、「アメリカン・エキスプレス・カード」のスタンダード・ゴールド・プラチナです。ビジネスカードも対象となります。「SPGアメックス」や「アメックススカイトラベラー」など、提携カードは対象外です。
頻繁に使うサイトがあれば、対象カードを発行する方がお得です。たとえば年に30万円分該当サイトでアメックスカードを使った場合、ボーナスの2%加算分だけで6000ポイントが還元されます。
「1ポイント=1円」で旅行代金などに利用するとして、追加コース参加費用として年間にかかる3300円(税込)を上回ります。
ボーナスポイントプログラムの ご案内 - クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
メンバーシップ・リワード・プラスの登録が必要
ボーナスポイントプログラムは、「メンバーシップ・リワード・プラス」の加入者が対象です。年間3300円(税込)の有料サービスで、2年目以降は自動的に更新されます。
ポイント還元が多くなるだけでなく、ポイントの有効期限が無期限となるお得なプログラムです。交換レートも通常0.3円のところ、利用するサービスによって0.5~1円にアップするため入って損はありません。
ボーナスポイントプログラムの還元率を反映するには、メンバーシップ・リワード・プラスに加入したうえで、ボーナスポイントプログラムにエントリーします。登録を忘れていると、ポイントアップにならないため注意しましょう。
リワード・プラスへの登録には、「アメックスのオンラインサービス」を利用します。カードを発行したら、明細書などがチェックできるオンラインサービスに登録しておきましょう。
「プログラムについて」のメニューより、リワード・プラスの登録ができます。メールアドレスを入力し、手続きを進めると約2週間以内に登録完了です。
メンバーシップ・リワード・プラスについて | アメリカン・エキスプレス・カードのポイント・プログラム
ボーナスポイントプログラムとは
アメックスカードは、「Yahoo!JAPAN」「iTunes Store・App Store」「JAL公式サイト」「HIS公式サイト」「アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン」「Amazon.co.jp」「Uber Eats」でポイント還元が3倍になる「ボーナスポイントプログラム」を提供しています。
100円の利用につき1ポイントに加えて、ボーナスポイントとして2ポイントが加算されるプログラムです。Amazonの場合、プライム会費など一部対象外はありますがおおむね3%還元が受けられます。
≪対象販売サービス・商品≫
Amazon.co.jp
Amazonマーケットプレイス
Kindle本
Amazon Business
Amazonの通販サイトではAmazonギフト券なども販売されており、対象外として記載されていないことからお得にギフト券を購入することもできそうです。
Amazon以外にもYahooショッピングやPayPayモールなど、使いやすい通販サイトで3%還元が受けられるのも魅力でしょう。
JALやHISなど、旅行の際に役立つサイトも対象となっています。年間上限は、全サービスの合算で10万ポイントです。
最新情報をチェックして活用しよう
アメックスのポイントプログラム以外にも、キャンペーンを利用するとさらに還元率がアップします。
アメックスはもちろん、Amazon側のキャンペーンやギフト券の購入など、ポイントを獲得できるチャンスは豊富です。
アメックスのキャンペーンに注目
アメックスは、Amazonでの利用でポイント以外の還元も行っています。ポイントプログラムと併用すると、さらにお得です。
不定期なキャンペーンですが、Amazon.co.jp内の5000円以上の利用で1000円分のキャッシュバックキャンペーンが過去に開催されています。
ボーナスポイント対象カードの場合、5000円利用すると150ポイントと1000円キャッシュバックが受けられることになり、還元率も大幅にアップです。
「アメックスプラチナカード」向けに、期間限定でポイントが2倍になるキャンペーンなども開催されています。
Amazon側でも「アメックスカード(グリーン・一般)」の利用でギフトカードが抽選で当たるキャンペーンなどがあり、普段よりお得に利用できるチャンスは多いでしょう。
Amazonポイントも貯めてさらにお得
Amazonでは、チャージタイプのAmazonギフト券が購入できます。アメックスカードと併用する場合、「クレカ支払いで0.5%還元」のキャンペーンを利用すると、アメックスポイント3%(ボーナスプログラム対象カードの場合)とAmazonポイント0.5%が両方受け取れてお得です。
ただし、クレカ支払いのキャンペーンは不定期に行われ、時期によって利用できないこともあります。
また、現金払いの場合は一定額をまとめて購入することで、最大で2.5%の還元です。2.5%の還元を受けるためには「Amazonプライム会員への入会」かつ「9万円以上のチャージ」が必要ですが、原則常時行われていることもあり利用しやすいでしょう。
Amazonポイントの還元キャンペーンの多くは、「登録後商品購入から30日以上経過しているアカウント」が対象となっており、条件の確認も大切です。チャージタイプで商品を購入した場合、Amazonポイントの還元も受けられます。
Amazonギフト券に交換して使う方法
アメックスポイントは、Amazonギフト券への交換も可能です。よりAmazonをお得に利用したい場合は、貯めたポイントもギフト券として活用しましょう。基本的な交換方法を紹介します。
レートは3000ポイント=1000円分
アメックスポイントは、Amazonギフト券に交換できます。「3000ポイント=1000円分」です。
ギフト券は「Eクーポンタイプ」で、Eクーポン番号をAmazonに登録して使います。画面を閉じてしまった場合でも、交換履歴などで確認が可能です。
交換レートは1ポイント=1円と考えた場合、3分の1とそれほど高くありません。アメックスでメンバーシップ・リワード・プラスに加入しているなら、ANAマイルに「1000ポイント=1000マイル」のレートで交換できます。(専用有料コースへの登録が必要)
ANAマイルからnanacoにも「1万マイル=1万ポイント」で交換できるため、コンビニでAmazonギフト券を1万円分購入することも可能です。手間はかかりますが、還元率を上げたい場合は検討しましょう。
メールで届いたコードを登録する
アメックスポイントをAmazonギフト券に交換する場合、Eクーポン番号が交換完了画面や交換後に届くメールに表示されます。表示されるEクーポン番号が、「Amazonギフト券番号」です。
Eクーポン番号をコピーして、Amazonに登録しましょう。PCの場合、Amazonアカウントにログインし、「ギフト券残高」から「ギフト券を登録する」の画面に遷移します。Amazonギフト券番号の欄に、Eクーポン番号を入力しましょう。
「アカウントに登録する」をクリックすると、ギフト券残高がアカウントに反映します。
支払い画面で使用を確認
登録したAmazonギフト券は、購入の際に使えます。Amazonにログインし、購入したい商品を選びましょう。「カートに入れる」または「今すぐ買う」で注文を進めると、Amazonギフト券の残高が充当されているはずです。ギフト券が使われていることを確認後、注文ボタンを押します。
ギフト券の残高が反映していない場合は、確定前に再度Eクーポン番号が登録できているかを確認しましょう。アメックスカードからの交換だけでなく、ほかのポイントからの交換の場合も同様の方法で手続きできます。
まとめ
アメックスポイントは、メンバーシップ・リワード・プラスに登録することで使い勝手がグッとよくなります。Amazonでのポイント還元も3倍となり、購入額が多い場合はポイントも貯まりやすくなるでしょう。
また、アメックスカードは、Amazonギフト券の購入でもポイント還元の対象です。ギフト券のポイント還元キャンペーンなども活用し、さらにお得にAmazonを利用しましょう。