dポイントとは
NTTドコモの「dポイント」は、ドコモユーザーだけでなく、ドコモ以外の人でも貯めて・使える共通ポイントです。
ポイントプログラム名は「dポイントクラブ」で、イメージキャラクターにはインコの兄弟キャラクター「ポインコ兄弟」が採用されています。
ポイントの種類は2つ
dポイントには「dポイント(通常ポイント)」と「期間・用途限定ポイント」の2種類があります。どちらも「1ポイント=1円」の価値がありますが、利用できる用途や有効期限が異なります。
≪ポイントの有効期限≫
通常ポイント:獲得した月から起算して48か月後の月末
期間・用途限定ポイント:それぞれ固有の有効期間を設定
通常ポイントは、「dポイント加盟店」での買い物やドコモスマホの支払いで付与されるポイントです。
dポイントが貯まるコンテンツを集めた「dマーケット」やdポイント加盟店の買い物などに使えるほか、スマホ料金の支払いやデータ量の追加にも充てられます。
期間・用途限定ポイントは期限が短く、用途も限定的です。主に、各キャンペーンやドコモのポイントサイト「ポイント広場」などのサービスで付与されます。
期間・用途限定ポイントから使われる
dポイントは、「失効日が近いもの」から優先的に使われるルールです。通常ポイントと、期間・用途限定ポイントの失効日が同一の場合は「期間・用途限定ポイント」→「通常ポイント」の順に消費されます。
また、通常ポイントと期間限定ポイントの合算利用が認められているサービスについては、ポイントを合算して支払いに充てることも可能です。この場合も、失効日が同一の場合は「期間・用途限定ポイント」→「通常ポイント」の順で使われます。
手持ちのポイントの有効期限は「dポイントクラブ」の「ポイント詳細」で確認しましょう。
dポイントクラブ[dPOINT CLUB/dポイントカード]| NTTドコモ
会員ランクによって優待サービスが変わる
dポイントクラブには、プラチナ・4th・3rd・2nd・1stの5段階の「会員ステージ」があります。
各ステージは「dポイントの獲得数(6カ月間累計)」と「ドコモのケータイ契約期間」によって毎月更新され、プラチナに近づけば近づくほどより多くの特典が享受できる仕組みです。
たとえば、プラチナ・4thステージにランクアップすると、映画や遊園地などを優待価格で利用できる「スペシャルクーポン」が進呈されます。
注意したいのが、「期間・用途限定ポイント」はステージ判定対象ポイントにはならない点です。他社からのポイント移行やキャンペーンで獲得したポイントなど「支払いが伴わないもの」は、基本的にステージ判定対象外と考えましょう。
ポイントの使い方
dポイントを貯めたり使ったりするには、「dアカウント」の発行と「dポイントカード(無料)」または「dポイントアプリ」が必要です。
ポイントカードは、ドコモショップまたは全国のdポイント加盟店で入手しましょう。
ポイント利用には利用者登録が必須
dポイントカードやdポイントアプリを準備した後は、ポイント利用のための「利用者登録」を行いましょう。ドコモユーザー以外でdポイントを初めて利用する人は、Webサイト・アプリ・ドコモショップのいずれかで「dアカウント」を取得しておきます。
取得後は、「dポイントカード利用登録」にdアカウントのIDとパスワードを使ってログインします。画面の案内に従い、手持ちのポイントカード番号などを登録しましょう。
ドコモ回線保有者は、SIMカードを挿入したスマホまたはタブレット端末でログインすればOKです。
利用者情報登録は、ドコモショップでの手続きもできます。dポイントカードを入手したついでに、登録も済ませておくとよいでしょう。
dポイントで支払う方法
dポイントは、街中やネットのdポイント加盟店で使えます。実店舗では、dポイントカードまたはdポイントアプリを提示し、スタッフに「dポイントで支払います」と伝えましょう。
1ポイントあたりいくらで充当できるかは、店舗によって異なります。dポイントが支払い代金に満たない場合は、現金との併用が可能です。
ただ、利用するdポイント数が指定できる店舗もあれば、指定できない店舗もあります。たとえば、マクドナルドでは、「全額dポイント払い」または「残高分すべてのポイント+現金支払い」が基本です。
ポイント払いを選択した際は、現金以外の支払い方法と併用ができません。dポイントを使う際のルールについては、各店舗で確認しましょう。
d払いで利用する方法
「d払い」は、ショッピングの利用分と月々のケータイ料金とを合算して支払える「スマホ決済サービス」です。
「dアカウント」と「対象のクレジットカード」があれば、ドコモユーザー以外でも利用できます。
街のお店では QRコードやバーコードの読み取りだけで決済できるため、支払いがスピーディーに行えるでしょう。
通常よりも多くポイントが付与される「d払い還元キャンペーン」も頻繁に開催されており、ドコモユーザー以外にとってもメリットは少なくありません。
d払いでポイントを使うときは、アプリを起動し「ポイント利用」のボタンをオン(赤色)にします。
そのままQRコードやバーコードを提示してd払いをすれば、自動的に支払い代金にポイントが充当される流れです。なお、dポイント利用(充当)した分には、dポイントは進呈されません。
dポイントのおすすめ交換先
dポイントの「通常ポイント」は、他社ポイントや航空会社のマイルにも交換できます。「ポイントが使える範囲をもっと広げたい」「特典航空券に交換するマイル数が少し足りない」という人は必見です。
JALマイルに手数料なしで交換可能
JALマイレージバンク会員(JMB)におすすめなのが、「JALマイル」への交換です。交換率は0.5%で「5000ポイント→2500マイル」に換算されます。ポイントの価値は半減してしまいますが、交換手数料はかかりません。
1カ月あたりの交換可能上限は4万ポイント(2万マイル)です。移行完了まで長くて1カ月半ほどかかるため、余裕をもって申請しましょう。
申し込みはWebページ「dポイントクラブ」の「交換商品につかう」→「マイルコース」より行います。手元に「JALマイレージバンクお得意様番号」を用意しておきましょう。
交換したい口数(1口=5000ポイント)を入力し「交換する」をクリックします。申請をした後は、払い戻しはできません。
【dポイントクラブ】マイルコース - 交換商品につかう - dポイントをつかう方法・つかえるサービス
ドコモの料金に充てる
ドコモユーザーは、毎月のケータイ料金の支払いにdポイントが使えます。1ポイント単位で充当できるため、少額のポイントが無駄にならないでしょう。
充当対象料金は、以下の通りです。
・5G/Xi/FOMAの基本使用料
・国内通話通信料
・パケット定額料
・付加機能使用料(一部除く)
・「ドコモ光」の基本使用料や通話・通信料、各種オプション(一部除く)
・dサービス各種の月額利用料(一部除く)
・国際サービス(一部除く)
代表回線と複数の子回線の料金を「一括請求」で支払う場合、ポイントの利用はできません。充当したい回線から、個別に申し込みを行う必要があります。
利用できるポイントの上限数は、ドコモ回線契約者は1カ月あたり3万ポイント、ドコモ回線を契約していない人は1カ月あたり5000ポイントです。ドコモ光契約者は、ドコモ光の請求金額に対して1カ月あたり1万ポイントまで充当できます。
dポイントクラブの「ケータイ料金の支払いにつかう」から申し込みを行いましょう。このほかに「データ量の追加(スピードモード・1GB追加オプション)」にも、ポイントが使えます。1GB=1100ポイントの交換単位です。
【dポイントクラブ】ケータイ料金の支払いにつかう - dポイントをつかう方法・つかえるサービス
期間・用途限定ポイントの使い道
期間・用途限定ポイントは、キャンペーンやアンケートの回答などで貯まります。通常ポイントよりも期間が短いため、じっくり貯めて大きく使うのには不向きです。失効する前に、普段の買い物で消費するのが賢明でしょう。
街やネットショッピングで使う
期間・用途限定ポイントは、「dポイント加盟店」や「d払いが使えるお店」で使えるポイントです。
身近なチェーン店には、「マツモトキヨシ」「マクドナルド」「モスバーガー」「かっぱ寿司」「ウエルシア」「UNIQLO」「ガスト」などがあります。普段の暮らしの中で無理なくポイントが消費できるでしょう。
d払いができるオンラインサイトには、「Amazon」「DHC」「無印良品ネットストア」「ラクマ」「ピザハットオンライン」などの有名ストアが名を連ねます。
また、20年6月からは、フリマアプリの「メルカリ」との連携がスタートしました。dアカウントとメルカリアカウントを紐づけると、通常よりも多くのdポイントが還元されるキャンペーンが開催されています。
ローソンお試し引換券
「ローソンお試し引換券」とは、貯まったdポイントやPontaポイントを使って「ローソンの対象商品」が試せるクーポンです。主に菓子類やドリンク類がメインで、対象商品は日ごとに変わります。
通常200円(税込)の商品を90ポイントで交換できる場合、1ポイントあたりの価値は2.2円以上にも跳ね上がります。1ポイント=1円として支払いに使うよりも、ずっとお得でしょう。
お試し引換券は店頭の端末「Loppi(ロッピー)」で発券できますが、利用したい商品のクーポンを予約しておく必要があります。
手間がかからずスピーディーに利用したいなら、「ローソンアプリ」の「レジ直クーポン」を利用するのがおすすめです。アプリ内で、一部のお試し引換券が予約なしで発券できます。店頭で実際に商品があるか確認してから発券できるため、在庫切れの心配もありません。
レジ直クーポンに対応していない商品は、今まで通り予約が必要です。アプリから商品の予約と引換券の発券を済ませて、レジで引換券のバーコードを提示しましょう。
お試し引換券(お持ち帰り限定)/お試し値引券|ローソン公式サイト
dマーケットで使う
「dマーケット」は、100以上のコンテンツが楽しめるNTTドコモの総合エンタメポータルサイトです。動画や音楽の配信から、旅行やデリバリーサービスまでさまざまなサービスが利用できます。以下はdマーケットのサービスの一例です。
dショッピング
dブック
d fashion
dトラベル(2022年3月15日13時まで)
dミュージック
dTV
「dショッピング」では、手持ちのポイント残高(1000・2000・3000ポイント)から商品が探せます。「ポイント全額払い」にすれば、実質タダで商品が手に入るでしょう。
dマーケットのサービスは基本dポイントが貯まるうえ、支払いに充当もできます。一部月額サービスに限り、ポイント払いは対象外です。
なお、dトラベルは、「22年1月11日チェックアウト分」までで新規予約受付を終了し、同年3月15日13時をもってサービスの提供も停止されます。
dマーケット|もっと、みつかる、たのしめる。|NTTドコモ公式
dポイントを利用する際の注意点
「サービスの支払いにdポイントが使えない…」という場合、保持しているポイントの種類を確認してみましょう。期間・用途限定ポイントは、用途が限定されており、通常ポイントと合算して使えないケースがあります。
期間・用途限定ポイント不可のサービスも
期間・用途限定ポイントは文字どおり「用途が限定されたポイント」です。通常ポイントと違い「ポイントが支払いに使えないサービス」があります。
ケータイ料金の支払い
データ量の追加
スゴ得のクーポン
スゴ得コンテンツの賞品が当たる抽選
交換商品
「スゴ得コンテンツ」とは、月額使用料418円(税込)で人気有料アプリが使い放題になるドコモユーザー限定のサービスです。
基本的に、ドコモの通信サービス全般には期間・用途限定ポイントは使えないと考えましょう。スマホやアクセサリーの交換など、一部を除くドコモ商品の購入には利用が可能です。
まとめ
dポイントには通常ポイントと期間・用途限定ポイントの2種類があります。
どちらも、dポイント加盟店やオンラインでの支払いに使えますが、ドコモ料金の支払いやデータ量の追加などに充当できるのは、通常ポイントのみです。
期間・用途限定ポイントは有効期限が短く、用途も限られています。日常生活の中で、早めに使い切ることを心がけましょう。
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