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はやかけんはクレジットカードチャージ不可。2種類の入金方法

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2022.01.30
by ドットマネー編集部

福岡市地下鉄ユーザー必須

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「はやかけん」は、福岡市交通局が導入する交通系ICカードです。全国の「相互利用サービス対象エリア」で使えるほか、JR九州・西鉄~地下鉄の連絡定期券が搭載できるのが特徴です。対象店舗で使える電子マネー機能もあり、乗車も買い物もカード1枚で完結します。

1駅区間の利用でポイント還元あり

はやかけんで地下鉄に乗車すると、1駅区間・1乗車につき60ポイント(小児・割引は30ポイント)の「ひと駅ポイント」が付与されます。

対象区間は地下鉄全線(空港線・箱崎線・七隈線)で、はやかけんのカード入金額での乗車が条件です。例えば、定期券を利用している場合、定期区間以外の「チャージ額で支払った1駅区間」が対象です。

また、JR筑肥線や西鉄貝塚線など他社線のみの乗車では付与されませんが、他社線から地下鉄に乗り継いでも、地下鉄線内の乗車が1駅区間の場合はポイントが付与されます。

さらに、姪浜(めいのはま)駅をまたがってJR筑肥線⇔地下鉄線を利用すると、「JR筑肥線乗り継ぎポイント」として、1乗車につき10ポイントが付与されます。

福岡市地下鉄を利用する人にとって、はやかけんは欠かせない1枚といえるでしょう。ポイントは「1ポイント=1円」として、はやかけんにチャージが可能です。

福岡市地下鉄

入金方法は2通り

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はやかけんは事前にチャージが必要なプリペイド型です。チャージ方法は「現金チャージ」がメインですが、ANAマイレージクラブの会員は「ANAマイル」を使ってのチャージもできます。

駅やコンビニで現金チャージ

駅では、はやかけんマークのある「券売機」でチャージができます。タッチパネルで「ICカード」→「現金チャージ」をタップした後、カードを差し込んで希望の金額を選びましょう。

上限は「残高と合わせて2万円」で、金額は1000・2000・3000・4000・5000円・1万円から選択できます。全国相互利用サービス対象エリアの「券売機」「チャージ機」「バス車載機」及び、「駅の定期うりば」でもチャージが可能です。

駅に足を運ぶのが面倒な人は、セブン-イレブンやファミリーマートなどの「コンビニ」でチャージを行いましょう。店員にチャージをすることを伝え、現金を支払います。レジのリーダーにカードをかざし、音が鳴れば完了です。

「セブン銀行ATM」を利用する場合はタッチパネルの「電子マネー」をタップし、読み取り機にカードをセットします。画面の案内に従い、チャージを完了しましょう。

ANAマイルを使って

ANAマイレージクラブの会員は、ANAカードやANAマイレージクラブカードと提携した「ANAはやかけん(記名式)」の発行が可能です。

ANAはやかけんの所持者かつ1万マイル以上を保有する場合、「1万マイル→1万ポイント(=1万円相当)」の換算で「はやかけんポイント」に交換ができます。

同一年度内(4月1日~翌年3月31日)の交換累計が3万マイルを超えると、以降は「1万マイル→5000ポイント」に交換率が下がってしまうため、タイミングに気を付けながら交換しましょう。交換申請は、ANAの会員サイトから行います。

はやかけんポイントへの交換は1カ月(毎月26日~翌月25日)に1回のみで、25日までに申請すると翌月の10日以降に付与されます。ポイント付与後は駅の券売機などで、はやかけんに「ポイントチャージ」をして利用しましょう。

貯まったマイルで福岡市地下鉄に乗れる!「ANAはやかけん」!│ANAマイレージクラブ

クレジットカードは使えないの?

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はやかけんのチャージに、クレジットカードは使えるのでしょうか?福岡エリアで使える、西鉄の「nimoca(ニモカ)」・JR九州の「SUGOCA」・JR東日本の「Suica」のチャージ方法とも比較してみましょう。

はやかけんの定期券購入のみ利用OK

はやかけんには「無記名式はやかけん」「記名式はやかけん」「はやかけん定期券」「ANAはやかけん」の4種類があります。

このうち、クレジットカードで購入できるのは「はやかけん定期券」のみで、ほかは現金による購入・チャージが基本です。

はやかけん定期券は駅の券売機で新規購入ができますが、クレジットカードを利用する場合は「お客様サービスセンター(定期券うりば)」に行く必要があります。支払いは1回払いのみで、分割払いはできません。

nimoca、SUGOCAの場合

「nimoca」は「クレジットnimoca」のみ、クレジットカードからのクイックチャージ・オートチャージが利用できます。

「クイックチャージ」とはカード決済でnimocaにチャージできるサービスです。駅や商業施設に設置された「ポイント交換機」を使用します。

「オートチャージ」は残高が一定額以下になると改札タッチで自動チャージが行われるサービスです。チャージ額は後日、クレジットカードから引き落とされます。

「SUGOCA」はJR九州が発行するクレジットカード「JQ CARDシリーズ」に限り、SUGOCAへのオートチャージが可能です。JQ CARDは、「JQ CARD」とSUGOCA一体型の「JQ SUGOCA」に大別されます。

すでに持っているSUGOCAにオートチャージを設定することも可能ですが、対象となるSUGOCAは「記名式SUGOCA乗車券」と「SUGOCA定期券」のみです。カード入会時に、オートチャージ設定を申し込みましょう。

クレジットチャージならSuica

Suicaは、SUGOCA・nimoca・はやかけんの九州エリアでも利用ができます。Suicaへのクレジットチャージができるカードのうち、特におすすめなのがJR東日本グループが発行する「ビューカード」です。

チャージでは、Suicaの「JRE POINT」が「1000円(税込)につき5ポイント」貯まります。ビューカードは複数あり、付帯する機能もさまざまです。

・ビックカメラSuicaカード(Suica+ビックポイントカード+ビューカード+JRE POINTカード)
・「ビュー・スイカ」カード(Suica+定期券+ビューカード+JRE POINTカード)
・JRE CARD(Suica+定期券+ビューカード+JRE POINTカード)

ビューカードからのチャージは、「view」マークの付いた多機能券売機やVIEW ALTTEのATMで行えます。なお、九州エリアでは「オートチャージ」や「定期券」の設定は不可です。

「モバイルSuica」では、アプリにカードを登録しておけばスマホ上で操作が完結します。モバイルSuicaを使えば、チャージによって通常の3倍にあたる1000円(税込)につき15ポイントのJREポイントが貯まります。また、ビューカード以外の対応クレジットカードからのチャージも可能です。

Suica:JR東日本

まとめ

基本的に「はやかけん」は、クレジットカードからのチャージが行えません。カードが使えるのは「はやかけん定期券」の購入時のみのため、クレカチャージによるポイントを稼ぎたい人や利便性を重視する人は、ほかの交通ICカードの発行も検討しましょう。

JR東日本のSuicaは、全国の相互利用サービスエリアで幅広く使える1枚です。ビューカードからのチャージではポイントが0.5%還元されるため、通勤・通学でSuicaを利用する人にとってはメリットが大きいでしょう。

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