- WAONとは
- 全国84万店以上で利用できる
- 入手方法は?
- 税金が支払えるって本当?
- ミニストップなら支払い可能
- 公共料金もOK
- 支払える上限は1回5万円まで
- 上限2万円の場合は限度額を変更しておこう
- WAONで支払うメリット
- チャージでポイントが貯まる
- 都合のいい時間にいつでも支払える
- 手数料無料
- 支払う際の注意点
- WAONポイントが貯まらない
- 店舗数が少ない
- ポイントを貯めるにはオートチャージが必須
- 事前にオートチャージの利用申請が必要
- WAONステーションでの申請手順
- イオン銀行ATMでも申請可能
- ポイント・マイルが貯まるおすすめクレカ
- オートチャージでポイントが貯まる イオンカードセレクト
- JALマイルが貯まる イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
- まとめ
WAONとは
イオングループが発行している電子マネーWAONは、タッチで決済でき、日々の買い物でポイントを貯められるのが特徴です。WAONで税金を支払う前に、まずはWAONについて知っておきましょう。
全国84万店以上で利用できる
WAONを使える店舗は全国に84万店以上あります(2021年7月時点)。スーパーなら「イオン」「ダイエー」「マックスバリュ」「ピーコックストア」「まいばすけっと」などで利用可能です。
日用品の買い物に便利なドラッグストアでも使えます。「ウエルシア」「ツルハドラッグ」「セイムス」などが代表的です。家族での食事にも人気の「かっぱ寿司」や「マクドナルド」でも決済できます。
ちょっとした買い物に役立つ「ファミリーマート」や「ローソン」といったコンビニも利用可能店舗です。また、リーズナブルな衣料品が人気の「しまむら」「バースデイ」でも使えます。
日常の買い物に便利な店のほか、空港の売店やレストラン、高速道路のサービスエリアでも利用可能です。
入手方法は?
WAONは「イオングループの店舗」で入手できます。シンプルな機能のみのWAONカードや、オートチャージができるWAONカードプラスは、発行手数料300円(税込)で購入後すぐに利用可能です。
クレジットカード機能やキャッシュカード機能を付帯したタイプもあります。店頭・オンライン・郵送で申し込みでき、発行手数料はかかりません。
おサイフケータイ機能のある携帯電話であれば「モバイルWAON」の発行も可能です。発行手数料・年会費無料で使えます。簡単に始めるならGoogle Payに登録するWAONがぴったりです。
通常のモバイルWAONとマイルが貯まるモバイルJMB WAONは、アプリをインストールし登録することで使えます。
・アプリ名:Google Pay - 支払いもポイントもこれ1つで。
・価格:無料
・Google Play:ダウンロード
・アプリ名:WAON
・価格:無料
・Google Play:ダウンロード
税金が支払えるって本当?
税金は、現金や口座引き落としで納付するという人が多いかもしれません。しかし、WAONなら税金の支払いにも使えます。WAONで税金を支払うときの基礎知識をチェックしましょう。
ミニストップなら支払い可能
WAONで税金を支払うときには、イオングループのコンビニ「ミニストップ」を利用します。払込用紙とWAONを持っていき、レジで支払いましょう。
対応しているのは、一部の自動車税や軽自動車税です。数万円といった高額になることもある税金だからこそ、WAONを利用することでお得に支払えます。
公共料金もOK
ミニストップでは税金だけでなく、電気代・ガス代・電話代など「公共料金」の支払いにもWAONを利用可能です。WAONと払込用紙を持参すれば支払えます。
1回の支払いは税金ほど高額にならないことが多い公共料金ですが、毎月発生するため、利用すればするほどお得になっていくでしょう。
ただし、全ての公共料金が支払えるわけではなく、一部対応していないものもあるため注意が必要です。自分が持っている払込用紙が収納代行の対象かどうかは、ミニストップの公式サイトから確認できます。
2020年8月10日(月)から!電子マネーWAONでの収納代行お支払い拡大に関するお知らせ | キャンペーン・セール |
支払える上限は1回5万円まで
税金や公共料金の支払いにも使えるWAONですが、上限金額は「5万円」です。チャージできる上限が5万円のため、それ以上の金額を一括払いするときには、不足分を現金で支払います。
全額WAONで支払うなら、1回分の金額が5万円以下になるよう工夫が必要です。もし払込用紙が複数枚に分かれているなら、1回の支払いが5万円以下になる組み合わせで決済しましょう。
また、1枚の払込用紙の金額が5万円以上の場合、分割できるか問い合わせてみるのも一つの方法です。
上限2万円の場合は限度額を変更しておこう
チャージの上限額は5万円ですが、中には2万円に設定されているWAONもあります。手持ちのWAONのチャージ上限が2万円なら、まずは「上限額を変更」しましょう。
手続きはイオングループの店舗に設置されているWAONステーションでできます。カード読み取り部分にWAONをかざし、「メニュー」から「各種設定・変更」「利用可能残高の上限変更」の順に進みましょう。
WAONカードをかざし、利用規約に「承諾する」と、変更内容を確認できます。「はい」を選択すると変更完了です。
WAONで支払うメリット
WAONで税金や公共料金を支払うと、どのようなメリットがあるのでしょうか?現金での支払いにはない、お得で便利な点を紹介します
チャージでポイントが貯まる
現金で税金や公共料金を支払ったとしてもポイントは貯まりません。しかし、WAONでの決済なら「ポイントが貯まり」ます。
貯められるのは、WAONへクレジットカードからオートチャージするときのポイント0.5%分です。仮に5万円分の税金を、オートチャージしたWAONで支払うと、250円分のポイントが貯まります。
高還元率とはいえませんが、現金支払いよりお得です。日ごろからWAONでポイントを貯めているなら、税金でポイントを獲得できるのはうれしい点でしょう。
また、オートチャージでポイントが貯まるカードは「イオンカードセレクト」か「イオン銀行キャッシュ+デビット」です。一方、「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」と「JALカード」ではJALのマイルを貯められます。
都合のいい時間にいつでも支払える
ミニストップはほぼ全ての店舗が「24時間営業」しています。そのため、ミニストップでWAONを使う場合には、いつでも都合のいい時間に支払い可能です。
朝の出勤前や、仕事の休憩時間・夜間の帰宅途中など時間を選びません。平日や土日も関係なく支払えるのも便利です。
金融機関のように平日の昼間に限定されないため、フルタイムで仕事をしている人でも利用しやすいでしょう。
手数料無料
「手数料無料」で支払えるのもメリットです。WAONと同じようにポイントを貯められる税金の支払い方法として、クレジットカードを導入している自治体もあります。
しかしクレジットカードによる支払いは、手数料の負担がある点がデメリットです。場合によっては、ポイントを受け取っても手数料の負担で利益が目減りすることもあります。
一方、クレジットチャージしたWAONなら、手数料無料で支払えるうえ、チャージ分のポイントを手数料負担で失うことがありません。払込用紙に記載されている金額分だけ支払えばOKです。
支払う際の注意点
ミニストップでWAONを利用して税金を払う場合、注意点があります。事前に注意点を確認することで、スムーズに支払えるでしょう。
WAONポイントが貯まらない
まず挙げられるのは支払いによる「ポイントが貯まらない」ということです。WAONで買い物をすると、通常は200円ごとに1ポイント貯まります。しかし、税金や公共料金の支払いでは、このポイントが貯まりません。
先に紹介した、チャージ分のポイントが貯まるというのは、WAONへオートチャージした金額に対して貯まるポイントです。WAONで「支払った金額」に対して付与されるものではない点に注意しましょう。
そのため、ミニストップで税金を支払った際のレシートを確認しても、ポイントの付与は確認できません。
店舗数が少ない
店舗数が少ないというのもデメリットです。2022年1月時点で、ミニストップは約「1900店舗」展開されています。全国展開してはいますが、北海道や沖縄、中国地方を始め、出店されていないエリアも多いのが現状です。
一方、コンビニ大手のセブン-イレブンは、47都道府県全てに展開しており、2万店以上の店舗があります。店舗数だけ見てもおよそ10倍の規模です。
関東地方や近畿地方では、家や職場の近くにミニストップがあるという人もいるでしょう。しかし、住んでいる地域によっては、ミニストップがなくWAONによる税金支払いができない、というケースもあるのです。
WAONでの税金支払いを検討するなら、生活圏内にミニストップがあることを確認しましょう。
ポイントを貯めるにはオートチャージが必須
ミニストップでWAONを利用し税金や公共料金を支払うと、ポイントを貯められます。ただし、クレジットカードを利用したオートチャージを設定することが条件です。
オートチャージの利用方法や、申請手順を確認しましょう。
事前にオートチャージの利用申請が必要
オートチャージは残高が一定以下になると、自動的にチャージされる仕組みです。利用には「利用申請」が欠かせません。WAONステーションやイオン銀行ATMで手続きしましょう。
クレジットチャージの中でも、チャージした金額に対してポイントが貯まるのはオートチャージのみです。税金を払いポイントを貯めるには、オートチャージの設定が必須です。
また、オートチャージできるWAONカードは決まっています。WAONカードプラスやイオンカード(WAON一体型)などが代表的です。モバイルWAONやモバイルJMB WAONも対応しています。
加えてオートチャージでポイントが貯まるカードは「イオンカードセレクト」か「イオン銀行キャッシュ+デビット」限定です。
WAONステーションでの申請手順
WAONステーションでオートチャージを申請するときには、まずカードの読み取り部分にWAONカードをかざしましょう。その後、「メニュー」「各種設定・変更」「オートチャージ設定・変更」の順にタッチします。
再びWAONカードをかざしたら、「申請」ボタンを選びます。利用規約が表示されるため、内容を確認後「承諾する」をタッチしましょう。
オートチャージの設定金額を入力し「次へ」の後、入力内容を確認し「はい」を選択します。クレジットカードの暗証番号を入力し、テンキーの確定ボタンを押したら設定完了です。
かざしていたWAONカードを取り、必要に応じてレシートを受け取りましょう。
イオン銀行ATMでも申請可能
オートチャージの利用申請はイオン銀行ATMでもできます。まずはATMの「WAONステーションを利用する」をタッチしましょう。
WAONをかざしたら、「メニュー」「各種設定・変更」「オートチャージ設定・変更」と進み、「申請」ボタンを選びます。WAONカードをかざすと規約内容が確認できるため、チェックし「承諾する」を押しましょう。
次に、オートチャージの設定金額を入力し、入力内容を確認します。内容に誤りがなければ「はい」を選び、クレジットカードの暗証番号を入力後、テンキーの確定ボタンを押しましょう。
利用明細の有無を選択し、最後にWAONカードをかざせば、設定は終わりです。
ポイント・マイルが貯まるおすすめクレカ
クレカによるオートチャージでWAONはポイントを貯められます。ただし、ポイントが貯まるクレカは一部に限定されているのです。
中でも、おすすめの2枚を紹介します。オートチャージに利用するクレカ選びの参考にしましょう。
オートチャージでポイントが貯まる イオンカードセレクト
「イオンカードセレクト」は、WAONカード・キャッシュカード・クレジットカードの機能が1枚にまとまっているのが特徴です。日ごろからイオングループをよく利用している人にぴったりといえます。
イオングループの対象店舗で、WAON POINTがいつでも通常の2倍貯まるのもうれしい点です。WAON POINTは、1POINT=1円として支払いに充当できます。
また、オートチャージした金額分に対しては、200円ごとに1WAONポイントが貯まります。年会費無料で利用できるため、さまざまな種類があるイオンカードの中でどれがいいか迷ったとき選ぶのにもよいでしょう。
イオンカードセレクト | イオンカード 暮らしのマネーサイト
JALマイルが貯まる イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
マイルを貯めているなら「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」がぴったりです。日常の買い物で200円ごとに1マイル貯まります。さらにWAONマイル特約店なら200円で2マイル貯まるのも魅力です。特約店は「BLUE SKY」と「ファミリーマート」です。
また、オートチャージや通常のチャージでもマイルを貯めるには、JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JALカードTOKYU POINT ClubQ、JAL・JCBカードといった、対象のJALカードを登録しましょう。
登録できるのは、JMBお得意様番号と名義が、イオンJMBカード(JMB WAON一体型)と同じカードです。
イオンJMBカード(JMB WAON一体型) | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
まとめ
WAONを使うと、ミニストップで税金や公共料金の支払いができます。店舗が少なめではありますが、自宅や職場の近くにある場合には、便利でお得に利用可能です。
例えば、オートチャージしたWAONで決済すれば、税金の支払いでもポイントを貯められます。手数料無料のうえ、24時間いつでも支払えるメリットもあるのです。
また、事前に利用申請をすることで、オートチャージをスムーズに利用できます。WAONステーションやイオン銀行ATMで手続きをしましょう。ライフスタイルに合ったクレジットカードとの組み合わせで使うことで、よりお得に税金の支払いができるはずです。