Suica乗車ポイントの仕組みを解説。貯まらないケースに注意

by ドットマネー編集部

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Suicaユーザーが貯められるポイント

交通系ICカードの代表格といえば、JR東日本が発行する「Suica」です。チャージ(入金)が必要なプリペイドタイプで、買い物も交通機関の利用もカード1枚でまかなえます。キャッシュレス決済ができるほか、Suicaには「ポイントが貯まる」という大きなメリットも見逃せません。

クレジットチャージによるポイント

JR東日本のクレジットカード「ビューカード」は、Suicaチャージにもっとも適したカードの一つです。ビューカードからSuicaにチャージすると、JR東日本の「JRE POINT」が通常の3倍(1000円につき15ポイント)貯まります。

駅の改札入出場時に残高が一定額を下回ると、カードから自動的にチャージされる「オートチャージ」も利用できるため、利便性も抜群でしょう。

なお、Suicaには、「カードタイプ」とアプリ版の「モバイルSuica」があります。ビューカードはどちらのチャージにも適していますが、ビューカード以外のクレジットカードはカードタイプへのチャージができません。

また、ビューカード以外のクレジットカードを使うときは、「交通系ICカードへのチャージがポイント付与の対象かどうか」を確認する必要があります。たとえば「楽天カード」や「dカード」からチャージをしても、Suicaのポイントは獲得できません。

乗車や買い物で貯まるJRE POINT

ビューカードやSuicaの利用で貯まるポイントは「JRE POINT」です。「1ポイント=1円」の価値があり、Suicaへのチャージや対象店舗での支払いに充当できます。

「獲得日から起算して2年後の月末」に有効期限を迎えますが、ポイント数に変動があると自動的に延長される仕組みです。こまめに利用すれば、実質無期限のポイントとして活用できるでしょう。

Suicaでは、主に「鉄道利用」と「買い物(対象店舗)」でJRE POINTが積算されます。買い物でポイントが貯まるのは「JR東日本グループの対象店舗」と「街中の一部の店舗」です。対象店舗は、JRE POINTのWebサイトで確認できます。

効率よくポイントを貯めたい人は「ビューカード」の発行がおすすめです。「カード決済(チャージ)」「鉄道利用」「電子マネーでの買い物」の三つのシーンでJRE POINTが獲得できます。

貯めるには事前登録が必要

ポイントを貯めるには「JRE POINT WEBサイト」に手持ちのSuicaを登録する必要があります。登録ができるのは「記名式」のみで、無記名式は登録ができません。登録できるSuicaの種類は以下の通りです。

・My Suica
・Suica定期券
・Suica付きビューカード
・モバイルSuica
・ゆうちょICキャッシュカード
・Mizuho Suica
・Suica付き学生証・社員証

最初に「新規登録」から「仮登録」を行います。登録したメールアドレスにURLが届くため、案内に従って「本登録」に進みましょう。ポイントは「登録した後の利用分」に対して付与されます。

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JR東日本の在来線利用で貯まる乗車ポイント

JRE POINT WEBサイトに登録したSuicaでJR東日本の在来線を利用すると「乗車ポイント」が貯まります。カードタイプとモバイルタイプでは「ポイント還元率」が異なる点に注目しましょう。

対象の乗車は?

ポイント付与の対象となる乗車は、主に四つです。

・Suicaの入金残高でJR東日本の鉄道に乗車
・Suicaグリーン券の購入
・モバイルSuica定期券の購入
・「タッチでGo!新幹線」による新幹線利用

「Suicaグリーン券」とは、東海道線・横須賀線・総武線快速・湘南新宿ライン・上野東京ライン・宇都宮線・高崎線・常磐線などの「普通列車グリーン車」の乗車券です。

カードタイプのSuicaは「券売機」で、モバイルSuicaの場合は「スマホアプリ」で購入できます。

「タッチでGo!新幹線」は、自動券売機で「利用開始登録(初回のみ)」を行うと手持ちのSuicaで新幹線に乗車できるようになるサービスです。窓口で乗車券を購入する必要がないため、スピーディーな移動が可能となります。

モバイルSuicaで定期券を購入した場合も、ポイントが貯まります。定期券は高額になるケースが多く、大量のポイントがゲットできるチャンスといえるでしょう。なお、「モノレールSuica」や「りんかいSuica」はポイント付与の対象外です。

カードタイプは0.5%還元

カードタイプとモバイルタイプでは、ポイント還元率が異なります。カードタイプの還元率は0.5%で、1回の利用金額「200円につき1ポイント」の積算です。東京駅~津田沼駅まで乗車した場合は、IC運賃473円で2ポイントが貯まる計算になります。

ただし、鉄道乗車の場合、1回の乗車で200円を満たない場合でも1ポイントが貯まります。東京駅~品川駅まで1駅分利用した場合はIC運賃が片道168円ですが、1ポイントが積算可能です。

新幹線では利用開始登録をしたSuicaで「タッチでGo!新幹線のサービスエリア」を利用すると、「チャージ残額から精算する金額」に応じてポイントが積算されます。

新幹線停車駅が2駅以上含まれる定期券で「定期券区間内の新幹線自由席」を使った場合は、チャージ残高より支払われる「Suica定期券用特急料金」の運賃に対してポイントが貯まる仕組みです。

いずれの乗車も「自動改札機の入出場」が対象で、有人改札を利用した場合は付与対象外になる点に注意しましょう。

モバイルSuicaはなんと2%還元

モバイルタイプの利用では「50円ごとに1ポイント」が付与されます。東京駅~津田沼駅まで乗車した場合(IC運賃473円)、カードタイプでは2ポイントしか貯まりませんが、モバイルタイプでは9ポイントが獲得できるでしょう。

モバイルSuica定期券では、乗車ごとではなく購入額(1回のみ)」に応じて50円ごとに1ポイントが付与されます。他社線が含まれる場合もポイント計算対象となる点にも注目しましょう。カードタイプのSuica定期券や磁気定期券の購入は、ポイント付与対象外です。

モバイルSuicaを始めよう

モバイルSuicaは「Suicaカードのモバイル版」という位置づけですが、カードにはない機能が搭載されています。残高確認・チャージ・グリーン券の購入・定期券の購入などがスマホ1台で行えるようになるため、駅の窓口に足を運ぶ必要がなくなるでしょう。

Android端末は「モバイルSuica」、Apple端末は「Suica」という名前のアプリをインストールして使用します。名称は異なりますが、搭載されている機能はほぼ同等です。

「クレジットカード登録」が前提のため、手元に本人名義のカードを用意しておきましょう。クレジットカードがなくても登録はできますが、機能はネットショッピングでの支払いや電子マネーの利用に限定されてしまいます。

・アプリ名:モバイルSuicaSuica
・価格:無料
・Apple Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード

貯めたポイントを確認して活用しよう

JRE POINTには、JR東日本ならではの使い道があります。現金としてSuicaにチャージできるため、使えば使うほどお得です。JRE POINTが反映される時期と、交換先をチェックしましょう。

乗車ポイントの反映は翌週以降

鉄道利用で獲得した乗車ポイントは、日〜土を1週間と考えて利用日の「翌週以降」に付与されます。モバイルSuica定期券の場合、反映のタイミングは「定期券利用開始日から8日目以降」です。

ポイント履歴は「JRE POINTのWebサイト」で確認しましょう。ログインをすると、ページの上部にJRE POINTの残高が表示される仕様です。また、一部のポイント加盟店で買い物をすると、ポイント残高を印字したレシートが発行されます。

本腰を入れてポイントを貯めるなら「JRE POINT アプリ」を活用しましょう。外出先でもスマホで簡単にポイント残高が見られるほか、最新のキャンペーンや加盟店の情報もとりこぼしなくチェックできます。

・アプリ名:JRE POINT アプリ- Suicaでポイントをためよう
・価格:無料
・Apple Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード

Suicaチャージや景品に交換できる

ポイントは「1ポイント=1円」としてSuicaにチャージが可能です。会員サイトでチャージの申し込みを行った後、「Suicaマークのある自動券売機」または「モバイルSuica」でポイントを受け取ります。

券売機で受け取る場合は「申込みの翌日以降~7日以内」、モバイルSuicaの場合は「申込み当日~8日以内」が受け取り期間です。

JRE POINTには、ほかにもさまざまな使い道があります。

・JRE POINT用のSuicaグリーン券に交換
・JRE POINT WEBサイトで景品に交換
・ショッピングサイト「JRE MALL」で使用

「JALカードSuica(普通カード・CLUB-Aカード)」を持っている人は、JALマイルへの交換も可能です。

通常は「1500ポイント→500マイル」ですが、JAL有料オプションである「ショッピングプレミアム」に加入すると「1500ポイント→1000マイル」にレートがアップします。

「ビューカード」を持っている家族は、個々で貯めたポイントを家族間で合算することも可能です。コツコツ貯めて大きく使いましょう。

乗車ポイントが貯まらないケース例

Suicaでポイントを貯める条件の一つが「JRE POINT WEBサイトに登録済のSuica」で運賃を支払うことです。そのほかにも、いくつかの「ポイント付与の条件」があります。乗車ポイントが貯まらないケースを確認しましょう。

私鉄の区間はポイント対象外

関東には、京王電鉄・小田急電鉄・東急電鉄・東京メトロなどの「私鉄」があります。私鉄では交通系ICカードの「PASMO」を発行していますが、Suicaを使ってPASMOエリアを移動することも可能です。

ただし、PASMOエリアでSuicaを利用しても、乗車ポイントは貯まりません。私鉄からJR東日本の鉄道に乗り換えた場合、「JR東日本の鉄道の乗車区間のみ」がポイント付与対象となります。

同様に「交通系ICカード全国相互利用サービスエリア」では、鉄道業者が異なる場合でもSuicaが使えますが、ポイントの付与はありません。

≪Suicaが使えるエリアの例≫

・北海道:SAPICAエリア・Kitacaエリア・ICAS nimocaエリア
・東海:TOICAエリア・manacaエリア
・西日本:ICOCAエリア・PiTaPaエリア
・九州:SUGOCAエリア・nimocaエリア・はやかけんエリア

定期券の区間内の乗車も対象外

カードタイプの「Suica定期券」で「定期券区間内(JR線)」に乗車した場合、ポイントは貯まりません。一方で、同じ定期券で「定期券区間外(JR線)」を利用した場合は、Suica残高での乗車と同様の扱いです。定期券区間外となる区間の運賃に対して、乗車ポイントが付与されます。

定期券区間しか乗らない場合でもポイントを貯めたいなら、Suica定期券からモバイルSuica定期券への切り替えを検討しましょう。乗車ごとのポイントは貯まりませんが、定期券購入時に購入額に対してポイントが付与されます。

バスの乗車も対象外

Suicaでのバス乗車も、ポイント付与の対象外です。JRE POINTはJR東日本鉄道のポイントのため、鉄道以外の交通機関ではポイントは貯まらないと考えましょう。

Suicaでのバス利用に対しては「バス利用特典サービス(バス特)」があります。1カ月間(毎月1日~末日)のバス運賃の支払いに応じて、「特典バスチケット」がSuicaに付くサービスです。具体的には、運賃「1円ごとに1バスポイント」がカード内に記録されます。

ただ、バス特を終了する事業者が近年増えてきています。利用している路線でポイントが付与されるかどうかは、事前に確認しておきましょう。

定期券でポイントを貯める方法はないの?

大きな金額が動く「定期券の購入」はポイント獲得の大きなチャンスといえますが、残念ながらSuica定期券や磁気定期券ではポイントが貯まりません。

定期券でポイントを貯める方法はないのでしょうか?モバイルSuica定期券の特徴と、来春から始まる新サービスについて紹介します。

モバイルSuicaで購入するとお得

Suica定期券ではポイントが貯まりませんが、「モバイルSuica定期券」では1回の購入につき、「50円ごとに1ポイント」が付与されます。

鉄道利用で貯まる乗車ポイントにおいても、モバイルSuicaの還元率はカードタイプ(還元率0.5%)の4倍にあたるため、ポイント重視の人はカードタイプからモバイル版への切り替えを検討しましょう。

利用中のSuica定期券がある場合は、「モバイルSuicaの新規登録時(初回)」に限りモバイルSuica定期券への移行が可能です。

すでにモバイルSuicaを登録している場合は移行ができないため、Suica定期券の失効後にモバイルSuica定期券を購入しましょう。

2022年4月に進化するポイントサービスにも注目

JRE POINTでは、21年3月1日から「時差通勤を応援するポイントサービス(オフピークポイントサービス)」を提供しています。

「JR東日本在来線首都圏エリア」で、「ポイント還元対象となる時間帯」に「対象エリアの各駅」を入出場すると規定のポイントが付与される
という内容です。

22年3月31日まではピーク前の「早起き時間帯」なら15ポイント・ピーク後の「ゆったり時間帯」なら20ポイントと還元率が違いますが、4月からは時間帯ごとの還元率が統一されます。

代わりにピーク時間帯の1時間前・1時間後のどちらかに通勤した回数で、還元率が変わる予定です。月1〜4回なら1回につき5ポイントしか還元されないものの、月5回以上になると1回あたり25ポイントももらえます。

定期券を使って通勤をしているなら、ピーク時間帯を避けてポイントを貯めましょう。

まとめ

交通ICカードに電子マネー機能が付いたSuicaは、JR東日本グループを利用する人にとっての必需品です。通勤・通学で毎日Suicaを使えば、あっという間にポイントが貯まるでしょう。

Suicaには、カードタイプとモバイルSuicaの2種類があります。両者のポイント還元率には4倍の差があるため、これからSuicaを使うならモバイル版が断然お得です。

22年春からは、定期券でも還元を期待できるポイントサービスが新しくなります。この機会に、Suicaを発行するのもよいでしょう。

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