WebMoneyとは
個人情報の入力などが不要で使えるWebMoneyは、有効期限がなく使いやすい電子マネーです。どのようなタイプがあり、どこで購入できるのか、具体的に解説します。
いろいろなタイプがある
WebMoneyには5種類のタイプがあります。「シートタイプ」は店頭端末の操作によりプリペイド番号が記載されたチケットが印刷されるタイプです。チケットやバウチャーとも呼ばれます。
端末の操作をせずに購入できるのは「WebMoneyギフトカード」です。レジで有効化の手続きをすることで使えるようになります。
繰り返しチャージして使えるのは「WebMoneyプリペイドカード」と「au PAYプリペイドカード」です。Mastercard加盟店で、クレジットカードのように使えます。
ほかに、funcash WMやCrysta専用WebMoneyなど「特定加盟店専用WebMoney」といったタイプもあります。
コンビニなどで購入できる
日本全国で購入できるのも魅力です。「セブン-イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」といった大手コンビニはもちろん、JR東日本の駅のコンビニ「NEWDAYS」でも買えます。
ドラッグストアの「マツモトキヨシ」「ウエルシア」「ツルハドラッグ」などでも購入できるため、日用品の買い物のついでに買うことも可能です。家電量販店の「ビックカメラ」「コジマ」も対象店舗です。
また、「イオン」「イトーヨーカドー」にはプリペイドカードコーナーがあるため、そこで購入できます。
ネット上ではどこで使えるの?
その名の通り、ネット上で使える場所が多い電子マネーです。具体的にどのようなネットショップやサービスで利用できるのでしょうか?支払いの対象となっている場所をチェックしましょう。
オンラインゲームのサイト
WebMoneyを使える代表的な場所はオンラインゲームのサイトです。有名タイトルを多数リリースしている「ブシモ」や「DMM.com」、RPGやパズルゲームを展開している「Decoo」などで使えます。
また、PCゲームのプラットフォーム「Steam」でも支払い方法として設定可能です。スマホゲームへの課金からPCゲームのソフト購入まで、幅広く対応しています。
音楽配信サービスのサイト
音楽配信のサイトでも使えます。幅広いジャンルの楽曲を楽しめる「レコチョク」や、アジアで1000万人以上が利用している定額聞き放題の「KKBOX」などが代表的です。
ほかにも、ウォークマンの音楽も購入できる「mora~”WALKMAN”公式ミュ-ジックストア」、ボーカロイド製品のダウンロードができる「VOCALOID SHOP」などで使えます。
ショッピングのサイト
ネットショッピングができるさまざまなサイトでも使えます。例えば、「GAME CITY」というゲーム関連の通販サイトでの買い物も可能です。
また、「セガキャッチャーオンライン」「クラウドキャッチャー」などのオンラインクレーンゲームも楽しめます。
日常生活での支払いにも幅広く対応しており、例えば餃子で有名な「大阪王将」の通販も利用可能です。生活雑貨やハンドメイド通販・コーヒー豆・お茶など、さまざまな専門店で使えます。
情報サービスのサイト
支払いにWebMoneyを使える情報サービスのサイトもたくさんあります。有料メルマガ配信サービスの「フーミー」や、競馬情報を扱う「netkeiba.com」や「競馬ブック」などで利用可能です。
学習系のサービスもあります。「ドットインストール」という初心者がプログラミングを学習できるサイトの支払いにも使えるのです。
また、「cocoloni 本格占い館」といった占いサービスでの支払いにも利用できます。さまざまな占術のサービスがラインアップされているサイトです。
寄付や募金などのサイトでも
寄付や募金もできます。「災害復興支援特別基金」では、1000円以上から1000円単位で金額を指定可能です。
1円から募金できるのは「日本盲導犬協会」や「ウェブマネー・ユニセフ・インターネット募金箱」です。WebMoneyが少額残ってしまったけれど使う予定がないという場合には、募金で使い切ってもよいでしょう。
リアル店舗でも使えるの?
オンライン上で便利に使える電子マネーとしてサービスの提供が始まったWebMoneyは、リアル店舗でも使えるのでしょうか?
プリペイドタイプなら利用可能
WebMoneyには5種類のタイプがありますが、その中でも「WebMoneyプリペイドカード」と「au PAY プリペイドカード」ならリアル店舗でも利用できます。使えるのはMastercardの加盟店です。
加盟店であれば飲食店やコンビニなど、さまざまな店舗で使えます。もちろんネットショッピングでも利用できるため、ネットでもリアル店舗でも使いたいなら、プリペイドタイプを選びましょう。
WebMoneyの使い方
実際にWebMoneyを使い買い物をするときには、どのような手順で利用するのでしょうか?ネットショッピングでの使い方とリアル店舗での使い方を紹介します。
ネット上で決済する場合
ネットショッピングでの決済時には、支払い方法の選択画面でWebMoneyを選びます。シートタイプやWebMoneyギフトカードは「プリペイド番号」を入力すると決済可能です。
なお、プリペイド番号は残高0円になるまで繰り返し使えます。残高が出ている場合には次の買い物に利用しましょう。
WebMoneyプリペイドカードとau PAYプリペイドカードは、「Mastercardとしての利用」もできます。支払い方法にクレジットカードを選び、必要情報を入力することで支払い可能です。
また、WebMoneyプリペイドカードのみで使える「WebMoneyウォレットアプリ」を使った支払い方法もあります。支払い画面へ移動してから、スマートフォンでアプリを起動し、QRコードを読み込むことで決済する方法です。
リアル店舗で決済する場合
プリペイドタイプのWebMoneyプリペイドカードとau PAYプリペイドカードは、先に解説した通り、Mastercard加盟店のリアル店舗で利用できます。使うときには、レジでカードを提示すればOKです。
店舗によってはサインを求められることもあります。また、支払いは一括払いのみで、分割やリボ払いには対応していない点に注意しましょう。
プリペイド式のため、チャージ残高が十分にない場合には決済できません。買い物の前にあらかじめチャージしておくとスムーズです。
まとめ
個人情報の登録なしに利用できるWebMoneyは、ネットショッピングはもちろんタイプによってはリアル店舗でも使えます。例えば、スマホゲームへの課金・音楽配信サービス・電子書籍・情報サービス・募金などに利用可能です。
プリペイド番号を入力するだけで使えるシートタイプ・WebMoneyギフトカードのほか、チャージにより繰り返し使えるWebMoneyプリペイドカードとau PAYプリペイドカードもあります。
また、特定のショップでのみ使うなら、特定加盟店専用WebMoneyが便利です。コンビニや家電量販店・スーパーなどでも購入できるWebMoneyがあれば、誰でも気軽にキャッシュレスの買い物ができます。