ANA VISAカードの特徴を知ろう
マイルはフライト利用のほかに、「提携クレジットカードの利用」によって貯まります。三井住友カードが発行する「ANA VISAカード」ではカード利用のたびに「Vポイント」が付与され、好きなタイミングでANAマイルに移行が可能です。
マイルに移行できるVポイントが貯まる
航空会社とカード会社が提携して発行するクレジットカードは、カード利用で「マイルが貯まるもの」と「カード会社のポイントが貯まるもの」に分けられます。
三井住友のANA VISAカードは、「ANAマイレージクラブカード」と「Visaクレジットカード」の一体型です。フライト利用では「ANAマイル」が貯まりますが、カード決済ではVポイントが「200円(税込)につき1ポイント」付与されます。
以前は、1000円(税込)につき1ポイントの「ワールドプレゼントポイント」が付与されていましたが、2020年6月にポイントサービスが改定されました。
Vポイントは基本的に「1ポイント=1円相当」で、他社ポイントやマイル、景品などに交換が可能です。ポイントの有効期限は、カードの種類によって異なる点に注意しましょう。
・プラチナ・プラチナプリファード:ポイント獲得月から4年間
・ゴールド:ポイント獲得月から3年間
・上記以外:ポイント獲得月から2年間
応募方式と自動移行方式が選べる
ANA VISAカードで貯まったVポイントは、ANAマイルへの移行が可能です。移行方式は以下の2種類から選択ができます。
・応募方式:移行希望のポイント数をその都度自分で選択
・自動方式:一度登録すれば、以降は毎月自動的に移行(一部カード対象外)
応募方式は、必要に応じてポイントをマイルに交換できるコースです。「申し込みから約1週間」で、ANAマイル口座に反映されます。
自動方式は、マイル移行に手間がかからないのがメリットです。「毎月15日頃」にポイント残高から減算され、月末頃にマイル口座への移行が完了します。初回のみ、1~2カ月かかる点は念頭に置きましょう。
カードの新規申し込み時点で自動移行を希望する人は、「ANAマイレージ自動移行への参加」にチェックを入れます。カード発行後は、会員専用インターネットサービス「Vpass」の「Myページ」にて変更手続きが可能です。
種類豊富なANAクラシック会員カード
三井住友のANAカードには「ANAクラシック会員カード」「ANAゴールド会員カード」「ANA銀聯カード」などがあり、カードごとに移行レートや手数料が異なります。クラシック会員カードは種類が豊富なうえに、年会費がリーズナブルなのが特徴です。
気軽に持ちやすい一般カード
「一般カード」は、年会費2200円(税込)のリーズナブルな1枚です。入会資格は満18歳(学生を除く)で、初年度のみ年会費が免除されます。
カード利用「200円(税込)で1ポイント」が付与され、貯まったポイントは「1ポイント→1マイル(通常コース)」の換算でANAマイルに移行が可能です。応募方式・自動方式ともに手数料はかかりません。
ANAマイレージクラブ会員(AMC会員)の特典として、カード入会時と継続時にそれぞれ1000マイルが進呈されます。フライトでは、「区間基本マイレージ×予約クラス・運賃倍率×10%」の「搭乗ボーナスマイル」を毎回もらえるのも魅力です。
ANAカードのお申込み|クレジットカードの三井住友VISAカード
交通系ICカード一体型や学生向けも
利用者の目的やニーズに特化したクラシック会員カードもあります。18歳以上の学生(高校生除く)は、「学生カード」を申請しましょう。在学中は年会費が無料で、卒業後は「ANA一般カード」に自動的に切り替わります。
搭乗ボーナスマイルと入会・継続マイルは一般カードと同じですが、カード切り替え時やプレミアムポイント達成時に「学生カード専用ボーナスマイル」の進呈があるため、一般カードよりもお得感があります。
通勤でSuicaを利用する機会が多い人は「ANA VISA Suicaカード」の発行を検討しましょう。Suicaチャージはポイント付与対象外となるカードが多い中、本カードは「チャージ」「定期券購入」「特急券購入」「Suicaグリーン券購入」でVポイントが貯まります。
ワイドカードのメリットは?
「ワイドカード」も、一般カードと同じ「ANAクラシック会員カード」の一種です。年会費は7975円(税込)とやや高めですが、一般カードにはないメリットがあります。
たとえば、搭乗ごとに積算される「フライトボーナスマイル」において、一般カードは「区間基本マイレージ×予約クラス・運賃倍率×10%」ですが、ワイドカードは25%と大きくアップしています。
どちらかというと、一般カードは「陸マイラー向け」、ワイドカードは「フライト利用が多い人向け」といえるでしょう。カード入会時と継続時には、それぞれ2000マイルが進呈されるのもポイントです。
ANAマイル移行の2倍コースって?
ANAクラシック会員カードの場合、カード利用200円(税込)で1ポイントが貯まり、手数料無料で「1ポイント→1ANAマイル」に交換が可能です。このほかに、交換率が2倍にアップする「2倍コース」が用意されています。
200円=1ポイント=2マイルで移行可能
「2倍コース」を選択すると、「1ポイント→2マイル」に交換率がアップします。ポイントの価値が倍になるお得なコースですが、年間手数料として(4月1日~翌年3月31日)6600円(税込)が必要です。
普段は通常コースでポイントをコツコツ貯め、ポイントが大量に貯まったところで2倍コースに加入するのもよいでしょう。コースの変更は、会員サイト「Vpass」で行えます。
なお、ANAゴールド会員カードの一種である「ANA VISAワイドゴールドカード」は2倍コースの手数料が無料です。カード年会費は1万5400円(税込)と高めですが、常に「1ポイント→2マイル」の高レートで移行ができます。
プラチナは3倍コースだが年会費は高め
三井住友のANAカードは、ANAクラシック会員カード→ANAゴールド会員カード→ANAプラチナ会員カードの順にランクが高くなるラインナップです。
ANAプラチナ会員カードには、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」や「ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード」などがあります。
ANAプラチナ会員カードの特徴は、「1ポイント→3マイル」で移行ができる点です。3倍コースがあるのはプラチナ会員カードのみで、手数料はかかりません。
ゴールド会員カードからプラチナ会員カードに切替えた場合、切替え前カードで貯めたポイントも3倍コースで移行ができます(一部を除く)。
プラチナ会員カードはマイル移行に有利ですが、カード維持費が高額になることも覚えておきましょう。ANA VISAプラチナ プレミアムカードの年会費は、8万8000円(税込)です。
まとめ
航空会社のマイルを貯める方法は「フライト利用」が基本ですが、効率よくマイルを貯めるには「提携クレジットカード」の活用が不可欠です。
三井住友のANA VISAカードでは、ポイントのANAマイル移行が簡単に行えます。通常コース(1ポイント→1マイル)であれば、ANAクラシック会員カードでも手数料はかかりません。移行レート重視なら、「2倍コースへの加入」または「ANAゴールド会員カードの発行」を検討しましょう。
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