ドットマガジン by ドットマネー

ETCカードのおすすめ6選。持つメリットや選び方、作り方も紹介

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2022.08.30
by ドットマネー編集部

ETCカードとは

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「ETC(Electronic Toll Collection System)」とは「無線通信」を使って、有料道路の料金収受を行うシステムを指します。車にETC車載器を設置し、ETCカードを挿入すれば自動的に料金が支払われる仕組みです。

個人向けETCカードの種類

個人向けには下記の通り「クレジットカードに付随して発行できるもの」と「単独で発行できるもの」の2種類があります。

クレジットカード付帯のETCカード
ETCパーソナルカード

「クレジットカード付帯のETCカード」は、クレジットカード会員のみが契約できるカードで、ETC料金はクレジットカード料金と合算して支払うのが特徴です。

クレジット機能とETC機能を1枚のカードで利用できる「一体型」と、主契約のクレジットカードとは別に専用カードを発行する「分離型」に大別されます。

「ETCパーソナルカード」は高速道路6社が共同で発行する個人向けのETCカードで、会費は1257円(税込)です。

利用料金は、申し込み時に登録した金融機関の口座から自動的に引き落とされます。クレジットカードとの紐付けがないため、事前にデポジット(保証金)を支払わなければなりません。

ETCカードの利用方法

ETCシステムを利用するには、ETCカードとETC車載器が必要です。ETC車載器は、カーディーラーやカー用品店、オンラインショップなどで購入しましょう。ETC車載器とETCカードの組み合わせは自由です。

まず、車両情報を暗号化して車載器本体に書き込む「セットアップ」という作業を行います。

ETC車載器の取り付け自体は個人でもできますが、セットアップは高度なセキュリティ処理が必要なため、個人では行えません。インターネットで「セットアップ登録店」を探しておきましょう。

セットアップ完了後、ETC車載器にETCカードを挿入すれば完了です。

どんなメリットがあるの?

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ETCカードを使うと、有料道路の料金精算が自動化されます。支払いがスムーズになるのはもちろんですが、ポイントが貯まったり、割引が適用されたりと多くのメリットが享受できるでしょう。

料金所で停止する必要がない

有料道路の料金精算所を通過すると、料金所のアンテナと車載器との間で支払い情報が交信され、自動的に料金が精算されます。支払いのために料金所で停止する必要がなくなるのが最大のメリットです。

料金所で止まることなく通過できるため、高速道路の大渋滞が緩和されます。発進・停止の繰り返しがなくなれば、ガソリンの節約にもつながるでしょう。

近年はキャッシュレス化が進み、現金を持ち歩かない人が増えています。ETCカードは、キャッシュレス化の利便性を代表するシステムともいえるでしょう。

ポイントが貯まる

ETCカードを使うと、「ETCマイレージサービスのポイント」が貯まります。

「ETCマイレージサービス」とは、高速道路事業者が提供するポイントサービスです。サービス登録済みのETCカードで走行すると、道路事業者によって決まる割合でポイントが貯まります。

NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社では、通行料金10円につき1ポイントです。愛知県道路公社・広島高速道路公社・福岡北九州高速道路公社では100円あたり1ポイント+条件に応じた加算ポイント、神戸市道路公社では50円につき3ポイント+加算ポイントがもらえます。

ポイントは「還元額(無料通行分)」に交換して通行料金の支払いに充当できるため、交通費の節約につながるでしょう。ポイントの交換期限は「ポイントが付いた年度の翌年度末まで」ですが、いったん還元額に交換すれば無期限で利用ができます。

クレジットカード付帯の場合、ETCを使うたびに「カード会社のポイント」と「ETCマイレージサービスのポイント」がダブルで貯まるため、よりお得です。

ETCマイレージサービス

通行料が割引される

ETCカードでは、ETCマイレージサービスの各種割引が受けられます。「平日朝夕割引」と「時間帯割引(深夜割引・休日割引)」に大別され、割引分は「還元額(無料通行分)」として後日付与されます。

平日朝夕割引:平日6~9時・17~20時に利用した場合、走行回数に応じて最大50%割引を適用
深夜割引:深夜0~4時に約30%を割引
休日割引:土曜・日曜・祝日の終日に約30%割引

平日朝夕割引と時間帯割引が重なったときは、時間帯割引が優先されます。

選び方のポイント

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ETCカードの発行を検討している人は「クレジットカードに付帯するETCカード」がおすすめです。デポジット不要で利用ができるうえに、カード会社のポイントとETCマイレージポイントの両方が貯まります。

クレジットカード自体の特典も享受できるため、日常のさまざまな場面でお得さが実感できるでしょう。

年会費の有無

高速道路業者が発行するETCパーソナルカードは年会費が1275円(税込)かかりますが、クレジット付帯のETCカードはカード会社によって年会費が異なります。

「年会費あり」「条件付きで無料」「年会費なし」の3パターンがあるため、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。たとえば、車での外出が少ない人はETCカードの維持費がかさみます。無料または条件付きで無料のタイプで十分でしょう。

極力コストをかけたくない人は、クレジットカードとETCカードの年会費がいずれも無料のものを選びましょう。カード利用でせっかく貯めたポイントが年会費の支払いに消えてしまうのでは意味がありません。

ポイントの還元率

クレジットカード付帯のETCカードでは、利用金額に応じた「カード会社のポイント」が貯まります。

クレジットカードの標準還元率は0.5%前後が一般的ですが、1%の高還元率カードであれば、「ショッピング+ETCの利用」でポイントが効率よく貯まるでしょう。ETC利用でポイント倍率がアップするカードもあります。

また、クレジットカードに付帯するETCカードの中には、ETC利用がポイント還元の対象にならないものもあるため、発行前に確認をしましょう。

特典もチェック

せっかくクレジットカードを発行するのであれば、還元率の高さやETCカード機能のほかに、カードに付帯する「特典」や「サービス」もチェックしたいところです。

車で遠出をする機会が多い人は、「国内旅行傷害保険」「ホテル・レストラン・娯楽施設の割引」「給油の割引」「カードの盗難補償」などが付帯しているカードを選びましょう。

特典の多さとカード年会費の高さは比例するため、「年会費の元が取れるかどうか?」を考えながら選ぶのがポイントです。

すぐに欲しい場合は発行スピードも重要

カードが発行されるまでの期間は、カード会社によって大きく異なります。数週間かかるところもあれば、数分で審査が完了し翌日に発行されるカードもあります。

カードをできるだけ早く使いたい人は「スピード発行の可否」を確認しましょう。

セゾンカードの場合、Webサイトでクレジットカードを申し込んだ後にセゾンカウンターにてETCカードを発行してもらえば、クレジットカードとETCカードがその日のうちに受け取れる場合があります。

ETCカードの発行方法

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カードを発行する前に、手順と注意点を確認しましょう。クレジットカードに付帯するものは必ず「与信審査」が行われます。人によっては発行できない場合があることも覚えておきましょう。

クレジットカード付帯のカードの場合

クレジットカード付帯のETCカードは発行方法が2パターンあります。基本的にクレジットカードの保有者が対象で、カード契約のない人は発行ができません。クレジットカードを解約すると、ETCカードも同時に解約されます。

クレジットカードのオプションとしてETCカードを同時に申し込む
クレジットカードを発行後、ETCカードを追加発行する

どちらも「申し込み」→「審査」→「カード発行」の流れです。

同時申し込みの際は、クレジットカード審査に伴う「本人確認書類」の提出が必要です。審査では個人のクレジットヒストリーや信用情報が細かくチェックされるので、追加発行よりもハードルは高くなります。

ETCカードの追加発行は既にクレジットカードの審査に通っている状態のため、金融トラブルや支払い遅延がない限り、すぐに発行されるでしょう。

パーソナルカードの場合

「ETCパーソナルカードWebサービス」にアクセスし、サイト上にある「申込書作成」のフォームに必要事項を入力します。フォームを自宅やコンビニなどで印刷した後、「ETCパーソナルカード事務局」に郵送しましょう。

インフォメーション窓口のある各サービスエリアでは「紙の申込書」も手に入ります。申込書が手に入らないときは、ETCパーソナルカード事務局または各道路会社のお客さまセンターに請求しましょう。

ETCパーソナルカードはクレジットのような与信審査がない代わりに、「デポジット(保証金)」を納めるのがルールです。「デポジット振込の依頼」が郵送されてくるため、案内に従って入金を済ませましょう。

審査やデポジットの入金がスムーズに行われた場合、1カ月程度でカードが発行されます。

ETCカードのおすすめ6選

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クレジットカード付帯のETCカードは「年会費」「還元率」「特典・サービス」の三つが重要です。急いでカードを作りたい人は「即日発行の可否」も確認しておきましょう。

年会費発行費無料で高還元 JCB CARD W・ETCスルーカード

「JCB CARD W」は国際ブランドの一つ「JCB」が発行する、年会費無料のプロパーカードです。「JCBオリジナルシリーズ」の一つで、ポイント還元率の高さが評価されています。

一般的なJCBカードは毎月の利用金額1000円(税込)で1ポイントが貯まりますが、本カードは「通常ポイント(1倍)+ボーナスポイント(1倍)+オリジナルシリーズ優待店ボーナス(2~10倍)」が付与されます。短期間でもがっつりポイントが稼げるでしょう。

優待店にはドライブ中に立ち寄りやすいコンビニ・ガソリンスタンド・カフェが含まれています。

カード会員は「ETCスルーカード」が年会費無料で発行できます。クレジットカード発行後、会員専用WEBサービス「MyJCB」にて申し込みを行いましょう。カード利用では「JCBのOkiDokiポイント」と「ETCマイレージ」の両方が貯まります。

高いポイント還元率、年会費無料のJCB カード W!|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード

ETCスルーカード

誕生月はポイント3倍 ライフカード・ライフETCカード

「カードのポイントがなかなか貯まらない」という人におすすめなのが「ライフカード」です。

通常は、カード利用1000円につき1ポイントが貯まりますが、初年度は1.5倍、誕生月は3倍のポイントが貯まります。

対象期間の利用額に応じて、1倍・1.5倍・1.8倍・2倍とポイントが倍付けされていくため、カード利用が多い人ほどお得さが実感できるでしょう。

ライフカード会員は「ライフETCカード」が年会費無料で発行できます。手続きの手間を省きたい人は、ライフカードとの同時申し込みを検討しましょう。

ライフカード<年会費無料>|クレジットカードはライフカード

ライフETCカード|クレジットカードはライフカード

オートキャッシュバック機能が嬉しい VIASOカード・ETC PLUS

三菱UFJニコスが発行する「VIASOカード」は、ポイントが自動で還元される「オートキャッシュバック」です。

利用代金1000円で5ポイント貯まり、1ポイント=1円としてショッピング代金の請求額から差し引かれるため、ポイントの使い道に悩みません。毎月カード利用がある人なら1ポイントも無駄にならないでしょう。

三菱UFJニコスでは「ETC PLUS」というETCカードが発行できます。年会費は無料ですが、新規発行手数料として1100円(税込)が必要です。

ETCマークのある全国の高速道路・一般有料道路の通行料金ではポイントが通常の2倍貯まるため、外出が多い人に有利でしょう。

VIASOカード|クレジットカードなら三菱UFJニコス

NICOSカード ETC PLUS(ETCカード)|クレジットカードなら三菱UFJニコス

即日発行が可能 セゾンカードインターナショナル・ETCカード

クレジットカードは安定した収入がないと発行が難しいとされています。「セゾンカードインターナショナル」は専業主婦(夫)でも申し込みができるのが特徴です。

最短即日で発行ができるため、海外旅行が間近に迫っている学生にも向いているでしょう。券面にカード番号が印字されない日本初の「ナンバーレスカード」で、他人に番号を盗み見られる心配がないのもポイントです。

カード会員はETCカードが無料で追加できます。即日発行を希望する人は、セゾンカードと本人確認書類を持って対象のセゾンカウンターに足を運びましょう。

【公式】セゾンカードインターナショナルの入会・お申込み

年会費無料でETCカードを作る

ETC年1回利用で年会費無料 dカード・dカード ETCカード

「dカード」はNTTドコモが発行する年会費無料のクレジットカードです。還元率は1%(100円で1ポイント)と高く、貯まったポイントは全国のdポイント加盟店やドコモの携帯電話料金の支払いに幅広く使えます。

カード会員は「dカード ETCカード」の発行が可能です。年会費は550円(税抜)ですが、前年度(本会員のdカード契約月から1年間)に1回でもETCカードの利用があると、年会費が免除されます。

ETCの利用でも100円(税込)で1ポイントが付与されるため、効率よくdポイントが貯まるでしょう。

dカード | dカード ETCカードのご紹介

年会費500円でもポイント1%還元 楽天カード

楽天カードは楽天が発行する年会費無料のカードで、条件を満たせば学生や主婦(夫)でも作れます。

カード利用で付与される「楽天ポイント」は利用できる加盟店数が多く、スーパーやドラッグストアなどの生活圏で消費できるのがメリットでしょう。

標準還元率は1%(100円で1ポイント)ですが、「エネオス」では最大1.5倍のポイントが獲得できます。楽天市場ではポイント倍率が最大3倍(楽天会員1倍+楽天カード会員2倍)にアップするため、日用品をネットで購入するのもよいでしょう。

ただ、無料でETCカードが付帯できるクレジットカードが多い中、「楽天ETCカード」年会費が550円(税込)かかります。年会費を節約したい人は楽天PointClubの「ダイヤモンド会員以上」を目指しましょう。

ETCカード利用では100円に1ポイントの「楽天ポイント」と、「ETCマイレージポイント」の両方が貯まります。

ETCカードご紹介

まとめ

高速道路の料金所をキャッシュレスで通過できるETCカードは、ドライブや旅行の強い味方です。普段はあまり車を使わないという人でも1枚持っておくと便利でしょう。

クレジットカードが発行できる人であれば、カードに付帯したETCカードがおすすめです。ETCマイレージポイントとカード会社のポイントがダブルで貯まるうえ、クレジットカードの特典も享受できます。

ただ、クレジットカードを解約するとETCカードも解約されてしまう点には注意が必要です。単独で使いたいという人はETCパーソナルカードを検討しましょう。

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