- ACマスターカードとは
- アコムが発行するリボ払い専用カード
- カードローンとキャッシングの機能を付帯
- 海外での支払いやキャッシングも対応
- ACマスターカードのメリット
- 年会費無料で最短即日発行が可能
- 0.25%のキャッシュバック
- 審査はあるが申込基準をクリアしやすい
- ACマスターカードのデメリット
- ポイントや保険などの特典がない
- リボ払いの手数料がかかる
- 手数料を減らす方法は?
- 利用限度額を上げる
- 一括払いになるように利用すると手数料0円
- ACマスターカードの主な発行方法
- 自動契約機(むじんくん)で申し込む
- アコムから会社への在籍確認はある?
- オンラインで申し込む
- アコムカードをすでに持っている場合は電話で
- 利用金額の支払い方法
- まずは締め日と利用明細の確認方法を知ろう
- アコムATMやインターネットは手数料無料
- 手数料はかかるが提携ATMでも支払い可能
- まとめ
ACマスターカードとは
アコムが発行するリボ払い専用カード
ACマスターカードは、アコムが発行するクレジットカードです。カードローンやキャッシングなどの貸金業務を行うアコムですが、クレジットカードの発行もしています。
アコムは「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の企業です。「アコムがどんな会社かわからない」と不安な人も、都市銀行を経営する「三菱UFJ」の名前は聞いたことがあるでしょう。
ACマスターカードの特徴は、「リボ払い専用」であることです。「リボ払い」は毎月の請求のタイミングで一定の金額を決め、固定の金額を支払います。
似たような支払い方法に「分割払い」がありますが、こちらは買い物の都度選択できる支払い方法です。1回払いや2回払いなど支払い回数に制限があり、手数料も変わります。
リボ払いは3万円ずつ支払うと決めた場合、その月の利用額が5万円なら3万円を支払って、残りの2万円は翌月に支払う方法です。手数料はかかりますが、毎月の支払い金額が固定になり無理なく使えます。
アコムのクレジットカード【ACマスターカード】|カードローン、キャッシングならアコム
カードローンとキャッシングの機能を付帯
ACマスターカードのもう一つの特徴は、アコムの本業でもある「カードローン」と「キャッシング」機能が付帯していることです。
キャッシングに関してはカード申込時に金額の希望を申し出ることになり、他社のクレジットカードと同じです。カードローンはクレジット利用上限と同じ扱いで、どちらか高い方の上限まで使えます。たとえば、上限が両方30万円なら、30万円を自由にカードローンとクレジットに振り分けられるのです。
カードローンは「クレジットの利用額との合計で最大800万円まで」の借入に対応し、一般的なクレジットカード付帯のキャッシングより上限設定が高い傾向です。ただし、収入などの審査により上限が変動します。
海外での支払いやキャッシングも対応
ACマスターカードは、ほかのマスターカードと同様に海外の加盟店でも利用できます。クレジットカードとしてはもちろん、キャッシングの枠があれば現地通貨のキャッシングも可能です。
マスターカード対応の「cirrus」ロゴがついたATMで使えます。クレジットカードを1枚持っておくだけで、日本だけでなく海外でもお金の心配がありません。外国で現地通貨を使い切ってしまったときでも、ATMがあれば簡単に必要な現金を引き出せます。
キャッシングの返済は、帰国後にネットバンキングやコンビニで手続きしましょう。帰国後、空港のコンビニなどでさっと手続きが終わるのも利点です。
ACマスターカードのメリット
ACマスターカードは、年会費無料で保有できるなどメリットが複数あります。キャッシュバックもあり、現金支払いよりお得に使えるのも特徴です。審査基準がほかのクレジットカード会社と異なるため、人によっては発行しやすい可能性もあります。
年会費無料で最短即日発行が可能
ACマスターカードは、年会費が無料です。2年目以降も年会費はかからないため、カードの維持コストを考える必要はありません。リボ払いの手数料以外には費用がかからない、コスパのよいカードです。
カードローン・キャッシングに特化したクレジット機能なしの「アコムカード」と同様に、店舗で最短即日発行ができるのも魅力でしょう。
一般のクレジットカードは郵送限定のことが多いですが、カード発券機や店舗を持つアコムならではの特徴です。
土日祝日など、すぐに発行したいときも即日発行が可能です。都合のよいときにインターネットから申込手続きを済ませて、自動契約機などでカードを受け取りましょう。
0.25%のキャッシュバック
クレジットカードにはポイント還元があるものが主流ですが、ACマスターカードはポイントではなく「キャッシュバック」に対応しています。
「当月利用金額の0.25%」が、キャッシュバックとして請求金額から差し引かれる仕組みです。例として、同カードで1万円使った場合、25円が請求から引かれて9975円が請求額になります。
現金で支払うよりもキャッシュバックの分お得に使えるため、マスターカード対応店舗で積極的に利用しましょう。毎月10万円使うなら、1カ月250円・1年で3000円が請求額から引かれます。ポイントの使い道に迷う人も、自動キャッシュバックなら無駄なく効率的に還元を受け取れるでしょう。
審査はあるが申込基準をクリアしやすい
クレジットカードには、発行時の審査があります。もちろん、ACマスターカードも審査通過した人だけが発行できるカードです。
アコムの基準を満たす安定した収入がある人とならどなたでも、申し込みができます。
安定した収入があれば、学生でもアルバイトでも申込の基準は満たしています。自分の収入でカード発行ができるのか不安な場合は、公式サイトの「3秒診断」でチェックしましょう。
年収や年齢、他社からの借り入れ状況を入力するだけで、カード発行の可能性がわかる仕組みです。実際の審査結果と異なる場合がありますが、発行を迷っている人にとっては参考になるでしょう。
なお、アコムは貸金業を営んでいるため、ほかのローンなどで借入金額が上限に達している場合は発行できない可能性もあります。
【アコム公式】3秒診断|審査前にお借入可能かスピード診断!|カードローン・キャッシングならアコム 電話 お申し込み 会員
ACマスターカードのデメリット
ACマスターカードは、リボ払い専用であることに加えて一般のクレジットカードとは仕様が異なります。一般のカードが発行できる場合は、比較してから自分に合うものを発行するのがおすすめです。
ポイントや保険などの特典がない
ACマスターカードは、一般的なクレジットカードとはやや仕様が異なります。カードローン付帯のカードであることから、ポイント還元やクレジットカードの付帯サービスがついていないのです。
リボ払い対応のカードの場合、リボ払いをするだけでポイント還元率がアップするサービスを設けている会社もあります。また、カードローン付帯のないリボ払い専用カードでも、ポイント還元は1.5〜2%と高還元です。
一般のクレジットカードは、金利の高いリボ払いを利用してくれる顧客に多くの還元を行っています。還元を重視するなら、「ポイントで返してくれるカード」の方が有利です。
そのほか、海外旅行保険など、無料で付帯する保険もACマスターカードにはありません。クレジットで支払いをしたいだけなら問題はありませんが、ポイント還元率や付帯サービスを重視する場合には不向きです。
リボ払いの手数料がかかる
リボ払いのデメリットとして、手数料があげられます。ACマスターカードの場合、10.0〜14.6%と高い利率(実質年率)が設定されているのが特徴です。
たとえば、公式サイトによると、10万円分リボ払いの残高がある状態で1カ月経過すると14.6%の利率で約1200円の手数料がかかります。
この状態でリボ払いとして設定した額を支払うと、残ったもの再び手数料がかかる仕組みです。1万円を支払額としていた場合、次月の請求時9万円1200円に再び14.6%の利率がかかります。
残高を支払い終えるまで手数料が取られるだけでなく、計算がややこしく自分がどれだけ手数料を払っているのか判断も難しくなるでしょう。
残高が多く月々の支払額が少ない場合は、ほとんど手数料として支払うことになります。実質の残高がなかなか減っていないことに気づかなければ、延々と利息を支払い続けることになるのです。
リボ払いを利用する場合は、実際に使った金額だけでなく「完済までにどのくらいの利息がかかるのか」も把握しておきましょう。
(※)10.0~14.6%はショッピング枠利用時に適用されます
手数料を減らす方法は?
リボ払いには手数料がかかりますが、なるべくかからないように調整もできます。利用可能枠を増やしたり、リボ払いの設定金額を上げたりするのが有効です。計画的な利用を心がけ、リボ払いの設定金額以内で利用することも考えましょう。
利用限度額を上げる
ACマスターカードのクレジット枠の利用限度額は「10〜300万円」です。審査の結果により利用可能枠が決定されますが、「限度額が高いほど金利が下がる」可能性が高まります。
カードローンは高額な利息に悩まされないよう、借入金額によって金利の上限が定められています。1万円上がれば金利が必ず下がるわけではありませんが、利用可能枠を増やすだけでも金利が下がる可能性が高いのです。
また、リボ払いとカードローンの金利は異なります。カードローンの利用可能枠が高い場合、リボ払いよりもカードローンを利用した方が金利が下がる可能性があるでしょう。
一括払いになるように利用すると手数料0円
ACマスターカードには、支払い方法が複数あります。リボ払いであっても、支払い方法によっては一括払いと同じように「手数料なし」で利用できる仕組みです。
手数料を払いたくない場合は、振込やアコムの窓口で締切までに支払いを終えましょう。「毎月の締め日(20日)までの利用金額を翌月6日までに支払う」と、手数料0円で利用できます。
一般のクレジットカードの場合、締め日から支払いまで約1カ月の猶予がありますが、ACマスターカードを手数料なしで使うには約半月です。少し締め切りは早いですが、現金払いより少し余裕をもってお金の準備ができるでしょう。
そのほか、リボ払いの上限を上げておくのも、手数料0円で使う方法です。間違いないのは利用上限とリボ払いの上限を同じにすることですが、設定できるかはアコムに確認しましょう。
ACマスターカードの主な発行方法
ACマスターカードは、複数の方法で申し込みができます。申込方法によって、カードの受け取りにかかる日数が異なるため、都合に合わせて選びましょう。早くカードを発行したいときは、自動契約機が役立ちます。
自動契約機(むじんくん)で申し込む
アコムは、自動契約機「むじんくん」での契約に対応しています。カードを即日受け取りたい場合には、自動契約機を利用しましょう。
近くに自動契約機がある場合は、カードの発行や受け取りがスムーズにできます。あらかじめ公式サイトから事前申込をしておくと、契約時間も短縮され便利です。
事前申込後、本人確認書類など必要な書類を持って営業時間内に店舗か自動契約機へ向かいましょう。近くの店舗は、公式サイトの「ATM検索」の検索条件などで絞り込めます。
自動契約機は基本的に端末の指示に従って手続きを進める仕様です。わからない場合は、インターホンでオペレーターに確認もできます。
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アコムから会社への在籍確認はある?
アコムはカードローンを扱う会社のため、原則、在籍確認はありません。電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施しています。
ACマスターカードの発行時にも同様で、もし実施が必要となる場合でも、同意を得ずに実施することはありません。
職場の都合などで難しい場合は、別の方法を提案してくれるケースもあるでしょう。もし在籍確認を選択したとしても、個人の名前で電話がかかってくるだけでアコムからの電話であることはわかりません。職場への電話自体に問題がない場合は、在籍確認を選ぶ方がスムーズに手続きが進みます。
オンラインで申し込む
即日発行にこだわらない場合は、インターネット申し込み後に郵送で受け取りができます。出かける必要もありません。
インターネット申し込み後にメールが届き、本人確認書類をアップロードすると審査が始まります。スマホアプリからのアップロードなら本人確認書類1種類で手続きが進み、手軽です。Webやメールでのアップロードには、本人確認書類が2種類必要になります。
本人確認書類提出後、最短20分(※)で審査が完了し、届いたメールから契約の同意を進めるとカード発行の手続きに進む仕組みです。郵送受け取りの場合は、自宅に約1週間で契約書類とカードが届きます。
(※)お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アコムカードをすでに持っている場合は電話で
アコムカードからの切り替えの場合は、電話での申し込みが必要になります。窓口は、「アコム総合カードローンデスク」です。フリーダイヤルに電話をかけ、クレジットカードへの切り替えを相談しましょう。受付時間は平日9~18時です。
カードの発行方法は、オペレーターが説明してくれます。アコムカードはカードローン専用のカードで、クレジットカードとしては利用できません。
マスターカード加盟店でクレジットカードとして利用したい場合は、クレジットカード機能付きのACマスターカードの発行を検討しましょう。
利用金額の支払い方法
クレジット利用後は、口座振替を除いて自分から支払いのアクションを起こしましょう。基本的な支払い方法や締め日、使えるATMなどを紹介します。
まずは締め日と利用明細の確認方法を知ろう
ACマスターカードの締め日は「毎月20日」に設定されています。前月21〜当月20日までの利用分が請求されるシステムです。
初回の支払日は「翌月7日以降~35日以内」が締切です。2回目からは「前回の支払日から35日以内」となります。毎月固定の日に支払うなど、都合のよい日を設定することも可能です。
利用明細は、アコムの公式サイトで確認するか郵送による送付を選択できます。公式サイトで確認する場合は、ACマスターカード記載の8桁の「会員番号」と、カード発行時に決めた4桁の「暗証番号」で会員サイトにログインが可能です。公式サイトでは、最大3カ月分まで利用明細が確認できます。
アコムATMやインターネットは手数料無料
自分から好きなときに支払いができる「アコムATM」や、インターネットバンキングからの入金には手数料がかかりません。
アコムのATMは自動契約機のコーナーなど全国のアコム店舗に設置され、気軽に利用できます。インターネットバンキングは対応の口座が必要ですが、都市銀行・地方銀行など多くの銀行や信用金庫が対応しており利用しやすいでしょう。
手数料をかけずに支払いをしたいなら、近くのアコムATMを探すかインターネットバンキングを登録しておくのがおすすめです。インターネットバンキングは、アコムの会員サイトから登録できます。
【アコム公式】インターネット返済について|カードローン・キャッシングならアコム 電話 お申し込み 会員ログイン 検索 検
手数料はかかるが提携ATMでも支払い可能
「三菱UFJ銀行」「セブン銀行」「ローソン銀行」「E-net」「イオン銀行」のATMなど、提携ATMでも支払いができます。インターネットを利用できないときや、アコムのATMが近くにないときも手軽に支払いが可能です。
すべてのATMが24時間利用できるわけではなく、メンテナンス時間などは利用ができなくなります。たとえば、毎週月曜日の深夜1〜5時は、アコム側の定期メンテナンスのため利用できません。
利用可能なATMにはアコムのロゴが貼ってあり、わかりやすいでしょう。支払いにかかる手数料は、1万円以下なら「110円」、1万1円以上なら「220円」です。
毎回手数料をかけているとコストが増えてしまいますが、急いでいるときや遠出しているときなどに活用してみましょう。
まとめ
ACマスターカードはリボ払い専用となっており、一括・分割払いタイプのクレジットカードとは支払い方法が異なります。カードローンなども付帯し、現金の借り入れも可能です。
別の会社でクレジットカードが作れなかった場合でも、アコム独自の審査なら通る可能性もあります。毎月締め日から翌月6日までに一括払いとして支払えば、リボ払いでありながらも手数料が発生しないため検討してみましょう。