エポスカードの審査時間は？申込方法や審査に通りやすくなるコツ

エポスカードとは

エポスカードを発行する「エポスカード株式会社」は、ファッションビルなどの商業施設を経営する「丸井グループ」の会社です。カードにはどのような特徴があるのでしょうか？

流通系の比較的作りやすいカード

エポスカードなどの小売り事業関連会社が発行するカードは、「流通系カード」と呼ばれます。カード発行の目的は「自社グループサービスを利用してもらうため」で、比較的審査が通りやすく作りやすいのが特徴です。

エポスカードの申し込み基準も「高校生を除く18歳以上で居住地が日本であること」のみとなっています。クレジットカードの中には「25歳以上」「本人の安定した収入」など条件が厳しいものもありますが、エポスカードなら年齢以外に細かい基準はありません。

年会費も無料で、初めて持つカードとしても適しています。ただし、審査はあるため誰でも作れるわけではありません。

土日祝日いつでも作れる

エポスカードは「郵送受け取り」だけでなく、マルイ内の「エポスカードセンター」でも受け取りが可能です。「マルイ」の営業日はいつでも受け取りでき、土日祝日も対応しています。同センターではマルイ店頭申込も受け付けており、即日発行の希望を伝えることで同日発行も可能です。

また、Web申し込みは、24時間年中無休で申し込みを受け付けています。Webで手続き後、最短当日中に店頭のカウンターで受け取りもできるのです。

マルイでの受け取りには申込時に「店舗・施設での受取」を選択し、手続きに必要なものを持参します。審査結果メール（スマホ画面提示可）と顔写真付き本人確認書類を持っていきましょう。

また、受け取り時に「口座手続き」を行いますが、引き落とし先に設定する口座のキャッシュカード・銀行届出印が必要です。

学生や主婦も申し込み可能

エポスカードの申し込み基準には、学生や主婦に関する制限はありません。未成年の場合は親権者の承諾が必要ですが、高校生以外はカード申し込みができます。

専業主婦やアルバイトをしていない大学生でも、審査に通ればカード発行が可能です。ただし、公式によると、専業主婦を含む無職の場合はキャッシングの利用が対象外となっています。アルバイト・パートであっても収入があれば、キャッシング枠の申し込みも可能です。

審査にかかる時間は長い？短い？

審査にかかる時間は申し込み状況によって変化しますが、最短では「当日」にカード受け取りも可能です。エポスカードの申し込みページにも、「審査結果は申し込み完了後すぐにメール通知」と記載されています。

サービスの仕組みから、基本的には当日に審査結果が出ると考えられます。ただし、当日発行は必ずではありません。

審査に時間がかかるときは当日受け取りできないこともあります。信用情報に関する何らかの確認や、申し込み時の入力ミスで審査に時間がかかるケースも多いでしょう。

エポスカードの申込方法

エポスカードの申込方法は「Web申し込み」と「店頭申し込み」の2種類です。Webで申し込んでカードは店舗で受け取るなど、柔軟性のある発行方法も選べます。それぞれの申込方法の詳細を知っておきましょう。

Web申し込みなら24時間いつでも可能

エポスカードは、Webから24時間申し込みができます。早く受け取りたいときは、前日夜間に申し込んでおきましょう。Web申し込みの場合、インターネット上で個人情報を入力します。スマホ・パソコンどちらでも可能です。

申し込みページから空メールを送信し、受け取ったメールのリンクから手続きを行います。個人情報以外にカードデザインや会員規約の同意など、必要な手続きを終わらせましょう。審査完了後、結果メールが送られてきます。

店舗受け取りを選べば即日発行も

申し込み時に「店舗・施設での受取」を選べば、マルイの営業時間内に取りに行けるなら即日発行が可能です。「審査結果通知メールが届いてから1週間」が受け取り期限となります。

期限が切れた後は「配達」に切り替わるため、店舗受け取りを希望するときは早めに受け取り手続きを済ませましょう。カード発行手続きは済ませているため、受け取るだけですぐにカードが使えます。

「郵送受け取り」を選択すると、到着まで1週間ほどかかります。なるべく早く受け取りたいなら、近くの店舗で受け取る方がスムーズです。

店舗での申込みでもその場で手に入る

マルイの店舗に行く用事があるなら、「エポスカードセンター」でもその場でカード発行が可能です。本人確認書類や、引き落とし口座設定のためのキャッシュカードを持参しましょう。

基本的には、申し込みから30分ほどでカードが発行されます。当日の状況によりカード発行が間に合わない場合は、「カード引換券」を受け取り、郵送も可能です。カード到着までは10日ほどかかります。

カードの当日発行が行われると、入会特典の2000円クーポンも当日から利用できます。時間があるなら店舗申し込みも検討しましょう。

審査の状況はホームページで確認できる

審査に時間がかかり、自分の審査状況が気になる人はホームページで確認しましょう。「エポスカード発行状況照会」のページで確認が可能です。

エポスカードは、発行受付時に「受付番号」が付与されます。受付番号がわかる場合は、番号と生年月日で照会手続きをしましょう。もし、受付番号がわからない場合は、氏名・生年月日・電話番号でも調査が可能です。

審査通過や審査落ちがはっきりわかるとは限りませんが、メールが届かないなどトラブル時に状況が把握できます。

マルイ｜エポスカード　WEBサイト

審査でのチェックポイント

エポスカードは申し込み基準が幅広く、細かい規制などはありません。その分多くの人が申し込めますが、審査に落ちる基準も明確ではないのです。

しかし、基本的な審査のポイントは、多くのカードで共通しています。まずは、一般的なチェックポイントを知っておきましょう。

勤務先や勤続年数など本人の属性

「勤務先」や「勤続年数」は、審査の際に信用を得るには重要な情報です。一般的に、安定した大企業勤務で勤続年数が長くなると、多くのクレジットカード発行で有利に働きます。

勤務先などの属性が重視されるのは「返済能力の有無を確認するため」です。倒産のおそれが低い企業に勤めていて、さらに勤続年数が長いとなると多くの場合年収も安定的に入ります。

収入が少なくてもカード発行に至るケースはありますが、返済能力が高く安定した収入が期待できる人の方が信用度は高いでしょう。カードの限度額やキャッシング枠の付与などは、職業や年収など本人の「属性情報」である程度決まる項目です。

クレカの申込状況や利用履歴

クレカの申込状況は、審査に影響を与えやすい情報です。たとえば、短期間に大量のクレカを申し込んでいると、「お金に困っている」と判断されるケースもあります。

過去の支払い状況や延滞などクレジットカードの利用履歴は、「信用情報機関」に「クレジットヒストリー」として残される仕組みです。

申込情報は、信用情報機関に「6カ月間」保管されるのが一般的でしょう。興味のあるカードが多いとしても、立て続けに申し込むとカード会社が「貸し倒れ」をおそれてブラック認定する可能性があるため、避けるのが賢明です。

また、学生や20代ではそれほど重要視されませんが、ある程度の年齢でクレカの利用履歴がない「スーパーホワイト」も審査に関わります。

信用情報には、カードでのトラブルが一定期間残る仕組みです。しかし、期限を過ぎると情報は消えます。トラブルを起こして情報がない人と、スーパーホワイトの区別はつかないのです。

借入状況

消費者金融のカードローンや他社のキャッシングなど、「借入」が多い場合は主にクレカのキャッシング枠に影響を与えます。借入状況は信用情報に記載され、審査の際に確認される項目です。

借入があるだけでは大きな影響はありませんが、「多くの会社でお金を借り、返済に苦労している」などの状況が見てとれると印象はよくないでしょう。

また、貸金業は「総量規制」法に従う必要があり、「年収の1/3以上」はお金が貸せないことになっています。借入が多い場合は、「キャッシング枠を付けずに申し込む」のが審査落ちを防ぐ方法です。また、借入済の資金を返済するだけでも、審査には通りやすくなります。

出典：貸金業法のキホン：金融庁

過去の支払い状況

過去にクレカを契約していると、支払い状況は信用情報で判断できます。信用情報は「信用情報機関」で保管される仕組みです。カード会社は、審査の際に申込者の情報の開示を請求し、参考にします。

延滞や遅延の情報は、情報機関やカード会社によって公開タイミングに差があるものの、「半年～5年間ほど」残るのです。

数日程度の遅延が影響するケースは少ないですが、「延滞期間が3カ月」になると多くのカード会社で問題視されます。

クレカと無関係な「自己破産」や「保証会社による代位弁済」なども、信用情報に記載される内容です（一部対象外の機関あり）。長期延滞や自己破産などの信用情報は、機関にもよりますが「5年程度」保管されます。

審査落ちする原因は？

カード会社や信用情報機関は審査落ちの理由を教えてくれませんが、自分で推測はできます。まったく理由がないのに審査落ちする場合は、信用情報の開示請求も可能です。しかし、多くのケースでは何らかの原因があって審査落ちとなっています。

返済能力がないと判断された

クレジットカードは、後払い式のカードです。お金だけ使って、後で支払えないとなると立て替えを請け負うカード会社が困ります。

審査時点で「総合的に返済能力がない」と判断されると、審査落ちの可能性は高くなるでしょう。基本的には、「返済能力=収入」です。

特に、月の収入が数万円など極端に少ない場合は、返済能力がないと判断されるケースがあります。流通系カードは比較的低年収でも作りやすいですが、年齢やほかの属性もかかわってくるでしょう。

学生や専業主婦の場合、「親や配偶者の返済能力」での判断もありえます。無職や、すでに借金がありお金を返せていないなど、状況によってはカード発行が難しくなるはずです。

申込情報に虚偽がある

「本来は無職なのに大企業に勤めていると嘘を書く」など、申込みの虚偽情報は審査に落ちる可能性を高めます。悪気がなく、間違って書いてしまった場合も審査落ちの原因になるケースはあるでしょう。

嘘をついて自分の属性とは異なる情報を記載した場合、ほかの情報との齟齬でわかってしまいます。仮にすぐわからなかったとしても、虚偽申告が判明した時点で信用情報に傷が付き、今後のカード発行が難しくなるのです。

クレヒスが悪い

「クレヒス」は、クレジットヒストリーの略で、これまでのクレカ利用の歴史です。延滞などがなく、トラブルを起こさずに利用しているとクレヒスはよくなります。しかし、支払い遅延やトラブルがあると、信用情報への記載はまぬがれません。

信用情報に傷がつくような使い方をしていると、「クレヒスが悪い」状態です。別の会社のカードであっても、審査に響くケースがあります。

まったくクレヒスがない状態も、年齢によってはマイナスの要素です。発行しやすいクレカや分割支払いを利用して、「問題なく利用している実績」を積み重ねることも検討しましょう。

多重申込や借金がある

クレカ発行では、「お金に困っている人」と判断されると発行会社にかかわらず審査に落ちやすくなります。「多重申込」や「借金」は、お金に困っている人が取りやすい行動です。

クレカ申し込みを短期間に複数行うと、多重申込と見なされます。2枚程度では影響は少ないですが、審査落ちしたにもかかわらず「1カ月に3枚以上」申し込むなど、極端なケースが該当するでしょう。

お金がなくクレカや借金に頼っている人は、返済能力も疑問視されます。仮に収入が多いとしても、借入があれば「それ以上にお金を使ってしまっている」と判断されるでしょう。

住宅ローンや一時的なカードローンの利用なら影響は少ないですが、年収に対する借入額の問題でキャッシング枠が付与できず、カード発行が見送られる可能性はあるでしょう。

審査に通りやすくなる3つのポイント

同じような属性・クレヒスでも、審査に落ちる人と通る人がいます。できるだけ審査落ちを防ぐには、どんなポイントに気をつけるべきなのでしょうか？少し注意するだけで、審査に通りやすくなる可能性がある申し込み方法を紹介します。

申込書類は正確に記入

クレカ申込みの際は、書類に不備がないよう気をつけましょう。単なる間違いで審査落ちになる可能性もあります。

たとえば、本人や勤務先の電話番号には、「本人確認」や「在籍確認」など何らかの確認が入る可能性があります。番号が間違っていると、連絡ができません。

そのほか、「本人確認書類と申し込み情報の相違」も審査落ちになる原因です。不備を確認してくれるケースもありますが、手間を省くためにも提出前に確認しましょう。

本人確認書類と申し込み時の居住地が異なる場合、公共料金支払いの領収書などの再提出が必要になるケースがあります。また、あまりにも抜けや間違いが多い場合、いたずらなどを疑われ、カード発行が見送られるかもしれません。

キャッシング枠を減らす

キャッシング枠は、ショッピングではなく「現金を借りる」ための機能です。クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」があり、「総利用枠」の中で両者の比重を決められます。

キャッシング枠を付ける場合には、審査が必要です。カード発行時に申請すると、信用情報の審査と同時進行でキャッシング枠の審査も行われます。

エポスカードの場合、ショッピング枠は専業主婦も対象ですが、キャッシング枠は「収入がある人のみ」となっています。収入が少ない人にとって、キャッシング枠は審査が厳しいのです。

収入がある場合でも、自分の収入に見合わない枠を申し込もうとすると「審査落ち」の可能性があります。キャッシング枠が必要ない人や、可能枠が少なくても問題ない人は申込みの時点で減らしておきましょう。

入会キャンペーン中に申し込む

入会キャンペーンは、新規顧客を獲得したい時期に行われています。本来なら審査に通らない人が通るわけではありませんが、ほかの時期よりはカード発行がしやすい可能性はあるでしょう。

さらに、入会キャンペーン中は特典が多く、発行するだけでお得です。「カード発行によるポイント還元」や「発行後の利用による特典」など、さまざまなパターンがあります。

クレカ発行のキャンペーンは、学生が申し込みやすくなる春や、旅行や年末年始の需要で高額決済が多くなる夏・冬などに行われる可能性が高いでしょう。

再申し込みする際の注意点

エポスカードの再申し込みはいつでもできますが、状況が同じでは再び審査に落ちてしまいます。一度審査落ちした後は、慎重に再申し込みのタイミングを計りましょう。信用情報から申し込み履歴が消えた後の再申し込みや、自分のクレヒスを変えるのも一つの方法です。

タイミングは半年後以降

エポスカードの審査に落ちたとしても、再申し込みは可能です。明らかに最低限の審査基準を満たしていない場合は難しいですが、書き間違いの訂正やキャッシング枠をなくす対応などで審査に通るケースはあります。

しかし、すぐに再申し込みを行うのではなく「半年間」は待ちましょう。6カ月は、申し込み履歴が信用情報に残ります。審査落ちの履歴があるだけで、状況は不利です。半年後に信用情報がきれいになった状態で再申し込みすると、審査落ちによる不利益はなくなります。

属性やクレヒスを整えてからチャレンジしよう

審査に落ちる理由に心当たりがある場合は、原因を取り除くのが近道です。たとえば、クレジットカードを作ったことがなく、ショッピングローンの利用経験もない場合は、何らかの実績を積みましょう。

事前に保証金を支払って作る「デポジット型のカード」やカードがなくても申し込みできる「ショッピングローン」は、クレヒスなしでも利用しやすいはずです。

属性的にカードが発行しにくい場合は、仕事を始めたり年収アップを目指したりと属性を変えてから再申し込みに臨みましょう。

まとめ

エポスカードは若い世代向けの商業施設、マルイ関連のクレジットカードです。流通系でもあり、申し込み基準はやさしいカードといえるでしょう。

公式に審査基準は公開されていませんが、専業主婦・学生の申し込みも可能です。他のカードと同様に、属性や過去のクレヒスが関わってきます。

審査に通らなかった場合も一定期間を置けば、審査落ちの情報が残らずに再審査が可能です。審査に通りやすい時期を選び、書類の正確な記載を心がけてみましょう。