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デビットカードのデメリットとは?種類やメリット、おすすめも紹介

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2021.08.11
by ドットマネー編集部

デビットカードとは

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「デビットカード」には、2種類のタイプがあります。クレジットカードとは異なる特徴を持ち、現金派も使いやすいカードです。引き落としのタイミングや、カードの種類による違いを知っておきましょう。

即時払いのカード

デビットカードは、基本的に「利用と同時」に口座から利用金額が引き落とされます。カードと口座残高が連動し、すぐに支払いが終わるのが特徴です。

クレジットカードは複数の金融機関から引き落とし口座を選びますが、デビットカードは「発行元の銀行口座」と連動します。入出金や管理がしやすい銀行を選ぶのが大切です。

口座の残高を持ち歩いているイメージで、家計管理もしやすいでしょう。海外や月々払いの加盟店では一部即時払いに対応していないところもありますが、原則リアルタイムでお金の動きが分かります。

J-Debitと国際デビットの2種類ある

日本には、「デビットカード」が2種類あります。日本国内だけで使える「J-Debit」と、国際ブランドと連携した「国際ブランド付きデビット」です。

J-Debitはキャッシュカードにデビット機能が付帯し、手続きなしで使えるものもあります。加盟店は、各地の商工会議所加盟の小売店から大手百貨店や家電量販店まで全国45万カ所以上です。ただし、利用範囲は「国内」に限定されます。

国際ブランド付きデビットには「VISAデビット」や「JCBデビット」などがあり、国際ブランドの加盟店で使えます。海外の加盟店でも利用でき、現地通貨の引き出しなど多様な使い方が可能です。

国際ブランド付きデビットは、キャッシュカードとの「一体型」だけでなく「分離型」もあります。金融機関によって、カードの形態はさまざまです。

知っておきたいデメリット

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デビットカードは、利用目的によっては使い勝手が悪くなります。どんなときに問題が起きるのでしょうか?主なデメリットと、特徴を見ていきましょう。

口座に残高がないと使えない

デビットカードは、口座の残高と連動しています。カードに紐付く口座に残高がないと、利用できません。デビットカードと紐付ける口座は、定期的に残高をチェックしておきましょう。

基本的に残高の範囲内であれば使えますが、金融機関や設定によって「1日あたりの上限」が設けられるケースもあります。

注意点として、普通預金口座の残高がないときでも、カード会社によっては引き落とし対応をとることもあります。定期預金を担保として借り入れができる「当座貸越」や、カード会社がいったん加盟店にお金を支払う「立て替えサービス」が適用されるケースなどです。

一時的に別のところからお金を借りるだけのため、なるべく早く不足分を振り込みましょう。自身の口座に振り込むだけで済む場合もあれば、会員サイトから未払い金の返済手続きが必要なものもあります。

後払いできない

デビットカードは、即時払いのカードです。対応する支払い方法は「一括払い」で、後日の分割払いはできません。「リボ払い」にも対応しておらず、口座の預金や手持ちの資金がないときにカードを使いたい人には不向きです。

特殊なパターンを除くと「キャッシング機能」も付帯せず、お金は借りられません。収入に波がある場合や、給料日までの数日間をしのぐために使うならクレジットカードが向いています。

ただし、口座にある残金だけで取引を行うデビットカードは、原則金利がかかりません。手数料や金利が気になる場合は、デビットカードを検討しましょう。

使えない場所がある

デビットカードは、J-Debitまたは国際ブランドの加盟店で利用できます。しかし、一部の加盟店では、サービスの特性から非対応です。

たとえば、「月額料金が発生する加盟店」は、利用が難しくなります。デビットカードは即時引き落としのため、毎月引き落とし口座に請求金額分の残高があることを確認してから引き落とせません。契約時には問題なく引き落とせても、2カ月目以降残高不足に陥る可能性もあります。

詳細は、利用しているカードの「利用できない加盟店」などのページで確認が可能です。主に「インターネットプロバイダ」や「公共料金」の会社が非対応となっています。

「高速道路料金」「ガソリンスタンド」「機内販売」も、デビットカードが使えない主なケースです。ガソリンスタンドについては口座残高によって使えるケースもありますが、実際に利用する金額にかかわらず数千~1万円前後の残高が求められます。

ポイントやキャッシュバックの還元率が低い

クレジットカードのポイント還元率は0.5~1%が主流です。しかし、デビットカードは、「0.2~0.5%」還元のカードが多くなっています。

たとえば、「三菱UFJデビット」は0.2%の還元(キャッシュバック)です。三井住友銀行の「SMBCデビット」はポイント還元なら0.5%ですが、キャッシュバックを選ぶと0.25%に還元率が下がります。

カード会社の利益となるキャッシングやリボ払いの手数料が得られないことが、主な要因でしょう。もちろん、還元率が「クレジットカードと同等」のデビットカードも存在します。

ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」は、最大2%の高還元です。還元率は、銀行の利用状況で決まるステージランクにより変わります。「楽天銀行デビットカード」は、クレジットカードの「楽天カード」と同じ1%の還元です。

不正利用などに対する補償が低い

一つの金融機関を使っている場合、口座には持っている資金の大半が預けられています。数百万、数千万の預金を持っている人もいるでしょう。

デビットカードには不正利用の際の補償が付帯していますが、限度額は「年間100万円程度」が一般的です。1日の利用限度額を100万円に設定している金融機関も多いですが、2日以上にわたって複数回の不正利用があると限度額を超えてしまいます。

対して、クレジットカードは「不正利用発覚時から規定期間内に利用された金額」をさかのぼって補償してもらえるものが主流です。「利用限度額」が補償の限度額となっているものもあるでしょう。

利用限度額を超えるとカードが利用停止されるため、補償を超えてカードが使われることはありません。ただし、キャッシングは不正利用の補償対象外です。

デビットカードは補償の面で不安がありますが、自分で利用限度額を変更できます。1カ月の利用限度額を10万円程度に設定するなど、不正利用の対策を考えておきましょう。

デビットカードを持つべきメリット

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デビットカードとそれ以外の支払い方法には、どのような違いがあるのでしょうか?現金やクレジットカードを利用している人も、状況によってはデビットカードが向いています。主なメリットを紹介しましょう。

使いすぎる心配ない

デビットカードは、口座の残高と連動しています。普通預金のみを入金している口座なら、使いすぎる心配はありません。

「立て替えサービス」を設定しているカード会社でも、立て替えが発生した時点でカードが利用停止になります。口座残高がなくなっていることに気づかず、使いすぎることはないでしょう。

ただし、ほかの用途で利用している口座を流用すると、デビットカードの支払いに使っている金額が曖昧になります。口座に入金する金額を決めて、カード引き落としのみに使うと家計管理が簡単です。毎月の限度額を自分で設定し、それ以上使えないよう管理するのもよいでしょう。

審査がない

デビットカードは、「中学生を除く15歳または16歳以上」なら誰でも申し込みできるものがほとんどです。カード発行の条件は、「引き落とし対応の銀行口座の開設」が多いでしょう。

クレジットカードのような「審査」は基本的にありません。多くの人が発行しやすいカードでもあり、クレジットカードの審査に落ちた人もチャレンジできます。

ただし、一部のデビッドカードには、口座残高を超えたときに自動でバックアップする「立て替えサービス」やキャッシング枠が付帯する「自動貸越サービス」を提供する金融機関もあり、審査が行われることもあります。

デビットカードの審査が気になる場合は、「借金に関わる付帯サービスがないカード」を検討しましょう。口座残高のみで利用する分には、金融機関にお金を借りる必要はありません。

チャージの手間がかからない

デビットカードは、プリペイドカードのようにチャージの必要がありません。余った残高の使い道を考える手間も省けます。口座への入金は必要ですが、給与振込口座など「定期的に入金がある口座」を選ぶと残高をキープできるでしょう。

現金払いには、デメリットもあります。ATMからの出金の機会が増え、手数料分のコストがかかるのです。万が一なくしたときの補償もありません。ATMへ向かう手間もかかるでしょう。

現金派の人は、デビットカードに切り替えるだけで無駄なコストや時間を削減できます。不正利用が気になるときは、メールでの「利用お知らせ」やWebサイトからの限度額の設定で被害を最小限に抑えることも可能です。

ポイントやキャッシュバックがある

デビットカードには、ポイント還元やキャッシュバックがあります。J-Debitなどポイント還元対象外のカードもあるため、「還元の有無」は入会前に確認しておきましょう。

ポイント還元以外に「キャッシュバック」を採用している金融機関も多く、利用金額に応じた割合の現金が口座に振り込まれます。

現金利用で値引きが受けられない店舗では、デビットカードの方が有利です。ポイントやキャッシュバックの分、お得に買い物ができます。

還元率を気にする人は、複数のデビットカードを見比べてみましょう。「1%前後」の還元率があれば、クレジットカードと変わりません。

海外などで便利に使える

国際ブランド付きのデビットカードは、海外の加盟店でも使えます。海外の対応ATMでの「現地通貨引き出し」も可能で、手数料も為替レートにプラスして3%程度が一般的です。

クレジットカードと比べると手数料が1%程度割高ですが、マイナーな通貨を日本で両替するより手数料は安くなります。

多額の現金を持ち歩くと、盗難やトラブルの際に補償がありません。デビットカードには補償がつき、万が一盗難があってもカード会社ごとに決められた上限額までは戻ってきます。

海外でのカードトラブルが気になるときは、「利用限度額を補償金額以内」に調節しておきましょう。トラブルに遭ったとき、すぐにカード会社に連絡すればカードが利用停止されます。

デビットカードのおすすめ

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初めて発行するデビットカードは、どんなカードがおすすめなのでしょうか。ポイント還元率や付帯サービスが特徴的な、2種類のカードを紹介します。目的に合わせて、選んでみましょう。

ポイント還元率1% 楽天銀行デビットカード

「楽天デビットカード」は、楽天銀行に紐付く年会費無料のデビットカードです。国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBから選べます。

楽天ポイントが「100円につき1ポイント」還元され、楽天カードと同等の還元率です。貯まったポイントは、デビットカードの支払いに「1ポイント=1円」として利用もできます。

本人認証サービス「3Dセキュア」に対応し、オンライン利用時のセキュリティ対策も整っています。デビット利用制限により、1日あたりの限度額を1000円単位で設定できるのも魅力です。

カード会員ページにログインすると、デビットカードの利用停止・再開も自分で設定ができます。必要のないときは利用停止にしておき、使うときだけ再開すると不正利用対策にもなるでしょう。

楽天銀行デビットカード | 楽天銀行

出張や海外旅行好きなら 三菱UFJデビット

「三菱UFJデビット」は三菱UFJ銀行に紐付くデビットカードで、年会費無料で使えます。国際ブランドはVISAとJCBの2種類です。

付帯サービスがブランドごとに異なり、VISAには年間最大100万円(自己負担1事故につき5000円)の国内・海外ショッピング保険が付帯しています。不正利用の補償金額も年間最大100万円です。

JCBブランドのカードには、海外ショッピング保険年間最大100万円(自己負担1事故につき1万円)に加えて、最大3000万円までの海外・国内旅行傷害保険が利用付帯しています。不正利用の補償金額は1事故あたり最大500万円です。

毎月の利用金額に応じた還元は口座へのキャッシュバックで、VISAは「0.2%」、JCBは「0.3~0.5%」が引き落とし口座に振り込まれます。

デビットカードなら三菱UFJデビット | 三菱UFJ銀行

まとめ

デビットカードのデメリットは、利用目的によってはメリットにもなります。現金派でも、ポイント還元やキャッシュバックを受けながらお得にキャッシュレス生活が始められるでしょう。

クレジットカードからの切り替えを考えている場合は、付帯サービス・還元率・利用できる店舗を比較した上で、リアルタイム決済に魅力を感じる人におすすめです。ポイント還元率や付帯サービスが充実したカードもあり、好みに合わせて選べます。

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