NICOSカードの解約方法とは?
「三菱UFJニコス」が発行するカードは、NICOS・MUFG・DC・アメックス(American Express)の4ブランドです。ブランドによって、解約方法は異なります。カードのロゴに「NICOS」と記載されている場合は、「NICOSカード」の解約手順に従って手続きを進めましょう。
自動音声応答サービスで退会手続き
NICOSカードには、「退会専用ダイヤル」があります。番号は「0570-025-410」です。「ナビダイヤル」での案内となっており、着信先指定の料金が発生します。
フリーダイヤルはありませんが、一般電話の「03-6732--5777」も利用できます。ナビダイヤルは対象外ですが、一般電話なら通信会社の「無料通話」や「かけ放題」が適用されます。
電話受付は9~17時までで、土・日・祝日も対応可能です。年末年始は休業となっています。電話での退会は、原則自動音声です。
メニューを選択した後、16桁のカード番号と4桁の暗証番号を入力します。メニューコードは電話番号によって異なるため、音声案内に従って退会処理の番号と「#」を押しましょう。
退会専用ダイヤル以外に、「NICOSコールセンター」でもカードの解約を受け付けています。オペレーターにもつながるため、解約証明書が必要な場合などはNICOSコールセンターを利用しましょう。
NICOSカード 退会のお手続き|クレジットカードなら三菱UFJニコス
暗証番号を忘れた場合の照会方法
NICOSの自動音声ダイヤルでの解約には、カードに設定した4桁の暗証番号が必要です。暗証番号を忘れた場合は、2種類の方法で照会できます。
NICOSカードのWEBサービス「Net Branch」にログインし、「WEBサービストップ」画面を開きます。「お届け内容の変更」から「暗証番号通知サービス」を選択すると、通知書が登録住所に届く仕組みです。
NICOSコールセンターの自動音声ダイヤルでも、暗証番号通知サービスに対応しています。ナビダイヤル「0570-025-405」または「03-5940-1100」に連絡しましょう。「27#」を押すと、暗証番号通知サービスにつながります。受付は24時間・年中無休です。
住所の変更で暗証番号通知が受け取れないときは、NICOSコールセンターでオペレーターに問い合わせもできます。オペレーターの対応時間は9~17時です。
NICOSカード NICOSカード全般についてのお問合せ|クレジットカードなら三菱UFJニコス
ケース別の解約方法
カードの紛失や、会員本人が死亡している場合も解約はできます。それぞれ対応のコールセンターへ連絡しましょう。通常の解約方法とは異なる部分も出てきます。
カード紛失の場合
カードを紛失した場合は、不正利用を予防するためにも「NICOS盗難紛失受付センター」へ連絡を入れましょう。24時間・年中無休で対応しています。
電話番号は、フリーダイヤル「0120-159-674」です。本人確認を行い、カードが利用停止されます。コールセンターへの連絡と警察への届け出を行うと、「連絡した日からさかのぼって60日以内」の不正利用も補償の対象です。
紛失後は再発行に対応していますが、カードによっては再発行手数料がかかります。紛失時の退会手続きに関しては盗難紛失受付センターで指示を受け、必要に応じてコールセンターへ連絡しましょう。
カードを紛失した状態では、不明点も数多くあります。支払い状況や年会費など、問題がないかを確認した上で退会手続きを進めましょう。
NICOSカード カード盗難・紛失のご連絡|クレジットカードなら三菱UFJニコス
会員本人死亡の場合
会員本人が死亡している場合は、「相続人」がクレジットカードの解約を行います。原則、カードの解約ができるのは本人のみとなっており、コールセンターへ連絡が必要です。
会員の死亡と解約の旨を伝え、手続きを行いましょう。カードによって必要な情報は異なりますが、一般的に会員の氏名・生年月日・住所・引き落とし口座・カード番号・会員本人との続柄などが確認されます。
「書面での手続きが必要になるか」については、オペレーターに確認しましょう。カードの支払いが残っている場合は、相続人が支払います。リボ払いなど、手数料がかかる支払い方法が残っているかも合わせて確認しておきましょう。
NICOSカードを解約するとできなくなること
クレジットカードを解約すると、ショッピング・キャッシングだけでなくカードに紐付くサービスも利用できなくなります。Web会員サービスなど一部継続して利用できるものもありますが、使えなくなるサービスを把握しておきましょう。
追加カードの利用
クレジットカードに紐付いた追加カードは、退会と同時に使用できなくなります。家族が利用する「家族カード」や、高速料金支払いのための「ETCカード」がよくある追加カードです。
ETCカードがどのクレジットカードに紐付いているのか、確認しておきましょう。家族がカードを持っているときは、破棄するように伝えるのも大切です。
いざ追加カードを使おうとしたとき、退会によって使えなくなっているとトラブルの原因になるでしょう。日常的に必要な追加カードがある場合は、退会前に別のクレジットカードに切り替えるなど準備をしておくとスムーズです。
ポイントの交換
クレジットカードを退会すると、ポイントも失効します。他社ポイントや商品に交換できる場合は、手続きをしてから退会しましょう。
家族カードを利用している場合、家族のポイントにも注意が必要です。本会員が知らないまま、家族が貯めているポイントを失効させてしまう可能性もあります。
NICOSカードのポイントプログラムは、「わいわいプレゼント」です。限定商品や、他社ポイントに交換できます。
たとえば、提携先のポイントには、200ポイントから交換が可能です。PontaポイントやTポイントには「200ポイント=800ポイント(PontaポイントまたはTポイント)」の交換レートになります。JALマイルにも交換でき、200ポイント=400マイルです。
支払いが残っている場合、付与予定のポイントも受け取る権利がなくなります。ポイントを受け取り、使い切ってからの解約が最適です。
NICOSカード ポイントプログラム|クレジットカードなら三菱UFJニコス
ご利用明細ネット切替サービスの閲覧
NICOSカードを解約しても、Web会員サービス「Net Branch」は、当面の間使えます。ただし、「ご利用明細ネット切替サービス」は解除され、退会後の利用明細は郵送での発行です。
また「毎月13〜末日」の退会に限り、当月分の利用明細は郵送されません。郵送されない分の利用明細は、Net Branchで確認しましょう。
退会前の利用明細が必要な場合は、印刷しておくとスムーズです。Net Branchは「退会受付日から最大14カ月後の末日」まで使えますが、早めに処理をしておきましょう。
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解約する前に確認しておくべきこと
解約前に、各種手続きを済ませておくとスムーズに処理が進められます。NICOSカードは基本的に自動音声での解約のため、支払い状況や年会費の発生は自分で確認が必要です。
年会費の引き落としタイミングに注意
NICOSカードは、入会月によって年会費の請求月が変わります。カード発行時の台紙にも請求月が記載されていますが、不明な場合はコールセンターで確認が可能です。
年会費を発生させたくない場合は、「年会費請求月の前月末日まで」に退会手続きを済ませましょう。退会は基本即日可能ですが、自動での手続きのため間違う可能性も考えて早めの申請が確実です。
年会費が発生してしまうと、取り消しや返金はできません。年会費有料のカードは、自分の請求月がいつなのかチェックしておきましょう。
公共料金などの支払い方法は変更済か
クレジットカードの引き落としには、継続で支払う料金もあります。公共料金・携帯料金などの支払いは、解約前に変更手続きをしておきましょう。
NICOSカードを解約しても、請求会社側での変更ができていないと支払いが続くケースがあります。電気やガスの場合、利用している電力会社とガス会社に連絡しましょう。別のクレジットカードや口座振替に変更が可能です。
注意点として、「支払い方法がクレジットカード限定」の自動引き落としがある場合は、事前に新しいカードを作っておきましょう。
NICOSカードを解約した後に新しいカードを発行した場合、審査に時間がかかるとカードが手元に届くまでに1カ月ほど要することもあります。次回の請求に間に合わない可能性もゼロではありません。
未払い額の有無
「保有するクレジットカードの支払いが残っているか」も、念の為確認しておきましょう。分割払い・リボ払いが残っている場合、引き続き引き落としが行われます。いつまで支払いが続くのか把握するためにも、「未払い金の残高」をチェックしておきましょう。
クレジットカードのブランドによっては一括返済を求められることもありますが、三菱UFJニコスが発行するカードは分割払い・リボ払いのまま継続して支払いができます。手数料が気になる場合は、退会前に「繰上返済」も検討しましょう。
まとめ
保有しているNICOSカードによっては、他ブランドの同カードが発行されています。ブランドを変更する際は、解約手続きが必要です。
カード番号・暗証番号が分かっているときは、自動音声ダイヤルですぐに解約ができます。自動引き落としになっている公共料金の支払い方法変更や年会費の請求タイミングは別途確認しておきましょう。