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クレジットカード登録情報は学生のままでいい?社会人は変更手続きを

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2021.08.11
by ドットマネー編集部

学生向けカードの切り替え方法の種類

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学生が発行できるクレジットカードには、「学生専用カード」「若年層向けカード」「学生も対象の一般カード」があります。

それぞれ学校を卒業した後はどのようにカードを切り替えるのか、基本的な方法と具体的なカード例を見てみましょう。

学生専用カードは一般カード切り替えに

クレジットカードには、学生だけが申し込みできる「学生専用カード」があります。収入のない学生でも申し込みやすいメリットはありますが、卒業後はどうなるのでしょうか?

基本的に「一般カードへの切り替え」か「学生限定優待の終了」となり、学生専用カード特有のメリットもなくなります。

たとえば、航空会社「JAL」が発行する「JALカードnavi」は、「普通カード(JALカード 一般)」へ自動切り替えとなります。新しいカードが自動で届くため、卒業後に手続きは不要です。

「ライフカード株式会社」発行の「学生専用ライフカード」は卒業年の3月末で学生向け特典が終了し、カード自体は継続できます。

切り替わらないものもある

「学生でも申し込みできる一般カード」または「若年層向けカード」を発行している場合、卒業によるカードの切り替えや特典の終了はありません。学校を卒業してもカード会社が状況を知ることはなく、自主的に身分の情報変更が必要となります。

若年層向けカードは、学生でも収入要件のない「高校生を除く18歳以上」が条件なら申し込みができます。アルバイトなどで収入があれば、初めから学生専用ではないクレジットカードを申し込んでいることもあるでしょう。

たとえば若年層向けの「JCB カード W」は、申し込み時の年齢が「18〜39歳」まで発行できるJCBカードです。学校を卒業しても、39歳を超えてもそのまま継続して持ち続けられます。

卒業時のカード切り替えが面倒な人や、学生特典に興味がない場合は最初から一般カードを申し込んでおくのもよいでしょう。

一般カードは年会費が必要な場合も

年会費有料の一般カードへの切り替えや学生特典の年会費無料特典がなくなる場合、卒業すると年会費が発生します。年会費無料のまま持ち続けたい場合は、「切り替え先が年会費無料のカード」を選びましょう。

学生専用カードは申し込み時に学生証のコピーとともに「卒業予定年度」を申告するため、卒業後も学生のまま年会費無料で持ち続けられるものではありません。

社会人になってからステータスの高いカードを持ちたい人は、学生向けの三井住友カード「三井住友デビュープラス(学生)」を選ぶのもよいでしょう。

満26歳になると、次のカード更新時に「三井住友カード プライムゴールド」へ自動で切り替えとなります。プライムゴールドは、20代限定のゴールドカードです。満30歳以降は「三井住友カード ゴールド」に切り替わり、段階的にステータスがアップできます。

クレカの登録情報を変更すべき理由とは?

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会員情報を学生のままにしておくと、いくつかの制限が出てきます。ショッピングの利用限度額やキャッシング枠を増やすためにも、就職後にはカードの会員サイトや郵送で「勤務先登録」の手続きをしましょう。

利用限度額が増える

学生の身分ではカードの「利用限度額」に制限がありますが、一般カードは上限が上がります。学生のうちは、一般的に「収入なし」や「アルバイト収入」の額を申告してカードを発行します。

就職するとほとんどの場合は収入が増えるため、あわせて利用限度額も増えるでしょう。学生専用カードでは「10〜30万円」程度の利用枠が多いのに対し、新社会人の一般カードの目安は「50万円まで」です。

卒業後の年収にもよりますが、本人に収入があれば増額の可能性は高くなります。登録情報が学生のままでは上限が増えないため、早めに変更しておきましょう。

キャッシングの利用が可能に

クレジットカードには、普段の買い物などで利用する際にクレジット払いができる「ショッピング枠」のほかにカードを使って現金を引き出せる「キャッシング枠」がついているものもあります。

キャッシング枠を増やしたい場合は、身分を学生のままにしておくと不利です。学生カードでも「学生専用ライフカード」や「三井住友カード(学生)」のようにキャッシング枠を設けているカードはありますが、申し込みは収入がある人に限られ、金額は「0〜10万円」と低く設定されています。

三井住友カードの一般カードであれば、キャッシング枠は「0〜50万円」です。ほかの一般カードも同程度で、学生カードに比べて上限が高く設定されています。

枠の上限だけでなく、実際に使える金額も増えるでしょう。収入の少ない学生よりも、就職後に収入が安定してからの方が有利です。

キャッシングを使いたい場合は、登録情報の変更と合わせてキャッシング枠の申し込みを検討しましょう。会員情報の変更と増枠申請に伴い、会社に電話で「在籍確認」が行われることもあります。

上位カードを目指せる

登録情報を学生のままにしておくと、「上位カードの申し込み条件」を満たさない可能性があります。ゴールドカード・プラチナカードなどの上位カードには、一般カードよりも厳しい審査があります。

「収入」や「これまでの利用状況」も大切な要素です。一般的に学生は収入が少なく、上位カードの審査に関わる社会的地位も高くはありません。

上位カードの発行を考えるなら、あらかじめ「ゴールドカードへの自動切り替えが見込めるカード」を発行するか、登録情報の変更をした上で積極的に利用しましょう。

上位カードの申し込み時に「学生のままである」と誤解されないためにも、最新の情報は正確に申請が必要です。

カード会社からの信用を損なわないためにも

カード会社は、会員に最新情報を登録するよう求めています。年収や勤務先は会員の「信用」につながる項目でもあり、変更があれば登録が必要です。

特に、会員情報を共有している会社で新しいカードを発行する場合、勤務先や身分が異なると審査の際に違和感を与えます。トラブルを避けるためにも、会員情報は最新のものを登録しておきましょう。

新規カードを作らない場合でも、カードには「途上与信」と呼ばれる定期審査が入ります。情報が誤っている場合、正確な審査ができません。「就職後何日以内に変更が必要」のような決まりはありませんが、勤務確定後の情報更新を心がけましょう。

勤務情報のほかにも、「住所」や「電話番号」は重要な連絡にも使われます。就職に伴い、引っ越した場合は情報変更が必要です。また、就職後に給与振込口座が設定されたときには、引き落としミスを防ぐために「口座変更」も検討しましょう

登録情報の変更方法

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登録情報は、会員サイトや電話で変更できます。インターネットからの手続きは24時間対応しているところも多く、卒業や就職で慌ただしいときも利用しやすいでしょう。

Webサイトで変更

ほとんどの会員情報は、クレジットカードの会員サイトから変更できます。三井住友カードの場合、「Vpass」から手続きが可能です。

「各種変更手続き」の画面から、住所・電話番号・勤務先・年収などが変更できます。クレジットカードによって手続きの名称は異なりますが、基本的には同じ流れです。

新社会人になり勤務先を登録するときは、ほかにも変更が必要な情報がないか確認しておきましょう。勤務先の決定直後には年収が確定していませんが、「固定給に12カ月を掛けた概算」や就職先から提示されている「見込み年収」で問題はありません。

電話で変更

会員情報は電話でも変更できます。カード会社の「問い合わせ窓口」を確認し、連絡を入れましょう。電話窓口は受付時間が限られ、混み合っていることもあります。

Webサイトで手続きができる場合は、あえて電話をかける必要はありません。Webサイトでのエラーが起きたときや、ほかの問い合わせを兼ねて変更手続きをする場合は電話が向いているでしょう。

「会員サイトのID・パスワードを忘れてしまったとき」でも、電話なら手続きができます。今後のためにも会員サイトが使えるように、あわせて変更・再発行手続きをしておきましょう。

学生のままの方がよいケースもある?

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クレジットカードの会員情報には最新情報を登録するよう求められますが、変更が遅れたからといって会員規約や法律で罰則や罰金が設定されているわけではありません。

卒業後の進路が確定していない人や近いうちに状況が変わる可能性のある人は、自己申告をせずに学生のままカードを使うことはできるのでしょうか?

アルバイトや無職の場合

卒業後に自営業やアルバイト・パートなどでフリーターとして働く場合、社会人としての信用はそれほど高くありません。また、無職になった場合は、カードを持つこと自体が難しくなります。「収入がない=支払い能力がない」と判断されるためです。

学生のままの方が、カード会社からの信用が高くなる可能性はあります。学生のうちは「今後就職してより多くカードを使ってくれる見込みがある人物」として扱われ、「支払い能力のない社会人」より信用度は高いのです。

卒業後にアルバイトや無職の人の中には「職業の申告は義務ではなく、学生のまま使っていても問題はないだろう」と考える人もいます。

しかし、クレジットカードは個人の「信用情報」に対して審査を行い、「支払い能力がある」と認められた場合にのみ発行されるものです。審査時の状況から変わった場合は、速やかに変更内容を伝えるのが基本です。

万が一、就職先によって再審査に通らなかった場合は、「年収が発行条件にないカード」の発行を検討しましょう。無職の場合、「世帯収入で収入能力を判断してくれるカード」を選ぶのも一つです。

まとめ

クレジットカードの会員情報は、状況に合わせて変更が必要です。特に、住所・電話番号・勤務先などはカード会社の連絡手段としても使われます。いざというとき連絡がつかずに信用を失うよりも、最新の情報を登録しておく方がよいでしょう。

学生の頃から切り替えが必要ない一般カードを発行している場合は、登録情報を学生のままにして忘れてしまうこともあります。社会人として信用を得るためにも、手続きをしておきましょう。

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