ロフトカードの基礎知識
ロフトカードは、「セゾンカード」と生活雑貨を扱う「ロフト」が提携して生まれたカードです。ロフトでの買い物が多い人に向いています。まずは、基本的なカードの概要を見ていきましょう。
アメックス以外は年会費永年無料
ロフトカードの国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・アメックスから選べます。アメックスは年会費3300円(税込)ですが、ほかのブランドは年会費が無料です。
アメックスを選ぶのであれば付帯サービスや特典とのコスパも考える必要がありますが、年会費無料のブランドならとりあえず発行してもコストはかかりません。
日本で利用する場合、ほとんどの国際ブランドが共通して多くの加盟店で使えます。ロフトで使う場合は、どの国際ブランドを選んでも問題ありません。
ただし、コストコやスシローなど「使える国際ブランドが限られている店舗」もあるため、自分が使う場所に対応しているブランドを選ぶことが重要です。
永久不滅ポイントが貯まる
ロフトカードはセゾンブランドのポイントプログラム「永久不滅ポイント」が貯まります。クレジット利用「1000円(税込)につき1ポイント」が貯まり、1ポイントの価値は約5円相当です。
永久不滅ポイントの大きな魅力は、有効期限がなく多くの商品や他社ポイントと交換できることでしょう。「Amazonギフト券」やオリジナルの交換商品などから選べます。
ロフトで現金購入してもポイント還元はありませんが、カードで支払うと永久不滅ポイントがもらえてお得です。貯まった永久不滅ポイントは200ポイント=900円分としてカード料金の支払いにも使えるため、実質ロフトでの買い物が割引になります。
ロフトカードを利用するメリット
ロフトカードは、店舗で利用するとお得に買い物ができます。ロフトだけでなく、セゾンカードの特典も使いこなしましょう。
毎月末の金土日はロフトでの買い物が5%オフ
対象店舗でロフトカードを使って「月末の金・土・日曜」に1100円(税込)以上買い物をすると、5%オフで購入できる「ロフト3DAYS」を開催しています。
2021年3月以降、会員サイト「Netアンサー」で配布される「Webクーポンの提示」かつ「ロフトカードでの決済」が条件です。
Webクーポンの提示には、Netアンサーの登録と店頭でクーポンを提示できるインターネット環境を準備しておきましょう。対象金額は3万円未満かつ、1回払いに限ります。
「ロフトアプリ」を提示すると、「スタンプ」も貯まります。アプリのスタンプは1000円(税抜)以上の利用で1個貯まる仕組みです。
6個貯まると「10%オフクーポン」がもらえてさらにお得です。不定期でキャンペーンが行われており、ロフト3DAYS開催時期はポイントが2倍になることもあります。
感謝デーは西友・リヴィン・サニーで5%オフ
セゾンカード共通の特典として、全国の「西友」「リヴィン」「サニー」でセゾンカード感謝デーに5%割引が受けられます。どのお店も西友系の総合スーパーマーケットで、日常的な買い物ができます。
一部店舗を除き、「カード代金請求時」の割引です。ほとんどの商品が対象となり、スーパーでの買い物や洋服のまとめ買いもできます。
普段からセゾンカード提携のスーパーを利用しているなら、役立つ特典です。感謝デーには積極的に利用しましょう。
セゾンポイントモール利用でガッツリ貯まる
セゾンが運営する「セゾンポイントモール」を利用すると、最大30倍のポイントが貯まります。ポイントモールを経由してネットショッピングをするだけで、店舗で利用するよりもポイント還元率は有利です。
Amazonや楽天市場などの有名サイトも多いですが、注目したいのが「ロフトネットストア」です。セゾンポイントモール経由なら、「通常の3~4倍」のポイントが付与されます。店舗でのポイント還元率が低いと感じる場合は、ネットストアのセールを狙うのもよいでしょう。
ただし、5%割引のロフト3DAYSは、店舗限定のキャンペーンです。ロフトアプリのスタンプはネットストアでも貯まるため、状況に応じて使い分けましょう。
優待ショップやぜいたく体験が割引で利用可能
ロフトカードを持っていると、セゾン・UCカード共通の特典として優待ショップの利用が可能です。宿泊代金割引・レストランの優待・レジャー施設の入場割引など、対象のサービスは多数あります。利用方法はクーポン発券やカード支払いなど、優待ショップによってさまざまです。
また、チケットショップ「LUXA」に登録すると、セゾンカード限定商品もチェックできます。有名なレストラン・ホテルなどの割引チケットが「最大90%」オフになるなど、ぜいたく体験がお得にできるサイトです。
ほかのセゾンカードのポイントと合算できる
永久不滅ポイントは、同一名義のポイントが自動的に合算されます。ロフトカードをロフトだけで使い、ほかのセゾンカードをメインに使うつもりの人でも利用しやすいでしょう。
複数のカードのポイントが合算されると、貯まるのも早くなります。カードをバラバラに使ってしまってなかなかポイントが貯まらない人は、セゾンカードに統一するのもおすすめです。
セゾンカードには「ウォルマート」「パルコ」「無印良品」と提携したカードもあり、利用する店舗に合わせてカードを切り替えたい人にも向いています。
デメリット
年会費無料で発行でき、ロフトやセゾンカード提携店舗で有利に使えるロフトカードですが、デメリットもあります。メインカードとして発行する場合は、使い道や特典を確認しておきましょう。
ポイントの還元率が低い
永久不滅ポイントの還元率は、1ポイント=5円相当として「0.5%」です。クレジットカードの平均的な還元率は「0.5〜1%」で、ロフトカードはやや低めの設定になっています。
「ポイントに有効期限がない」などのメリットはありますが、還元率のみを重視する人には向いていないでしょう。永久不滅ポイントの還元率を上げるには、セゾンポイントモールの利用が最適です。
また、カード特典による西友系スーパーの感謝デー5%割引を考えると、近くに対象店舗がある人は、ポイント還元率が低くても利用する価値はあります。
カード付帯の保険や補償はアメックスのみ
ロフトカードのアメックスブランドは、年会費が「3300円(税込)」かかります。しかし、ほかのカードにはない特典として、「海外・国内旅行傷害保険」が付帯するのが特徴です。
補償は最高3000万円ですが、保険以外にほかのブランドを選ぶのとカードスペックに大きな違いはありません。また、ロフトカード以外であれば、カードによっては年会費無料のものにも海外・国内旅行傷害保険は付帯しています。
保険を理由にアメックスを選ぶより、「2枚のカードを使い分ける」方がコストは低いでしょう。アメックスカードは年会費有料のカードが多いですが、年会費無料の提携カードもいくつかあります。無理にアメックスを選ぶ必要はないでしょう。
家族カードの発行ができない
セゾン系列のクレジットカードは「家族カード(ファミリーカード)」を追加発行できるものが多いですが、ロフトカードには家族カードのシステムがありません。
家族カードは、「配偶者や子どもに対して本会員と同等程度のサービスを提供するもの」です。収入を持たない家族も使えるカードが欲しいのであれば、ロフトカード以外の「家族カードの提供があるカード」が候補になります。
しかし、ロフトカードはアメックス以外年会費無料なため、「ほかのカードで家族カードを発行し、サブカードとして使う」方法もあるでしょう。この場合、家族はロフトカード特典であるロフトや西友での割引が利用できない点が不便です。
もし、付帯サービスの利用が必要であれば、「家族本人の名義」で申し込んでみましょう。ロフトカードは「高校生を除く18歳以上」が申し込みの対象で、厳しい収入要件はありません。
ロフトカードの作り方
ロフトカードの発行は、オンラインで24時間受け付けています。都合のよい時間に申し込みましょう。基本的な発行の流れを知っておきましょう。
発行手続きの手順
ロフトカードは、インターネットで申し込み手続きができます。個人情報を入力して申し込みを終えると、受付完了メールが届くため確認しておきましょう。
当日に審査が完了するケースも多いですが、申し込みの時間が19時30分以降である場合は「翌営業日」の対応です。セゾンの営業時間(10〜20時)には電話による申し込み確認が入りますが、省略されることもあります。
審査結果が届いた後は、カードが郵送で送られてくるのを待ちましょう。初めてセゾン系のカードを発行する場合は「本人限定受取郵便」となり、受け取りに「顔写真つき身分証」が必要です。
まとめ
ロフトカードはセゾン系のカードで、永久不滅ポイントが貯まります。ロフトでの割引デーもあり、うまく使えば欲しい物が安く手に入るでしょう。
セゾンポイントモールを経由するとポイント還元率が大幅にアップすることもあり、サブカードとして持っておきたいカードです。