楽天カードはETCカードはポイント高還元。無料でも発行できる

楽天ETCカードの特徴

楽天カードと一緒に発行できる「楽天ETCカード」は、高速道路料金の支払いに特化したカードです。発行できる枚数や年会費など、基本的な特徴を見ていきましょう。

本会員1名につき1枚まで発行できる

楽天カードの「ETCカード」は、楽天のクレジットカードを発行する本会員1名につき、1枚発行できます。

家族カードには付帯できず、クレジットカード1枚に対して2枚以上の発行もできない仕組みです。事業に利用する「楽天ビジネスカード」に限り、複数枚の発行を認めています。

楽天のETCカードを利用したい場合は、まずクレジットカードを発行しましょう。複数枚のETCカードを発行するには、「それぞれ本会員として楽天カードに入会する」「家族カード対応のカード会社に切り替える」といった対策が必要です。

ETCカードご紹介

通常は550円の年会費がかかる

楽天ETCカードは、550円（税込）の年会費がかかります。年会費無料条件はありますが、基本的には維持費がかかると考えておきましょう。

楽天カード自体は無料で持てますが、ETCカードが必要な人はコストがかかります。利用する頻度や必要性がコストに見合っているか、考えることも大切です。

他社のETCカードには、年会費無料で発行できるものもあります。すでにほかのクレジットカードを持っている人は、無料で作れるカードがないか確認しておきましょう。

楽天ETCカードのメリット

楽天ETCカードは、ポイント還元の高さが魅力です。持っているカードや楽天会員のランクによっては、年会費無料で発行できます。それぞれのメリットを具体的に見ていきましょう。

100円＝1ポイントの高還元

楽天ETCカードは、楽天カードと同じポイント1％還元のカードです。ETC利用料金100円につき、1ポイント（楽天ポイント）貯まります。年会費など、ETCの支払いに該当しないものはポイント還元の対象外です。

ETCカードのポイント還元率が低いカードもある中、1％を維持できるのは魅力でしょう。楽天ポイントを貯めたい人にも適しています。

ETCカードの利用料金は、楽天カードの料金と一緒に「楽天e-NAVI」の利用明細画面で確認が可能です。ETCカードのみの料金をチェックしたいときは、絞り込み機能を利用して明細を印刷しましょう。

キャンペーン開催時期なら、ETCカードの発行と利用で楽天ポイントが当たる抽選に参加できることもあります。キャンペーンに参加できるときは、期限までに提示された金額を利用しましょう。

申し込み時点でプラチナ会員以上は無料発行

楽天カードの発行には「楽天会員」の登録が必要です。楽天会員はポイント獲得状況によりランク分けされ、「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」に分類されます。

楽天ETCカードは楽天Point Clubのランクが「プラチナ」以上になると、年会費が無料です。申し込み時点でプラチナ会員以上であれば、初年度年会費が無料になります。

ETCカード年会費請求月（入会した月の翌月）にプラチナランク以上をキープしていると、翌年度も無料です。会員ランクは毎月2日に更新され、最新のランクが適用されます。

過去6カ月で「15回以上のポイント獲得」かつ「2000ポイント以上獲得」でプラチナランクです。楽天市場や楽天カードなどのポイントがカウントされます。

ETCカード無料だけでなく「お誕生日ポイント」などの特典もあり、ランクをキープする価値もあるでしょう。

楽天ゴールドカード以上は無条件で無料発行

「楽天ゴールドカード」や「楽天プレミアムカード」などの上位カードを保有している場合も、ETCカードは年会費無料で利用可能です。楽天会員のランクを問わず、無料になります。

楽天ゴールドカードは年会費2200円（税込）がかかりますが、「国内空港ラウンジが年2回無料」「誕生日月に楽天市場などでポイントアップ」など、特典が豊富です。

楽天プレミアムカードは、年会費1万1000円（税込）のカードです。年会費は上がりますが、楽天市場でのポイントアップや、世界の対象ラウンジが無料で使える「プライオリティ・パス」に申し込みできます。

年会費が有料のクレジットカードを発行するつもりなら、ETCカードも合わせて検討しましょう。

楽天ETCカードを発行しよう

楽天ETCカードは、「楽天カードとの同時申し込み」「追加での発行」どちらにも対応しています。それぞれ基本的な発行手順を紹介しましょう。

新規入会時に申し込む

本カードの申し込みと同時に、楽天ETCカードも発行できます。クレジットカード申し込みの画面で、質問に答えましょう。

ETCカードが欲しいときは、「楽天ETCカードを申し込む」にチェックを入れておくと申し込み手続きは完了です。

なお、同時申し込みの場合でもカードは別々に届きます。楽天カードは「本人確認限定郵便（日本郵便）」「受取人確認サポート（佐川急便）」「簡易書留（日本郵便）」のいずれかです。ETCカードは簡易書留などで届きます。

ETCカードが届く目安は、楽天カードの受け取りから2週間程度です。

入会後、電話や楽天e-NAVIから申し込む

ETCカードは、対応するクレジットカードを持っているなら別途申し込みもできます。追加申し込みは、楽天カードの自動音声ダイヤル（0120-30-6910）または、楽天e-NAVIから申し込みましょう。

自動音声ダイヤルからは、「7：各種お申し込み」→「1：楽天ETCカードのお申し込み」に進むと申し込みができます。楽天e-NAVIでは、ログイン後に「カードの追加・切替メニュー」から「ETCカード」の申し込みを選択しましょう。

別途申し込みの場合、ETCカードは申し込みから2週間程度で届きます。

本カードの再発行や更新時の手続きは？

楽天カードの再発行や更新の際には、ETCカードでも手続きが必要なのでしょうか？基本的に、再発行の場合は手続き不要です。

楽天カードもETCカードも、有効期限が切れる前に新カードが届きます。自分から申し出る必要はなく、カード会社から自動的に新カードが発送される仕組みです。有効期限が同一の場合でも、クレジットカードとETCカードは別送で届きます。

上位ランクのカードに切り替えた場合は？

楽天カードを持っていて、ゴールドカードやプレミアムカードへの切り替えを考えることもあるでしょう。その場合、同じETCカードを引き続き使えます。

ETCカードを持っていない状態で上位カードに切り替えるた場合、クレジットカードとETCカードを同時に申し込むことはできません。切り替えを機にETCカードを発行するときは、カードを受け取った後に別途申し込みましょう。

上位カードに切り替えた場合、ETCカードの年会費も無料になります。しかし、タイミングによっては年会費が発生してしまうため注意が必要です。できるだけ年会費が発生する直前の月は避け、早めに切り替え手続きを済ませておきましょう。

まとめ

楽天ETCカードは、本カード1枚につき1枚発行できます。高速道路を利用するなら、発行を検討しましょう。

カードの種類や会員ランクによって、年会費も無料になります。ポイント還元率は1％です。車の利用が多い人は、楽天カードと一緒に発行しておくとポイントがザクザク貯まるでしょう。