- P-oneカードとは
- 自動で1%割引になるクレジットカード
- Apple Pay利用も1%割引対象
- Visaはタッチ決済が使える
- 割引対象外の項目に注意
- ポケット・ポイントも貯まる
- カードの種類や支払い方法による
- ポケットモールの利用でさらに貯まる
- ポイントの有効期限と交換先
- P-oneカード<Standard>
- 年会費無料で初心者におすすめ
- 旅行やレンタカーの割引が受けられる
- P-oneカード<G>
- 年間110万円を超える利用でお得
- 旅行保険やショッピング保険を付帯
- P-oneカード<Premium Gold>
- 3000円相当のボーナスポイントが魅力
- 手厚い海外旅行傷害保険も付帯
- P-one Wiz
- 高還元率のリボ払い専用カード
- Tポイントの使い道
- 1回払いに設定することもできる
- まとめ
P-oneカードとは
「P-oneカード」は「ファミマTカード」や「Tカード プラス」でおなじみのポケットカード株式会社が発行するクレジットカードです。カードを使うたびに自動的に割引が適用されるため、使えば使うほどお得さが実感できます。
自動で1%割引になるクレジットカード
一般的なクレジットカードは、カードを利用するたびに「ポイント」が還元されますが、P-oneカードは請求額から自動的に1%分が割引されるシステムです。
100円の買い物から割引が適用されるため、ポイント還元率0.5%の一般的なクレジットカードよりもお得さが実感できるでしょう。面倒な手続きは一切不要で、毎月の利用明細書には、割引の詳細がしっかり明記されます。
割引の対象となる支払いには、電話代・公共料金(光熱費など)・国民年金保険料なども含まれます。
P-oneカードが選ばれる理由 | クレジットカードのポケットカード株式会社
Apple Pay利用も1%割引対象
iPhone7以降では、ApplePayにP-oneカードを登録すると「iD決済」ができるようになります。iD決済は三井住友カードとNTTドコモが提供する非接触決済で、全国のiD加盟店では、レジの端末にスマホをかざすだけで決済が完了します。
P-oneカードを登録したApple Payの利用も「1%割引」の対象です。過去には、Apple PayとP-oneカードの初めての利用で、利用合計金額の15%をキャッシュバックするキャンペーンが行われました。利用前にお得なキャンペーンがないかをチェックしましょう。
Visaはタッチ決済が使える
P-oneカードの国際ブランドは「Visa」「Mastercard」「JCB」から選択が可能です。
Visaカードには「タッチ決済」が搭載されており、レジにあるリーダーにカードをタッチするだけのスピード決済が行えます。1万円以内の買い物であれば、サインも暗証番号も不要なため、忙しい朝のコンビニやタクシーで重宝するでしょう。
Visaのタッチ決済は「安全面」でも優秀です。カードが自分の手から一時的に離れる「スキャン方式」では、カード情報が抜き取られたり、第三者に情報を盗み見られたりするリスクが高まります。
タッチ決済は自分の手からカードが離れないため、安全性は高いといえるでしょう。ただし、タッチ決済が使える店舗はごく限られています。支払い前に「Visaタッチ決済対応マーク」があるかを確認しましょう。
割引対象外の項目に注意
P-oneカードには1%割引にならない「対象外の支払い」があります。以下に挙げた項目の大部分は、他社のクレジットカードにおいてもポイント付与の対象外とされています。
・電子マネーチャージ
・金券類の購入(切手や各種ギフト券など)
・各種保険料
・年会費
・ETCカード利用分
・キャッシング利用分
・サンリブ・マルショク店内利用分
・ポケットカードトラベルセンター
公共料金・各種税金・国民年金保険料は1%割引の対象です。割引の上限はないため、金額が大きければ大きいほどお得といえます。
ポケット・ポイントも貯まる
P-oneカードの種類によっては割引のほかに、利用金額に応じた「ポケット・ポイント」が貯まります。ポイントの貯まり方や使い道について確認しましょう。
カードの種類や支払い方法による
ポケット・ポイントは「カードの種類」や「支払い方法」によって付与が異なります。
・P-oneカード<Standard>
・P-oneカード<G>
・P-oneカード<Premium Gold>
・P-one Wiz
例えば、P-oneカード<G>とP-oneカード<Premium Gold>の場合、1回払い及びボーナス払いは1000円(税込)に1ポイント、リボ払い・分割払い・ボーナス2回払いは1000円(税込)につき2ポイントです。
P-oneカード<Standard>はショッピングでのポイント付与はありません。
ポイントは「1%割引後の利用金額」に対して付き、「1000円未満は切り捨て」となります。例えば、金額が1万円の場合、請求金額は9900円(1%割引)、獲得ポイントは9ポイントです。「ポイント対象外の商品」も確認しておきましょう。
・電子マネーチャージ
・金券類の購入(切手や各種ギフト券など)
・キャッシング
・各種ローン
・年会費
ETCカードは1%割引の対象外ですが、ポケット・ポイントは付与されます。
ポケットモールの利用でさらに貯まる
「ポケットモール」は、カード会員専用のポイントアップモールです。オンラインショッピングの際、モールを経由して各ショップで買い物をすると、カード利用によるショッピングポイントに、モール経由による「ボーナスポイント」が上乗せされます。
画面上には「Tポイント」と「ポケット・ポイント」の2種類の表記がありますが、P-oneカードではポケット・ポイントが貯まります。
加算されるポイント数が多い店舗を探すときは、メニューで「ポイントUP中のショップ」をクリックしましょう。サイトはカテゴリー別に分かれているため、お目当てのショップがすぐに見つかります。
ポイントの有効期限と交換先
ポケット・ポイントの有効期限は最大2年間です。例えば、2021年度に獲得したポイントは、2年後の23年4月10日(21時30分)まで有効です。
有効期限はポイントごとに設定されるのではなく、利用明細書の「5月1日~翌年4月1日」が同一年度分として集計されます。翌年度の交換期限(4月10日21時30分)を過ぎると、対象ポイントが全て失効してしまう点に注意しましょう。
貯まったポイントは、「お買い物ポイント」に交換して、カードのショッピング利用額に充当ができます。交換レートは「1ポイント=3円(200ポイント以上・100円単位)」です。そのほかにも多彩な使い道があります。
・チケット・商品券・お食事券への交換
・ギフトカタログに掲載された商品との交換
・銀行口座へのキャッシュバック
・他社ポイントとの交換(dポイント・Tポイントなど)
・寄付
・各カードのオリジナル商品との交換
P-oneカード<Standard>
どのカードがよいか迷ったら、スタンダードな「P-oneカード<Standard>」を選びましょう。年会費無料で各種割引特典が受けられる、コストパフォーマンスに優れた1枚です。
年会費無料で初心者におすすめ
P-oneカードの中では、もっともベーシックなクレジットカードです。コストを抑えたい人や初めてカードを持つ人に適しています。学生を除く18歳以上で、自分または配偶者に「安定収入」があることが申し込みの条件です。
ショッピング利用時のポイント付与はなく、請求時に1%の割引が適用されます。
年会費無料のカードには「P-one Wiz」もありますが、全ての支払いが自動的にリボ払いになる仕組みのため、人によっては使い過ぎるリスクがあります。リボ払いにする特段の理由がない限り、P-oneカード<Standard>を選ぶのが賢明です。
P-oneカード<Standard> | クレジットカードのポケットカード株式会社
旅行やレンタカーの割引が受けられる
P-oneカード<Standard>の会員は、P-oneカードの共通の特典である「ポケットカードトラベル」が利用できます。カードのランクに関係なくお得な割引が受けられるため、積極的に活用しましょう。
ポケットカードトラベルセンターでツアー予約をし、P-oneカードで決済すると3~8%の割引が適用となります。カード会員だけでなく、同行者にも同率の割引が適用されるため、旅のコストがグッと抑えられるでしょう。
国内の対象レンタカー会社で「レンタカー割引」が受けられるのも見逃せません。タイムズカーレンタルでは最大15%の割引が適用されます。
P-oneカード<G>
年会費3300円(税込)の「P-oneカード<G>」は、「日常でもっとカードを使いたい」「ポイントを効率よく貯めたい」という中級者におすすめの1枚です。「1%の割引特典」に「ポイント特典」がプラスされ、お得度がアップしています。
年間110万円を超える利用でお得
本カードでは、1%の割引に加え、1回払い・ボーナス一括払いでは1000円(税込)ごとに1ポイント、リボ払い・分割払い・ボーナス・2回払いでは1000円(税込)ごとに2ポイントが貯まります。
単純に計算すれば「年間110万円以上」のカード利用で1100ポイント(=3300円相当)が獲得でき、年会費分が相殺できます。加えて、1%の割引特典により、1万1000円分がお得になる計算です。
ただし、P-oneカードのポイント還元は、1000円に満たない分が切り捨てになるのがネックです。1999円の場合、たったの1ポイントしか獲得できません。買い物をする際は、端数を意識して使う工夫が必要です。
P-oneカード<G> | クレジットカードのポケットカード株式会社
旅行保険やショッピング保険を付帯
P-oneカード<G>には「国内・海外旅行傷害保険」と「購入商品安心保険」が付帯しています。
旅行傷害保険の最高補償額は2000万円で、海外旅行が「自動付帯」、国内旅行が「利用付帯」です。国内旅行の場合、ツアー代金や航空券などの「旅行代金」をカードで支払った場合のみ保険が適用されます。
購入商品安心保険は、カードで購入した商品の破損や盗難を補償する保険です。購入日から90日以内に偶発的な事故で損失をこうむった際、年間50万円の範囲内で損害額が補償されます。
P-oneカード<Premium Gold>
「P-oneカード<Premium Gold>」は、P-oneカードの最高峰です。年会費は1万1100円(税込)とやや高めですが、「空港ラウンジ」や「ゴールドトラベルサービス」が付帯しています。保険・補償も手厚く、カード所持者をがっちりサポートしてくれるでしょう。
3000円相当のボーナスポイントが魅力
年間(3月~翌年2月)のショッピング利用額が50万円以上になると、1000ポイント(=3300円相当)が「ボーナスポイント」としてポイントバックされます。
1カ月あたり4万2000円程度のカード利用であれば、年間50万円はそれほど難しくありません。公共料金や税金、携帯電話代などもカード払いにしましょう。
P-oneカード<Premium Gold>に支払いをまとめれば、「自動割引(1%)」「ポイント還元」「ボーナスポイント」の三つの特典が家計の大きな助けになります。
P-oneカード<Premium Gold> | クレジットカードのポケットカード株式会社
手厚い海外旅行傷害保険も付帯
海外・国内旅行傷害保険は、P-oneカード<G>よりも手厚く、最高補償額は5000万円です。海外旅行傷害保険には500万円の救援者費用が付帯しているため、いざというときも安心でしょう。
さらに、カード会員と生計を共にする6親等内の血族・配偶者・3親等内の姻族にも、最高補償額1000万円の保険が適用されます。
Premium Goldのもう一つの魅力は、各国際ブランドの「プレミアムなサービス」が受けられることです。
VisaとJCBには「空港ラウンジサービス」、Mastercardには食事や旅行の優待サービス「Taste of Premium」が付帯します。ワンランク上のカードライフを楽しみましょう。
P-oneカード<Premium Gold> | クレジットカードのポケットカード株式会社
P-one Wiz
「P-one Wiz」はP-oneカードの中で唯一の「リボ払い専用カード」です。リボ払いとは、金額や回数に関係なく、月々の支払いがほぼ一定になる支払い方法で、「無理なく支払いがしたい」「家計管理をラクにしたい」という人に向いています。
高還元率のリボ払い専用カード
P-one Wizは全ての支払いが自動的にリボ払いになるカードです。初期は「リボ払い(最少お支払金額)」に設定されており、最少支払い額(元金+手数料)を毎月返済していく形になります。最少支払い額は残高によって異なりますが、リボ残高が10万円までは3000円です。
P-one Wizのショッピング利用では、1%の自動割引のほか、ショッピングでは1000円(税込)ごとに1ポイントが付与されます。リボ払いは手数料がかかるのが難点ですが、「自動割引」と「ポイント還元」の両方が享受できる年会費無料カードは、P-one Wizだけです。
ポイントの交換先には、「P-one Wizの会員限定交換商品」があります。ポケット・ポイントを「Tポイント」に交換する際、通常レートは1ポケット・ポイントが「3Tポイント」に交換可能ですが、P-one Wizは「5Tポイント」となり、2ポイント分もお得です。
P-one Wiz | クレジットカードのポケットカード株式会社
Tポイントの使い道
「Tポイント」は、業種や企業の垣根を超えて幅広く使える「共通ポイント」です。Tポイントの提携店は全国に多数あり、使い道には困りません。1ポイント=1円として支払いに充当できます。
ドラッグストアの「ウエルシア」はTポイント提携店です。毎月20日は「お客様感謝デー」で、Tポイントを200ポイント以上使うと、1.5倍分の買い物ができます。
スーパーマーケットチェーンの「マルエツ」では、手持ちのTポイント「457ポイント」を「500円分のマルエツお買物券」に交換できる「457ポイント交換企画」を行っています。
Tポイントを使うときは、1ポイントが1円以上の価値になるお得な使い道を探してみましょう。
1回払いに設定することもできる
P-one Wizでは、月末までのカード利用額を翌々月1日に全額支払う「ずっと全額コース」も選択できます。カード1回払いと実質的に同じため、リボ払いの手数料がかかりません。
リボ払いは月々の返済額を抑えられるのがメリットですが、支払いが長引くと手数料がかさんで返済総額が大きくなってしまいます。余裕があるときは全額払いコースを選ぶか、増額支払いを検討しましょう。支払い方法の変更は、「会員専用ネットサービス」で随時行えます。
なお、全額コースへ変更する前に、「初回の支払いをしているリボ払いの残高」があるときは、リボ残高部分に対して手数料が発生します。
まとめ
P-oneカードは1%自動割引とポイント還元の両方が受けられるお得度の高いカードです。割引は公共料金や国民年金保険料にも適用されるのがうれしいポイントでしょう。
P-oneカード<G>以上のランクには、旅行傷害保険が付帯しており、旅行や出張の機会が多い人に向いています。コストをかけずにカードを持ちたいという場合は、P-one<Standard>を選びましょう。P-one Wizはリボ専用カードのため、計画的に収支を管理する必要がありそうです。