- 三井住友カードゴールドVISA(SMBC)とは
- 三井住友銀行のクレジットカード
- 三井住友カードゴールドとの違い
- 高いセキュリティで安心して使える
- 気になる年会費は?
- 初年度は年会費無料で気軽に試せる
- ETCカード、家族カード1枚を無料発行
- お出かけや買い物に便利なサービスが利用可
- Apple PayやGoogle Pay、タッチ決済に対応
- 電子マネーiDの専用カードが発行できる
- 三井住友銀行が利用しやすくなる
- 本支店ATM等の時間外手数料が無料
- コンビニATMでも月3回まで無料に
- Vポイントを貯められる
- カード決済のポイント還元率は0.5%
- アプリならポイント管理も簡単
- ココイコ!のエントリーで2倍以上に
- ポイントUPモールの経由で還元率アップ
- ゴールドカードらしい充実のサービス
- 海外・国内旅行傷害保険は最高5000万円
- お買物安心保険は最高300万円
- 空港のカードラウンジサービス
- 新規カードの申し込み方法
- インターネットバンキングから申し込む
- まとめ
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)とは
「三井住友カードゴールドVISA(SMBC)」は、高い信頼性とステータス性を兼ね備える「銀行系カード」の代表格です。カードの特徴や「三井住友カードゴールド」との違いを解説します。
三井住友銀行のクレジットカード
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は、三井住友カード株式会社が発行する「ゴールドランク」のクレジットカードです。
三井住友カード株式会社は、三井住友銀行と同じ「フィナンシャルグループの子会社」で、同社が発行するクレジットカードは「銀行系カード」の代表格として多くの人に支持されています。
カードのラインナップは、「一般」「プライムゴールド」「ゴールド」の3タイプで、いずれも「三井住友銀行の普通預金口座を決済口座とする人」が申し込みの対象です。
「プライムゴールド」は、20歳以上、30歳未満を対象としたカードで、ゴールドの半分の年会費でゴールドランクのサービスが享受できるのが特徴です。30歳以上で安定継続収入がある人は「ゴールド」に申し込みをしましょう。
三井住友カードゴールドVISA(SMBC) : 三井住友銀行
三井住友カードゴールドとの違い
三井住友カードには、もう一つ「三井住友カードゴールド」と呼ばれるラインナップがあります。特典・ポイントプログラム・付帯保険は三井住友カードゴールドVISA(SMBC)と同じですが、主に以下の点に違いがあります。
・選択できる引き落とし口座
・選択できる国際ブランド
・キャッシング機能の有無
・デュアル発行の可否
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は「三井住友銀行の普通預金口座」を引き落とし口座に設定しなければならないのに対し、三井住友カードゴールドは信用金庫やゆうちょ銀行など、「複数の金融機関」に対応しているのが特徴です。
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は、申込時点でキャッシング機能は付いておらず、「借入枠」「海外キャッシュサービス枠」を希望する場合は、入会後に三井住友カードに連絡をする必要があります。
同一カード名でVISAとMastercardの両ブランドを発行する「デュアル発行」ができるのも、三井住友カードゴールドのみです。
高いセキュリティで安心して使える
クレジットカードの不正利用の手口は、年々巧妙さを増しています。三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は、三井住友銀行の「高いセキュリティ」によって安全性が確保されており、安心して利用できるのがメリットです。
カードの利用動向は不正利用検知システムにより24時間・365日体制で監視されています。過去の不正利用の手口と類似したパターンがあれば、「本人確認」や「カードの差し替え」などの対応が行われるため、被害が最小限に抑えられるのです。
万が一、カードの盗難・紛失による不正利用があった場合は、「会員保障制度」に基づき、60日前に遡って損害額が補償されます。
基本的に三井住友カードは表面に「カード番号」が記載されていません。重要な情報は裏面に集約されているため、カード利用中の「盗み見」のリスクも軽減されます。
気になる年会費は?
一般カードは年会費が無料のものが多くありますが、ゴールドカードとなると、1~3万円前後の年会費がかかるのが一般的です。三井住友カードゴールドVISA(SMBC)の年会費はどれぐらいなのでしょうか?各種追加カードにかかる料金もチェックしておきましょう。
初年度は年会費無料で気軽に試せる
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)の年会費は1万1000円(税込)です。同じ価格帯の他社カードには「JCBゴールド」「dカード GOLD」「楽天プレミアムカード」「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」などがあります。
ゴールドカードの年会費としては平均的で、長く使い続けるにはちょうどよい1枚といえそうです。初年度は年会費が完全に免除されるため、使い勝手を試してみるのもよいでしょう。
一定の条件を満たすと、翌年の年会費が割引になる特典もあります。
「マイ・ペイすリボ」に登録し、年1回以上のリボ払い手数料がある:半額
明細書を郵送からWEB明細に切り替える:1100円(税込)の割引
ETCカード、家族カード1枚を無料発行
本カードでは、追加カードとして、「ETCカード」と「家族カード」が発行できます。
「ETCカード」は、有料道路に設置された「ノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)」に対応する専用カードのことです。ETCカードを挿入した車載器を車両に装着し、高速道路の料金所(ETCレーン)を通過すると、自動的に料金徴収が行われます。
三井住友カードのETCカードは、本契約のクレジットカードに紐づいており、道路料金は毎月のショッピング代金と一緒に請求されるのが特徴です。
ETCカードの年会費は550円(税込)ですが、年1回以上ETC利用の請求があれば、翌年の年会費は無料となります(初年度無料)。
本会員の家族に対して発行できる「家族カード」は1枚目が無料、2枚目からは1100円(税込)です。ゴールドランクとほぼ同等の特典やサービスが無料またはわずか1100円で受けられるのは、かなりお得といえるでしょう。
お出かけや買い物に便利なサービスが利用可
クレジットカードを選ぶときは、普段よく使用する「電子マネー」や「非接触決済手段」との相性もしっかりチェックしておきましょう。三井住友カードが発行・運営する「iD」についても解説します。
Apple PayやGoogle Pay、タッチ決済に対応
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は、「Apple Pay」「Google Pay」「タッチ決済(VISA)」に対応しています。
カードをApple PayやGoogle Payに登録すれば、「全国のiD加盟店」や「VISAのタッチ決済(Apple Payのみ)」に対応する店舗において、レジの端末にスマホをかざすだけの簡単決済が可能です。
また、カード自体にもVISAの「タッチ決済」の機能が搭載されており、「タッチ決済対応マーク」がある店舗では一定金額以下であれば、暗証番号・サインなしで決済が行えます。
タッチ決済が利用できる店舗は、大手コンビニ・ファミレス・ファストフード・コーヒーショップなど、生活に密着した店舗が中心です。
電子マネーiDの専用カードが発行できる
クレジットカードの申し込み時に、電子マネー「iD」の申し込みが可能です。iDとは、三井住友カードとNTTドコモが展開する電子マネーの一種で、全国のiD加盟店でカードやスマホをレジの端末にかざして決済を行います。
利用代金は後からクレジットカードに請求されるため、事前チャージの必要はありません。「クレジット一体型」「iD専用カード」「携帯型」より、好きなタイプが選択できます。
iD専用カードは「クレジットカードをあまり持ち歩きたくない」という人におすすめです。クレジットカード同様、会員補償制度により、盗難や紛失による不正利用の損害が補償されるため、安心して使えるでしょう。
三井住友カードiD|クレジットカードの三井住友VISAカード
三井住友銀行が利用しやすくなる
「三井住友銀行ならではのサービス」が享受できるのも、三井住友カードゴールドVISA(SMBC)の魅力です。一定の条件を満たした場合に限り、所定のATMの各種手数料が無料になります。
本支店ATM等の時間外手数料が無料
SMBCポイントパックを契約した上で、三井住友銀行の口座を引き落とし口座に指定している人は、「当行本支店ATM」及び「三菱UFJ銀行の店舗外ATM」の時間外手数料が無料になります。
回数に制限はなく、何回使っても0円です。夜間や土日・祝日でも手数料を気にせずにATMが使えるのは大きなメリットでしょう。具体的には、「当月」にカード利用代金の引き落としがあった場合に、「翌々月」の手数料が免除されます。
本サービスは、三井住友銀行の「SMBCポイントパック」の特典の一つです。
残高に応じた金利が適用となる「残高別金利型普通預金の口座」の契約と、「インターネットバンキング(SMBCダイレクト)」の利用が特典の必須条件である点に注意しましょう。
コンビニATMでも月3回まで無料に
三井住友銀行の口座を引き落とし口座に指定している人は、三井住友銀行の SMBCポイントパック特典として、「コンビニATMの手数料優遇」が受けられます。対象のATMは以下の三つです。
・セブン銀行ATM
・イーネットATM
・ローソン銀行ATM
通常であれば、1回につき220~330円の手数料や時間外手数料がかかりますが、「当月」にカード利用代金の引き落としがあった場合、「翌々月」の手数料が「月3回」まで無料となります。
Vポイントを貯められる
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)を含む三井住友カード全般では、カード決済のたびに「Vポイント」が付与されます。標準還元率は平均的ですが、ポイントUPモールやポイント倍付けサービスを利用することで、還元率がグッとアップします。
カード決済のポイント還元率は0.5%
ショッピング時のポイント還元率は0.5%で、200円(税込)につき1ポイントが貯まります。0.5%はクレジットカードのごく一般的な還元率で、高いとも低いともいえません。
楽天カード(1%)やリクルートカード(1.2%)をはじめとする「年会費無料の高還元率カード」と比較すると、それほどの魅力は感じられないでしょう。
ただ、貯めたポイントの使い道が多彩で、「実用性」が高いのは大きなメリットといえます。
・振込手数料の割引(SMBCダイレクト・三井住友銀行アプリ)
・他社ポイントやマイルへの移行
・商品交換(ギフト券・チケットなど)
・スマートフォンアプリ「Vポイント」による支払い
なお、Vポイントは「SMBCグループ共通のポイント」で、カード利用で貯めたポイントは、三井住友銀行の各種取引で貯めたポイントと合算して利用が可能です。
アプリならポイント管理も簡単
ポイント管理は、「SMBCダイレクト」または「三井住友銀行アプリ」を活用しましょう。SMBCダイレクトは三井住友銀行のインターネットバンキングで、ポイント確認やポイント交換のほか、振込みの手続きも行えます。
「三井住友銀行アプリ」は、SMBCダイレクトのアプリ版です。スマホにアプリをダウンロードしておけば、外出先でもポイント管理や残高の確認ができるようになります。Touch IDやFace IDなどの生体認証を使ってスピーディにログインできるため、SMBCダイレクトよりも便利でしょう。
カードの利用で貯まったポイントと三井住友銀行の取引で貯まったポイントを合算したいときは、アプリの「P」ボタンをタップし、「おまとめ手続きをする」をタップするだけでOKです。
これまで「インターネットバンキングにいちいちログインするのが面倒…」と思っていた人は、アプリの活用でポイント管理がグッとラクになるでしょう。
アプリ名:三井住友銀行アプリ
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
ココイコ!のエントリーで2倍以上に
三井住友カードには、エントリーをして街のお店で買い物をすると、ポイント付与やキャッシュバックが受けられる「ココイコ!」というサービスがあります。
ポイントが貯まる店舗では、通常のカード決済で付与されるポイントに、「店舗ごとの倍率に基づいたポイント(0.5%~)」が上乗せされます。普段よく行くお店が対象店舗であればラッキーでしょう。
例えば、ヤマダ電機やジョーシンでは「0.5%」、高島屋では「1%」、インテリアショップのシモンズでは「4.5%」のポイントがプラスされます。
さらに、毎週金曜日は通常のココイコ!特典に1%が上乗せされるため、高価なものやまとめ買いをするチャンスです。
ポイント・キャッシュバックの条件は、事前にエントリーをして、エントリー期間中に三井住友カードで決済をすることです。一部の店舗では「iD決済」もポイント付与の対象となっています。
取りこぼしなくポイントが獲得できるように、利用条件はしっかり確認しておきましょう。
ポイントUPモールの経由で還元率アップ
オンラインで買い物をするときは、三井住友カードの「ポイントUPモール」を経由するのがお得です。
モールから好きなショップにアクセスし、三井住友カードで決済をすると、カード決済による通常ポイントのほかに「店舗ごとの倍率に基づいたポイント」が最大9.5%上乗せされます。
楽天やAmazonなどの大手通販サイトはもちろん、「ふるさと納税サイト」や「旅行予約サイト」も対象のため、ポイントが一気に稼げるでしょう。
9.5倍のショップで、1万1000円(税込)のカード決済をした場合、1005ポイント(55ポイント+950ポイント)が獲得できる計算です。
Amazonは一部の商品カテゴリーのみがポイント付与の対象で、カテゴリーごとに還元率が異なります。還元率は毎月変動し、商品が発送された月の還元率が適用となるルールです。
ポイントUPモール:クレジットカードなら三井住友VISAカード
ゴールドカードらしい充実のサービス
三井住友カードの場合、一般カードとゴールドカードのポイント還元率は同じです。「年会費1万円以上の価値はどこにあるの?」と感じた人もいるのではないでしょうか。ゴールドカードならではのサービスや付帯保険について紹介します。
海外・国内旅行傷害保険は最高5000万円
カードに付帯する旅行傷害保険は、海外・国内ともに最高補償額が5000万円です。「傷害死亡・後遺障害」は、自動付帯分と利用付帯分があり、旅費を本カードで決済した場合に最高補償額5000万円が適用となる仕組みです。
・自動付帯(1000万円):カードを所持していると自動的に保険が適用
・利用付帯(4000万円):旅費をカードで決済した場合のみ保険が適用
海外旅行傷害保険のうち、「傷害治療費用」「疾病治療費用」「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」の担保項目は全て自動付帯となっています。
「家族特約」により、本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族及び別居の未婚の子にも、最高補償額1000万円の保険が適用となります。
国内旅行傷害保険には、最高補償額20万円の「手術保険金」と、5000円の「入院保険金日額」、2000円の「通院保険金日額」が付いており、国内旅行中の万が一のケガに備えられるでしょう。
お買物安心保険は最高300万円
「お買い物安心保険」とは、本カードで購入した商品の盗難や破損を補償するサービスです。対象期間は購入日及び購入日の翌日から200日間で、最高300万円までが補償されます。
事前の届け出や保険料の支払いは必要ありませんが、1事故につき、3000円の自己負担が発生する点に注意が必要です。
通常、購入した家電製品には「メーカー保証」が付きますが、過失による盗難や破損は補償されないケースがほとんどのため、お買い物安心保険は万が一のときのお守りとなるでしょう。
スマホなどの携帯式通信機器・食料品・コンタクトレンズ類・他人の委託で購入した商品などは補償の適用外です。
空港のカードラウンジサービス
空港ラウンジには、航空会社の上級メンバーを対象とした「航空会社ラウンジ」と、カード会社の上級会員を対象とした「カードラウンジ」があります。
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)の本会員及び家族会員は全国の主要空港及びハワイ・ホノルルにある「カードラウンジ」が無料で利用できるのがメリットです。受付でカードと当日の搭乗券(航空券)を提示しましょう。
空港によっても異なりますが、主に以下のサービスが有料または無料で利用できます。
・Wi-Fiの利用
・新聞・雑誌の閲覧
・パソコン類の貸し出し
・ソフトドリンクサービス
・コピー・FAXの利用
・マッサージチェア
・シャワールーム
三井住友カードの会員サイト「Vpass」より、空港ラウンジの詳しい情報が記載された「空港ラウンジパンフレット」が請求できます。
新規カードの申し込み方法
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は三井住友カードが発行していますが、三井住友銀行の普通預金口座を持っている人が申し込み対象のため、三井住友銀行のインターネットバンキング「SMBCダイレクト」より申し込みを行います。
インターネットバンキングから申し込む
SMBCダイレクトを初めて利用する人は「利用開始手続き」を行います。ログイン画面で、店番号・口座番号・キャッシュカード暗証番号を入力しましょう。コールセンターやSMBCステーション(窓口)でも手続きが可能です。
クレジットカードの申し込みに必要なものは、「本人確認書類」と「口座情報」です。SMBCダイレクトにログイン後、カード発行に必要な情報を入力して送信をすると、「入会審査」が開始されます。
審査の状況はメールにて通知されるため、「vpass.ne.jp」や「smbc-card.com」からのメール受信を許可する設定をしておきましょう。申し込みから1~2週間後に「簡易書留」でカードが届きます。
カードにはキャッシング機能(借入枠・海外キャッシュサービス枠)が付いていません。必要な人は、発行後に「三井住友カード株式会社」に各種設定申込書を請求して、手続きを行いましょう。
三井住友銀行に口座を保有していない人は、口座開設とカードの同時申し込みが可能です。WEBサイトで「口座開設と同時申し込み」をクリックし、画面の案内に従って手続きを進めましょう。
まとめ
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)は三井住友銀行の口座保有者を対象としたクレジットカードです。
「三井住友銀行の取引で貯まったVポイントが合算できる」「取引手数料の優待が受けられる」というメリットがありますが、基本的な特典やサービスは、「三井住友カードゴールド」と変わりません。
申し込みができるのは30歳以上で、一般カードよりも入会審査のハードルが上がります。信頼性・ステータス性・安全性に優れた銀行系カードを持ってみたいという人は申し込みを検討しましょう。