JCB LINDAのメリットとは?
JCBが発行するカードの中には、女性をターゲットにしたシリーズがいくつかあります。その一つが「JCB LINDA」で、「女性たちを応援する‘キレイ'発掘カード」がメインコンセプトに掲げられています。
きれいになりたい女性を応援するカード
「JCB LINDA」は20~30代の女性がコアターゲットで、ほかのJCBカードに比べて、女性の「キレイ」を応援する特典やサービスが多く付帯しているのが特徴です。
年会費はかからず、「18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある人」または「高校生を除く18歳以上の学生(一部の学校を除く)」であれば、男女ともに申し込みができます。
旅行傷害保険は付帯していませんが、最高補償額100万円の「ショッピングガード保険(海外)」が付いているため、海外旅行のショッピング用カードとしても重宝するでしょう。
8種類のおしゃれなデザインから選べる
JCB LINDAのカード券面デザインは全8種類です。中でも、写真家・映画監督の蜷川実花が手がける「M / mika ninagawa」は、花の写真をデザインに落とし込んだ鮮やかで独創的な1枚です。持っているだけで、お財布がパッと華やかになるでしょう。
ハートや星、小鳥のモチーフをちりばめた「オマモリコトリ」や、イギリスのトレンド発信地をイメージした「チェルシーボーダー」など、ほかにもJCBオリジナルのおしゃれなデザインが多数あり、使うたびに気分が上がりそうです。
デザインは本会員カード・家族カードともに同一で、選択後は変更ができません。
最大1000円=3ポイントの還元率
JCB LINDAで貯まるポイントはJCBカード共通の「Oki Dokiポイント」で、毎月の利用合計1000円(税込)につき1ポイントが付与されます。貯まったポイントは電子マネーのnanacoなどと「1ポイント→5ポイント」のレートで交換できるため、還元率は0.5%になる計算です。
JCB LINDAには「LINDAボーナス制度」があり、ボーナス制度適用期間中に年間の利用合計金額が100万円に到達すると、翌月からのポイント付与が3倍(1000円につき3ポイント)にアップします。
ボーナス制度適用期間は「JCB LINDAの有効期限月の前月16日~翌年の有効期限月の前月15日締めまで」の1年間です。条件をクリアした場合、「達成月の翌月~有効期限月の前月15日締めまで」はポイントが常に3倍になります。
貯まったOki Dokiポイントの使い道は多彩です。支払いへの充当や他社ポイントへの交換はもちろん、グルメや美容家電、ディズニーランドのパークチケット付き宿泊券などにも交換ができます。
JCB LINDAの特典を活用しよう
「LINDAサイト」では、女性の「きれい」をサポートする旬の情報を発信しています。ギフトカードが当たる抽選会やキャンペーン、コラボ企画には積極的に参加してみましょう。
LINDAの日にルーレットを回す
毎月10日・30日は「LINDAの日」です。ルーレットゲームで当たりが出ると「JCBギフトカード(2000円分)」が進呈されます。
1回につき25名が当選するため、月2回欠かさず参加すれば、いつかは当たる可能性があるでしょう。開催時間は10時~23時59分で、1回につき1人1回の参加ができます。
JCBギフトカードは、全国100万店以上の加盟店で使える「商品券」です。そごうや伊勢丹、高島屋などの大手百貨店のほか、家電量販店やスーパー、飲食店でも使えます。
LINDAリーグならではのコラボ企画
「LINDAリーグ」とは女性のキレイをサポートする企業群の呼び名です。JCB LINDA会員は、各企業から「会員限定優待」や「プレゼント」を受け取ることができます。以下は参加企業の一例です。
・ワタシプラス
・@cosme
・.st(ドットエスティ)
・一休.com及び一休.comレストラン
・スターバックス
・ソラシドエア
・JCBトラベル
Webサイトの「今月の優待・プレゼント」のページには、LINDAと企業の「コラボ企画」や「会員限定の各種優待情報」が定期的にアップされるため、こまめにチェックしておきましょう。LINDAの公式インスタグラム(jcb_linda_wl)をフォローすれば、お得な情報がタイムリーに入手できます。
これまでには「割引クーポンの配布」や「宿泊施設の優待サービス」「Oki Dokiポイントの倍付けキャンペーン」などが行われています。
旅行や映画関連のプレゼント
旅行や映画が好きな人は、「JCBトラベル」や「Cinema LINDA」が発信する情報に注目しましょう。どちらもLINDAのWebサイトまたは公式インスタグラムでチェックできます。
JCBトラベルは「LINDAリーグ」の参加企業の一つで、「旅行代金1万円分(目録)」が当たるキャンペーンを定期的に行っています。旅行代金はJCBトラベルが企画する、5万円以上の国内・海外パッケージツアーでのみ使用できるものです。
Cinema LINDAでは、「TOHOシネマズ映画鑑賞券」のプレゼントキャンペーンを行っています。旅行代金よりも当選人数が多いため、積極的に参加してみましょう。
JCB LINDAのデメリット
JCB LINDAの年会費は無料ですが、データ維持料がかかるというデメリットがあります。加えて、目玉特典の一つだった「お守リンダ」の新規加入が終了するため、「JCB LINDAの魅力が半減した」と感じる人も少なくないようです。
完全無料のカードではない
JCB LINDAの年会費は永年無料ですが、月額110円(税込)の「データ維持料」がかかるケースがあります。大きな金額ではないものの、完全無料のカードでないのはデメリットといえるでしょう。
JCBカードには複数の「年会費無料カード」がありますが、データ維持料がかかるのはJCB LINDAのみです。
「データ維持料」とは、顧客のデータを管理・維持するための費用で、年に2回(2月・8月)、カード利用代金と同じ銀行口座より自動的に引き落とされます。ただし、以下の条件に当てはまる月があれば、その月の維持料は免除されます。
・毎月の携帯電話・PHSの利用料金を「JCB LINDA」で支払う
・本会員と家族会員の支払い金額が月額1万円(税込)以上
・学生は「卒業予定年月(入会申込書・オンライン入会画面で指定)」まで無料
お守リンダの新規加入ができなくなる
「お守リンダ」とは、JCBの一部のカード会員が加入できる女性向け保険です。通常の疾病に加え、「女性特有の疾病」や「犯罪被害補償」など、女性に特化したサポートが充実しています。自分の必要なプランだけをチョイスして、月々の掛け金を定額に抑えられるのもメリットです。
残念ながら、2021年7月8日の加入依頼書到着分を以て、お守リンダは新規募集を終了します。カードの目玉であった女性向け保険の加入ができなくなるのは、マイナス点と言わざるを得ないでしょう。
こんな場合はJCBカード W plus Lがおすすめ
JCBカードにはもう1枚、「JCBカード W plus L」と呼ばれる女性向けのクレジットカードがあります。「JCB LINDA」との共通点もありますが、ポイント還元やキャンペーンの面で大きな違いがあります。
無料でクレジットカードを使いたい
JCBカード W plus Lは、39歳以下が申し込み対象です。年会費は永年無料で、ETCカードや家族カードなどの「追加カード」にも年会費がかかりません。
JCB LINDAも年会費は永年無料ですが、年間1320円(月々110円×12カ月)のデータ維持料がかかります。
JCB LINDAの特典や海外旅行傷害保険(最高補償額2000万円)も付帯するため、カードにお金を掛けたくないという人はJCBカード W plus Lの発行がお得です。
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利用金額に関係なく高還元がよい
JCBカード W plus Lは、JCBカード屈指の「高還元率」を誇るカードです。標準還元率は1%で、月々の利用合計金額1000円(税込)につき2ポイントが付与されます。JCB LINDAに比べ0.5%も還元率が高いため、「とにかくポイントをたくさん貯めたい」という人に向いています。
さらに、ポイントアップ登録をした上で「JCBオリジナルシリーズパートナー」の店舗でカードを利用すると、ポイントが最大10倍にアップするのがメリットです。スターバックスでは10倍、セブン-イレブンでは3倍、オリックスレンタカーでは6倍のポイントが貯まります。
JCB LINDAのような年間利用金額に応じたポイントアップ制度はありませんが、カード利用金額が少ない人でもポイントが効率よく貯まるのは大きな魅力です。
お得な入会特典を受け取りたい
魅力的な「新規入会キャンペーン」があるのも本カードのメリットです。「MyJCBアプリ」にログインをした上でAmazon.co.jpでカードを利用すると、期間限定で「30倍のOki Dokiポイント」が貯まります。
同じJCBカードでもJCB LINDAには同様のキャンペーンがないため、ポイントの貯まり方に大きな差がつくでしょう。
また、本カードは、モッピーやハピタスなどの「ポイントサイト」にたびたび新規発行案件が掲載されています。
ポイントサイト経由でカードを発行すると、2000~5000円相当の「サイトのポイント」がもらえるケースがあるため、公式サイトで直接申し込みをするよりもずっとお得です。
まとめ
「JCB LINDA」には、女性のキレイを応援する特典が多く、ファッションや美容、旅行などでさまざまな優待が受けられます。選べるカードデザインは全8種類で、カードを使うたびに周囲に「おしゃれ」な印象を与えるでしょう。
ただし、同じく女性をターゲットにした「JCBカード W plus L」と比べると、「ポイント還元」「コスト」「入会キャンペーン」などの面でやや劣るのも事実です。カード内容をよく比較した上で、自分にメリットが多い方を選びましょう。