ドットマガジン by ドットマネー

未成年のクレジットカードの作り方。親の同意がなくても申し込める?

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2022.12.21
by ドットマネー編集部

10代はクレジットカードをつくれる?

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クレジットカードの申し込み条件を見ると、「18歳以上」「20歳以上」「30歳以上」など、カードごとにさまざまな年齢条件が記載されています。日本では10代でもカードがつくれるのでしょうか?

18歳以上から申し込みOK

日本では、クレジットカードが申し込めるのは「高校生を除く18歳以上」と決まっています。ただし、未成年は「親の同意」なしでは申し込むことができません。

民法第5条では、「未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない」とあります。日本では「未成年」とは、年齢が20歳に満たない人を指すのはご存じでしょう。

ここでいう法律行為には「契約」が含まれます。つまり、クレジットカードの契約を行うときも、未成年は親や親権者の同意を得なければならないのです。

法定代理人の同意が必要な理由は、未成年は成人者に比べ、経験や知識が浅く、判断力が未熟なためとされています。

参考:民法 | e-Gov法令検索

2022年4月以降は親の同意も不要に?

日本での「成年年齢」は、民法によって定められています。このたび民法の一部が改正され、2022年4月1日からは成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。つまり、22年の時点で18歳以上、20歳未満の人(02年4月2日~04年4月1日生まれの人)は4月1日を以て成人年齢に達することになるのです。

成年年齢の引き下げにより、18歳以上は「親の同意なし」で、さまざまな契約ができるようになります。その中には、「クレジットカード・ローンの申し込み」「賃貸借契約」「携帯電話の利用契約」なども含まれます。

自分名義のカードを持つメリット

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クレジットカードの「名義人」とは、カードの権利者や所有者を指します。カードが利用できるのは、原則「名義人」のみで、家族であっても他人のカードを利用することはできません。10代のうちに、自分名義のカードを持つメリットを考えてみましょう。

クレヒスを磨ける

自分名義のカードを早いうちに持つと、「クレジットヒストリー(クレヒス)」が着実に積み上がっていきます。

クレヒスとは、クレジットカードやローンの利用実績のことです。自分名義でカードを発行すると、「信用情報機関」に個人情報やクレヒスが登録され、多くのカード会社や金融機関に共有されます。

良好なクレヒスの実績は「返済能力があることの証」です。将来、カード会社からステータスカードの招待状がもらえたり、各種ローンの審査に通りやすくなったりといったメリットが期待できるでしょう。

今だけの特典が充実したカードを持てる

クレジットカード会社では、将来の優良顧客になってくれるであろう学生や若者に対して、「学生専用カード」や「20代限定カード」を発行しています。

これらのカードは、一般向けカードよりも「年会費」「ポイント還元」「特典・サービス」の面で優遇されているため、今のうちにカードを発行した方が断然お得なのです。

さらに、一般向けカードよりも入会審査のハードルが低く設定されており、自分自身に安定した収入がなくても審査にクリアできる可能性が高いです。

クレジットカードはいつでも申し込みができますが、カード会社に優遇されている今のうちがチャンスでしょう。

未成年や学生が申し込むきの注意点

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未成年や学生は、取引や契約の知識が未熟です。カードを申し込む際は利用規約を必ず確認し、不明点があれば親や周囲の人に相談するようにしましょう。カード発行における二つの注意点を解説します。

未成年者取消権が使えない=自己責任

2022年4月1日以降は、18歳や19歳でも「親の同意なし」でカードが申し込めるようになります。親権に服さず、多くのことが自由に選択できるようになる半面、「未成年者取消権が使えない」という落とし穴もあります。

「未成年者取消権」とは、未成年者が親の同意を得ずに契約した場合、契約の取り消しができる権利のことです。

未成年者は成年者に比べて知識や経験が不足しており、契約や取引において不利益を被ることがあります。本権利は未成年者の消費者被害を抑制するための役割を果たしていますが、22年4月以降、18歳・19歳は未成年者取消権が行使できなくなるのです。

今後は「自己責任」となるため、今まで以上に自分でよく考えて行動する必要があるでしょう。安易な契約はトラブルの原因になります。

利用限度額は低め

カード会社にもよりますが、学生や未成年者を対象としたカードは、「利用限度額」が5~30万円と低めです。利用限度額とは、カードの各種利用可能枠の上限で、主に以下の三つの枠があります。

・ショッピング枠:ショッピングやサービスの利用に使える金額
・キャッシング枠:カードでお金の借り入れができる金額
・割賦(かっぷ)枠:ボーナス払い・リボ払い・分割払いに使える金額

利用限度額は一律ではなく、申し込み者の「属性」や「信用情報」によって個別に設定されます。審査基準は公開されていませんが、学生やアルバイトなどの収入が低い人は、一般的な会社員に比べて限度額がかなり低くなると考えておきましょう。

また、「未成年」「定期的な収入のない成人学生」はキャッシングが利用できない可能性が高いです。

18歳、19歳や学生におすすめのカード

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クレジットカードは基本的に18歳から申し込めますが、カードによっては、年齢や収入の条件があります。初めてカードを申し込む人は、「学生や若者を対象としたカード」を選ぶのがポイントです。審査のハードルが低い上、ほかのカードにはない優待や特典も享受できます。

JCB カード W / JCB カード W plus L

JCBオリジナルシリーズの一つで、申し込み対象は39歳以下に限定されています。39歳までに申し込みをすると、その後も年会費は一切かかりません。

通常のJCBカードよりも、標準還元率が2倍以上高く、JCBオリジナルシリーズ優待店舗では、ポイント倍率が最大10倍になります。特に、スターバックス・セブン-イレブン・Amazon・メルカリをよく利用する人におすすめです。

「JCB カード W plus L」は、JCBの女性向けクレジットカード「JCB LINDA」の優待サービスが受けられるのが特徴で、美容・ファッション・旅行などに関連する各種キャンペーンやプレゼント企画に参加ができます。

高いポイント還元率、年会費無料のJCB カード W!|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード

三井住友カード デビュープラス

銀行や銀行のグループ会社が発行元のクレジットカードは「銀行系カード」と呼ばれます。

「三井住友カード デビュープラス」は銀行系カードの代表格で、18~25歳が対象です。銀行ならではの信頼性とセキュリティの高さを兼ね備えており、初めての人でも安心して使えるでしょう。

年会費は1375円(税込)ですが、年1回以上の利用で年会費が0円になります。満26歳以降は審査の上、「プライムゴールド」に切り替えとなるため、「ステータスの高いカードを目指したい」という人にも最適です。

ポイント還元面でも優遇されており、標準還元率は「通常の三井住友カードの2倍(1%)」です。入会後3カ月は還元率が2.5%にアップするのも見逃せません。

三井住友カード デビュープラス|三井住友VISAカード

イオンカードセレクト

「手間を掛けずに早くカードを発行したい」という人は、イオンの「イオンカードセレクト」を検討しましょう。イオン銀行キャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの三位一体型で、銀行口座の開設からカード発行までがワンストップでできるのが特徴です。

本来、高校生はカードがつくれませんが、卒業年の1月1日~3月31日の期間に限り、高校生でも申し込みが可能です。新生活に向けて、一足先に発行しておくのもよいでしょう。

年会費は無料で、カード利用200円(税込)ごとに1ポイントの「WAON POINT」が貯まります。イオングループのお得な特典が満載なので、買い物をする際は忘れずに携帯しましょう。

イオンカードセレクト | イオンカード 暮らしのマネーサイト

家族カードが選ばれるケースとは?

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「家族カード」とは、主契約者のクレジットカードに付随する「追加カード」の一種です。主契約者と生計を同一にする配偶者や子ども、親などに対して発行されます。「自分名義でカードを発行するよりも、家族カードの方がよい」と判断されるのはどんなケースでしょうか?

自分で管理するのは不安

お金の管理があまり得意でない人は、家族カードに使い慣れてから自分のカードを発行しましょう。自分名義のカードの場合、カードを使いすぎてしまったり、引き落とし日に口座に入金するのを忘れてしまったりということが起こり得ます。

一方で、家族カードの利用分は主契約者(本会員)の口座に請求されるルールです。主契約者がうまく管理をしている限り、家族カード会員は「引き落とし日」の心配をする必要がありません。

家族カードは、「本人会員の利用可能枠の範囲内」でのみ利用ができます。本会員の利用限度枠が80万円であれば、家族会員と本会員で80万円の利用枠を分ける必要があるのです。お金の管理や使い方について、家族で話し合う機会も生まれるでしょう。

親がハイステータスカードを持っている

家族カードのメリットは、本契約者と同じランク・特典・サービスが付帯したカードをリーズナブルな料金で保有できることです。

例えば、JCBが発行する「JCBプラチナ」は年会費が2万7500円ですが、家族カードは1枚目が無料、2枚目が3300円です。親がゴールドやプラチナといったステータスの高いカードを持っている場合、家族カードの特権を利用しない手はありません。

ステータスカードには、空港ラウンジサービスやコンシェルジュ、手荷物無料宅配サービスといった豪華な特典が付帯しています。旅行傷害保険の補償額も大きく、一般カードとは安心感が違います。

クレジットカードを初めて発行する未成年の場合は、自分名義でステータスカードを持つことはほとんど不可能と考えましょう。

まとめ

2022年4月1日からは、18歳や19歳でも親の同意なしでカードが申し込めるようになります。学生専用カードや若年層向けカードは、利用限度額こそ低いものの、ポイント還元や特典、年会費においては一般カードよりもかなり優遇されています。

この機会に、クレジットカードの仕組みを学び、自分名義のカードをつくってみるのもよいでしょう。クレジットカードを早いうちに持つと「クレヒスが築ける」「金融リテラシーが身に着く」などのメリットがあります。

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