カード利用代金の引き落としは何時なのか
カード代金の引き落とし日に残高が足りないと分かった場合、当日入金でも間に合うのでしょうか?時間が分かれば対応できますが、カード会社で情報が公開されているのか見ていきましょう。
原則カード会社からは案内していない
カード会社の多くは、引き落としが実行される時間について明示していません。問い合わせても答えてもらえないケースが多いでしょう。
主に「金融機関によって引き落とし時間が異なる」という理由により、引き落とし時間は公開されていません。契約しているカードや、その日の状況によって時間がズレることもあるのです。
はっきり何時と確定できないケースが多く、カード会社からの案内は難しいでしょう。公式サイトに記載されていない場合は、急いで入金するしかありません。少しでも早めに入金できれば、間に合う可能性もあります。
支払いできたかは自分で確認する
カード会社では、引き落としの可否をリアルタイムで把握できません。入金した後に引き落としがされているか気になる場合は、預金通帳や金融機関のWEB明細で確認しましょう。
引き落としの確認は、翌営業日以降に行うと確実です。引き落としは何回かに分けて行われる可能性があり、当日中ではいつ処理が完了するか分からないためです。
当日中に引き落としが完了していれば、支払いは間に合っています。もし当日中に引き落としができていない場合は、支払い方法をカード会社へ確認しましょう。
ポイントインカムからお申込みするとお得にポイントを取得できます。さらに今なら新規会員登録キャンペーンも実施中です。
時間を案内しているクレジットカードもある
一部の金融機関にはなりますが、公式サイトで引き落とし時間が公開されているケースがあります。利用しているカード会社の公式サイトで確認してみましょう。ここでは、主な例を紹介します。
セゾンカード、UCカードの場合
カード会社によっては、一部の提携金融機関に限って引き落とし時間を公開しています。ある程度決まった時間に引き落としをしている金融機関であれば、最終締切が分かるでしょう。
主な例として、セゾンカード・UCカードでは、以下の金融機関に限り引き落としされる時間を明示しています。それ以外の金融機関は、前営業日までの入金が必要です。
・三井住友銀行 普通預金18時/当座預金15時
・三菱UFJ銀行 普通預金19時/当座預金15時
・りそな銀行・埼玉りそな銀行 普通預金19時/当座預金19時
なお、各カード会社の公式サイトに記載されている引き落とし時間は、自社のカードに限ります。複数のカード会社が同じ時間を公開していますが、他社カードの場合は例外も考えておきましょう。
イオン銀行振替のイオンカードの場合
イオンカードでは、自社が運営する「イオン銀行」の引き落とし時間を公開しています。引き落とし当日中の23時59分までに入金すると、引き落としが行われます。
引き落とし日前日または当日に慌てることが多い人は、当日中の入金が可能なカードと金融機関を利用すると支払い遅れのリスクが減るはずです。
イオンカードには、イオン銀行口座と連携が必要な「イオンカードセレクト」があります。イオン銀行の手数料や金利が有利になり、電子マネー「WAON」のポイントが貯まりやすくなるカードです。
イオン銀行口座を作るなら、独自の特典があるイオンカードセレクトへ切り替えを考えてもよいでしょう。
楽天銀行振替の楽天カードの場合
楽天カードを楽天銀行の口座からの引き落としに設定すると、ポイントアップや手数料優遇などメリットがあります。引き落としの時間は公開されているのでしょうか?
楽天銀行ではカードの種類を問わず、自動引き落としの目安時間を公開しています。基本的には、最初の引き落としは午前5時以降です。
そのタイミングで引き落としが行われなかったときでも、最終の引き落としが19時頃に行われます。ただし、この時間はあくまで目安であり、固定ではありません。
楽天カードの引き落とし時間も、楽天銀行が公開している目安時間になる可能性は高いですが、早めの入金を心がけましょう。なお、楽天カード側では金融機関を問わず、前営業日までに入金しておくことを推奨しています。
入金が間に合わなかった場合は?
当日入金したものの引き落としが行われなかった場合、カード会社や金融機関によって対処方法が変わります。自分が利用しているカード会社の公式サイトや問い合わせ窓口で確認し、適切な対応を取りましょう。
カード会社や銀行によって再引き落としあり
カード会社によっては、一部金融機関で「再引き落としサービス」を提供しています。万が一残高不足で引き落としがされなくても、翌日以降に再度引き落としを自動で行ってくれるサービスです。
電話で連絡したり銀行振込をしたりする必要がなく、ちょっとしたミスで引き落としができなかったときもスムーズに手続きができるでしょう。
楽天カード・アメックスカード・MUFGカードなどでは、再引き落としサービスを提供しています。それぞれ対象金融機関が異なるため、公式サイトでチェックしておきましょう。
もし再引き落としサービスの対象外のときは、振込などで支払いの手続きをしなければなりません。
ない場合は所定の方法で振込等を行う
「カード会社自体に再引き落としサービスがない」「対象金融機関ではなかった」という場合は、カード会社の指示に従いましょう。
例えば「エポスカード」や「ビューカード」では、再引き落としが行われません。どちらも自社提携ATMからの入金が可能で、引き落としに間に合わなかったときは振込で対応します。
再引き落としサービスを提供するカード会社でも、対象金融機関以外は振込での入金対応が主流です。自社ATMを保有していないカード会社の場合、振込金額の確認のため電話での連絡が必要なケースもあります。
カードが使えるようになるのはいつ?
クレジットカードの引き落としが確認できない場合、原則カードが利用停止になります。カードが使えなくなるタイミングは、再引き落としの有無やカード会社の判断により変わるでしょう。
使えなくなったカードは、「カード会社側で入金の確認が取れた後」に利用が再開されます。セゾンカードでは、自社ATMからの入金は利用再開が即時です。
金融機関への振込はカード会社が把握するまでに時間がかかり、数営業日のタイムラグがあるでしょう。三井住友カードでは、金融機関と支払い方法ごとに利用再開の目安を公開しています。
アプリで引き落とし日と金額を把握しよう
「カード会社の引き落とし日を忘れてしまう」という場合は、アプリでの管理がおすすめです。管理自体が難しいときは、常に残高が多い金融機関を引き落とし口座に設定するのもよいでしょう。
au PAY お金の管理
「au PAY」内で使える「お金の管理」は、主にau系列サービスの資金管理を一括で行う機能です。外部金融機関やカード会社と連携すると、家計簿アプリとして活用できます。
普段からau PAYカードとauじぶん銀行を利用している人は、設定の手間もなく簡単にお金の管理ができるでしょう。自分が使っている銀行とカード会社をアプリと連携させて使うのもおすすめです。
カード利用金額と口座残高、引き落とし日などをまとめて確認できます。クレジットカードを通さない公共料金・家賃などの引き落とし日は手入力が必要なので、なるべく支払いをクレジットカードにまとめると管理しやすいはずです。
アプリ名:au PAY(旧 au WALLET)
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
Mable
「Mable(メイブル)」は、三菱UFJ銀行が運営する家計簿アプリです。三菱UFJ銀行の口座を持っていなくても使えますが、自社銀行利用者には振替用の「つかいわけ口座」が利用できる特典があります。
「気軽に貯金をしたい」「使いたくないお金を分けて管理したい」と考えるなら、アプリ上で簡単に口座が管理できるMableを活用しましょう。
銀行口座とクレジットカードを登録すると、残高が足りないときに事前の通知があります。クレジットカード以外の引き落とし予定を正確に登録できれば、事前にお金の移動ができそうです。
アプリ名:自動で家計簿-Mable 銀行口座の残高をまとめて確認
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
まとめ
クレジットカードの利用代金は、原則引き落とし日の前営業日までの入金が基本です。しかし、カード会社によっては当日入金の締切を公開しているケースがあります。
公開されていない金融機関でも最終締切に間に合う可能性はあるので、遅れたことに気づいた時点で入金するのがおすすめです。万が一引き落としに間に合わなかった場合は、カード会社の指示に従いましょう。
引き落とし日を忘れがちという人は、家計簿アプリで家計管理をすると引き落としミスも減るはずです。