楽天カードの基礎知識
「楽天(Rakuten)」系列のサービスを使っている人におすすめな「楽天カード」には、どのような特徴があるのでしょうか?ポイントを貯める方法や、おすすめのキャンペーンを見ていきましょう。
楽天グループ発行のクレジットカード
楽天カードは「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天証券」などを運営する楽天グループが発行するクレジットカードです。
楽天ポイントカードと一体化しており、対象店舗では見せるだけでもポイントが貯まります。電子マネーの「楽天Edy」を付帯することもでき、クレジットカード以外の使い方もできるでしょう。
月末までに利用した金額を、翌月27日(金融機関が休業日の場合は翌営業日)に支払う形です。
発行時に設定した利用可能枠の範囲で、ショッピングや支払いができます。一時的な増枠や上限金額(利用可能枠)の変更は、会員サイトから可能です。
ポイントを上手に貯める方法
楽天カードは、利用の用途にかかわらず1%の楽天ポイントが還元されます。楽天系列のサービスの場合は、ポイントの還元率がアップするのもメリットです。利用するサービスによっては、ポイント還元率が大幅に上がるでしょう。
たとえば、楽天市場では、カードの有無にかかわらず「楽天会員」なら商品購入時に1%の還元です。楽天カードを保有して支払いに利用すれば、カード利用特典の+1%が上乗せされます。通常のカード利用で貯まる1%の還元もあり、3%の還元が受けられる仕組みです。
楽天サービスの利用だけでなく、楽天ポイントが貯まる加盟店でも「加盟店利用で貯まるポイント」と「楽天カードのポイント」が両方貯まる二重取りが可能です。前者の付与率は、お店によって異なります。
入会キャンペーンを活用しよう
楽天カードには、一気にポイントが貯まる入会キャンペーンがあります。もらえるポイントは入会時期によって異なりますが、カード発行だけで数千単位のポイントがもらえるものがほとんどです。
付与されるポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。このうち、マイルに交換ができるのは、通常ポイントとして付与されるもののみです。
たとえば、5000ポイントがもらえる「新規入会&利用キャンペーン」の内訳は、基本入会特典ポイント2000ポイント+カード利用特典3000ポイントとなっています。 入会特典ポイントは通常ポイントで対象ですが、カード利用特典は、期間限定ポイントのためマイルに交換できません。
「家族カード」の申込やリボ払いの設定などのキャンペーンなどでも付与される期間限定ポイントは、楽天市場など楽天のサービスで利用しましょう。
ポイントはANAマイルに交換可能
楽天ポイントは「ANAマイル」に直接交換できます。ただし、ポイントの種類によって一部交換できないケースもあるため、注意が必要です。
申請の流れと必要項目を確認
楽天ポイントを「ANAマイル」などの他社ポイントに交換する場合、まずは楽天会員が利用できる「楽天PointClub」にログインしましょう。ポイントに関する確認や管理ができるサイトで、アプリもあります。
メニューから「ポイント交換」を選ぶと、各種ポイントへの交換が可能です。楽天ポイントからANAマイルへの交換を選ぶと、申込画面へ移動します。このとき、楽天ポイントの口座番号をあらかじめ確認しておきましょう。
交換ポイント数・ANAお客様番号・ANAに登録している氏名を入力し、手続きを進めます。お客様番号と氏名は「ANAマイレージクラブ」入会時に発行されたものです。楽天ポイント2ポイントで、1マイルに交換できます。
上限と交換できないポイントに注意
楽天ポイントをANAマイルに交換する場合、1回1000ポイントずつの交換となります。1カ月の交換上限は2万ポイントです。
1回申し込むと、次は24時間経過後に申し込めます。 また、期間限定ポイントや「提携先から交換したポイント」は、ANAマイルに交換できません。
キャンペーンで付与される多くのポイントは、期間限定ポイントです。 楽天ポイントに交換できるクレジットカードから移行したポイントは、提携先から交換したポイントとみなされます。
また、楽天市場などで買い物をした際に付与されるポイントは「獲得予定ポイント」の時点では使用できません。「利用可能ポイント」となったポイントのみ、交換できます。
楽天カードでANAマイルを貯めるメリット
楽天カードでANAマイルを貯めるのは、なぜお得といわれるのでしょうか?ポイントの貯めやすさや、移行手数料がないことなどが主な理由です。
還元率の高さと使いやすさ
楽天カードを利用して楽天市場での買い物をする場合、最大3%のポイントが貯まります。楽天系列以外のショッピングや支払いでも、還元率は1%です。
ほかにも「楽天モバイル」や「楽天ひかり」を契約していると楽天市場で各+1倍など、楽天系サービスに登録しているだけでポイントアップにつながります。
ANAマイルに交換する場合は、0.5〜1.5%の還元率です。年会費無料のカードとしてはレートが高く、使い勝手が良いといえるでしょう。ほかのクレジットカードでも、還元率0.5%は一般的です。
移行に手数料がかからない
楽天ポイントをマイルに交換する場合、2ポイント=1マイルのレートでそのまま交換できます。別途手数料などはかかりません。 お得なレートで交換できるカードは「マイルへの交換に移行手数料を設けている」ケースや「追加で有料の移行コースに登録が必要」な傾向があります。
1000ポイント=1000マイルに交換できるカードでも、移行手数料として年間5000円かかってしまうとポイント数によってはマイナスになるかもしれません。移行コースの登録は、年5000円ほどかかるものもあります。
多くのポイントをマイルに移行する場合はお得になることもありますが、少量の場合は手数料や登録費がない方が有利です。年間に交換するポイントをある程度予測して、カードを選ぶことをおすすめします。
有効期限を延ばしやすい
楽天ポイントからANAマイルへ移行した際のマイル有効期限は「最後に利用した月から3年後の月末」です。2022年1月1日に移行した場合、2025年1月31日まで使えます。ただし、方法によっては、有効期限を延ばすことも可能です。
交換前の楽天ポイントには「最後に利用した月から1年間」の有効期限があります。3月にポイントを獲得した場合は、翌年の2月末日までです。しかし、ポイントを獲得するたびに、有効期限は更新されます。
定期的にポイントの獲得をしていれば、有効期限は切れません。楽天カードを利用しているのであれば、クレジットカードを利用するだけでポイントが取得できます。有効期限は更新され続けて、期限切れになることはないでしょう。
楽天ポイントとして貯め続けて必要時に一気にマイルへ変えれば、そこから3年間はマイルが有効です。なお、対象となるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントのマイル交換はできません。
おすすめカードと特徴
楽天カードには、いくつかの種類があります。どのカードも楽天ポイントが貯まる点は同じですが、用途や目的によって使いやすいカードは異なるでしょう。おすすめのカードを3種類紹介します。
年会費無料の 楽天カード
楽天カードは、年会費が永年無料です。発行してみてあまり使わなかったとしても、コストはかかりません。また、マイルを使って旅を楽しみたい人にも、ぴったりのサービスがそろっています。
楽天カードで空港までの交通機関の料金や旅行代金などを決済した場合、海外旅行傷害保険が付帯するサービスは魅力です。出国前は交通費の一部決済でも認められますが、出国後は全額であっても対象外な点に注意しましょう。
海外レンタカーの割引や、手荷物宅配のカード優待も利用できます。ハワイの専用ラウンジが無料で使えるのも、年会費無料でありながら充実の特典です。
ゴールドカードである 楽天プレミアムカード
「楽天プレミアムカード」は、楽天カードのゴールドカードの一種です。
楽天市場での利用の場合最大5%のポイントが還元されるなど、一般のカードよりもポイントが貯めやすくなっています。年会費は、1万1000円(税込)です。
海外空港・国内空港のラウンジサービスや、旅行先でサポートが受けられるトラベルデスクも無料で利用できます。海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険も自動付帯です。
クレジットカードで購入した商品向けの動産総合保険も付帯されています。事故やトラブルで商品が破損した場合などに300万円まで補償が受けられる特典です。
マイルが直接貯まる 楽天ANAマイレージクラブカード
ポイントの交換が面倒な場合は、ANAマイルが直接貯まる「楽天ANAマイレージクラブカード」がおすすめです。「ANAマイルコース」と「楽天ポイントコース」が選べます。
マイルコースを選ぶと、クレジットカードの利用で貯まるポイントは原則マイルで貯まります。楽天市場や加盟店利用の場合は楽天ポイントで貯まりますが、通常ポイントならマイルに移行が可能です。どちらのコースを選んでも、途中で変更できる点もメリットでしょう。
ANAマイレージクラブならではの特典も、二つあります。同名義のANAマイレージクラブカードのマイルを統合できる点と、空港の搭乗手続きを簡略化する「スキップサービス」です。年会費は550円(税込)ですが、1年に1回利用すると無料となります。
JALマイルを貯めるには
「JALマイル」を貯めたい場合には、楽天カード以外のサービスを活用しましょう。楽天系列のサービスを利用して、JALマイルを貯める方法を紹介します。
楽天証券などのサービスを利用
楽天系列のサービスを利用してJALマイルを貯める方法には、楽天証券や「JALマイレージモール」を経由して楽天サービスを利用するなどがあります。
JALマイレージモールでは「楽天ブックス」や「楽天トラベル」がマイル付与の対象です。それぞれ利用金額や条件が設定されており、加算されるマイル数も異なります。
楽天証券では、楽天ポイントか楽天証券ポイントのどちらかを選んで貯めるポイントプログラムを利用しましょう。
JALマイルに交換するには「楽天証券ポイント」が必要です。35ポイント=10マイルに交換できます。
ポイントサイトで交換
楽天ポイントとJALマイルを直接交換するプログラムはありません。ただし、多くのポイントサイトでは、JALマイルに交換可能なポイントを貯められます。交換レートは50~80%程度です。
ポイントサイトで楽天サービスの利用や楽天カードの発行案件を行い、条件達成で付与された各ポイントサイトのポイントをJALマイルに交換していきましょう。
「ドットマネー(.money)」では、「.moneyモール」経由で楽天カードを新規発行するだけでマネーが獲得できます。マネーはJALマイルと、手数料無料で交換可能です。
「モッピー」などでは、条件を達成すればJALマイルの還元率が上がるキャンペーンも不定期で開催されています。
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まとめ
楽天カードを作成すると、ANAマイルに交換可能な楽天ポイントが貯まります。積極的にカードを利用し、ポイントを集めましょう。
楽天はANAとの連携がメインですが、楽天証券などのサービスではJALマイルにも交換できます。貯めたいマイルに合わせて、利用するサービスを変えるのがお得に貯めるポイントです。
ANAやJALのマイルはポイントサイトで貯まったポイントをドットマネー経由で交換することでお得に貯めることができます。さらに今ならドットマネーおすすめのポイントサイトで新規会員登録キャンペーンを開催中です。