LINE Payのメリットとは
さまざまなキャッシュレスサービスがある中で、LINE Payを使うべき理由や魅力とは何なのでしょうか。特徴やメリットを紹介します。
送金やプリペイドカード利用が可能
LINE Payは登録後に本人確認を済ませると、LINEに登録している家族やLINE友だち同士で「送金」ができるようになります。
送金とは「LINEPay残高」の範囲内で、相手にお金を送れる仕組みです。こちらから送金するだけでなく、「送金依頼」機能や「割り勘」機能で相手に催促することもできます。
コメントやキャラクターを添えてトーク上へ送信できるため、口頭で請求するよりもソフトに伝えられるでしょう。依頼を受けた人は、そのコメントをタップするだけで送金完了です。
LINE Payを使うために新たにカードを発行する必要はありませんが、「Visa LINE Payプリペイドカード(バーチャルカード)」も存在します。
登録することで、LINE Pay圏内だけでなく「iD加盟店」「Visaのタッチ決済加盟店」でLINE Payによる支払いが可能です。
多くのサービスが手数料無料で気軽に使える
決済・送金・チャージのほとんどが手数料無料で使えます。コンビニや銀行口座からチャージする際も、手数料はかかりません。
買い物で決済するときも、無料でLINE Payの機能が使えます。さらに、友人への残高送金も手数料0円です。
そのため、チャージや送金時において、手数料を考慮した金額を計算する手間などは必要ありません。さまざまなシーンで気軽に使えることが、LINE Payの魅力の一つでしょう。
例外として、LINE Pay残高を銀行口座やセブン銀行ATMを通して出金する際には、手数料220円がかかります。また、銀行口座への振込送金には176円がかかります。
主なチャージ方法と流れ
LINE Payは複数のチャージ方法があるため、手軽に利用できる方法を選べるメリットがあります。各シーンに合わせて、入金方法を選択しましょう。それぞれの流れを説明します。
銀行口座の登録でチャージ
LINE Payには「現金」によるチャージのほか「事前に登録した銀行口座からチャージする」方法があります。
わざわざ現金を引き出してレジなどでチャージする手間を省けるだけでなく、スマホがあればどこにいても入金可能です。
事前に「チャージ最低額」を設定すれば、口座から自動チャージ(オートチャージ)もできます。銀行口座の登録には「本人確認」が必要です。
本人確認が完了すると、LINE Payのアカウントが「LINE Cash」から「LINE Money」に変わります。 変更によりINE Payのすべての機能が使えるため、より便利に使いこなせるでしょう。
たとえば、LINE Payの特徴である「残高の送金」や「出金」は、LINE Moneyアカウントのみ利用できる機能です。
・アプリ名:LINE
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
セブン銀行ATMでの流れ
全国各地の「セブン-イレブン」に設置されている、セブン銀行ATMでも入金できます。
セブン銀行の口座を開設していなくても利用できるもので、入金時の手数料もかかりません。1000円単位で、紙幣のみの取り扱いです。
ATM画面上の「スマートフォンでの取引」をタップします。すると、QRコードが表示されるため、スマホのリーダーで読み取ります。あとは現金を入金して、チャージ完了です。
スマホでQRコードリーダーを起動させるには、LINEアプリの「ウォレット」タブで「+」を選択し、「セブン銀行ATM」をタップします。説明画面で「次へ」を押すと起動される仕組みです。
セブン銀行ATMを利用した入金方法は、スマホだけでなく「LINE Pay カード(JCB)」にも対応しています。
コンビニでの流れ
コンビニでチャージする方法は、セブン銀行ATMのほかにも「ファミリーマート」のFamiポートや「ローソン」のレジでの入金方法があります。
Famiポートを活用する際は、スマホのLINEアプリから「ウォレット」タブを開き、「+」ボタンで「Famiポート」を選択しましょう。 「姓名」と「チャージ金額」の欄があるため、それぞれ入力します。
チャージ金額は1000円単位です。確定すると、受付番号など必要な情報が表示されます。 続いて、Famiポートで「代金支払い(コンビニでお支払い)」を選択し、受付番号、予約番号を入力します。
内容を確認し、レシートを印刷してレジに持っていけば、現金でチャージできるでしょう。なお、LINE Pay カードによる入金には、対応していません。
一方でローソンでは、LINE Pay カードによるレジチャージが可能です。
LINE Pay カード利用の流れ
LINE Payカードを利用したチャージ方法は、セブン銀行ATMか店舗のレジを利用します。
セブン銀行のATMでは、通常の銀行カードと同様に、ホーム画面でカード挿入口へLINE Payカードを入れる方法です。
カード情報を読み取り「LINE Payの取引」と表示されます。「ご入金」を選択して、希望額の紙幣を投入するだけです。
レジによるチャージは、全国のローソンをはじめ「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」も対象です。 レジで店員にチャージしたい旨と入金額を伝え、現金を渡します。カードを店員に渡すか、設置されているスキャナーに通せばチャージ完了です。
なお、LINE Pay カードは2020年12月に新規発行を終了しましたが、発行済みのカードは引き続き有効期限まで利用できます。
QRやバーコードでの流れ
店頭のレジでは、LINE Payカードだけでなく、スマホを使った「コード提示」によるチャージもできます。対象店舗は、LINE Payを導入しているAINZとAINZ&TULPEです。
スマホでLINEアプリを起動し、「ウォレット」タブから「+」をタップします。「QRコード/バーコード」を選択すると、コードが表示されます。 あとは、店舗の指定にあわせてバーコードをレジで読み取ってもらうかQRコードをリーダーにかざし、金額を支払えば入金完了です。
店舗によっては、レジ前などに掲載されているQRコードを客側が読み取り、購入金額を入力して決済する方法のところもあります。
チャージできない場合の原因
LINE Payを利用していると、入金してもチャージできていなかったり、その場で失敗したりすることがあります。よくありがちな不具合と、原因や対策を紹介しましょう。
機器やシステムの問題
LINEアプリやLINE Payサービスがメンテナンス中であるため、チャージ機能が使えない場合があります。
ネット環境が悪いと通信に遅延が発生し、うまくチャージできない場面もあるでしょう。 スマホを再起動したり、場所を移動したりするなど、通信回復を図ってみることが有効です。
LINE Payカードに入金できない際は、カードの磁気不良を確認します。まずは、読み取る磁気ストライプの汚れを拭き取ってみましょう。それだけで解決する場合もあります。
LINE Payカードの「利用開始登録」が完了していないことも、原因の一つです。
カード到着時のカード台紙に印刷されているQRコードを読み取り、LINE Payカード裏面のお客様番号15桁のうち下3桁を入力して利用開始手続きを済ませましょう。
残高や利用金額の問題
ほかのキャッシュレスサービスと同様に、LINE Payにも「利用限度額」があります。
銀行口座によるチャージや出金、残高の送金に関しては、すべて1日100万円が上限です。ただし、銀行によっては、1日10万円までに定められているところもあります。
コンビニやATMなど「LINE Payのアカウント種類」によって、上限金額に差のあるチャージ方法が存在する点にも注意しましょう。どの方法も上限を超えて入金しようとすると、ストップがかかってチャージできません。
逆に、一度に入金する額が小さすぎても、チャージを失敗してまう場合があります。
セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンでは、1000円以下の入金はできません。
そのほかの理由として、入金のタイムラグが挙げられます。
銀行チャージをしても、LINE Payに反映されるまで時間がかかる場合があります。その際は少し待ってから、再確認してみましょう。
LINE Payでの支払い
LINE Payでは、さまざまな方法で決済が可能です。それぞれのシーンに合わせて選択すると、さらに使い勝手がよくなります。便利な支払い方法を見ていきましょう。
コード支払いの方法
オーソドックスな支払い方法が、コード決済です。店頭でスマホに表示したコードを読み取ってもらうか、レジに置いてあるコードを読み取って精算します。
LINEアプリから、わざわざ操作してコードを表示させるのは手間だという人は、コードのショートカットを作成するとよいでしょう。スマホのホーム画面にアイコンを作成すれば、ワンタッチでコードを表示できます。
また、以前はLINE Pay カードのバーチャルカードを発行して「QUICPay+」を利用できましたが、QUICPay+への新規登録は2021年1月に終了しています。すでにQUICPay+に登録済みであれば、引き続き利用可能です。
オンラインでの支払い方法
オンラインショップでLINE Payを利用するには、加盟店での決済時に「LINE Payでの支払い」を選択しましょう。
「LINE Pay 残高」と「クレジットカード」のどちらで決済するかを選択し、パスワードを入力して完了です。
このとき、クレジットカードからの決済では、通常のカード支払いの扱いになります。LINE Pay残高は変わらず、後日クレジットカードの支払い時に請求が来る形です。
「LINE Payを経由して登録したクレジットカードで支払いする」と考えましょう。この方法であれば、クレジットカードの情報を毎回情報入力する必要はありません。
LINE Pay残高からの支払いは事前にチャージしておくか、バーチャルタイプのVisa LINE Payプリペイドカードを使用しましょう。このカードは事前入金の「プリペイド式」のため、リアルタイムで精算できます。
後日の請求金を気にしなくてよいのがメリットです。
チャージ&ペイも知っておこう
LINE Payには「チャージ&ペイ」という支払い方法があります。「Visa LINE Payクレジットカード」など対象のカードを利用すれば、その名のとおり、チャージと支払いを同時にしてくれるサービスです。
Visa LINE Payクレジットカードでチャージ要らず
「Visaクレジットカード」と「LINE Pay」が一体型になったカードが、Visa LINE Payクレジットカードです。事前にチャージする必要はなく、すべてクレジットカード決済で利用できます。
使える場所は、LINE Pay対応店のほか「国内外のVisa加盟店」も加わるため、利用シーンはさらに増えるでしょう。
年会費も初年度は無料で、2年目以降は1375円(税込)です。ただし、年1回のカード利用で無料となるため、実質年会費はタダといえます。
Visa LINE Payクレジットカード|クレジットカードの三井住友VISAカード
支払い方法とポイントなどの特典
LINE Payでの支払い方法は、これまでのコード支払いやオンライン支払いと同様です。加えて、Visa LINE Payクレジットカードには「NTTドコモ」が提供している「iD」のタッチ機能が搭載されています。
iPhoneはApple Pay、AndroidはGoogle Payに登録しておくと「iDマーク」の付いた店舗で、かざすだけで決済でき便利です。
LINE Payでは、基本的に支払いやチャージによる還元はありません。
ただし、チャージ&ペイの対象であるVisa LINE Payクレジットカードと三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードに限っては、「チャージ&ペイ」利用時にポイント還元があります。
また、2022年4月30日までは利用金額に対し、2%のLINEポイントが還元されます。
設定方法や履歴の確認
設定方法は、LINEアプリを開き、「ウォレット」タブを選択します。次に「LINE Payコード」をタップし、「お支払い方法」を開きます。そこで「チャージ&ペイ」を選択すれば、設定完了です。
支払い履歴もLINE Pay画面で確認できるため、管理しやすい仕組みになっています。LINEアプリの「ウォレット」→「LINE Pay残高」にある「お支払い履歴」から、「Visa LINE Payクレジットカード」を選択して利用履歴を確認可能です。
チャージ&ペイの利用によるポイント獲得履歴は、公式アカウントである「LINEウォレット」からLINEへ届く「トーク通知」や、LINEアプリの「ウォレット」にある「LINEポイントクラブ」から確認できます。
まとめ
LINE Payはチャージ方法が5種類もある、便利なキャッシュレス決済サービスです。加盟店も多く、LINEのカードを保有していればJCBやVisaの加盟店でも利用できるメリットがあります。
送金だけでなく、LINEのトーク通知を利用した送金依頼やおサイフケータイ機能の手軽な決済が使えることも魅力といえるでしょう。チャージ&ペイを使えば、事前チャージも不要です。
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