この記事では、100枚以上あるクレジットカードのなかから、環境別に最強の組み合わせを8つ厳選して紹介します。
クレジットカードを使いこなすためには、互いの弱点を補える組み合わせで発行することが大切です。クレジットカードの特徴を熟知している当メディアがおすすめする最強の組み合わせは次の2枚です。
JCB CARD W×三井住友カード(NL)は、日常生活でポイントが貯まりやすい組み合わせです。使い方によっては、年間で1万円以上もお得になるケースもあります。
2枚目を発行したい方は、下記の基準をもとに所有しているクレジットカードがメインカードとサブカードのどちらに適しているのかをチェックしてみましょう。
前提として、ポイント還元と優待特典のどちらも満足できるクレジットカードは存在しません。持っているクレジットカードが一枚だけでは、知らないうちに損をしている恐れがあります。
シーンごとで最強の組み合わせを解説するため、「もっとお得にポイントを貯めたい」「クレジットカードを使いこなしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
\ 使い方によっては1万円以上お得になることも /
- 最強の2枚は「JCB CARD W」×「三井住友カード(NL)」
- メインカードは基本還元率1%以上のものがおすすめ
- サブカードは特定の利用でお得になるものがおすすめ
- 最強の2枚の選び方は互いの弱点を補えるものを選ぶこと
- 2枚持ちする際の注意点は複数枚の管理が複雑なこと
- クレジットカード最強の2枚おすすめ組み合わせ8選
- JCB CARD W × 三井住友カード(NL)|コンビニ利用が多い人に
- JCB CARD W × 楽天カード|Amazonと楽天市場を使い分けたい人に
- JCB CARD W × リクルートカード|Amazon・ホットペッパーを使う人に
- JCB CARD W × エポスカード|特典も還元も重視したい人に
- 三井住友カード(NL) × 楽天カード|楽天経済圏&タッチ決済に強い組み合わせ
- 三井住友カード(NL) × リクルートカード|サロン・飲食店利用が多い人に
- PayPayカード×楽天カード|PayPay&楽天市場ユーザー向け
- 楽天カード×楽天カードは仕事とプライベートの支払いを簡単に管理したい方に人気!
- 【目的別】クレジットカード最強の2枚の組み合わせ方
- 優待特典を重視する人向けの組み合わせ
- 旅行好きにおすすめの組み合わせ
- ゴールド・プラチナユーザー向けの組み合わせ
- クレジットカード2枚持ちの選び方
- ポイント還元率の相乗効果を見る
- 利用シーンごとの使い分けを意識
- 国際ブランドは分けるのが基本
- 年会費の金額で選ぶ
- 付帯する特典・サービスで選ぶ
- ステータス性も選定基準に入れる
- カード選びに迷ったら!メイン・サブにおすすめのクレジットカード一覧
- 高還元で万能なメインカード
- 特定用途に強いサブカード
- クレジットカードを2枚持つメリット
- 用途別に使いわけができる
- メインが使えないときの予備になる
- 特典の二刀流でお得さも2倍
- ブランド別に使い分けできる
- ポイントの取りこぼしが減る
- クレジットカードを2枚持つデメリット
- 複数枚管理することに手間がかかる
- 使いすぎてしまう可能性がある
- 年会費が追加発生することもある
- 紛失・盗難リスクが上がる
- 特典を把握しきれないことがある
- 2枚目を申込みする前に知っておきたい注意点
- 2枚目以上の審査が厳しいこともある
- 有料カードの年会費が負担になることもある
- 利用方法で還元率が下がる場合もある
- クレジットカード2枚持ちに関するよくある質問
- 最強の2枚にゴールドカードは必要?
- 学生に合う2枚の組み合わせは?
- 40代・50代に合う最強の2枚は?
- クレジットカードは何枚まで持てる?
- 個人事業主におすすめの組み合わせは?
- まとめ|自分に合った最強の2枚でキャッシュレス生活をもっと便利に
クレジットカード最強の2枚おすすめ組み合わせ8選
結論、クレジットカード2枚の組み合わせでおすすめは以下の9つです。
組み合わせごとの特徴やメリットを、以下で詳しく紹介するので参考にしてください。
JCB CARD W × 三井住友カード(NL)|コンビニ利用が多い人に
カード情報 | JCB CARD W | 三井住友カード(NL) |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | Visa、Mastercard |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 1〜10.5% | 0.5〜7% |
国内旅行傷害保険 | − | − |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円 | − |
発行スピード | モバ即入会で最短5分(※1) | 最短10秒(※2) |
(※1)モバ即入会で最短5分:入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申込み。【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPをご確認ください。
(※2)最短10秒発行:デジタルカード発行。即時発行できない場合があります。システムメンテナンス中や月曜1:00~7:45、審査基準に満たない場合などは即時発行になりません。カードの現物は後日郵送されます。
- ポイント還元率がアップする対象店舗を広くカバーできる
- いずれも即時発行に対応しており、すぐに利用を開始できる
- 異なる国際ブランドで持つため利便性が向上する
コンビニを利用する機会の多い方は、JCB CARD W×三井住友カード(NL)の組み合わせがおすすめです。
JCB CARD Wは基本還元率が1%と高めに設定されているためメインカードに適しており、スターバックスで21倍(還元率10.5%)、Amazon・セブン-イレブンで4倍(還元率2%)までポイント還元率がアップする特徴があります。
三井住友カード(NL)の基本還元率は0.5%と一般的ですが、セブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどの対象店舗でスマホのタッチ決済を利用すると、ポイント還元率が最大7%にアップするメリットがあります(※)。
この組み合わせで2枚持つ場合は、日々の支払いやスターバックス、AmazonではJCB CARD Wを利用し、コンビニや飲食店などの対象店舗で支払う場合は三井住友カード(NL)を利用すると、効率よくポイントを貯められるでしょう。
また、どちらのクレジットカードも最短5分以内の即時発行に対応している点も魅力的です。申込み後、すぐに両カードの恩恵を受けられるため、最短即日で利用できるクレジットカードを探している方にもおすすめできます。
JCB CARD Wと三井住友カード(NL)については、下記の公式サイトで特徴や特典などが詳しく述べられているため、詳細が気になる方は、下記の公式サイトへアクセスしてください。
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JCB CARD W × 楽天カード|Amazonと楽天市場を使い分けたい人に
カード情報 | 楽天カード | JCB CARD W |
---|---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express | JCB |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 1〜3% | 1〜10.5% |
国内旅行傷害保険 | − | − |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | − | 年間100万円 |
発行スピード | 7営業日程度 | モバ即入会で最短5分(※) |
(※)モバ即入会で最短5分:入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申込み。【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPをご確認ください。
- 楽天市場・Amazonでの利用でポイントが貯まりやすい
- 異なる国際ブランドを組み合わせやすい
- いずれも基本還元率が高く幅広い用途で利用しやすい
Amazonや楽天市場をよく利用する方には、JCB CARD W×楽天カードの組み合わせがおすすめです。
どちらも基本還元率が1%と高めに設定されているため、Amazonと楽天市場を利用する際にそれぞれで利用するとよいでしょう。
どちらも幅広い用途で利用しやすいことから、メインカードとサブカードを決めなくてもよい組み合わせです。
楽天カードは、楽天市場で利用するとポイント還元率が常に3%以上のクレジットカードです。
楽天モバイルや楽天ひかり、楽天銀行など、対象のサービスを利用していればいるほど、楽天市場の利用でポイントが貯まりやすくなり、ポイント還元率が最大17.5%にまでアップすします。
JCB CARD Wは、Amazonを利用する際に2%還元が受けられます。
貯めたポイントはAmazonパートナーポイントプログラムを介して、1ポイントあたり3.5円分として利用することが可能です。
ただし、JCB以外の国際ブランドが選べないため、楽天カードで補う必要があります。
この組み合わせで2枚持つ場合、日々の決済では楽天カードまたはJCB CARD Wを利用し、楽天市場とAmazonの利用状況によって、決済時にカードを使い分けるとよいでしょう。なお、楽天カードの国際ブランドを選ぶ際は、JCBブランド以外のものがおすすめです。
楽天カードとJCB CARD Wについては、下記の公式サイトで特徴や特典などが詳しく述べられているため、詳細が気になる方は、下記の公式サイトへアクセスしてください。
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JCB CARD W × リクルートカード|Amazon・ホットペッパーを使う人に
カード情報 | JCB CARD W | リクルートカード |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | Visa、Mastercard、JCB |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 1〜10.5% | 1.2%〜 |
国内旅行傷害保険 | − | 最高1,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円 | 年間200万円 |
発行スピード | モバ即入会で最短5分(※1) | 通常1週間程度で発行 |
- 年会費がかからない
- ポイント還元率がトップクラス
- リクルート関連サービス&Amazonなどで高還元
- 複数のカードブランドを持てる
ホットペッパーやAmazonをよく利用する方は、JCB CARD W×リクルートカードの組み合わせが適しています。
どちらのクレジットカードも通常ポイント還元率は1%を超えており、リクルートカードにおいては1.2%と一般カードのなかでも高水準です。
メインカードはリクルートカード、サブカードはJCB CARD Wを選ぶことがおすすめです。リクルートカードで貯めたポイントは、じゃらんやホットペッパーグルメ・Beautyのほかに、Amazonでも使用できます。
なお、Amazonにポイントを移行する場合、1ポイントあたり1円となります。例えば、固定費や雑費が1ヶ月あたり5万円かかる方は、年間で7,200円分もAmazonでお得にお買い物できる計算です。
サブカードにJCB CARD Wを選ぶことで、Amazonで支払う際のポイント還元率は2%となるため、ポイントの取りこぼしが少なくなります。
美容院や飲食店の予約でホットペッパーを使う機会が多い、かつAmazonでお買い物する機会が多い方は、JCB CARD W×リクルートカードの組み合わせから取り入れてみましょう。
JCB CARD W × エポスカード|特典も還元も重視したい人に
カード情報 | JCB CARD W | エポスカード |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | Visa |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 1〜10.5% | 0.5% |
国内旅行傷害保険 | − | − |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高3,000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円 | − |
発行スピード | モバ即入会で最短5分(※) | 最短即日 |
(※)モバ即入会で最短5分:入会条件【1】 9:00AM~8:00PMでお申込み。【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPをご確認ください。
- 年会費がかからない
- エポスカードの付帯特典が優秀
- 海外旅行が好きな人に便利
- セキュリティ性が高い
JCB CARD W×エポスカードはポイント還元と付帯特典を活用して節約したい方に適した組み合わせです。
メインカードを通常ポイント還元率が1%となるJCB CARD W、サブカードは優待特典に優れたエポスカードにすると、ポイントをお得に貯めながら優待特典を活用しやすくなります。
エポスカードは通常ポイント還元率が0.5%と低いものの、全国1万店舗以上で利用できる優待特典が付帯します。
飲食店でドリンクが1杯無料になるサービスや、カラオケや映画館などの娯楽施設が割引となる優待が付帯するため、ポイント還元とは異なる形でお得さを感じられる一枚です。
優待特典に優れていながら年会費無料であるため、使い方次第では年間1万円以上もお得になる可能性があります。
特に、クレジットカード決済をする機会が少ない方やポイント以外で節約できる方法を模索している方は、JCB CARD W×エポスカードが活用しやすいでしょう。
三井住友カード(NL) × 楽天カード|楽天経済圏&タッチ決済に強い組み合わせ
カード情報 | 三井住友カード(NL) | 楽天カード |
---|---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜7% | 1〜3% |
国内旅行傷害保険 | − | − |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | − | − |
発行スピード | 最短10秒(※2) | 7営業日程度 |
- 年会費がかからない
- コンビニ&楽天市場などで高還元
- 国内・海外どちらでも使いやすい
- セキュリティ性が高い
- ハイステータスカードを目指せる
三井住友カード(NL)×楽天カードは、楽天経済圏を中心に利用する方に適しています。メインカードは通常ポイント還元率が1%の楽天カード、サブカードは対象のコンビニ・飲食店でポイント還元率がアップする三井住友カード(NL)にすることがおすすめです。
例えば、楽天カードを使って食料品や日用品など、生活に欠かせない物品を楽天市場で購入すると、ポイント還元率は3%までアップします。
楽天モバイルや楽天でんきをはじめとした楽天のサービスを利用している場合、SPUが適用されるため、最大で17.5%まで上昇する点も魅力です(※)。
楽天カードではポイント還元率がアップしないセブン-イレブンやマクドナルドなどの支払いを三井住友カード(NL)のスマホのタッチ決済に変えることで、ポイントを無駄なく貯められます(※)。
この組み合わせは、一人暮らしで対象のコンビニをよく利用する方や楽天市場をよく利用する方に有効です。
三井住友カード(NL) × リクルートカード|サロン・飲食店利用が多い人に
カード情報 | 三井住友カード(NL) | リクルートカード |
---|---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、JCB |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜7% | 1.2%〜 |
国内旅行傷害保険 | − | 最高1,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | − | 年間200万円 |
発行スピード | 最短10秒(※) | 通常1週間程度で発行 |
(※)即時発行できない場合があります。
- 年会費がかからない
- ポイント還元率がトップクラス
- リクルート関連&コンビニなどで高還元
- セキュリティ性が高い
三井住友カード(NL)×リクルートカードはサロン・飲食店の支払いでカードを使う機会が多い方におすすめの組み合わせです。
基本的には、通常ポイント還元率が高いリクルートカードをメインカードにし、対象のコンビニ・飲食店でポイント還元率がアップする三井住友カード(NL)を選ぶとお得さが増します。
リクルートカードは、ホットペッパーBeautyを予約・来店して決済で利用するとポイント還元率が3.2%と高還元になる一枚です。
ホットペッパーグルメを予約・来店する際には、予約人数×50ポイントも貯まります。例えば、10人集まる忘年会や新年会を予約すると1回あたり500ポイントも自動で付与されます。
三井住友カード(NL)は、サロンで得られるポイントアップ特典はないものの、対象の飲食店でスマホのタッチ決済を利用すれば7%還元です(※)。対象店舗には、マクドナルドやサイゼリア、はま寿司などの身近にある店舗が多くなっています。
美容にかけるお金が多い方や家族や友人と毎月外食をする方は、この組み合わせを取り入れることで効率よくポイントを貯められるでしょう。
PayPayカード×楽天カード|PayPay&楽天市場ユーザー向け
カード情報 | PayPayカード | 楽天カード |
---|---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 1〜1.5% | 1〜3% |
国内旅行傷害保険 | − | − |
海外旅行傷害保険 | − | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | − | − |
発行スピード | 最短7分 | 7営業日程度 |
- 年会費がかからない
- Yahoo&楽天関連サービスで高還元
- スマホ決済が便利になる
- カードブランドを自由に選べる
- セキュリティ性が高い
PayPayカード×楽天カードは、PayPay支払いと楽天市場をよく使う方におすすめです。2枚とも通常ポイント還元率は1%のため、貯めているポイントを基準にしてメインカードを決めるとよいでしょう。
PayPayカードは、条件達成で翌月以降の還元率が+0.5%になるクレジットカードです(※)。決済する回数が多く、額が大きい方であれば、普段の支払いで1.5%の高還元を狙えることが魅力です。
楽天カードは楽天市場はもちろん、加盟店でもポイントが貯まりやすいクレジットカードです。例えば、ファミリーマートで利用すると通常のポイント還元とは別に、200円につき1ポイント貯まります。
PayPayカード×楽天カードの組み合わせは、それぞれの弱点を補えるところも特徴です。公共料金の支払いでポイント還元率が下がる楽天カードの弱点は、PayPayカードで補えます。
反対に、PayPayカードへ海外旅行傷害保険が付帯していない部分は、楽天カードでカバーすることが可能です。相互補完できる部分がいくつかあり、相性がよいおすすめの組み合わせです。
(※)+0.5%になる達成条件は、1ヶ月あたり200円以上の支払いを30回&10万円以上決済することです。
(※)PayPayステップのカウント期間や適用期間、登録タイミングによる違いなどの詳細は「PayPayステップ」をご確認ください。
楽天カード×楽天カードは仕事とプライベートの支払いを簡単に管理したい方に人気!
- 年会費がかからない
- 楽天ポイントを集中的に貯められる
- 複数のカードブランドを持てる
- カード管理が簡単
楽天カード×楽天カードは一見するとお得感が少ないように見えますが、仕事とプライベートの支払いを簡単に管理したい方に最適な組み合わせです。
仕事用とプライベート用などに使い分けしつつ、楽天ポイントを効率的に貯められること、カードの明細を一元管理できる点などがその魅力です。
また、1枚目と2枚目の国際ブランドを違うものにすることで、利用できる店舗数も増えます。例えば1枚目をMastercard、2枚目をVisaで発行すると、「決済できなかった」というようなシーンが減らせます。
もし、楽天カードの特典に物足りなさを感じた場合は、どちらか一枚を楽天プレミアムカードや楽天ゴールドカードにグレードアップするとよいでしょう。
上位グレードのクレジットカードでは国主要空港のラウンジやトラベルデスクが無料で利用できるほか、利用可能枠が大きくなります(※)。
楽天ポイントを効率的に貯めたい人や、明細管理を楽にしたい人は、楽天カードの2枚持ちがおすすめです。
(※)国内主要空港のラウンジを無料で利用できる回数は、楽天ゴールドカードが年2回、楽天プレミアムカードが無制限となっています。
(※)ただし、2025年1月15日から楽天プレミアムカードを使って空港ラウンジが無料になる回数は年5回までに変更となります。6回目以降の利用金額は1回あたりUS35$となります。
【目的別】クレジットカード最強の2枚の組み合わせ方
最強の2枚を選ぶ場合、どういった恩恵を受けたいのかによってクレジットカードの組み合わせを変えることが重要です。例えば、優待特典を活用したいにもかかわらず、ポイント還元に優れた2枚を選ぶと、お得さを感じられなくなる原因となります。
ここからは、クレジットカード最強の2枚の組み合わせ方を次の項目に分けて解説します。
優待特典を重視する人向けの組み合わせ
優待特典を活用したい方は、サブカードに優待特典が多く付帯するクレジットカードを選ぶことが適しています。
優待特典に優れた一般カードは、ポイント還元率が低い傾向にあることから、メインカードには向いていません。そのため、メインカードには、どこのお店で利用してもポイント還元率が1%以上のクレジットカードを選ぶことがおすすめです。
優待特典に優れたクレジットカードをサブカードとして持っておけば、お得に利用できるお店やサービスが増えます。例えば、飲食店のドリンクが無料になったり、映画やカラオケが割引になったり、ホテルやレストランを特別価格で予約できたりします。
なかでも、エポスカードは年会費無料でありながら1万店舗以上で利用できる優待特典が付帯するため人気です。優待特典を活用していつもの生活がどれくらいお得になるのかを確かめたい方は、エポスカードから発行してみるとよいでしょう。
旅行好きにおすすめの組み合わせ
旅行する機会が多い方は、マイルが貯まりやすい航空系のクレジットカードをメインカードに選ぶことがおすすめです。サブカードには、普段よく利用するお店でポイント還元率がアップするクレジットカードを選ぶとよいでしょう。
航空系のクレジットカードは、いつもの支払いでマイルが貯まるクレジットカードです。入会・継続ボーナスマイルや搭乗ボーナスマイルがあり、ほかのクレジットカードよりもマイルがお得に貯まるといった特徴が見られます。
なお、マイルとは航空会社が独自に設けているポイントのことです。一定のマイルを貯めることで、航空券に交換したり座席をアップグレードしたりすることができます。
そのため、旅行する機会が多い方はマイルが貯まるクレジットカードを活用することで、年間数万円もお得になるケースが少なくありません。
マイルが貯まるクレジットカードを持ったことがない方は、初年度年会費無料のANA カード 一般もしくはJAL 普通カードのどちらかを発行してみてはいかがでしょうか。
どちらを発行すべきか迷う場合は、よく利用する航空会社のクレジットカードを選べば、マイルを効率よく貯められます。
ゴールド・プラチナユーザー向けの組み合わせ
ゴールドカード・プラチナカードを組み合わせたい場合、年会費の元が取れるかどうかに着目しましょう。
これらのクレジットカードはステータスカードと呼ばれおり、例えば、プライオリティ・パスが利用できる・ホテルやレストランをお得に予約できるといった特徴があります。
一般的に年会費はゴールドカードで1万5,000円程度、プラチナカードで5万円程度かかります。
年会費の元を取るためには、ポイント還元と優待特典を利用することが不可欠です。したがって、クレジットカードの利用額が少ない方や付帯特典を活用しきれない方は、ステータスカードを持つ魅力が少なくなります。
場合によっては損をする恐れもあるため、特に、クレジットカードにポイント還元率を求める方は、一般カード×一般カードの組み合わせがおすすめです。
組み合わせたクレジットカードを活用するなかで、お得になるシーンをより増やしたいと思ったタイミングで、ゴールドカード・プラチナカードを発行すべきか検討しても遅くありません。
初めてステータスカードを手にする方は、年間利用額が一定の金額に達すると翌年の年会費が無料となるゴールドカードから選ぶことを推奨します。
例えば、三井住友カード ゴールド(NL)やエポスゴールドカードは年間100万円利用することで翌年の年会費が無料となるため、所有しやすさに定評があります。
クレジットカード2枚持ちの選び方
クレジットカードの種類は膨大なので、2枚持ちするとしても、カード選びに困る人もいるかもしれません。クレジットカードを複数枚所持する際には、以下の基準を持っておくと選びやすくなります。
ポイント還元率の相乗効果を見る
クレジットカードにおける通常利用時のポイント還元率は0.5〜1.0%が一般的です。ポイント還元率は高ければ高いほどお得です。
例えば、ひと月に10万円のカード利用をする場合、還元率0.5%だと500円相当のポイント還元。還元率1.0%だと1,000円相当のポイントが還元されます。
たった0.5%の違いですが、ひと月、半年、1年、2年とカード利用期間が長いほど、たまるポイントの差は大きくなります。
利用期間(1ヶ月間の10万円利用と仮定) | 還元率とたまるポイント数 | |
---|---|---|
0.5% | 1.0% | |
1ヶ月 | 500円相当 | 1,000円相当 |
半年 | 3,000円相当 | 6,000円相当 |
1年 | 6,000円相当 | 12,000円相当 |
2年 | 12,000円相当 | 24,000円相当 |
ただし、自分がよく利用するお店で優待ポイントやボーナスポイントがもらえるならば、通常還元率よりも、特典のポイント還元率を優先したほうが良い場合があります。
例えば、2024年12月現在、楽天カードは、楽天市場で利用するとポイント還元率がいつでも3.0%です。SPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件をクリアすれば、ポイント還元率はさらにアップします。
JCB CARD Wは、セブン-イレブンやAmazonで4倍、スターバックスで21倍など、パートナー店でのポイントアップ特典があります。
メインカードは通常ポイントが高いカードを選び、サブカードは特定の店舗でポイント還元率が高くなるカードを選ぶなどするとよいでしょう。
さらにクレジットカードの還元率を高める方法は以下を参考にしてください。
利用シーンごとの使い分けを意識
クレジットカードを2枚持つ場合、普段の使い道を考えてメインカードとサブカードを選ぶことで、貯まるポイントの量が大きく変わってきます。
というのも、メインカードとサブカードをうまく使い分けることで、ポイントをより効率的に貯められるためです。メインカードは日常的な買い物全般に使い、サブカードは特定の店舗や目的に応じて使うという方法が一般的です。
このように分けると、次のようなメリットがあります。
- それぞれの場面で最もお得なクレジットカードを使うことで、総合的なポイント還元率を上げられる
- メインカードに年会費無料のカードを選べば、2枚持ちによる出費を抑えられる
- カードごとの特典を上手に活用できる
また、カードの組み合わせ方によっては、以下のようにそれぞれのカードの弱点を補うこともできます。
- メインカード:全般的に使いやすいが、特定の店舗での還元率は低い
- サブカード1:特定のECサイトでの還元率が高い
- サブカード2:公共料金の支払いに特化
自分の生活スタイルを振り返り、最適な組み合わせを見つけることが重要です。
国際ブランドは分けるのが基本
クレジットカードには必ず「国際ブランド」と呼ばれるマークが付いています。
知名度の高い国際ブランドとしてVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブなどが挙げられます。
クレジットカード決済する際には、基本的に国際ブランドの加盟店でしか利用できません。
例えば、自分が所持しているクレジットカードがJCBブランドの場合、カードを使う店舗もJCBブランドに加盟している必要があります。基本的に、街中の店舗やネットショップでは、使える国際ブランドが明記されています。
日本市場におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア率は以下のとおりです。
参考:キャッシュレス決済大規模調査の結果を発表 脱クレカが起きている?QRコード決済利用は躍進
日本国内では、VisaブランドやJCBブランド、Mastercardブランドの普及率が高いことがわかります。
一方で、世界的にシェア率が高いのはVisaとMastercardブランドで、日本発祥の国際ブランドであるJCBの普及率は高くありません。
そのため、クレジットカードを複数枚所持する場合は、1枚はVisaかMastercard、2枚目はJCBなどと、別々の国際ブランドにしておくと補完関係になります。
クレジットカードで選べる国際ブランドは、発行元によって決められているので注意しましょう。2枚持ちするのであれば、1枚目と2枚目それぞれで、別々の国際ブランドが選べるカードから探すことをおすすめします。
年会費の金額で選ぶ
クレジットカードには、年会費有料のカードと年会費無料のカードがあります。
クレジットカードを検討する際に、年会費の有無は重要な事項になってきます。
年会費無料のカードと年会費有料のカードの特徴は以下に後述しますので参考にしてみてください。
年会費が「無料」のカードの特徴
年会費無料のカードは維持コストゼロなので、クレジットカードをはじめて持つ方におすすめです。
年会費無料のカードでも、カード利用でポイントはもらえます。
また、ポイント還元だけではなく、旅行傷害保険や優待特典付帯など、欲しい特典を獲得するために2枚目のカードとして年会費無料のカードはおすすめです。
ただし、年会費有料のカードに比べると、特典の内容は限定的なので注意しましょう。
年会費が「有料」のカードの特徴
年会費有料のカードは、年会費無料のカードに比べて特典が豪華な傾向にあります。
例えば、旅行関連の特典だと、旅行保険の内容が充実していたり、空港ラウンジが無料で利用できたりするケースもあります。
年会費有料のカード特典に関しても、各社独自の特典を用意しているため、発行前に確認し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
年会費有料のカードを発行する場合は「使用するなかで年会費以上の恩恵が受けられるか」を基準にして選んでみましょう。
優待を使ってレストランで食事を楽しむ・空港ラウンジで優雅に過ごすといったように、付帯サービスを活用できる方は、年会費有料のカードを発行するメリットが得やすくなります。
付帯する特典・サービスで選ぶ
クレジットカードの組み合わせを選ぶ際に、ポイント還元率だけでなく、付帯する特典・サービスに着目することもおすすめです。
特典・サービスを使うことで、割引を受けられるケースがあります。ポイント還元とは異なる方法で支払いがお得になることが珍しくありません。
付帯する特典・サービスはクレジットカードによって異なるものの、一例として下記のようなものが挙げられます。
- 特定の飲食店でドリンク1杯無料
- カラオケや映画館などの利用料金の割引
- ホテルやレストランの優待プラン など
例えば、クレジットカードの年間利用額が少ない方は、サブカードを付帯する特典・サービスに優れたものにすれば、日々のお買い物以外でお得さを感じられるシーンが増えます。
特にステータスが高いクレジットカードは付帯する特典・サービスが充実しているため、一般カードとあわせて確認することがおすすめです。
ステータス性も選定基準に入れる
明確な定義はないものの、クレジットカードのなかには社会的ステータスが高いとされるカードがあります。ステータスは以下のような要素から、総合的に判断される傾向にあります。
- 発行元・系統
- カードランク
- 発行審査の難易度
- 年会費
クレジットカードは発行元により、大きく分けると以下の系統に分けられます。
系統 | 発行元 |
---|---|
銀行系 | 銀行もしくは銀行のグループ会社 |
信販系 | クレジットカードやローンなど、主に信販信用信を事業とする信販会社 |
流通系 | スーパーや百貨店、小売業者 |
交通系 | 鉄道会社や航空会社 |
上記のなかでも、メガバンクをはじめとする銀行グループが発行元となっている銀行系のクレカは、社会的信用の高さからステータスが高いとされています。
加えて、どの系統でもカードランクが高くなるほど社会的ステータスが高いと認識されることが一般的です。
クレジットカードにおいて発行されるカードランクは大きく分けて4種類あり、カードランクが高いほど付帯特典が豪華になるほか、一般的に以下のような特典があります。
カードランク | 内容(カードによって異なる場合があります) | ||
---|---|---|---|
年会費 | 発行対象 | 限度額の上限 | |
一般カード | 年会費無料〜1,000円程度 | 高校生を除く18歳以上 | 10〜100万円程度 |
ゴールドカード | 5,000円〜10,000円程度 | 18歳もしくは20歳以上の安定収入がある方 | 50〜300万円程度 |
プラチナカード | 3〜5万円程度 | 20歳以上の安定収入がある方 | 300〜500万円程度(審査によって決まる場合あり) |
ブラックカード | 5万円以上 | 招待制 | 500万円〜(審査によって決まる場合あり) |
ステータスが高いほど、所持しているだけで社会的地位の証明になるほか、豪華な付帯特典の恩恵を受けられます。
ただし、すべてのカードにランクの高いカードが用意されているわけではないので注意しましょう。
将来的にステータスの高いカードを持ちたい場合、メインカードもしくはサブカードのどちらか1枚はゴールドカードやプラチナカードなど、ハイステータスカードが用意されているカードを選んでください。
カード選びに迷ったら!メイン・サブにおすすめのクレジットカード一覧
最強の組み合わせを作るためには、クレジットカードをメインカードとサブカードにわけて選ぶことが欠かせません。特徴を踏まえてメインカードとサブカードを選べれば、いつものお買い物でお得になるシーンが増えます。
一方で、「口コミ・評判がよいから」という理由でクレジットカードを2枚選ぶと弱点を補ったり、恩恵を受けたりすることが難しくなります。
高還元で万能なメインカード
日常的に使用するメインカードは、基本的にポイント還元率が高いカードをおすすめします。
ポイント還元率が高いカードを使えば、家賃や光熱費、交際費、雑費など、生活で必要になる出費をカード払いにした際に効率よくポイントがたまるでしょう。
クレジットカードのポイント還元率は0.5〜1.0%が一般的です。生活費の支払いを1枚のカードにまとめていると、高額な支払いにより、多くのポイントが貯められるようになります。
毎日お買い物をするお店でポイントボーナスがもらえるカードや、普段から貯めているポイントがもらえるカードなどもメインカードとして人気です。
特定用途に強いサブカード
サブカードは、メインカードと重複しない特典があるカードや、特定のお店でポイント還元率が高くなるカードを選びましょう。
クレジットカードは発行元によって、優待特典の種類や、ポイント還元率がアップするお店が異なります。
例えば、いつも利用するスーパーでポイント還元率が高いカードをメインカードで使用している場合、サブカードはたまにいくお店や特定のネットショップでポイント還元率が高くなるものをおすすめします。
また、海外旅行傷害保険が充実しているカード、特定のお店で割引や優待が受けられるカードなど「持っているだけで活用できる特典」があるカードが2枚目のカードとして最適です。
クレジットカードを2枚持つメリット
クレジットカードを2枚持つメリットは以下のとおりです。
用途別に使いわけができる
ここまでも何度か紹介してきたとおり、クレジットカードを2枚持つとそれぞれのカードを用途別に分けて使用できます。使い分けの方法もさまざまで、一例を挙げると以下のとおりです。
- カード決済用と優待特典用
- 仕事用とプライベート用
- 国内決済用と海外決済用
- 異なる2種類のポイントを貯める用
どのような使い分けをするかは人によって異なります。自分のライフスタイルに合ったカードを選び、目的を決めて使い分けるとよいでしょう。
クレジットカードを発行する一般的な目的は「カード払いでお買い物をするため」ではないでしょうか。基本的にメインカードは、日常的な決済でポイントが貯まりやすいカードがおすすめです。
サブカードはメインカードにはない特典が付帯しているカードを選ぶことで、ピンポイントに活躍するカードとして使えます。
使用頻度の高いカードをメインカード、ピンポイントで使うカードをサブカードとして選ぶと、より便利に活用できるでしょう。
メインが使えないときの予備になる
クレジットカードの複数枚所持におけるメリットは、利用時だけではありません。紛失・盗難時や、カード利用額上限に達したときに複数枚所持していると安心です。
近年ではクレジットカード決済ができる店舗も増えてきているため、カードを1枚持っていれば、多額の現金を持っていなくてもショッピングが可能です。
とはいえ、すべての店舗で所有しているクレジットカードが利用できるとは限りません。一部の店舗では、特定の国際ブランドが使用できないことも多くあります。
また、紛失したり盗難に遭ったりすると、カード払いができなくなります。限度額の上限に達した場合も同じです。
サブカードとして2枚目のカードを持っていれば、1枚目のカードが使えなくなった際の緊急用カードとして使えます。
また、1枚目のカードを財布のなかに、2枚目のカードはスマホケースのなかに入れておくなど、保管場所を別々にしておけば、紛失・盗難のリスク分散にもなるでしょう。
なお、クレジットカードのほとんどには紛失・盗難保障が付帯しています。カード会社に連絡して利用を停止すれば、不正利用される心配がないほか、万が一不正利用されても一定期間内に連絡すれば保障してもらえます。
このように、クレジットカードを複数枚持つことは、緊急時や紛失・盗難時のリスク低減につながります。
特典の二刀流でお得さも2倍
クレジットカードごとの付帯特典が利用できるのは、複数枚持ちする大きなメリットの一つです。一般的にクレジットカードは、他社との差別化を図るため、発行会社や種類によってさまざまなお得な特典が付帯しています。
具体的には、下記のような特典があります。
- 空港ラウンジの無料利用
- 映画館やレジャー施設の割引
- レストランやカフェでの優待
- ホテルの宿泊優待や朝食無料サービス
- レンタカー利用時の割引
- コンシェルジュサービス
エンタメ、レジャー、トラベルなど、さまざまなシーンで利用できる特典があるほか、なかには特定のジャンルに特化しているカードもあります。
鉄道会社や航空会社が発行する交通系カードには、定期券を一体化できるカードや、マイルが貯まりやすいカードなどもあります。
1枚目は流通系のカードを、2枚目は交通系のカードを選ぶなどすると、まったく違うジャンルの特典を享受できるでしょう。
また、旅行障害保険もお得です。
発行した2枚のクレジットカードに両方の旅行障害保険が付帯していた場合、傷害死亡・後遺障害保険は2枚のカードのうち、最も高い金額を限度として支払われます。
そのほかの項目では、それぞれの上限を合算した金額が保険金の上限となります。
例えば、三井住友カード(NL)と楽天カードでは以下のような海外旅行障害保険が付帯しており、適用された場合の上限は下記のとおりです。
三井住友カード(NL) | 楽天カード | 保険金の上限 | |
---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 50万円 | 200万円 | 250万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 3,000万円 | 5,000万円 |
携行品損害 | 15万円(免責3,000円) | - | 15万円(免責各3,000円) |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
ブランド別に使い分けできる
クレジットカードを2枚持ちする際には、それぞれ違うカードブランドを選ぶ一方のカードブランドが使えない場合でも、もう一方で補える可能性があるというメリットがあります。
例えば、1枚目のカードブランドでJCBを選んだとします。JCBブランド1枚しか持っていない場合、JCB加盟店でしかカード決済ができないので注意が必要です。VisaとMastercardブランドにしか対応していないお店やネットショップだと、JCBブランドのクレジットカードでは決済できません。
しかし、1枚目をJCBブランド、2枚目をVisaブランドにするなどして、複数のカードブランドを持っておくと、万が一どちらか一方にしか対応していない店舗でも安心です。
前述したとおり、日本市場におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア率は以下のとおりです。
参考:キャッシュレス決済大規模調査の結果を発表 脱クレカが起きている?QRコード決済利用は躍進
上記はあくまでも日本国内のシェア率であり、2021年における世界市場でのシェア率では、Visaブランドが39%、Mastercardブランドが24%と、2つで半数以上のシェアを占めています。
一方で、JCBは日本国内でのシェア率は高いものの、世界市場でのシェア率はそれほど高くないとされています。
JCBは日本発祥の国際ブランドであり、アジア諸国での会員数増加を目指している段階です。そのため、海外旅行・出張でヨーロッパ方面やアメリカ方面に行く機会がある方は、VisaやMastercardブランドを持っておくことをおすすめします。
ポイントの取りこぼしが減る
2枚のクレジットカードそれぞれで効率的にポイントを貯められるのも、複数枚所持のメリットです。
紹介したとおり、一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5〜1.0%ほどです。しかし、カードの特典により、特定のお店ではポイント還元率が数倍になるケースがあります。
2枚目は高還元率を狙うとポイント獲得効率がアップします。
この記事で紹介したカードだけでも、それぞれに以下のようなポイント特典があります。
カード名 | 通常ポイント還元率 | ポイント特典 |
---|---|---|
楽天カード | 1.0% | 楽天市場でいつでもポイント2倍、SPU条件達成で最大17.5倍 |
JCB CARD W | 1.0% | Amazonやセブン-イレブンでポイント4倍、その他パートナー店での利用で最大21倍 |
PayPayカード | 1.0%(条件達成で適用期間中+0.5%) | Yahoo!ショッピングとLOHACOはポイント最大5.0%還元、LYPプレミアム会員はさらに+2.0% |
リクルートカード | 1.2% | じゃらんやホットペッパービューティーなどでリクルート関連サービスで最大4.2倍 |
三井住友カード(NL) | 0.5% | セブン-イレブン、マクドナルド、USJなどでタッチ決済利用すると5%ポイント還元、スマホのタッチ決済利用でさらに+2%ポイント還元 |
エポスカード | 0.5% | 選べる3つの登録したショップで最大3倍、ポイントサイト経由でのショッピングで最大30倍 |
楽天カードは楽天市場、JCB CARD WはAmazonで利用するなど、それぞれの特典を活用して使い分けるとポイントを効率よく貯められます。
貯めたポイントはそれぞれ特定のネットショップや街中お店で使用可能です。そのほか、ポイントプログラムによっては他社ポイントやマイルに交換もできます。
JCB CARD Wで貯まる「Oki Dokiポイント」は「楽天ポイント」やJAL、ANAのマイルに交換可能です。
メインカード、サブカードで貯まるポイントの両方が、自分が貯めているポイントに交換できれば、より効率的にポイントが貯まるでしょう。
クレジットカードを2枚持つデメリット
クレジットカードを複数枚持つことには、以下のようなデメリットもあります。
それぞれ、簡潔に紹介します。クレジットカードを複数枚発行しようと考えている方はしっかりと理解しておきましょう。
複数枚管理することに手間がかかる
複数のクレジットカードを併用していると、管理が複雑になるのがデメリットの一つです。主に、次のような部分で管理が手間になると考えられます。
- 利用残高・利用明細の管理
- 支払日の管理
- 年会費の管理
- カード自体の管理
複数枚のカードを発行すると、基本的に会員サイトもそれぞれのカードで別々になります。カードを利用するごとに明細が送られてくるわけではありません。
そのため、利用残高をしっかり把握するためには自分でチェックする必要があります。
また、カードによって支払日(引き落とし日)も異なるので注意が必要です。「支払日に必要な金額が口座に残っていない」という事態にならないように注意しましょう。特に、普段あまり使用しない2枚目のカードは利用明細確認を忘れがちです。
支払いが遅れると遅延損害金が発生するほか、信用情報に傷がつき、ローンやほかのクレジットカード発行の際の審査に不利な影響を与える可能性があります。
使いすぎてしまう可能性がある
クレジットカードはお買い物の際、カード会社が一旦支払いを立て替え、あとから利用者の口座から引き落とします。
手持ちの現金がなくてもお買い物ができる点はメリットですが、使いすぎる可能性があるのはデメリットの一つです。
クレジットカードの利用限度額はカードによって異なるほか、審査によって個別に設定されます。2枚のカードを使用していると数十万円〜100万円以上の限度額になることも珍しくありません。
その結果、散財してしまい、口座残高の金額を超えてしまう可能性もあるため、使い過ぎには注意が必要です。
何にいくら使ったのかをしっかりと把握し、それぞれの利用明細をこまめチェックするように心がけましょう。
カード会社の多くは、会員向けのスマホアプリを提供しています。アプリ上で簡単に利用明細や支払金額、利用枠がチェックできるため、クレジットカードを複数枚併用するならば、スマホアプリをダウンロードしておきましょう。
年会費が追加発生することもある
年会費有料のクレジットカードの場合は、年会費の管理も必要です。
クレジットカードのなかには「年1回以上の利用で翌年度年会費無料」など、特定の条件を達成すると年会費が発生しないカードもあります。
メインカードであれば達成しやすい条件でも、使用頻度が低いサブカードは、条件を達成できず年会費がかかってしまうかもしれません。そのため、使用頻度が少ないならば、サブカードは年会費無料のカードがおすすめです。
また、追加で発行できるETCカードや家族カードの年会費も同じく注意しましょう。年会費は一般的に1年に一度、特定の月に引き落とし日が決められます。忘れた頃に引き落とされるため、どのカードでどのくらいの年会費が発生するかは、事前に理解しておくことが大切です。
紛失・盗難リスクが上がる
クレジットカードを複数持つと、盗難・紛失のリスクが高まるのもデメリットです。
クレジットカードはコンビニやスーパーなど、金額が比較的少額な場合、暗証番号の入力やサインをせずに決済できる「サインレス決済」が主流です。
そのため、盗難・紛失してしまうとカードの不正利用のリスクも高まります。
カード番号やセキュリティコードが知られると、ネットショッピングでも不正利用される可能性もあるでしょう。
紛失・盗難に伴う不正利用のリスクを低減させるには、スマホ上で発行される「デジタルカード」に対応しているカードや、クレジットカードにカード番号が記載されていない「ナンバーレスカード」に対応しているカードがおすすめです。
万が一不正利用された場合には、速やかにカード会社に連絡しましょう。過失がないと判断されれば、一定の期間内の不正利用は保障してくれます。
特典を把握しきれないことがある
複数のクレジットカードを併用していると、特典が有効活用できなくなる可能性があります。
一例を挙げると以下のとおりです。
- カードの特典を把握しきれず無駄にしてしまう
- 貯まるポイントが分散してしまう
- 利用額に応じたボーナス特典の獲得が難しくなる
もし、クレジットカードの特典が複雑に感じるのであれば、1枚ずつ発行してみることをおすすめします。
まず1枚目を発行し、使い慣れたら2枚目を発行してみてください。1枚ずつ発行すると、1枚目に足りない部分を補える2枚目のカードも見つけやすくなるかもしれません。
2枚目を申込みする前に知っておきたい注意点
クレジットカードの2枚持ちは便利ですが、以下の点には注意が必要です。
以降で紹介します。
2枚目以上の審査が厳しいこともある
明確な基準はありませんが、短期間のうちに複数のクレジットカードを申し込むと、審査が厳しくなる可能性があるとされているので注意しましょう。
クレジットカードの申込履歴は「信用情報」として、国が指定している信用情報機関と呼ばれる第三者機関に登録され、履歴は6ヶ月間残ります。
クレジットカード会社は審査の際、申込者の信用情報を照会するため、複数のカードに申し込んでいることが審査の段階で明らかになります。複数のカードに申し込んでいることが、審査にマイナスな影響を与えるかもしれません。
クレジットカード会社から「お金に困っているのかもしれない」「クレジットカードを犯罪行為に利用する可能性がある」などと疑われると、審査に通過しづらくなるでしょう。
また、キャッシング枠を申し込む場合、所持するカードのキャッシング枠合計が、年収の3分の1を超える場合は「総量規制」と呼ばれる規制に抵触するため、キャッシング枠が付与されない形でのカード発行や、限度額が減らされての発行もあり得ます。
2枚以上のクレジットカードを持ちたい場合は、申し込むタイミングを数ヶ月開け、キャッシング枠が既に年収の1/3を超えていないかなど確認してから申し込みましょう。
有料カードの年会費が負担になることもある
年会費有料のカードを2枚持ちすると、維持コストが高くなります。
ゴールドカードを1枚所持する場合、年会費は5,000円〜1万円ほどかかります。2枚持ちになれば、年間で2万円前後のコストがかかることは避けられません。
付帯する特典・サービスが重複するケースが多く、サブカードで用意したクレジットカードを十分に活用できない恐れもあります。
年会費有料のクレジットカードを2枚以上発行する場合には、年会費以上の価値があるかを見極めましょう。
もし年会費以上の価値を見出せないのであれば、サブカードだけ年会費無料にするか、2枚とも年会費無料にしてから決めるのも一つの方法です。
一般カードとゴールドカードが同じ系列のカードであれば、会員サイトからアップグレードの申請も可能なケースも多いので、2枚年会費無料を申し込んで、片方のカードを後からアップグレードする方法もあります。
利用方法で還元率が下がる場合もある
クレジットカードのなかには、支払い内容によってポイント還元率が下がるものもあります。特に、公共料金や保険の支払いに関するポイント還元率が下がるクレジットカードは少なくありません。
実際に楽天カードのポイント還元率は通常1%であるものの、公共料金の支払い時は0.2%までダウンします。
例えば、公共料金の支払い時にポイント還元率が下がる部分をカバーしたい場合は、エポスゴールドカードを持つことを視野に入れるとよいでしょう。
エポスゴールドカードは「選べるポイントアップショップ」という特典を使うことで、公共料金のポイント還元率が1.5%までアップします。
ポイント還元率が下がる部分をカバーできるかどうかも踏まえて所有するクレジットカードを組み合わせれば、ポイントの取りこぼしを最低限に抑えられます。
クレジットカード2枚持ちに関するよくある質問
最後に、クレジットカードの2枚持ちに関するよくある質問を紹介します。
最強の2枚にゴールドカードは必要?
ゴールドカードを含むか、含ませないかはその人のライフスタイルにもよります。
カードによっても異なりますが、一般的なゴールドカードのメリットは以下のとおりです。
- 社会的ステータスが高め(※)
- 利用限度額の上限が一般カードより高め
- 空港ラウンジ無料特典が付帯している
- 旅行保険、ショッピング保険が充実している
- 提携店でのポイント特典がアップグレードされている
(※)一定以上の収入が求められるケースがあります
一般カードの利用限度額やカード特典に物足りなさや不便さを感じるのであれば、メインカードはゴールドカードにしたほうがよいでしょう。
ただし、ゴールドカードは一般的に5,000〜1万円程度の年会費がかかります。
もし年会費無料の一般カードでも問題ないのならば、無理にゴールドカードを含める必要はありません。
一般的なゴールドカードのメリットを振り返ると以下のとおりです。
学生に合う2枚の組み合わせは?
学生におすすめのクレジットカードは以下の組み合わせです。
- JCB CARD W×楽天カード
- JCB CARD W×三井住友カード(NL)
いずれのクレジットカードも高校生を除く18歳以上であれば、学生でも発行できるカードです。
JCB CARD Wは、18歳以上39歳以下限定で発行できる若年層向けのクレジットカードで、公式サイトでも学生の発行を推奨しています。
年会費無料で海外旅行傷害保険が付帯しているほか、Amazon.co.jpやセブン-イレブン、スターバックスなど学生でも利用しやすい店舗でポイントボーナスがあるのがメリットです。
楽天カードは、高額な新規入会ポイントと楽天市場でのポイントボーナスが魅力的なカードで、はじめてカードを持つ人におすすめします。
三井住友カード(NL)は、セブン-イレブンなどの対象コンビニでポイント還元率最大7%、さらに学生限定ポイント還元率がアップする特典もあります(※)。
さらにゴールドカードやプラチナカードも用意されているので、将来的にはハイステータスなカードも狙えるでしょう。学生から社会人にかけて長く利用できるおすすめのカードです。
40代・50代に合う最強の2枚は?
40代におすすめな、クレジットカード2枚の組み合わせは以下のとおりです。
- 三井住友カード(NL)×楽天カード
- 三井住友カード(NL)×エポスカード
ポイントを重視するなら楽天カード×三井住友カード(NL)がおすすめです、
海外旅行傷害保険や社会的ステータスを重視するならエポスカード×三井住友カード(NL)がおすすめです。
楽天カードは楽天市場でポイント還元率が高く、三井住友カード(NL)は対象コンビニや飲食店で効率的にポイントが貯められます。
海外旅行が好きなら、年会費無料なエポスカードを2枚目のサブカードとして持っておくと便利です。
また、エポスカードはVisaブランド、三井住友カード(NL)はMastercardブランドと分けると、海外旅行時に使えるお店も多いでしょう。
三井住友カード(NL)は、ゴールドカードやプラチナカードにもアップグレードできる点も大きなメリットです。特典や利用限度額に不満を感じたら、アップグレードを検討してみましょう。
50代になると返済能力や返済実績も積み上がっている可能性が高いため、1枚はゴールドカードを含めてもよいかもしれません。
- 三井住友カード ゴールド(NL)×楽天カード
- JCBゴールド×楽天カード
三井住友カード ゴールド(NL)は、国内の主要空港ラウンジが無料で利用できる特典、ホテルやレストランの割引特典なども充実しています。
将来的にプラチナカードも目指せるので、ハイクラスなカード特典を求めている人におすすめです(※)。ポイント還元率が高く、4つの国際ブランドが選べる楽天カードをサブカードに選ぶとよいでしょう。
JCBゴールドは、日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行するゴールドカードで、カード特典も一般的なゴールドカードと同等レベルに豪華です。将来的にはプラチナカード、ブラックカードも用意されています。
グルメ、エンタメ、トラベルなどさまざまなジャンルの特典が付帯しているハイステータスカードを目指すのであれば、一枚はゴールドカードを選んでみてください。
(※)三井住友カード ゴールド(NL):即時発行できない場合があります。
(※)申し込み条件は、高校生を除く満18歳以上となっています。発行するにあたり、独自の審査基準が設けられていることは知っておいてください。
クレジットカードは何枚まで持てる?
クレジットカードの持てる枚数に上限はありません。理論上は何枚でも持つことが可能です。
ただし、新規カード発行時には必ず審査があり、個人の年収や支払い能力、過去の利用履歴といった信用情報に基づいて判断されるため、誰でも無制限に作れるわけではありません。
一般的には、ポイントや特典をしっかり管理できる2〜3枚程度が適切な枚数とされています。持ちすぎると年会費がかさんだり、支払管理が煩雑になるデメリットもあります。
また、短期間での多重申し込みは審査に影響する場合があるので注意しましょう。
個人事業主におすすめの組み合わせは?
個人事業主の方は「事業用(ビジネス)カード」と「プライベート用カード」を明確に分けて2枚持つのがおすすめです。経費管理が圧倒的に楽になり、確定申告の作業を大幅に効率化できます。
例えば「三井住友カード ビジネスオーナーズ」と「三井住友カード(NL)」の組み合わせは、管理がしやすく特典連携も魅力です。
また、出張が多いならマイルが貯まるビジネスカードと、生活費がお得になる楽天カードなどを組み合わせるのも良いでしょう。
事業用 | プライベート |
---|---|
三井住友カード ビジネスオーナーズ | 三井住友カード(NL) |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 楽天カード |
公私混同を防ぎ、事業と生活それぞれのメリットを最大化することが重要です。
まとめ|自分に合った最強の2枚でキャッシュレス生活をもっと便利に
ポイントをお得に貯めたり、日々の支出を少しでも減らしたりすることを考えたときに、クレジットカードの2枚持ちは必須です。
2枚持ちする場合、1枚目はポイント還元率が高いカードを選ぶことがおすすめです。2枚目は1枚目のカードにない特典や保険を付帯している・特定のお店でポイント還元率が高まるといった特徴を持つカードを選ぶとよいでしょう。
いざというときに役立つ点も、2枚持ちを勧める理由の一つです。例えば、1枚目が利用上限に達したときや手元になかったり盗難に遭ったりした際の緊急用カードして、2枚目のクレジットカードは役立ちます。
年会費無料のカードであれば維持費はかからないため、はじめて2枚持ちする人は、JCB CARD W・三井住友カード(NL)・楽天カード・リクルートカードのなかから選んでみましょう。