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Kyashが登録時に3Dセキュアを導入。認証で上限が変わるカードも

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2021.12.15
by ドットマネー編集部

Kyashは3Dセキュア対応?

クレジットカードで安心して買い物ができるように、多くのオンラインサイトでは「3Dセキュア」というセキュリティ認証を採用しています。 国内外のVisa加盟店でオンライン決済ができるプリペイドカード「Kyash(キャッシュ)」は、3Dセキュアに対応しているのでしょうか?

3Dセキュアとは

「3Dセキュア(スリーディーセキュア)」とは、主にクレジットカードでのオンライン決済時に利用する「本人認証サービス」です。

カードの国際ブランドであるVISA・Mastercard・JCB・AMEXが推奨しており、VISAでは「Visa Secure」・Mastercardでは「Mastercard SecureCode」といったように各社で独自の名称が付いています。

3Dセキュアの目的は、クレジットカード情報の盗用による不正利用を防ぎオンライン決済の安全性を高めることです。

具体的には、カードを発行する際に、クレジットカード情報とは別に「3Dセキュア用パスワード」を設定します。

決済時に本人認証画面でパスワードを入力することで、第三者が契約者に代わって商品を購入する「なりすまし」を未然に防ぎます。

決済時はKyash Cardのみ、カード登録時にも使う

Kyashは、事前チャージが必要な「プリペイド式」の決済サービスです。Kyashを利用する際は、アプリにクレジットカードやデビットカードを登録し、そこから「現金チャージ」を行います。

Kyashでは3Dセキュアによる本人認証を導入しており、カードの登録時に「3Dセキュアの認証パスワード」が求められます。各カード発行会社にて「3Dセキュアの設定手続き」を完了させてから登録に進みましょう。

一方で、「決済時の3Dセキュア」はKyash Cardのみに導入されています。Kyash Card LiteとKyash Card Virtualは3Dセキュアに非対応のため、「3Dセキュアを導入しているオンラインサイト」では利用ができません。

3Dセキュアによる本人認証のメリットと流れ

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3Dセキュアでの本人認証を行うとカード利用の安全性が高まるのはもちろん、Kyashの「利用上限金額」が引き上げられるメリットがあります。認証方法の手順を確認しておきましょう。

利用上限がアップするカードも

Kyashアプリに「3Dセキュア対応のカード」を登録すると同時に、3Dセキュアによる本人認証が完了します。「Kyash Card Virtual」の場合、1カ月あたりの利用上限が大きく引き上げられ、利用できるシーンが広がります。

・本人認証未完了:1カ月あたり5万円
・本人認証完了:1カ月あたり12万円

1回あたり・1日あたりの利用上限は、本人認証の有無にかかわらず3万円です。

登録するカードの3Dセキュア設定は、各クレジットカード会社の公式サイトにて行います。設定方法はカード会社ごとに異なりますが、自分で固定パスワードを設定するか、アプリによるワンタイムパスワードを使用するのが一般的です。

カード情報の入力後、パスワード入力

カード登録時の本人認証は、Kyashアプリ上で行います。アプリを最新バージョンに更新した後、画面の案内に従って、登録するクレジットカードまたはデビットカードの情報を入力しましょう。

入力後は、各カード会社の3Dセキュア認証ページ」へ移動します。事前に設定した認証パスワードまたはワンタイムアプリのパスワードを入力すれば完了です。

「3Dセキュア未対応カード」を使った場合、本人認証フローはありません。「カード会社で3Dセキュアの利用設定が未完了のカード」は、一部のカードで登録できないことがあります。カード会社のページで利用設定を済ませてから再度試してみましょう。

・アプリ名:Kyash(キャッシュ) - 誰でも作れるVisaカード
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード

決済時の3Dセキュア対応で使い方の幅が広がる

「Kyash Card」は、Kyashカードの中で唯一、決済時の3Dセキュアに対応しています。安全にオンラインショッピングができるほかに、3Dセキュア非対応のカードと比べて、どのような点が有利なのでしょうか?

ネットショップの支払い方法として選択できる

3Dセキュアに非対応のKyash Card LiteやKyash Card Virtualは、利用できるサイトが一部に限られますが、Kyash Cardはより多くのサイトで利用ができます。

オンラインサイトは、「3Dセキュアを導入しているサイト」と「導入していないサイト」の二つに区別されます。

3Dセキュアを導入しているサイトでカード払いをする際は、事前に設定した「本人認証コード」や「ワンタイムパスワード」を入力しなければ、決済が完了できない仕組みです。

例えば、ドコモのWebサイトは、3Dセキュア導入サイトです。携帯料金のカード払いをする場合、「dカード」または「本人認証に対応しているカード」以外は使うことができません。

ポイントの多重取りが狙える

「d払い」や「楽天ペイ」などのスマホ決済サービスは、3Dセキュアを導入しています。それぞれのサービスに「支払い用カード」として登録できるのは、3Dセキュア対応カードのみです。

「PayPay」は3Dセキュア非対応のカードも登録できますが、3Dセキュアによる本人認証後は、支払い時の上限金額がアップします。

Kyash Cardをスマホ決済サービスに登録することで、ポイントの多重取りが狙えます。ドコモのdポイント加盟店にて、d払いを使った場合を例に挙げましょう。

・クレジットカードからKyash Cardへの入金:カード会社のポイント
・Kyash Cardを紐づけたd払いでの決済(クレジットカード払い):Kyashポイント
・dポイントカードの提示:dポイント

dポイント加盟店ではポイントの3重取り、dポイント加盟店以外では2重取りが叶います。

まとめ

3Dセキュア対応のカードをKyashに紐づけた場合、「Kyash Card Virtual」の利用上限がアップします。2020年11月からは、Kyash Cardが決済時の3Dセキュア対応となり、より多くのオンラインサイトやスマホ決済で利用ができるようになりました。

利用可能サイトが増えたり、ポイントの多重取りができたりするほかに、3Dセキュアには「第三者のなりすまし」が未然に防げるというメリットがあります。

オンラインサイトのカード利用が多い人は、3Dセキュア対応のカードが1枚あると安心です。利用前に認証パスワードの設定を忘れずに済ませましょう。

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